「チキンライス」と「ガスパチョ」のレシピを紹介します。

今日も一日雨でした。日曜日まで雨の天気予報です。梅雨という感じです。
ずっと雨が続くと、やはり雨による災害が心配です。東京には4回目の緊急事態宣言が出されましたが、コロナ感染の収束も願いたいですが、雨による災害も起きないように願うばかりです。
ただ、渡邉医院の木々たちは、この雨で生き生きしています。ぐんぐん成長して生い茂っています。そろそろ庭師さんが来て剪定して下さる時期かなあと思います。
さて、8月は「おうちでバル開店!」をテーマにレシピを紹介しています。
今日は、「チキンライス」と「ガスパチョ」のレシピを紹介します。
さてさて今回もちょっと調べてみるで、「ガスパチョ」について調べてみました。
「ガスパチョ」はスペインの料理です。もともと農夫や羊飼いの人たちが、暑さの中で水分の補給と栄養を摂るために考えられた料理ということです。
また、昔ローマ軍が持ち込んだ飲み物に由来するという話もあるそうです。そしてそのことが、スペイン王立ガストロノミー学会のサイトにも次のように書かれているそうです。
「ガスパチョの起源は、ローマ軍団が水筒に入れて持ち運んだ「ポスカ」という飲み物に由来します。水、ビネガー、塩、刻んだハーブから作られていました。」と。
今回紹介するガスパチョもトマトを使ったものですが、現在のスペインでも、様々な野菜やフルーツ、そしてナッツなどを加えたガスパチョが作られているそうです。
そろそろレシピを紹介しますね。
「チキンライス(炊飯器の人参・玉ねぎ・とうもろこし使用)」
材料(作りやすい分量)
★ご飯 1合
★人参 1/3本
★玉ねぎ 1/8個
★とうもろこし 1/4本
塩胡椒
付け合わせ:ベビーリーフ
作り方
- ①人参・玉ねぎは荒くつぶし、とうもろこしは芯から外して塩胡椒で味を整えながら混ぜる。
-
「ガスパチョ(炊飯器の人参・玉ねぎ使用)」
-
材料(作りやすい分量)
★人参 1/3本
★玉ねぎ 1/4個
野菜ジュース 200ml
※サテ・トム 小さじ1/5
(ベトナムラー油) - 作り方
-
- ①ビニール袋に人参・玉ねぎを入れしっかりつぶす。
- ②野菜ジュースを入れ塩胡椒で味を整える。好みで※辛味調味料(タバスコ・一味・豆板醤などでも)を入れる。バジルをのせる。
「ポテトサラダ」と「ジャーマンポテト」のレシピを紹介しています。

8月は「おうちバル開店!」をテーマにそしてもう一つ「全部まとめて炊飯器でポン!」で作るレシピを紹介しています。
今日は、炊飯器でのジャガイモを使ったレシピ「ポテトサラダ」と「ジャーマンポテト」の二品を紹介します。
ジャガイモの料理はなんでも美味しいですよね。以前、北海道に行ったとき、どこかの峠の休憩所で、蒸かしたジャガイモにバターをのせたのを食べさせてもらいました。ホカホカ、ホクホクの北海道のジャガイモに北海道のバターをのせて食べる。とても美味しかったのをおぼえています。時々自宅で、鮭とジャガイモが主役でニンジンや玉ねぎが入ったスープを作ってくれます。鮭のうま味と塩味がジャガイモにしみ込んでとても美味しいです。ご飯もすすみます。
また前にもお話ししたと思いますが、私はポテトサラダが好きです。なかなか今の時期、飲みにいけませんが、お店で必ずポテトサラダを注文します。その店、その店で工夫したいろんなポテトサラダに出会うのがとても楽しみです。早くまた飲みに行きたいなあと思います。
ジャーマンポテト、ジャガイモとソーセージやベーコンが入っていて、ベーコンなどの塩味がジャガイモにしみて美味しいです。ドイツの料理。ジャーマンポテトと酸っぱいキャベツのザワークラウトのセット。ビールがすすみそうです。
そろそろレシピを紹介しますね。
「ポテトサラダ(炊飯器のじゃがいも・人参・玉ねぎ使用)」
材料(作りやすい分量)
★じゃがいも 1/2個
★人参 2cm
★玉ねぎ 2枚
きゅうり(輪切り) 1/3本
牛乳 大さじ1
マヨネーズ 小さじ2
塩胡椒
作り方
- ①皮をむいたじゃがいもをつぶして牛乳を混ぜる。
- ②①に荒くつぶした玉ねぎ・人参と塩もみしたきゅうりをマヨネーズで和える。
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「ジャーマンポテト(炊飯器のじゃがいも・ウインナー使用)」
-
材料(作りやすい分量)
★じゃがいも 1/2個
★ウインナー 2本
粒マスタード 大さじ1
塩胡椒作り方
- ①皮をむいたじゃがいもはサイコロに、ウインナーは小口に切って粒マスタード・塩胡椒で和える
「よだれ鶏」のレシピを紹介します。

今日は、一日中雨。今も雨が降り続いています。梅雨という感じです。
渡邉医院の庭の木々には必要なんだと思います。雨の日の庭の木々は何か生き生きして力強さも感じます。でも、やっぱり傘をさして荷物をもって、やっぱり大変。雨が降っていない方がいいのですが。そして、降りすぎて災害を引き起こさないように、雨も手加減してほしいなあと思います。
今、このブログを書いている最中に、京都市に大雨警報が出ました。被害が出ませんように。
さて、8月のレシピは「おうちでバル開店!」をテーマに紹介しています。そして「全部まとめて炊飯器でポン!」がもう一つの8月のレシピのポイントです。
8月のレシピ第二弾はこの炊飯器で作るレシピのトップバッター、「辛くないよだれ鶏」です。
さて、「よだれ鶏」は四川料理の一つだそうです。中国名が口水鶏と呼ばれ、茹でた鶏肉に唐辛子や花椒、そしてラー油の入った辛いタレで食べる冷菜です。この口水鶏の「口水」が「よだれ」を意味することから日本では「よだれ鶏」と呼ばれるようになったとのことです。美味しくて思い出してもよだれが出るということで口水鶏と名付けられたとのことです。辛くてよだれが出るのではないようです。
さてそろそろレシピを紹介しますね。
「辛くないよだれ鶏」
材料(作りやすい分量)
★鶏モモ肉 1枚
塩 少々
◇しょうゆ 大さじ1
◇はちみつ 大さじ1
◇にんにく 1かけ
◇生姜 1かけ
作り方
- ①鶏モモ肉は軽く塩をして炊飯器で炊く。
- ②ビニール袋に◇を入れ、①を入れて時々袋を返して味を染み込ませる。
- ③②の鶏を取り出し、食べやすい大きさに切る。
- ④②の汁を小皿にとり、ラップなしで電子レンジにかける。
- ⑤盛り付けた③に④をかける。
管理栄養士さんから一言
炊飯器調理
今回は大部分の加熱を炊飯する時に一緒に行いました。
利点として
①それぞれのうまみをご飯がすってくれる。
②蒸し調理で鶏もふっくら。
③時短(一度に加熱・刻む工程が少ない)。
④ほったらかし(ご飯が炊けるまでは)
⑤熱くない(ガス台での調理なし)。
⑥保温も可能。
⑦調理する人も一緒に楽しめる。
などが上げられます。炊飯器によって癖があるので調整してください。
電気圧力鍋でも同様の調理ができます。出来上がりを想像しながら他の食材も仕込むと新しい料理が生まれると思います。
8月のレシピ「全部まとめて炊飯器でポン!」

7月になってもう直ぐ1週間になります。
これまで国は、ワクチンを「打って、打って、打ちまくれ!」と言わんばかりにワクチン接種を進めてきました。そのような中、突然ワクチンの供給ができなくなったと言ってきました。京都でも、各位医療機関に7月12日以降の1回目の新規のワクチン接種の予約はしないようにとの連絡が来ました。また、今後のワクチンの供給量が減少し、先の供給に関しても不透明な中、個別接種を積極的に進めてきた医療機関では、ワクチン接種を予約していた方々に予約のキャンセルをしなければならない状況になってしまいました。ワクチン接種を受けたい方も、なかなか予約が取れずに、ようやく取れてワクチン接種を期待していた方が予約をキャンセルされる。とてもつらいことですし、また怒りのも変わります。その怒りが、今回の事態を生み出した国ではなく、医療機関にその思いをぶつけてしまう。そんな事例も起きてきています。また、京都市が行っている住民向けの集団接種もその規模の縮小、中止を余儀なくされています。西陣地区での集団接種も、予定されていた7月31日と8月1日の集団接種が中止になってしまいました。今後8月以降も集団接種は行うと京都市は言っていますが、国からのワクチンの供給量によっては中止などの対応をせざるを得ない可能性もあります。国は、この無計画なワクチン政策についてしっかり説明して謝罪する必要があります。国は早く安定したワクチンの供給を再開させなければなりません。
少し厳しい、そして重たい話から始まってしまいました。
気を取り直して8月のレシピを紹介しますね。
8月のレシピは、「おうちバル開店!」をテーマに紹介します。
そしてそのレシピは「全部まとめて炊飯器でポン」というレシピです。すべての料理を炊飯器で一気に下ごしらえするというレシピです。
その8月の献立は、
・辛くないよだれ鶏
・チキンライス
・ポテトサラダ
・ジャーマンポテト
・パプリカのはちみつレモンマリネ
・コーンボール
・ガスパチョ
の七品です。
炊飯器の中の具材は、
米 1合
鶏モモ肉 1枚
ウインナー 2本
玉ねぎ 1/2個
赤パプリカ 1/2個
じゃがいも 1個
黄パプリカ 1/2個
人参 1本
トウモロコシ 1/2本
です。
次回から、この一つ一つのレシピを紹介しますね。そうそうこれらの具材を炊飯器で炊くときは、お米1合分をたくためのお水も入れて炊いてくださいね!
8月のレシピ第一弾「ノンアルコールカクテル」

7月に入って、ムシムシ暑い日が続きます。雨の影響で熱海では悲しい雨の災害が出てしまいました。被害を受けた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
8月のレシピは「おうちバル」をテーマに家でみんなで楽しく一緒に作るレシピを管理栄養士さんが考えて下さいました。
管理栄養士さんからこんなメッセージを頂きました。
「8月は「おうちバル」としました。
本当に先の見えない中、暑い夏もやってきます。できることを楽しんで日々を過ごせればと思います。 今回は丸ごと炊飯器で調理するので、包丁の出番も少なく(人参・玉ねぎは軟らかくなってからつぶせば大丈夫)、難しい火加減もなく、普段料理をしない人でも、お子様でもチャレンジしてみてください。
合わせた飲み物もノンアルコールカクテルにしたので、子どもも一緒に。つくる人も一緒に。
おうちでバルの雰囲気を味わっていただければと思います。」
ということで、皆さん一緒に作ってみて下さいね。
8月のレシピの第一弾は「ノンアルコールカクテル」です。
まだまだ皆で集まって、楽しく飲んだり食べたりできない自粛が続いています。お酒もお店でゆっくり楽しむことはまだまだできない状況です。そんななか、家で楽しくノンアルコールカクテルを作って飲むのもいいのかなあと思います。場合によっては少しアルコールを加えて本当のカクテルにして飲むのもいいかなあと思います。
では、そろそろレシピを紹介しますね。
「ノンアルコールカクテル」
サングリア
材料
・ぶどうジュース
・フルーツミックス缶 ・りんご ・パイン
①フルーツを食べやすい大きさに切っていれる。
②ぶどうジュースを注ぐ。
※果物はお好きなもので、炭酸を入れたり大きな器で作っても。今回はフルーツミックスゼリーを使って、ゼリーを底に・フルーツを刻んで使いました。
モヒート
材料
・ミント・ガムシロップ・ライム(レモン)果汁・炭酸
①器にミントの葉を入れシロップを入れ押しつぶす。
②ライムと炭酸を入れる。
ピニャコラーダ
材料
・パイナップルジュース ・ココナッツミルク
①器にパイナップルジュースとココナッツミルクを2:1で混ぜる。
肛門科を受診し難いのは?

肛門科を受診し難い理由は何かなあと考えてみました。
肛門科を受診しにくい理由は何かなあと考えてみると、やはり男性女性にかかわらず、一番は「恥ずかしい」がやはり多いと思います。
きっと、恥ずかしいが、それ以上に診察を受けなければならない理由がなければ受診し難いのだと思います。例えば痛みが激しかったり、出血が多くびっくりしたり、その出血がとても不安に感じたりしたときは、受診のきっかけになると思います。また長年肛門の病気に悩まされ、「もうそろそろ治さなければ」といったように、恥ずかしさを上回る理由があって初めて受診できるといったことがあるのだと思います。
でも私たち肛門科医にとっては、何か不安なことや心配なことがあったら、悩まずに受診して相談してほしいなあと思っています。そのためにいかに受診しやすい環境を作っていくかを考えています。
そのためには、ホームページなどで、院内を紹介したり、診察の仕方や段取りなどをあらかじめ知ることができるようにすることもその一つだと思っています。
また、渡邉医院では、Twitterによる相談もしています。受診はしたいけどやっぱり行きにくい、でも心配、不安がある。誰に相談したらいいのかわからない。そんな時にTwitterでの相談を利用してもらっているのだと思います。そういった相談が肛門科への受診のきっかけになるといいなあと思います。そして実際、受診につながってくださった方もいらっしゃいます。
このように私たち肛門科医は、なかなかかかりにくい肛門科を受診しやすい科にしていかなければならないと思っています。
次に多いと思う肛門科を受診し難い理由は、「怖い」があると思います。
診察はどんなふうにされるのだろうか?診察は痛くないのか?受診したらすぐに手術されるのではないか?どんな処置をされるのか不安?など、診療に関しての不安からくる怖さもあるのだと思います。
やっぱり「肛門科を受診するとすぐに切られる。」といったイメージがあるのかなあと思います。
このことに関しても診察はどのように進めていくのか、処置はどんなものがあるのかなど、あらかじめホームページなどにアップしておくことも大切なのかなあと思います。
また、受診してすぐに手術ということになるのはごくわずかです。
どうしても受診してすぐに手術になる病気の一つに肛門周囲膿瘍があります。
肛門周囲膿瘍は放っておくとどんどん膿が広がってしまいます。肛門周囲膿瘍だけは、その場ですぐに切開して膿を出さなければなりません。それ以外はその場で手術ということにはなりません。
時々「受診したら、何も説明もなく輪ゴム結紮された。」などとお話しされる患者さんもいます。これはとてもまずいと思います。
内痔核や裂肛そして痔瘻などの肛門の病気は基本的に良性の病気です。癌などとは違います。ですから、肛門の病気の治療は、いまあるいやな症状を取り除くのが目的です。
患者さんにしっかりと自分の病気は何なのか、そして今どのような状態なのかをしっかり知ってもらって、そしてそのいやな症状を取り除くにはどんな方法があるのかを説明して、納得してもらってからの治療になります。
ですから手術が必要な状態でも、まずはいったん手術の必要性をお話しした後、自分で考えてもらって、「よし、しっかり手術して治そう。」と思っていただいてからの手術、治療になります。
反対に、患者さんは手術だろうと思って受診されても診察すると、手術は必要なく、それ以外の治療法で治すことができることもあります。
まだまだ、その人その人で肛門科を受診し難い理由はあると思います。
「恥ずかしがらずに受診してくださいね。」と言っても、私たち肛門科医が「恥ずかしがらずに受診できる」そんな環境をしっかり作ってあげないと、ただただ言葉だけになってしまいます。
まだまだ肛門科、受診し難い診療科です。受診しやすい環境を作るように今後も努力しなければと思います。
ワクチン供給が不透明に。なぜ?

今日で6月が終わります。1年の半分が終わります。とても早く感じます。
でも新型コロナウイルスの感染が拡大して約1年半、まだまだ収束は見えてきません。
ワクチン接種に関しても、混乱をきたしています。ワクチンの供給が不透明になっています。
64 歳以下の人たちを対象とした新型コロナワクチン接種が本格的に始まろうとしています。でもこの時期に、7月以降のワクチン供給が追いつかず、不足するという報道がなされています。 これまで、京都府や京都市をはじめ各市町村では、当初はワクチンの供給量が少ない中、京都府医師会や各地区医師会の先生方を中心に、供給量の少ないワクチンを無駄にせず、有効に接種して、人々の命や健康、そして暮らしを守ろうとワクチン接種体制を作り上げ、難局を乗り越えてきました。なかなか通常の診療の枠ではワクチン接種ができないため、診療が始まる前の早朝や午前の診療が終わった、本来なら休憩時間を使い、また休日を返上して、本当に地域の先生方は生命をかけてたたかってこられています。また、国からの職域接種の要請に応え、企業、大学なども職員やその家族、あるいは学生を守りたいという思いでワクチン接種に向け、模索しながらそして悩みながら、接種体制を計画し、体制を整えつつありました。
6月 30日時点で京都府内においても供給量減の影響が出始めています。京都市では、64 歳以下の「かかりつけ医」がいない方を対象に地域の医療機関で接種が受けやすい ようにと、京都府医師会が 28 日から運用を開始した LINE 活用の予約新システムが、 開始後数時間で受付を停止しました。国からのワクチン供給量が見通せず、京都市が 医療機関への配布ワクチンを制限したためです。個別接種を行っている医療機関では、 2回目接種が本当に行えるのかという不安が広がっています。そのため、新規のワクチン接種の予約受付を躊躇しなければならない状況になっています。
地域の住民に向けての集団接種は8月以降も引き続き開催される予定ですが、これもワクチンの供給量によっては規模の縮小や時間の短縮を考えなければならい状況です。そのような流動的ななか、集団接種に出務して下さる医師や看護師さんを募集してシフトを組んでいかなければなりません。
職域接種の関連では、ある大学で予定されていた職域接種 について、すでに申請したものの厚生労働省より職域接種の一時保留の通知があったこと。また別の大学では、7月1日から接種開始で準備を進めていたものの、厚生労働省から7月上旬のワクチン供給が難しいと連絡があったことなどが両大学のホームページで報告されています。また、別の大学関係者からは、「そもそも職域接種は 政府からの要請であったはずで、授業や試験などの本来業務と調整しながら準備を進 めてきた。開始予定日を示しているということは人員確保など手配がすんでいるとい うこと。そのタイミングでワクチンが供給されないというのはどういうことか」という憤りの声もでています。
なぜこのような状況になってしまったのか?国はワクチンを「打って、打って、打ちまくれ」と旗をふり、行き当たりばったりのワクチン政策をしていたようにしか見えません。ファイザーのワクチンもモデルナのワクチンも2回接種が必要です。このことはわかっているはずです。2回目分のワクチンも滞りなく供給できる体制を取りながら、計画をもってワクチン接種は進めなければなりません。ただただ「打ちまくれ」ばいいのではありません。
このことは、オリンピックのボランティアの方たちのワクチン接種に関しても同様です。
オリンピックが開催される時期は以前から決まっていたはずです。開催されるか中止かのどちらか。それでも開催日や開催期間は以前からわかっていました。開催されなかったとしても、開催することを想定して、ボランティアやオリンピックに関係する人たちへのワクチン接種は前もって、すでに今の時期には完了していなければ、オリンピック期間前に抗体はできません。ボランティアの方々は、何備えもなく、無防備に新型コロナウイルス感染の可能性のある中に送り込まれてしまいます。オリンピック担当大臣の言っていることは理解不能です。本当に新型コロナウイルスのこと、ワクチンのことがわかって国民に向けて喋っているのか不安です。「安心、安全なオリンピック」を謳っていたのなら、なぜ、このような基本的な、しかも一番大切なことを置き去りにしてしまったのでしょうか?
新型コロナウイルス感染拡大が始まり、約1年半が過ぎます。今からでもいいです。これまでの経験を生かして、後手後手の対策にならないように、国には頑張ってもらわなければなりません。
「先生、内痔核はまた再発しますか?」に答えて。

今日も梅雨らしい天気でした。ある程度雨も降らないとは思っていても、傘をさして荷物がいくつかあると、「雨が降っていなければなあ。」と思うこともあります。
今、渡邉医院の中庭の紅葉の木に、山鳩が巣を作りました。必ず一羽が巣にいてじっとしています。卵を温めているのかなあと思います。雨の中、じっと動かずに頑張っています。
何年か前も、同じ場所に巣を作り、卵を温めていましたが、その年は孵化しませんでした。今年はどうなるかなあと思っています。
さて、患者さんからこんな質問をされます。「先生、内痔核はまた再発しますか?」という質問です。特に手術をされた患者さんから、こんな質問が来ることが多いです。「再発しますか?」の質問の答えは、「はい」です。せっかく手術して治したのに、また再発するのかと思われる方も多いと思います。ではこの「はい」の内容を少し詳しくお話ししたいと思います。
まず内痔核は、生まれた時から内痔核を有している人はいません。便秘など排便の状態が悪いなどの内痔核ができる原因があり、それが改善されないとだんだん内痔核は悪くなっていきます。
それもいきなり手術をしなければならない内痔核にはなりません。最初は排便時に出血したり、違和感が出る第Ⅰ度の内痔核から始まり、だんだん悪くなっていくと、排便時に内痔核が脱出してくるようになります。排便時に内痔核が脱出して押し込まなければ戻らなくなる第Ⅲ度の内痔核以上になると、手術が必要になります。
でも手術をしなければならない第Ⅲ度の内痔核はすぐにはなりません。原因があれば徐々に徐々に悪くなっていきます。
この過程は内痔核の再発にも当てはまります。いったん内痔核を手術して治って、もとの状態に戻ったとしても、また原因となる便秘などの排便の状態が悪いと、また内痔核はできてきて、徐々に徐々に悪くなっていきます。
このように、内痔核を治した後に一番大事なことは、原因となる便秘などの排便状態を良くすることです。
内痔核の手術をして治った患者さんが「先生、内痔核はまた再発しますか?」と質問を受けた時、「はい」と答えます。そしてそのあとに次のように続けます。
「でも手術をしていったん治って元の状態になったのが、いきなり何の症状もなく、今回のように手術をしなければならない内痔核にはなりません。
何もないところから、第Ⅰ度、第Ⅱ度、第Ⅲ度、そして第Ⅳ度と徐々に悪くなっていきます。今回のように第Ⅲ度以上になるとまた手術をしなければなりません。
また、内痔核が悪くなる時は、必ず自分が感じる症状が出ます。例えば出血や腫れた感じ、違和感、時に痛みなど、必ず肛門の病気は自分が感じる症状が出ます。なんの症状もなくいきなり今回のように手術をしなければならない内痔核にはなりません。
そして、内痔核が悪くなるには、便秘などの排便の状態が悪いと内痔核ができてきます。特に頑張っている時間が長いなどが一番悪くすると思います。ですから治った後は、排便の状態を良くして、原因を取り除けば、また内痔核になることはありません。
ただ、いつもいつも具合よく便が出るとは限りません。でも1回の便秘で内痔核は悪くならないので心配しないで下さいね。そして何か気になることがあれば、今度は早めに受診してくださいね。そうすれば、内痔核を治すというよりは、内痔核ができる原因を治すことで良くなりますから。」と、患者さんにお話しします。
今は、手術が終わり、外来通院をして治癒した時、診療を終えるときに、患者さんの質問がなくても同じことをお話ししています。
ワクチン接種が加速する中、危惧すること。

6月ももう半分が過ぎました。京都も緊急事態宣言も6月20日で解除になります。その後も京都市内は蔓延防止等重要措置の実施が7月11日までの実施が決定されました。京都も新型コロナウイルス感染者は減少していますが、今後も十分な感染対策をしていかなければなりません。
ワクチン接種も個別接種を行っている医療機関の医師や、集団接種会場に出務している医師の方々の努力で、65歳以上の高齢者への接種は順調に進んでいると、京都市から報告を受けました。
集団接種に出務する医師の中には、自院では一人で診療を行っているため、ワクチン接種後に副反応が起こった時に対応が難しいと考える医師や、通常の診療ではワクチン接種を行わない診療科の医師が、「何か自分たちにもできることはないか。」と考え、自分のできることを考え探し、集団接種にも積極的に出務をして下さっています。私は西陣地区の集団接種の医師や看護師の出務のシフトを作っていますが、そんな医師の思いをしっかり受け止めて、シフトを作っていきたいと思っています。
さて、今後、64歳以下の基礎疾患を有する方からのワクチン接種が始まり、京都市では以下のような日程でワクチンの接種券が送付されていきます。
64歳~60歳:6月26日(土曜日)から
59歳~50歳:6月29日(火曜日)から
49歳~40歳:7月5日(月曜日)から
39歳~30歳:7月8日(木曜日)から
29歳~16歳:7月12日(月曜日)から
15歳~12歳:未定
また、新たに設置する集団接種会場も以下のように決まりました。
・みやこめっせ:平日開設予定
・国立京都国際会議場:(土日開設予定)
・京都看護大学:(土日開設予定)
京都市によると、みやこめっせ、京都看護大学は保育士等・教職員・介護サービス事業者等の接種会場としても活用するとのことです。
また、新たに職域接種も始まっています。どんどんワクチン接種が加速されていきます。
ただ、こうしたワクチン接種が進むにつれて、やはり心配なことも出てきます。それは、ワクチン接種がどんどん進むことで、本来はワクチン接種は任意で、一人一人の意思でワクチンを接種するか、しないかを決めることができます。でも、今の状況を見ると、ワクチン接種が「義務化」されているかのような印象を受けます。
特に職域接種が進められると、ますますワクチン接種を受けたくないと意思表示をすることが難しくなるのではないかと心配します。
ワクチン接種はやはり任意の接種です。ワクチンを接種したくないという方々の意思を尊重して、ワクチンを受ける方と受けない方との間の分断、受けない人への誹謗中傷、「ワクチンハラスメント」にならないように、国や自治体はしっかりリスクコミュニケーションを行ってほしいと思います。
また職域接種を実施する企業や大学等は、ワクチン接種を受けない人に対しての差別や、不合理待遇などを行わないようにしてほしいと思います。
ワクチン接種を受ける人、受けない人のそれぞれの権利をしっかり守っていってほしいと思います。
「らっきょうの甘酢漬け」のレシピを紹介します。

今日は日曜日。入院の患者さんや手術をしたばかりの患者さんの診察をしに、朝診療所に行ってきました。元気な患者さんの具合をみてからゆっくり休みそんな感じでこれまで過ごしてきました。
今日は診察後の予定はなく、のんびり過ごしています。
7月のレシピは、これまで麺類のレシピを紹介してきました。今回はちょっと違って、「作ってみよう」をテーマに「らっきょうの甘酢漬け」のレシピを紹介します。
暑いとき、少しすっぱいものが欲しくなりますよね。熱中症対策にも水分補給だけでなく、塩分なども補給しなければなりません。そんな時にもいいかもしれませんね。
さて、昔実家にいたころ、母が時々カレーを作ってくれました。その家その家でカレーも違うと思います。私は母が作るカレーがとても好きでした。若い学生の時は何杯もおかわりをしていました。今考えると若い頃はよくあんなに食べれたもんだなあと思います。
そういえば、今ではマックも一品のセットで十分ですが、若い頃は2個3個と食べていました。若いってすごいです。
そんなカレーのとき、たいてい「らっきょう」が出てきました。渡邉家ではカレーにはらっきょうでした。おそらく福神漬けの家庭もあると思います。皆さんはどうでしたか?
さて、今回はそろそろレシピを紹介しますね。
「らっきょうの甘酢漬け」
材料
洗いらっきょう 1㎏
◇酢 400ml
◇水 100ml
◇砂糖 100g
◇はちみつ 30g
◇塩 小さじ1/3
◇鷹の爪 1本
作り方
- ①鍋に◇を入れ、沸騰させずに煮て甘酢を作り、冷ましておく。
- ②洗いらっきょうは水でよく洗い、はがれた分は取り除く。
*洗いらっきょうは痛みやすいので買って来たら早めに漬ける。
③大きめの鍋にお湯を沸かし、水気を切った②をさっとくぐらせてざるにとる。
④③の水気をペーパータオルでしっかりとり、保存容器に入れる。
⑤④に①を注いで冷暗所に置く。保存は冷蔵庫がおすすめです。
《漬け方のアレンジ方法》
*市販のらっきょう酢を使う。
*土付きらっきょうを使う。
*はちみつを黒砂糖に変える。
*甘酢でなく塩で漬ける。
*醤油で漬ける。
*味噌で漬ける。
*梅干しをつけた梅酢で漬ける。