76回目の終戦の日

今日、8月15日は76回目の終戦の日です。私たちはこの日を決して忘れてはいけません。そして二度と戦争を引き起こしてはいけません。
戦争は人の命を奪うだけでなく、命を奪った人の心を壊しててしまいます。
自分の暮らす町、家、そして家族まで、いつも意識はしていなくても自分を優しく包み込んでくれるすべてのものを失ってしまいます。
私は、戦争を経験していません。ですから、実体験としての戦争の怖さを知りません。しかし、それだからこそ、戦争の怖さを経験していなくても、しっかり感じ取れる心をそして想像力を常に持ち続けていたいと今日、決意を新たにしたい。
この文章を書く前に、ふと母は終戦の日は何歳だったのだろうと思いました。
母は昭和9年生まれ、今年で87歳。終戦当時は11歳だったことになります。11歳。その時の経験はしっかり記憶にあったと思います。でも残念ですが、母とは母の戦争体験をゆっくり話したことがありません。今は認知症になってしまっているので、そのころのことは決して母から聞くことはできません。
でも、母は、その時の経験を何らかの形、目に見えない形で私たちに残し、伝えてくれているのだと思います。そのことをしっかり感じ、次の世代へと繋げていかなければなりません。
さて、私たち医療従事者は、国民の命と健康を守ることを責務としています。
「健康」とは肉体的に、そして精神的に病んでいない状態だけでなく、経済的、そして社会的にも満たされている状態のことを指します。こういったことから、「健康」と「戦争」は真逆の関係にあります。
私たち医療従事者は国民の「健康」を守るために、戦争のない、平和な社会を目指す取り組みをしていかなければなりません。
そのことは、声高らかに「戦争反対!」と訴えるだけではないと思います。目の前にいる患者さん一人一人の「健康」を守る、病気や生活を守る、このことが戦争のない平和な社会に繋がっていくと確信します。
今、新型コロナウイルスの感染拡大のなか、2度目の終戦の日を迎えました。このコロナ禍だからこそ、私たちは戦争のことをしっかり考え、忘れてはいけないと思います。
今、新型コロナウイルスの感染拡大が広がり、感染者が増えています。本来ならば感染者は入院してしっかり医療を提供され保障されなければなりません。
でも今はそれができない状況になっています。自宅療養者が増加し、その患者さんをどう診ていくかが重要になってきています。
新型コロナウイルスに対しての有効な治療薬がまだ無い中、対症療法を行うしかありません。ワクチン接種も一つの有効な手段ですが、ワクチンを接種したとしても感染しないわけではありません。やはり、新型コロナウイルスに感染して無症状、軽症のうちに治療する治療薬が早くできることを期待します。
地域で開業している医師も新型コロナウイルに対する治療薬という武器を持たずに戦っています。でも治療薬がない中、ただ寄り添うだけにもなり、自分ができることの無力さをも同時に感じています。 でも医師は、治療法がなく対症療法のみになっても、救急車を呼ぶことになっても、重症化していくかどうかを見極める能力は持っています。
今、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養になっている人は、保健所の医療ではない「健康観察」が頼りになっています。しかもその「健康観察」さえ十分に行えていません。やはり感染された方には、空白なくしっかりと医療につなげ、医療を保障していく体制を作ることが早急に必要です。
入院医療が拡充され充実するまで、そして外来でも投与できる治療薬ができるまで、私たちのできることをしっかり取り組んでいかなければと思います。
76回目の終戦の日を迎えて、今、私の感じている思いを書いてみました。
76回「原爆の日」を迎えて

広島に原爆が投下されのは1945年8月6日、午前8時15分でした。そして今日、76年を迎えます。私たちは、今一度「核兵器のない平和な社会」を目指すことを誓わなければならないと思います。このことが、原爆投下で亡くなられた方や被爆され今も尚苦しんでおられる方々への私たちがしなければならないことだと思います。
今年の1月22日、核兵器禁止条約が発効されました。このことは私たち市民による長年にわたる地道な運動の成果だと思います。
各国の核兵器禁止条約の署名・批准の状況は、今年の7月9日の時点で署名国が86か国、批准国が55か国です条約発効に必要な批准国は50か国。これを上回ったので、発行に至りました。残念ですが、世界で唯一被爆国の日本はこの署名も批准もしていません。私たちは日本がしっかり世界の先頭に立って、核兵器のない平和な社会へ向けての取り組みをし、世界に発信していかなければならないと思います。今後の私たちの取り組みは、そのことを実現させることだと思います。
さて、核兵器禁止条約は2017年の7月7日に国連で122か国の賛成で採択されました。
核兵器禁止条約は前文と全21条から成り立っています。
条約の前文には、「核兵器使用の犠牲者(ヒバクシャ)と核実験の影響を被った被災者の受け入れがたい苦悩と被害に留意し」という一節が明記されました。
また、第1条で、核兵器にかかわる主要な活動のほとんどを明確に非合法化しています。
その内容は、
核兵器の開発、実験、生産、製造、取得、保有、貯蔵、移転又は管理の移転
移転又は管理の移転の受領、使用と威嚇、以上の禁止活動への支援、奨励、
勧誘、禁止活動への支援、奨励、勧誘の受領、自国領域への核兵器の配備、
設置、展開の許可
が明確に禁止されています。
そして、第6条 被害者に対する支援及び環境の修復という条文があります。
その1項に
締約国は、自国の管轄下において核兵器の使用または実験によって影響を受けた個人に関して、適応可能な国際人道法及び国際人権法に従って、差別することなく、医療、機能回復訓練及び心理的支援を含む年齢及び性別に配慮した支援を十分に提供し、その社会的かつ経済的な包摂を提供する。
とあります。
日本がこの条約に参加すれば、広島・長崎の被爆者への援護施策を手厚く行うことが条約上の義務として国際的に求められることになります。
「黒い雨」による健康被害をめぐる訴訟について、7月29日に広島高等裁判所による7月14日の「被爆者を広く認定する判断を示して原告の住民全員84人(うち14名死亡)を被爆者と認める」判決が確定しました。
被爆者の方々の高齢化は進み、平均年齢は約84歳となっています。国はできるだけ早くこれまでの援護制度を見直し、核兵器禁止条約にも明記してあるように、被爆者の方々の救済を図らなければならないと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大の中、なかなか市民による反核平和への取り組みができていない状況にあります。でもそのような中でも、今、広島で「原水爆禁止2021年世界大会」が開催されています。
私たちは、コロナ禍だからこそ、「核兵器のない平和な社会」を求めて、取り組みを強めていかなければならないと思います。
さて、今年の日本大腸肛門病学会は広島で開催されます。新型コロナウイルス感染拡大のため、WEBでの学会になります。
新型コロナウイルスの感染拡大する前から決まっていたことです。学会の開催地は2年前には決まっています。
広島で開催が決まった時は、久しぶりの広島。原爆ドームや広島平和記念資料館に行こうと決めていました。今年はこんな状況の中、広島に行くことは断念しました。新型コロナウイルスの感染拡大が収束して、なんの気兼ねなく旅行ができる時が来たら、広島に行きたいと思います。そして父がいた、江田島の旧海軍兵学校にも訪れ、もう一度父が経験した終戦を肌で感じ、反核平和への思いを強めたいと思います。
政府の新型コロナウイルス患者の「入院制限」方針の撤回を求める

政府の新型コロナウィルス患者の「入院制限」方針の撤回を求める
政府は、8月2日に新型コロナウイルス感染症の入院対象を「重症者」に限定する方針を決めた。肺炎などの中等症のうち重症化リスクが低い人は自宅療養とし、家庭内感染の恐れや自宅療養が困難な場合はホテルなどの宿泊療養を可能とするというものだ。
突然のこの方針転換に、国民も、医療関係者も、自治体も驚愕している。
これは、多くの国民がオリンピックの中止や延期を求める声を無視し、国民の間で危機感の共有を広げることが出来なくなった政府が、この間の感染症者の急増により、病床圧迫を懸念した結果だ。国は、これまで感染者が増えると非常事態宣言を発出し、減少すると解除。この同じことの繰り返しのみの政策に終始してきた。病床を増やしたり、入院のできない患者に対してどのように医療を提供していくかなど、感染者に対して十分な医療を保障する体制をとるにはどうしたらよいのかなどの根本的な政策を放置した結果である。そして今回の方針転換はこうした国の無策を認めたものであり、いつでもどこでも必要な医療を提供する医療制度の崩壊を政府が認めたことに他ならない。思い付きの責任のない方針転換では、救える命も救えなくなる。
無症状、軽症者であってもいつ重症化して急変するかわからないのが、新型コロナウイルス感染症である。有効な治療法がまだ確立していない中、重症化に即座に対応できる体制が必要である。現在、感染者が急増している中、これまでも機能が逼迫している保健所においては、や無負えなく自宅療養になっている患者への医療ではない、「健康観察」すら十分に行えていない。そのような中、「自宅療養を基本とする」方針転換は、自宅療養者の命を切り捨てることにつながる。
これまでも、自宅療養者が医療を受けられないままに死亡した事例が京都府内でも起こっている。「医療を受けることが出来ないままに亡くなる患者があってはならない。自宅療養ではなく、原則、入院できる体制を。療養施設への医療的整備を」と私たちは求めてきた。ベッドが確保できない、医師や看護師が不足しているが故の「緊急避難的施設」が療養施設ではないのか?自宅療養を拡大する方針は中止し、必要な医療を提供できる療養施設の拡充が必要ではないか。そして、施設には発熱外来等の外来機能も併設する必要があるのではないか。
政府が行うべきことは、すべての国民が安心して「医療」を受けられるために病院の整備、医師・看護師などの増員、そしてやむなく自宅療養となっている患者に必要な医療を保障する体制の構築を緊急に進めることである。
「入院制限方針」を即刻撤回することを要求する。
令和3年8月5日
渡邉 賢治
内痔核で高度の貧血に。

8月になりました。
本来なら、夏休みやお盆休みなど、なかなか会うことができない人たちや、両親や家族の人たちと出会うことができる時期、そして長期の休日でレジャーなどリフレッシュできる楽しい時期だったはずです。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の中、自粛が求められています。
京都も8月になって、再度のまん延防止等充填措置が発出されました。
感染者が増えると緊急事態宣言などを発出し、減少すると解除する。これを繰り返すだけで次の一手が打ち出せず、第5波が私たちを飲み込もうとしています。政府の政策は、何を見ているのか?どこを目指しているのか、まったくわかりません。だらだらと続く補償の無い自粛。医療崩壊だけでなく、私たちの生活や暮らしも崩壊し始めています。国が全力をあげるべきはコロナ禍に苦しむ人たちの暮らしを支えることであり、医療や福祉サービスが全ての人々に届くよう制度を拡充することです。このことを求めていかなければならないと思います。
さて、私たち一人一人ができることは限られています。「感染しない、感染させない。」を第一に考え、手洗いうがいなど、基本的な感染防止を心がけていかなければならないと思います。
夏の暑さだけでなく、新型コロナに耐える夏になります。明日への希望をもって、この夏を乗り越えましょう。
今日は、内痔核によって高度の貧血に至ってしまうというお話をしたいと思います。
内痔核は基本的には悪性の病気ではなく、良性の病気です。放っておいて命にかかわることはまずありません。排便時の出血や内痔核の脱出が嫌な症状になります。また内痔核だけでは痛みはありませんが、排便時に内痔核が脱出することで、裂肛を合併してしまうことがあります。そうすると、いままで痛くなかった内痔核が排便時に痛みが出てくるようになります。また血栓が詰まって、嵌頓痔核になると常に激痛があります。このように内示アックに痛みが伴うととても辛くなります。でも痛みだけでなく、もう一つ辛い症状があります。
それは内痔核からの出血が続き、高度の貧血になってしまうことです。
内痔核からの出血では、急激な貧血はなかなか起きません。でも少しずつでも出血が続くと徐々に徐々に貧血になっていくことがあります。少しずつ少しずつ貧血になると、なかなか貧血の症状がでてきません。いつもなら簡単に登れていた階段が、いつもと違って息切れがする。立ち眩みがする。ちょっとしたストレスでも強く体が反応してしまうなどの症状が出てきます。また貧血が進むと、血液もさらさらになるために、内痔核からの出血の量も増えてきます。今まではすぐに出血が止まっていたのに、出血が止まりにくくなったり、量が増えてきたりします。そのことでさらに貧血が進んでしまうことがあります。
このように、内痔核からの出血によって高度の貧血になった場合は、内示アックの治療も大事ですが、貧血に対しての治療も必要です。場合によっては高度の貧血に対しての治療が優先されることもあります。ただ、貧血の治療をしていても、貧血になった原因である内痔核の治療をしないと、貧血も良くなりません。やはり、内痔核の治療と貧血の治療を同時に進めていく必要があります。
出血が続く場合は早く止血処置をする必要があります。出血しているから直ぐに手術にはなりません。パオスクレ―という5%フェノール・アーモンドオイルによる痔核硬化療法は内痔核からの出血にとても有効です。痛みもなく、入院の必要もありません。
出血が続くようでしたら早めに肛門科を受診してくださいね。
木を見て、森を見ず(You cannot see the wood for the trees)

前回、「終わりよければ全てよし」という諺に関連して肛門の病気や治療に関してお話ししました。そこで、今回も諺つながりで「木を見て森を見ず」に関して少し調べて、肛門に関連付けてみたいと思います。
「木を見て森を見ず」の意味は「細かい部分にこだわりすぎて、大きく全体や本質をつかまないこと」です。 一部や細部、小さいことだけにとらわれすぎて全体に注意を向けず、全体を把握できない状況を表しています。
この諺は、昔からヨーロッパで使われていることわざが由来だそうです。ドイツ・イギリス・フランス・ロシアなどでは、「木はしばしば森を隠す」「木を見ているものは森を見ることができない」という、同じ内容の諺があります。いずれの諺も、 「一本の木に注目しているあまり、森全体を見ることを忘れてしまうこと。一本の木を見ていて、他の木を見ていないこと」という意味です。 こうした諺が、日本では「木を見て森を見ず」という表現が使われるようになったそうです。
私の父が書いた「痔のおはなし」の中にもこの諺について少し触れられています。「シェイクスピアのマクベスではありませんが」と一文あります。
マクベスの第5幕の中に、イングランド軍が木の枝を隠れ蓑に進軍してくるシーンがあります。この部分のことです。ウイキペディアで、この第5幕を検索すると次のようなシーンです。
第5幕
マクベス夫人は夢遊病に冒されている。侍医と侍女が隠れて見守る中、マクベス夫人は夜中に起き出して、手を洗う仕草を繰り返す。「血が落ちない」とつぶやき、ダンカン王殺害時の言葉を喋り、バンクォーやマクダフ夫人殺害を悔い、嘆き続ける。侍医は治療の手だて立てはないと判断する。
マクベスの城へイングランド軍が攻めてくる。味方も次々と寝返って行き、客観情勢はマクベスに不利になるが、彼は理性をなくし、「バーナムの森が動かない限り安泰だ」、「女が生んだものには自分を倒せない」という予言により自らの無敵を信じて城にたてこもる。そこへマクベス夫人が亡くなったとの知らせが届き、更にバーナムの森が向かってくるという報告が入る。
実はイングランド軍が木の枝を隠れ蓑にして進軍していたのだが、森が動いているように見えたのである。予言の一つに裏切られたマクベスは自暴自棄となり、最後の決戦を求めて戦場に出て行く。
城が落とされる一方で、小シーワードをはじめ次々と敵を倒していくマクベス。ついにマクダフと対峙したマクベスは「女の股から生まれた者には殺されない」と告げると、マクダフは「私は母の腹を破って(帝王切開)で出てきた」と明かす。最後の望みに見放されたマクベスは、自分の運命は自分で切り開く、とマクダフと戦い、敗死する。
マクダフがマクベスの首級をマルカム王子に献上して、一同は勝利を祝福しマルカム新王の誕生を讃える。
こういったシーンの時に出てきたのが「木を見て森を見ず」です。
なぜこのような話をしたかです。
この「木を見て森を見ず」の「木」は「内痔核」、「森」は「肛門全体」ということになります。また「森」という漢字を、父の書いた本にもありますが左に22.5度左に旋回させると「森」の「木」が内痔核の好発部位である肛門の3時7時11時(左、右後ろ、右前)に一致します。
内痔核に対して痔核根治術をする際に脱出してくる内痔核だけを診て、それのみを切除しただけでは、内痔核はなくなりますが、場合によっては肛門の機能が失われてしまうことがあります。それは、内痔核を切除する際に必要以上に肛門上皮を大きく切除してしまうと、内痔核はなくなりますが、肛門が狭くなってしまうことがあります。また、内痔核を剥離して、内痔核の根部にある動脈を結紮(縛る)して切除するのですが、この結紮する高さが同一面状に結紮部分があると、3か所の場合、結紮した部分を頂点として三角形状に肛門が狭くなります。
このように内痔核に対して根治術を行う場合は、肛門全体を見て、治りやすい、そして機能を損なわないように手術をデザインしていく必要があります。
「木を見て森を見ず(You cannot see the wood for the trees)」は肛門科的には「内痔核を診て、肛門を診ず(You cannot see the anus for the internal hemorroids)」です。
終わりよければ全てよし(All’s well that ends well)

Twitterで、「肛門は小さいところですが、奥は深い」とつぶやきました。本当に精巧にできています。肛門科という標榜科目を掲げて、肛門を診察すればするほど、その奥の深さを知ることになります。
「終わりよければ全てよし」という諺があります。この意味するところは、「物事の結末が大事であり、過程は問題にならない。」ということです。この「終わりよければ全てよし」はシェイクスピアの戯曲「All’s well that ends well」のタイトルのフレーズでもあります。これにはちょっと引っかかるところはあります。やはり過程も大事かなあとも思います。
そこで、この意味するところをもう少し調べてみました。
私たちが、「あれは良かった。」、「満足した。」とか、反対に「もう一つだった。」、「物足りない。」と物事を評価する際にどこに基準があるかをわかりやすく示したものがありました。
物事の良し悪しを判断する基準に、「絶頂(ピーク)」と「結末(エンド)」のこの二つの時点で受ける印象が物事の良し悪しの判断に大きく影響を与え、このことを「ピーク・エンドの法則」と言うそうです。
「終わりよければ全てよし」ということは、「絶頂(ピーク)」にミスや不運があったとしても、「結末(エンド)」が良ければ、そのことで良いイメージを作ることが可能であるということだそうです。
肛門の話から、少し脱線してしまいました。どうしてこのような話をしたかというと、食べたものが消化され吸収され、そして便となって出ていく。この最後に便が出ていく肛門の具合が悪いとやはり、「すべてが台無し。」になってしまうと思います。気持ちよくスッキリ最後に便が出る。このことが「終わりよければ全てよし」だと思います。
せっかく美味しく食事をしたのに次の日の便が出るときに肛門が痛い、出血する、または内痔核が脱出してしまう。「せっかく昨日は美味しく、楽しかったのに。」と気持ちがとても落ち込んでしまいます。そして生活の質も低下してしまいます。それが毎日だと、とても辛いです。
何も肛門のことを気にすることなく、もっと言うと肛門の存在を忘れるほどに具合よく排便ができる。そういった肛門や排便の調整が必要なんだなあと思います。
内痔核や痔瘻そして裂肛など、手術をしなければならないことがあります。
手術をしなければならない状態の肛門はそもそも、精巧な肛門の機能が失われているということです。その場合も精巧にできている肛門の機能をできるだけ損なうことなく手術をして治していかなければならないと思います。
手術はどうしても傷をつけなければなりません。したがって完全に元の状態には戻すことができないということです。ですから、悪い部分を手術で治す場合、できるだけ元の状態に近づけることが大事になってきます。そのためにも、しっかり肛門の解剖や機能をしっかり学ばなければなりません。
「柚子胡椒」のレシピを紹介します。

今日は、久しぶりに青空が見えます。洗濯物も外干し。でも急な天気の変化には気を付けないといけませんね。
今日も夕方から、ワクチンの集団接種の出務に行ってきます。その間、チョッと外の空気でも吸って気分転換したいなあと思います。
8月は、「おうちバル開店」をテーマにレシピを紹介してきました。今回が8月のレシピの最後です。今日は「作ってみよう!」と言うことで、「柚子胡椒」のレシピを紹介しますね。作ってみて下さい。
柚子胡椒、ピリッと辛くて美味しいですよね。たまにお世話になる焼き鳥屋さんにも柚子胡椒が置いてあって、焼き鳥につけて食べると、とても美味しいです。お鍋などの薬味としてもいいですよね。
柚子胡椒は九州が発祥の地と言われています。その中でも柚子の産地でもある大分県の日田地域が発祥の地として有力だそうです。
柚子胡椒の「胡椒」は「青唐辛子」を意味する古語で、九州で方言として残っているそうです。
私が知っている柚子胡椒は青唐辛子でできているものです。赤唐辛子で作った、赤い柚子胡椒もあるようです。
ではレシピを紹介しますね。
「柚子胡椒」
柚子胡椒(作りやすい分量)
青ゆず 3個分
青唐辛子 50g
塩 小さじ1
ゆず果汁 少々
作り方
- ①ゆずの外側の色の濃い部分だけすりおろす。
- ②青唐辛子は縦半分にして種をとる。
- ③塩と果汁と一緒にミキサーにかける。
-
※青ゆずも青唐辛子も出ている時期が短いので黄色の柚子や赤い唐辛子でも同様に作れます。
※作ってからしばらく寝かせたほうがおいしくなります。
「パプリカのはちみつレモンマリネ」と「コーンボール」のレシピを紹介します。

8月のレシピは、「おうちバル開店!」をテーマに紹介しています。
なかなか皆で、お店に行って、ワイワイ楽しみながら飲んだり食べたりができない状況にあります。早く以前の笑顔であふれる生活に戻って欲しいなあと思います。
そんな中、「おうちバル開店!」家でみんなでいろんなものを作って、一緒に食べる。楽しい一時、笑顔があふれる一時を持てる、そんなきっかけに今回の8月のレシピが役に立てば嬉しく思います。
今回のレシピは「パプリカのはちみつレモンマリネ」と「コーンボール」の二品です。
さてさて、以前から思っていたのですが、パプリカとピーマンの違いって何だろうです。
私の感覚では、私が小さなころから、昔からピーマンはあったような気がします。パプリカは最近よく目にするようになった新しいもののような感じがします。
そしてパプリカは、昔「料理の鉄人」という番組がありましたよね。そのオープニングで鹿賀 丈史が赤い大きなパプリカをガリっとかじるシーンがありました。この時の印象が強いです。
さて、パプリカとピーマンの違いを少し調べてみました。
実はパプリカもピーマンも、ナス科のトウガラシ属の植物で、辛みのないトウガラシの一種になるそうです。
パプリカとピーマンは同じ種ですが、栽培品種が異なるそうです。一般的なピーマンは成熟前に収穫するので緑色をしていますが、その時期で収穫せず熟させると、黄色やオレンジ、赤色へと変化していきます。これをカラーピーマンと呼びんでいるそうです。
カラーピーマンは、大きく分けると「パプリカ」、「ジャンボピーマン」、「トマトピーマン」、「小型カラーピーマン」、「くさび型ピーマン」の5種類に分類され、大型で肉厚な品種がパプリカだそうです。
ピーマンとパプリカは、その栄養素を生かすには調理方法が違うようです。
ピーマンはビタミンCが豊富で、炒めるなど加熱調理をしてもビタミンが損なわれることが少ない野菜です。火を通す炒め物などにも最適です。
一方、パプリカは皮を剥く必要がなく、洗って中の種を取り除いたら、そのまま切って使えるお手軽な食材です。短時間で料理したい時などに役に立つようです。
ただ、パプリカは加熱している時間が長いと栄養価が落ちてしまうそうで、調理する際、特に加熱するときは注意が必要なようです。
火を通すときはサッとがいいようです。また煮込んで使う場合は、栄養素が溶け出しても飲むことのできる、スープやシチューがいいようです。
また、生でも美味しくサラダにも良く合います。
このようにパプリカとピーマン似ていますが料理の仕方にも違いがあるのですね。そろそろレシピを紹介しますね。
「パプリカのはちみつレモンマリネ(炊飯器の黄パプリカ・赤パプリカ使用)」
材料(作りやすい分量)
★黄パプリカ 1/2個
★黄パプリカ 1/2個
レモン汁 大さじ2
はちみつ 大さじ2
オリーブオイル 小さじ1
あらびき胡椒
作り方
- ①パプリカの皮をむき一口大に切り、調味料で和えて冷やす。
「コーンボール(炊飯器のとうもろこし使用)」
材料(作りやすい分量)
★とうもろこし 1/4本
★クリームチーズ コーンの半分
塩胡椒
作り方
①とうもろこしを芯からはずし、クリームチーズ・塩胡椒と混ぜて丸める。
②パセリをふる。
「チキンライス」と「ガスパチョ」のレシピを紹介します。

今日も一日雨でした。日曜日まで雨の天気予報です。梅雨という感じです。
ずっと雨が続くと、やはり雨による災害が心配です。東京には4回目の緊急事態宣言が出されましたが、コロナ感染の収束も願いたいですが、雨による災害も起きないように願うばかりです。
ただ、渡邉医院の木々たちは、この雨で生き生きしています。ぐんぐん成長して生い茂っています。そろそろ庭師さんが来て剪定して下さる時期かなあと思います。
さて、8月は「おうちでバル開店!」をテーマにレシピを紹介しています。
今日は、「チキンライス」と「ガスパチョ」のレシピを紹介します。
さてさて今回もちょっと調べてみるで、「ガスパチョ」について調べてみました。
「ガスパチョ」はスペインの料理です。もともと農夫や羊飼いの人たちが、暑さの中で水分の補給と栄養を摂るために考えられた料理ということです。
また、昔ローマ軍が持ち込んだ飲み物に由来するという話もあるそうです。そしてそのことが、スペイン王立ガストロノミー学会のサイトにも次のように書かれているそうです。
「ガスパチョの起源は、ローマ軍団が水筒に入れて持ち運んだ「ポスカ」という飲み物に由来します。水、ビネガー、塩、刻んだハーブから作られていました。」と。
今回紹介するガスパチョもトマトを使ったものですが、現在のスペインでも、様々な野菜やフルーツ、そしてナッツなどを加えたガスパチョが作られているそうです。
そろそろレシピを紹介しますね。
「チキンライス(炊飯器の人参・玉ねぎ・とうもろこし使用)」
材料(作りやすい分量)
★ご飯 1合
★人参 1/3本
★玉ねぎ 1/8個
★とうもろこし 1/4本
塩胡椒
付け合わせ:ベビーリーフ
作り方
- ①人参・玉ねぎは荒くつぶし、とうもろこしは芯から外して塩胡椒で味を整えながら混ぜる。
-
「ガスパチョ(炊飯器の人参・玉ねぎ使用)」
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材料(作りやすい分量)
★人参 1/3本
★玉ねぎ 1/4個
野菜ジュース 200ml
※サテ・トム 小さじ1/5
(ベトナムラー油) - 作り方
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- ①ビニール袋に人参・玉ねぎを入れしっかりつぶす。
- ②野菜ジュースを入れ塩胡椒で味を整える。好みで※辛味調味料(タバスコ・一味・豆板醤などでも)を入れる。バジルをのせる。
「ポテトサラダ」と「ジャーマンポテト」のレシピを紹介しています。

8月は「おうちバル開店!」をテーマにそしてもう一つ「全部まとめて炊飯器でポン!」で作るレシピを紹介しています。
今日は、炊飯器でのジャガイモを使ったレシピ「ポテトサラダ」と「ジャーマンポテト」の二品を紹介します。
ジャガイモの料理はなんでも美味しいですよね。以前、北海道に行ったとき、どこかの峠の休憩所で、蒸かしたジャガイモにバターをのせたのを食べさせてもらいました。ホカホカ、ホクホクの北海道のジャガイモに北海道のバターをのせて食べる。とても美味しかったのをおぼえています。時々自宅で、鮭とジャガイモが主役でニンジンや玉ねぎが入ったスープを作ってくれます。鮭のうま味と塩味がジャガイモにしみ込んでとても美味しいです。ご飯もすすみます。
また前にもお話ししたと思いますが、私はポテトサラダが好きです。なかなか今の時期、飲みにいけませんが、お店で必ずポテトサラダを注文します。その店、その店で工夫したいろんなポテトサラダに出会うのがとても楽しみです。早くまた飲みに行きたいなあと思います。
ジャーマンポテト、ジャガイモとソーセージやベーコンが入っていて、ベーコンなどの塩味がジャガイモにしみて美味しいです。ドイツの料理。ジャーマンポテトと酸っぱいキャベツのザワークラウトのセット。ビールがすすみそうです。
そろそろレシピを紹介しますね。
「ポテトサラダ(炊飯器のじゃがいも・人参・玉ねぎ使用)」
材料(作りやすい分量)
★じゃがいも 1/2個
★人参 2cm
★玉ねぎ 2枚
きゅうり(輪切り) 1/3本
牛乳 大さじ1
マヨネーズ 小さじ2
塩胡椒
作り方
- ①皮をむいたじゃがいもをつぶして牛乳を混ぜる。
- ②①に荒くつぶした玉ねぎ・人参と塩もみしたきゅうりをマヨネーズで和える。
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「ジャーマンポテト(炊飯器のじゃがいも・ウインナー使用)」
-
材料(作りやすい分量)
★じゃがいも 1/2個
★ウインナー 2本
粒マスタード 大さじ1
塩胡椒作り方
- ①皮をむいたじゃがいもはサイコロに、ウインナーは小口に切って粒マスタード・塩胡椒で和える