新着情報

2025.02.12

サロンコンサート

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。

昨日、京都府保険医協会主催のサロンコンサートに行ってきました。定期的に開催しているサロンコンサートです。これまでなかなかいけなかったのですが、今日は2回目です。1回目は母と一緒に行きました。まだまだ母が元気なころです。

まだまだ十分に足が動かず、2本の杖を使っての移動。2本の杖を使っても不安定さが残っています。なかなか一人では移動が難しいのですが、保険協会には何回か行き、頼もしい事務局の方がいらっしゃるので安心して行くことができます。保険協会で開催されなければ、一人で行くのはちょっと躊躇したと思います。

今回のコンサートは、フルート・ヴィオラ・チェロ三重奏でした。

久しぶりのクラッシックの演奏。新鮮さを感じるとともに、目の前での演奏、耳からではなく体全体で演奏を聴くことができました。演奏を聴きながらいろんなことが頭に浮かんできました。

その一つは、母と一緒に京都市交響楽団の定期コンサートに行ける時はできるだけ聴きにいったことです。

父と母は京響の賛助会員になっていて、毎月一緒にコンサートを聴きに行っていました。父が亡くなってからは、私も賛助会員になって母と一緒にコンサートに行くことになりました。

月に一回のクラッシックのコンサート、その時は日常の生活から離れ、新鮮な時間を過ごすことができました。コンサートの帰りは母と二人で飲みに行ったり、とても楽しいひと時でした。

母が認知症になてからも、好きな音が鵜を聴かせてあげたいと思い、一緒に行っていました。延焼中は静かに楽しそうに、そして穏やかな表情でじっと演奏を聞いていました。たまに曲を聴きながら、手拍子をしそうになった時は焦って母の手を押さえることもありました。でも帰りしな、「今日はよかったね。」という母を見てとても嬉しかったです。

私も俺また行ける機会があれば、クラッシックのコンサートにいって、心穏やかになりたいなあと思います。

2025.02.09

輪ゴム結紮法について(動画)

2025.02.05

高額療養費制度の限度額引き上げに反足します!

こんにちは。渡邉医院の渡邉です。

 私の自宅付近でも雪が少し舞っていました。寒いですね。体調もそうですが、いろんなことに気をつけて下さいね。

 去年の年末、政府は高額療養費制度の限度額を引き上げる方針を固め、今の国会で審議されます。この方針に対して、がん患者さんの皆さんからは、限度額の引き上げで、「治療を断念せざるを得ない。」など、声を上げておられます。

 全がん連などの患者さんの団体など、WEB署名を呼びかけられ7万7千人の方の賛同が寄せられているとのことです。

 高額療養費制度の限度額の引き上げ‘に対して反対する世論が急速に広がってきています。

 私も悪性リンパ腫の治療にあたり高額療養費制度を利用しました。限度額は前年度の収入で限度額が決まります。私の限度額は約20万円でした。

 抗がん剤による化学療法を計5クール行い、さらに地固め療法そして最後に自家血幹細胞移植をまず行いました。3月から10月までの8ヶ月間入退院を繰り返しました。毎月限度額の20万円。診療所も休止し全く収入のない中、医療費、生活費、診療所の維持費などとても苦しかったです。さらに移植が終わり、1月から診療を再開すると、すぐに体調を崩し入退院を繰り返し、再発疑いで高額な抗がん剤の内服薬を処方してもらい、薬局には毎回限度額の20万を支払う。どんどん預金がなくなっていきました。そしてもう一度抗がん剤による化学療法を4クール行い、去年の1月は1ヶ月間放射線の全能照射。そのころは非課税世帯になっていたので限度額は引き下がりました。

 でも悪性リンパ腫になってしまい、しっかり治療をしようと思うと、やはり高額療養費はとても助かりました。

 がんや難病の患者さんは、長期にわたり治療が必要なことが多いです。このような状況の中、政府の限度額の引き上げ方針は許すことはできません。

 高額療養費制度の限度額を上げるという政府の方針があるということを聞くだけで、制度を利用している患者さんには凄いストレスがかかります。

 今でも限度額をもっと引き下げて、経済的に安心して治療が受けられるようになってほしいと強く願っている方が全てだと思います。

 がんや難病で戦っている方は、ストレスが一番悪いです。ストレスをかけずに、穏やかに‘治療を進めること、このことがとても大切だと思います。

 政府が進めようとしている高額医療費制度の限度額引き上げには、強く反対いたします。

 

2025.02.01

2月になりました。

皆さんこんにちは.渡邉医院の渡邉です.

2月になりました.寒い日が続きますが、皆さん体調を崩しておられませんか?今、新型コロナもインフルエンザもすごく流行っています.手洗い、うがい、マスクなど基本的な感染対策をとって感染に気をつけてつけて下さいね.私は今のところ体調も崩さず、元気に診療も日常の生活も過ごしています.

毎年思うのですが、1月はとても長く感じます.お正月は随分前のことのように感じます.そして2月になると一気に時が過ぎてさっていく感じです.

さて今日年の1月は、4クールの化学療法が終わって、最後に1ヶ月間、放射線の全能照射を行い、今は寛解状態が続いています.今の私の状態は、まだまだ腰から下、両足の痺れ、麻痺がありまだまだ十分に足は動きません.2本の杖を使ったり、車椅子で移動しています.でも去年の今頃は、タクシーで診療所まで行き、玄関までスタッフが車椅子を持って来てくださって、診察室まで車椅子の移動でした.でも今は2本の杖だけで診察室まで移動が可能になっています.すごい進歩だと思います.また、全能照射の影響か、目やにがまだ多く出ます.1年経って、放射線の影響は強いんだなあと思います.そんなことを考えると、原爆で被爆された方々は全身に強い放射線を全身に浴びられた.また黒い雨でも放射線のシャワーを浴びられた.とても辛い経験をされたと思います.そんな中、去年、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の方々がノーベル平和賞を受賞されました.このことは、世界で唯一の被爆国である日本が、世界の先頭に立って「核兵器のない、平和な世界を目指す」ために力を注がなければならないという強いメッセージにもなったと思います.また発表の際に、隣で発表を待っている女子高生がいらっしゃいました.そして共に喜びを分かち合っていました.このこともとても頼もしく思いました。ノーベル賞受賞は、若い世代の人たちへも強いメッセージを伝えたと思います。

今年は被爆80年目。被爆された方々には時間がありません。被爆された方々が、「核兵器のない平和な社会」になったことを見せてあげなければなりません。それが今、私たちがしなければならないことだと感じます。

さて今の私ですが、まだまだ十分に両足は動きません。でも去年の今頃と比べると全然体調も良くなっていますし、できることが増えてきました。

入院中は1人でトイレにも行けなかったのですが、今は1人で大丈夫です。またお風呂にも一人で入れるようになりました。お風呂の時服を脱いだり着たりするのも椅子に座って行っていましたが、今は椅子に座らなくても壁を支えにして行っています。また家の中でも車椅子での生活で、食事をするときも車椅子で食事をする。でも今はちゃんと椅子に座って食事をしています。本当にいろんなことができるようになりました。

このまま寛解状態が続いて、さらにいろんなことができるようになるのを期待しています。とても楽しみです。

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住所 〒602-8462
京都府京都市上京区浄福寺通今出川下ル
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TEL 075-441-4303

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診療時間 日・祝
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