新着情報

2024.04.18

ゴールデンウィークの休診のお知らせ

京都市上京区の渡邉医院です。

ゴールデンウィーク期間中の休診についてお知らせいたします。

休診日

4月29日(月)休診

4月30日(火)診療

5月1日(水)休診

5月2日(木)診療

5月3日(金)〜5月8日(水)休診

 

よろしくお願いいたします。

2024.04.18

4月 新しい出会い

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
4月は色んなことが変わっていく月です。別れもあれば新しい出会いもあります。
私の主治医も4月から変わりました。最初の診察。初顔合わせ。私のこれまでの経過と今後についての話になりました。
まずは当日の血液検査の結果。
血液の検査では特に変化はなく、落ち着いている。腫瘍マーカーは少し高値だが、あまり変動はない。
今の一番の症状は腰から臀部にかけて痺れていること。そして両足が痺れて動かないこと。移動は車椅子か2本の杖で行なっていること。そして右目の動きで上向きの動きが不十分で両目で上の方を見ると福祉があること。日常の生活には支障無い。
 こんなことを話していて、最後に主治医が、「今後のことはどのように考えてられますか?」と質問された。それに対して私は、「去年12月23日に退院した時は、桜が見れるかなあと思っていました。そして、次の月、次の月が無事に迎えることができるかを不安に感じていました。最近だいぶ自信がつき、不安は減ってきました。このまま寛解状態が続いてくれればと願っています。次は、夏を越すことができるか?と考えています。ただ、今年1年もたないかもしれないことは覚悟しています。」と。主治医は、「このまま簡易状態が長く続いていくことを望みますが、自家血幹移植を行い、放射線療法を行い全ての治療をして行なってきました。次に再発症状を起こした時、全ての治療を行った後、どのような治療をするか?とても難しいです。そのことを理解してください。」と。そうなった時は、その時の事。その時にできる治療を行なっていくだけかなあと思います。最初の診察だったのでそこまでの話しをすることになったのだと思います。
 今思う事は、このまま今の寛解状態が続いて欲しいこと、そして早く歩けるようになりたいこと。

2024.04.14

4月も半ば

4月ももう半ば。今年は桜を見ることができた。2年ぶりの桜。

そう言えば、父も桜を楽しみにしていたが、桜を見ることなく他界した。

桜の花は、とても美しく咲き誇るが、一気に散っていく儚さも感じる。

私にとって桜は色んな思いを呼び起こす。これからもずっと。

前回の入院は様々なことを経験した。

一番怖かったのが、私自身が精神的におかしくなってしまうのではないかということだった。

痛みがあり、その痛みがなかなか改善されない。最終的には麻薬を使って痛みをコントロールした。夜は眠れず、夜が来ることに恐怖を感じた。段々、自分が精神的におかしくなっていくのを感じた。精神科の先生にも診てもらい、まずは眠ることが大事と睡眠導入薬を処方してもらい、不安が強い時に内服する安定剤も処方してもらった。

悪性リンパ腫の再発の所見はなかったが、もう一度抗がん剤による化学療法を4クール行った。化学療法の効果も出てきて徐々に痛みが軽減し、夜も眠れるようになった。

病気への恐怖もあるが、自分がどんどん精神的に壊れていくのがとても怖く、初めての経験だった。

今はもうテープ型の麻薬の痛み止めも使うことなく経過してしている。よかった。

去年の12月23日に退院して、1月から少しづつ診療を再開した。当初は2月は体調は大丈夫だろうか?3月はどうか?桜は見れるか?など常に不安を感じながら診療していた。でも今は、大丈夫だ!体調も段々よくなっていく。やって行けそうだと段々自信がついてきた。

主治医の先生から、「以前は自家血幹移植をした後再発した場合、余命6ヶ月と宣告していた。」と言われた。今は私のように、再度の化学療法、放射線の全脳照射などがあり、以前とは違ってきている。再発?してからもう6ヶ月以上経っている。でも私は全ての治療を行なっているので次はどうするか課題はある。

このまま寛解状態が長く続くことを祈るばかりだ。あまり無理をせず、生きていきたいなあと思う。

今は、朝起きると生きていることを感じる。朝のコーヒーの香りが心地いい。朝食も美味しい。仕事にも行ける。何気ない生活が送れることに喜びを感じる。

玄関前のモッコウバラ、蕾がたくさんついている。今年はたくさんの花が咲くかな。

2024.04.04

今日は、リハビリがてら近くの公園まで行ってみた。室内では2本の杖を使って歩いていたが、1人で外を杖を使って歩くのは始めて。室内と違って、ちょっとした凸凹に足?杖がとられる。まだまだ外を自由に歩くのは先のことかなあと思う。リハビリ頑張らなければ。でもなんとか公園に無事到達。

 公園に行った目的は、リハビリだけではなく、公園に咲く桜を見に行こうと思ったから。

 2年前の3月。悪性リンパ腫の治療のため桜を見ることなく入院。去年も体調を崩して入院。2年間桜を見ることができなかった。2年ぶりの桜。

 毎年、花見をして楽しんだ後、食事をして桜を楽しんでいた。今年も花見をして食事は無理かなあ。花見の名所に行くのもちょっと無理かなあと思っている。

 公園に行くと2本ある桜の木の1本がほぼ満開だった。2年ぶりに近くで見た桜。とても綺麗に咲いていた。

 今日は1人だったけど、妻ともう一度、桜を見に行きたいなあ。

2024.03.25

結婚式を終えて

3月24日、息子の結婚式、披露宴に出席するために23日に東京に行きました。何ヶ月ぶりかの旅行。少し不安はあったが、この日のために体調を整えて、リハビリもしてきた。喜びと楽しみを心に東京に行きました。

新幹線は多機能室を予約して行きました。多機能室の座席はベッドになり足を伸ばして座れたり、横になることもでき、楽に京都ー東京間を移動できました。

 息子が結婚式、披露宴を行った椿山荘は30年ほど前に、私たちも結婚式、披露宴を行った場所でもあります。同じ場所である行う。不思議な縁を感じます。30年前のことを思い出しながら、椿山荘の庭を散策しました。

 結婚式は、とても楽しい、素敵な時間を過ごすことができました。結婚する息子を見て、立派に成長したなぁとおもいました。お相手もとても可愛く、素敵な方でした。2人、末長く幸せでいて欲しいと願います。

 披露宴の御礼の挨拶をしました。もう少し上手く話せると思っていましたが、緊張もあったので、上手くできなかったと、少し悔しい思いもありますが、私の思いは伝わったのではないかと思います。その時伝えたかった挨拶は次のようなものです。

 「今日は、2人の披露宴に御列席していただき本当にありがとうございます。2人にとっても私たちにとっても素晴らしい一時を過ごすことができました。さて、私も日大の出身で、私たちの結婚式も、ここ椿山荘でお世話になりました。縁を感じます。

 さて、2年前の3月、丁度今ごろですが悪性リンパ腫になりました。この2年間入退院を繰り返しながら治療してきました。そんななか、生きること、幸せってなんだろうと考えたとき、妻がいてくれた。そして妻の姿、声がとても私の支え力になりました。そして勇太や梨佳子、そして家族。そして私の周りにいる多くの方々が私を見守り、支えになってくれました。そして、日常の生活を過ごす大変さを知り、でも本当に何気ない生活、何気ない一日一日が送れることに、喜び、幸せを感じ、いつまでも続いてほしいと願っています。これから2人にも、辛いこと、楽しいこと、色んなことが起きると思います。そんな時、お互い助け合い、そして自分が悩み苦しんでいる時、それを見守っている相手も同じように悩み苦しんでいることを忘れないで欲しい。そして、辛い時は辛いと、助けてほしい時は助けてと言えるようにしてほしいです。そして皆さんにお願いです。そんな2人を見守り、支えてあげて下さい。そして、声をかけてあげて下さい。お願いいたします。最後に、皆さんの未来が、最高の、最強の笑顔で溢れるよう願って、私の挨拶を終わらせれいただきます。今日は、本当にありがとうございました。」

 こんな感じです。

 今回の息子の結婚式、披露宴。とても素晴らしい幸せな一時でした。また、私のこれからも生きていく自信にもなりました。

2024.03.17

第7回日本臨床肛門病学会学術集会に参加して

今日、第7回日本臨床肛門病学会学術集会が開催されました。

今回のテーマは低位筋間痔瘻の括約筋温存術式でした。

痔瘻の手術の基本は、原発口、原発巣、瘻管をしっかり処理することです。

低位筋間痔瘻の場合、原発口から二次口に伸びる瘻管は、必ず内肛門括約筋を貫いています。この瘻管が貫いていいる内肛門括約筋をどう温存するか、どのように手術をするかの検討が今回のテーマでした。

低位筋間痔瘻はどのようになっているかをお話しします。

原発口である肛門線に感染を起こし、内肛門括約筋と外肛門括約筋との間に原発巣を作り、外肛門括約筋括約筋を貫いて二次口を作ります。

原発口から原発巣までの瘻管を一次瘻管、原発巣から二次口までを二次瘻管と言います。

この、内肛門括約筋を貫いている一次瘻管をどうするかが今回のテーマです。

まず、低位筋間痔瘻の手術で大事なことは、痔瘻の部位です。

肛門の後方の痔瘻の場合は、術後の変形や機能障害を起こさないので、解放術式を行います。開放創にすることで再発が少なく根治術度が高まります。

問題になるのは、側方と前方の痔瘻です。

温存術式の場合、二次瘻管と原発巣まで摘出して、原発口と一次瘻管を残すという手術です。残しても再発しないように様々な工夫をしていることの発表でした。

ただ、瘻管が残っていることで、そこからまだ再発する可能性もあり、まだまだ検討が必要だと思います。

2024.03.16

継承

 渡邉医院は昭和6年に開業しました。今年で93年になります。

 祖父が開業し、それを父が引き継ぎ、そして今の私。肛門科一筋でぶれることなく診療を続けてきました。父が脳梗塞で倒れた時も、その日のうちに私が京都に帰ってきて夕方の診療から引き継ぎました。この93年のなかで、去年、一昨年と私の悪性リンパ腫の治療のため、渡邉医院はほぼ休診状態となりました。これまでの渡邉医院の歴史の中で初めてのことでした。

 今年1月から再開し、徐々に診療を拡大してきています。体調も良くなってきていて、今後さらに診療を拡大していける、そんな自信がついてきています。ただ、悪性リンパ腫、また体調が悪くなり、入院治療が必要になることは必至です。この時も渡邉医院を休診にすることなく肛門科を続けていかなければならないと思っています。

 そのためには、私の身に何かおきても大丈夫なように、肛門科を継承していかなければなりません。渡邉医院93年で築き上げてきた診察、治療、手術などを伝えていかなければなりません。

 私がまだまだ診療ができるうちに、今後も肛門科が続いていくように。

2024.03.16

ポジティブに

 皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。

 1月から渡邉医院を再開して3か月目。徐々に診察を拡大しています。

 1月は放射線の全脳照射を土日以外毎日行いながらの診療でしたので、156人の患者さんを診ていました。23月と診察をする患者さんの人数を増やしていき、今は117人程度の患者さんの診察ができるまでになりました。まだまだ診察室でも杖での移動。顔面神経麻痺がまだあるので少ししゃべりにくかったり、唾液があまり出なくなっているので、一人の患者さんと話をするだけで喉は方からになります。また、全脳照射の影響で、涙や目やにがでたり。まだまだ十分な状態ではありません。予約の患者さんの診察が終わると、やはり疲れます。でも段々これらのことも解消されていくんだなあと思います。

 去年の1223日に退院して、当初は1月はちゃんと仕事ができるだろうか?1月になると2月はどうだろう?また入院しているのではないか?等ネガティブな思考になっていました。
 というのも、入院中痛みが強く、夜も眠れない、夜が来るのがとても怖いなどで、精神的にもおかしくなっていきました。その痛みに対して麻薬を使ったりしました。このままで本当に病状が回復するのか?回復して退院できるのか?等とても不安でした。こういったこともあって、退院後もまた直ぐに病状が悪化するのではないかとネガティブな思考になっていました。でも、診療をしているうちに、この調子でいくと、今後大丈夫ではないか、徐々に復活していけるのではないかとポジティブな思考に変わってきました。自分としてもすごくうれしい気持ちです。

 まだまだ手術を始めるまでにはいっていません。焦らずゆっくり、体調を考えながら、診療を広げていきたいと思います。

2024.03.03

3月になりました。奪われたものを取り戻そう!

皆さんこんにちは。今日は33日、ひな祭りどうお過ごしでしょうか?

我が家も小さいながら、お内裏様とお雛様を飾っています。

1月から診察を始めて3か月に入ります。これまでは、退院して診察を始めたら直ぐ入院を繰り返してきたので、久しぶりに長い期間入院せずに診療をしています。今月も何とか大丈夫な気がします。このまま順調に体調も戻っていってくれればいいなあと思います。まだまだ不安がありますが、なんとなく自身がついてきました。夢の中でも、両足が動いてちゃんと歩けるような夢をみたり、放射線の全脳照射の影響で結膜炎を起こしているのか、涙や目やにが多いのも、夢の中ではすっきり良くなっていて、前向きな夢を見るようになりました。

2年前に悪性リンパ腫に罹患して、私の大事なものがどんどん奪われていきました。

今の現状では、一番は両足が動かないこと。特に膝から下が痺れていること。また全脳照射での結膜炎のせいか涙や目やにが多いこと。これまでの生活、仕事。などなど沢山あります。

これからは、奪われていったものを取り戻していかなければと思います。

両足に関しては、一人では通院できないので、訪問リハをお願いして、これまでの自分勝手なリハビリでいいのか?正しいリハビリを教えてもらいながら、いずれ車いすから離れ、杖を使わずに以前の様に歩きまわれるようにしていきたいと思います。

診療に関しては、段々診療日数を増やし、診察する患者さんの人数を増やしていきたいと思います。

まだまだ以前の様な診療はできませんが、無理をせずに徐々に進めていきたいと思います。

3月が始まったばかりですが、今年は桜を見ることが出来そうです。

楽しみ!

2024.02.25

LINE、YouTubeでの相談パターン

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。

今回は、最近のLINEYouTubeなどでの相談傾向をお話しします。

相談内容は、大きく二つのパターンがあります。

一つ目は、出血や痛みなど症状があり、不安で相談される方です。

症状が有るけれども肛門科等、医療機関を受診するべきかどうか迷っている方がいらっしゃいます。やはりなかなかまだ肛門科を受診することに高い敷居があるようです。

診察をしていないので確実な診断はできませんが、相談される人の症状を聞いてやり取りしながら、肛門科を受診されるように進めています。ただ、誰に相談していいのかわからず、「相談できて安心した。」。「肛門科を受診します。」とおっしゃって下さると、目的が果たせたなあと思います。

もう一つのパターンは、手術後の経過が順調なのかどうかを心配されて相談される方です。

「術後7日経ったが、痛みや出血があって心配。」とか、「術後傷の腫れ強く、この腫れはちゃんと引いていくのか?」など、手術をした後の経過が心配で相談される方がいらっしゃいます。

 このパターンも、診察ができないので、確かなことは言えませんが、痛みはいつまで続くのかなどは渡邉医院の経験でお話ししたり、なかなか痛みが取れない原因や、腫れる原因等これまでの経験で、様々な可能性をお話ししています。ただ、最後はやはり手術をして下さった主治医としっかり話をして、今の状況を診てもらうようにお話しします。
 なかなか、主治医と話ができないという方もいらっしゃいますが、やはりそこはしっかり時間を取ってもらい、今後の経過などを主治医に聞くことが大事だと思います。

 まだまだ肛門科の敷居は高いのかなあと思います。症状がでて心配なときは直ぐに肛門科を受診できるようにしたいなあと思います。また、主治医となかなか話ができず、不安になる方も多いです。やはり主治医が一番今の状況を知っているので、遠慮なく自分の今ある不安や心配を話して欲しいなあと思います。そして医師側も気軽に相談できる環境を整えなければいけないなあと思います。

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TEL 075-441-4303

診療時間

診療時間 日・祝
9:00~12:00

※術後の患者さんも緊急対応いたします。
※日曜日・祝日は休診です。
※△は手術日となります。
※第3土曜日は休診にさせていただきます。
※完全予約制ですので、必ずお電話して頂き、予約してからの受診をお願いいたします。
予約の電話受付は平日12:00-14:30です。