終わりよければ全てよし(All’s well that ends well)
Twitterで、「肛門は小さいところですが、奥は深い」とつぶやきました。本当に精巧にできています。肛門科という標榜科目を掲げて、肛門を診察すればするほど、その奥の深さを知ることになります。
「終わりよければ全てよし」という諺があります。この意味するところは、「物事の結末が大事であり、過程は問題にならない。」ということです。この「終わりよければ全てよし」はシェイクスピアの戯曲「All’s well that ends well」のタイトルのフレーズでもあります。これにはちょっと引っかかるところはあります。やはり過程も大事かなあとも思います。
そこで、この意味するところをもう少し調べてみました。
私たちが、「あれは良かった。」、「満足した。」とか、反対に「もう一つだった。」、「物足りない。」と物事を評価する際にどこに基準があるかをわかりやすく示したものがありました。
物事の良し悪しを判断する基準に、「絶頂(ピーク)」と「結末(エンド)」のこの二つの時点で受ける印象が物事の良し悪しの判断に大きく影響を与え、このことを「ピーク・エンドの法則」と言うそうです。
「終わりよければ全てよし」ということは、「絶頂(ピーク)」にミスや不運があったとしても、「結末(エンド)」が良ければ、そのことで良いイメージを作ることが可能であるということだそうです。
肛門の話から、少し脱線してしまいました。どうしてこのような話をしたかというと、食べたものが消化され吸収され、そして便となって出ていく。この最後に便が出ていく肛門の具合が悪いとやはり、「すべてが台無し。」になってしまうと思います。気持ちよくスッキリ最後に便が出る。このことが「終わりよければ全てよし」だと思います。
せっかく美味しく食事をしたのに次の日の便が出るときに肛門が痛い、出血する、または内痔核が脱出してしまう。「せっかく昨日は美味しく、楽しかったのに。」と気持ちがとても落ち込んでしまいます。そして生活の質も低下してしまいます。それが毎日だと、とても辛いです。
何も肛門のことを気にすることなく、もっと言うと肛門の存在を忘れるほどに具合よく排便ができる。そういった肛門や排便の調整が必要なんだなあと思います。
内痔核や痔瘻そして裂肛など、手術をしなければならないことがあります。
手術をしなければならない状態の肛門はそもそも、精巧な肛門の機能が失われているということです。その場合も精巧にできている肛門の機能をできるだけ損なうことなく手術をして治していかなければならないと思います。
手術はどうしても傷をつけなければなりません。したがって完全に元の状態には戻すことができないということです。ですから、悪い部分を手術で治す場合、できるだけ元の状態に近づけることが大事になってきます。そのためにも、しっかり肛門の解剖や機能をしっかり学ばなければなりません。
「柚子胡椒」のレシピを紹介します。
今日は、久しぶりに青空が見えます。洗濯物も外干し。でも急な天気の変化には気を付けないといけませんね。
今日も夕方から、ワクチンの集団接種の出務に行ってきます。その間、チョッと外の空気でも吸って気分転換したいなあと思います。
8月は、「おうちバル開店」をテーマにレシピを紹介してきました。今回が8月のレシピの最後です。今日は「作ってみよう!」と言うことで、「柚子胡椒」のレシピを紹介しますね。作ってみて下さい。
柚子胡椒、ピリッと辛くて美味しいですよね。たまにお世話になる焼き鳥屋さんにも柚子胡椒が置いてあって、焼き鳥につけて食べると、とても美味しいです。お鍋などの薬味としてもいいですよね。
柚子胡椒は九州が発祥の地と言われています。その中でも柚子の産地でもある大分県の日田地域が発祥の地として有力だそうです。
柚子胡椒の「胡椒」は「青唐辛子」を意味する古語で、九州で方言として残っているそうです。
私が知っている柚子胡椒は青唐辛子でできているものです。赤唐辛子で作った、赤い柚子胡椒もあるようです。
ではレシピを紹介しますね。
「柚子胡椒」
柚子胡椒(作りやすい分量)
青ゆず 3個分
青唐辛子 50g
塩 小さじ1
ゆず果汁 少々
作り方
- ①ゆずの外側の色の濃い部分だけすりおろす。
- ②青唐辛子は縦半分にして種をとる。
- ③塩と果汁と一緒にミキサーにかける。
-
※青ゆずも青唐辛子も出ている時期が短いので黄色の柚子や赤い唐辛子でも同様に作れます。
※作ってからしばらく寝かせたほうがおいしくなります。
「パプリカのはちみつレモンマリネ」と「コーンボール」のレシピを紹介します。
8月のレシピは、「おうちバル開店!」をテーマに紹介しています。
なかなか皆で、お店に行って、ワイワイ楽しみながら飲んだり食べたりができない状況にあります。早く以前の笑顔であふれる生活に戻って欲しいなあと思います。
そんな中、「おうちバル開店!」家でみんなでいろんなものを作って、一緒に食べる。楽しい一時、笑顔があふれる一時を持てる、そんなきっかけに今回の8月のレシピが役に立てば嬉しく思います。
今回のレシピは「パプリカのはちみつレモンマリネ」と「コーンボール」の二品です。
さてさて、以前から思っていたのですが、パプリカとピーマンの違いって何だろうです。
私の感覚では、私が小さなころから、昔からピーマンはあったような気がします。パプリカは最近よく目にするようになった新しいもののような感じがします。
そしてパプリカは、昔「料理の鉄人」という番組がありましたよね。そのオープニングで鹿賀 丈史が赤い大きなパプリカをガリっとかじるシーンがありました。この時の印象が強いです。
さて、パプリカとピーマンの違いを少し調べてみました。
実はパプリカもピーマンも、ナス科のトウガラシ属の植物で、辛みのないトウガラシの一種になるそうです。
パプリカとピーマンは同じ種ですが、栽培品種が異なるそうです。一般的なピーマンは成熟前に収穫するので緑色をしていますが、その時期で収穫せず熟させると、黄色やオレンジ、赤色へと変化していきます。これをカラーピーマンと呼びんでいるそうです。
カラーピーマンは、大きく分けると「パプリカ」、「ジャンボピーマン」、「トマトピーマン」、「小型カラーピーマン」、「くさび型ピーマン」の5種類に分類され、大型で肉厚な品種がパプリカだそうです。
ピーマンとパプリカは、その栄養素を生かすには調理方法が違うようです。
ピーマンはビタミンCが豊富で、炒めるなど加熱調理をしてもビタミンが損なわれることが少ない野菜です。火を通す炒め物などにも最適です。
一方、パプリカは皮を剥く必要がなく、洗って中の種を取り除いたら、そのまま切って使えるお手軽な食材です。短時間で料理したい時などに役に立つようです。
ただ、パプリカは加熱している時間が長いと栄養価が落ちてしまうそうで、調理する際、特に加熱するときは注意が必要なようです。
火を通すときはサッとがいいようです。また煮込んで使う場合は、栄養素が溶け出しても飲むことのできる、スープやシチューがいいようです。
また、生でも美味しくサラダにも良く合います。
このようにパプリカとピーマン似ていますが料理の仕方にも違いがあるのですね。そろそろレシピを紹介しますね。
「パプリカのはちみつレモンマリネ(炊飯器の黄パプリカ・赤パプリカ使用)」
材料(作りやすい分量)
★黄パプリカ 1/2個
★黄パプリカ 1/2個
レモン汁 大さじ2
はちみつ 大さじ2
オリーブオイル 小さじ1
あらびき胡椒
作り方
- ①パプリカの皮をむき一口大に切り、調味料で和えて冷やす。
「コーンボール(炊飯器のとうもろこし使用)」
材料(作りやすい分量)
★とうもろこし 1/4本
★クリームチーズ コーンの半分
塩胡椒
作り方
①とうもろこしを芯からはずし、クリームチーズ・塩胡椒と混ぜて丸める。
②パセリをふる。
「チキンライス」と「ガスパチョ」のレシピを紹介します。
今日も一日雨でした。日曜日まで雨の天気予報です。梅雨という感じです。
ずっと雨が続くと、やはり雨による災害が心配です。東京には4回目の緊急事態宣言が出されましたが、コロナ感染の収束も願いたいですが、雨による災害も起きないように願うばかりです。
ただ、渡邉医院の木々たちは、この雨で生き生きしています。ぐんぐん成長して生い茂っています。そろそろ庭師さんが来て剪定して下さる時期かなあと思います。
さて、8月は「おうちでバル開店!」をテーマにレシピを紹介しています。
今日は、「チキンライス」と「ガスパチョ」のレシピを紹介します。
さてさて今回もちょっと調べてみるで、「ガスパチョ」について調べてみました。
「ガスパチョ」はスペインの料理です。もともと農夫や羊飼いの人たちが、暑さの中で水分の補給と栄養を摂るために考えられた料理ということです。
また、昔ローマ軍が持ち込んだ飲み物に由来するという話もあるそうです。そしてそのことが、スペイン王立ガストロノミー学会のサイトにも次のように書かれているそうです。
「ガスパチョの起源は、ローマ軍団が水筒に入れて持ち運んだ「ポスカ」という飲み物に由来します。水、ビネガー、塩、刻んだハーブから作られていました。」と。
今回紹介するガスパチョもトマトを使ったものですが、現在のスペインでも、様々な野菜やフルーツ、そしてナッツなどを加えたガスパチョが作られているそうです。
そろそろレシピを紹介しますね。
「チキンライス(炊飯器の人参・玉ねぎ・とうもろこし使用)」
材料(作りやすい分量)
★ご飯 1合
★人参 1/3本
★玉ねぎ 1/8個
★とうもろこし 1/4本
塩胡椒
付け合わせ:ベビーリーフ
作り方
- ①人参・玉ねぎは荒くつぶし、とうもろこしは芯から外して塩胡椒で味を整えながら混ぜる。
-
「ガスパチョ(炊飯器の人参・玉ねぎ使用)」
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材料(作りやすい分量)
★人参 1/3本
★玉ねぎ 1/4個
野菜ジュース 200ml
※サテ・トム 小さじ1/5
(ベトナムラー油) - 作り方
-
- ①ビニール袋に人参・玉ねぎを入れしっかりつぶす。
- ②野菜ジュースを入れ塩胡椒で味を整える。好みで※辛味調味料(タバスコ・一味・豆板醤などでも)を入れる。バジルをのせる。
「ポテトサラダ」と「ジャーマンポテト」のレシピを紹介しています。
8月は「おうちバル開店!」をテーマにそしてもう一つ「全部まとめて炊飯器でポン!」で作るレシピを紹介しています。
今日は、炊飯器でのジャガイモを使ったレシピ「ポテトサラダ」と「ジャーマンポテト」の二品を紹介します。
ジャガイモの料理はなんでも美味しいですよね。以前、北海道に行ったとき、どこかの峠の休憩所で、蒸かしたジャガイモにバターをのせたのを食べさせてもらいました。ホカホカ、ホクホクの北海道のジャガイモに北海道のバターをのせて食べる。とても美味しかったのをおぼえています。時々自宅で、鮭とジャガイモが主役でニンジンや玉ねぎが入ったスープを作ってくれます。鮭のうま味と塩味がジャガイモにしみ込んでとても美味しいです。ご飯もすすみます。
また前にもお話ししたと思いますが、私はポテトサラダが好きです。なかなか今の時期、飲みにいけませんが、お店で必ずポテトサラダを注文します。その店、その店で工夫したいろんなポテトサラダに出会うのがとても楽しみです。早くまた飲みに行きたいなあと思います。
ジャーマンポテト、ジャガイモとソーセージやベーコンが入っていて、ベーコンなどの塩味がジャガイモにしみて美味しいです。ドイツの料理。ジャーマンポテトと酸っぱいキャベツのザワークラウトのセット。ビールがすすみそうです。
そろそろレシピを紹介しますね。
「ポテトサラダ(炊飯器のじゃがいも・人参・玉ねぎ使用)」
材料(作りやすい分量)
★じゃがいも 1/2個
★人参 2cm
★玉ねぎ 2枚
きゅうり(輪切り) 1/3本
牛乳 大さじ1
マヨネーズ 小さじ2
塩胡椒
作り方
- ①皮をむいたじゃがいもをつぶして牛乳を混ぜる。
- ②①に荒くつぶした玉ねぎ・人参と塩もみしたきゅうりをマヨネーズで和える。
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「ジャーマンポテト(炊飯器のじゃがいも・ウインナー使用)」
-
材料(作りやすい分量)
★じゃがいも 1/2個
★ウインナー 2本
粒マスタード 大さじ1
塩胡椒作り方
- ①皮をむいたじゃがいもはサイコロに、ウインナーは小口に切って粒マスタード・塩胡椒で和える
「よだれ鶏」のレシピを紹介します。
今日は、一日中雨。今も雨が降り続いています。梅雨という感じです。
渡邉医院の庭の木々には必要なんだと思います。雨の日の庭の木々は何か生き生きして力強さも感じます。でも、やっぱり傘をさして荷物をもって、やっぱり大変。雨が降っていない方がいいのですが。そして、降りすぎて災害を引き起こさないように、雨も手加減してほしいなあと思います。
今、このブログを書いている最中に、京都市に大雨警報が出ました。被害が出ませんように。
さて、8月のレシピは「おうちでバル開店!」をテーマに紹介しています。そして「全部まとめて炊飯器でポン!」がもう一つの8月のレシピのポイントです。
8月のレシピ第二弾はこの炊飯器で作るレシピのトップバッター、「辛くないよだれ鶏」です。
さて、「よだれ鶏」は四川料理の一つだそうです。中国名が口水鶏と呼ばれ、茹でた鶏肉に唐辛子や花椒、そしてラー油の入った辛いタレで食べる冷菜です。この口水鶏の「口水」が「よだれ」を意味することから日本では「よだれ鶏」と呼ばれるようになったとのことです。美味しくて思い出してもよだれが出るということで口水鶏と名付けられたとのことです。辛くてよだれが出るのではないようです。
さてそろそろレシピを紹介しますね。
「辛くないよだれ鶏」
材料(作りやすい分量)
★鶏モモ肉 1枚
塩 少々
◇しょうゆ 大さじ1
◇はちみつ 大さじ1
◇にんにく 1かけ
◇生姜 1かけ
作り方
- ①鶏モモ肉は軽く塩をして炊飯器で炊く。
- ②ビニール袋に◇を入れ、①を入れて時々袋を返して味を染み込ませる。
- ③②の鶏を取り出し、食べやすい大きさに切る。
- ④②の汁を小皿にとり、ラップなしで電子レンジにかける。
- ⑤盛り付けた③に④をかける。
管理栄養士さんから一言
炊飯器調理
今回は大部分の加熱を炊飯する時に一緒に行いました。
利点として
①それぞれのうまみをご飯がすってくれる。
②蒸し調理で鶏もふっくら。
③時短(一度に加熱・刻む工程が少ない)。
④ほったらかし(ご飯が炊けるまでは)
⑤熱くない(ガス台での調理なし)。
⑥保温も可能。
⑦調理する人も一緒に楽しめる。
などが上げられます。炊飯器によって癖があるので調整してください。
電気圧力鍋でも同様の調理ができます。出来上がりを想像しながら他の食材も仕込むと新しい料理が生まれると思います。
8月のレシピ「全部まとめて炊飯器でポン!」
7月になってもう直ぐ1週間になります。
これまで国は、ワクチンを「打って、打って、打ちまくれ!」と言わんばかりにワクチン接種を進めてきました。そのような中、突然ワクチンの供給ができなくなったと言ってきました。京都でも、各位医療機関に7月12日以降の1回目の新規のワクチン接種の予約はしないようにとの連絡が来ました。また、今後のワクチンの供給量が減少し、先の供給に関しても不透明な中、個別接種を積極的に進めてきた医療機関では、ワクチン接種を予約していた方々に予約のキャンセルをしなければならない状況になってしまいました。ワクチン接種を受けたい方も、なかなか予約が取れずに、ようやく取れてワクチン接種を期待していた方が予約をキャンセルされる。とてもつらいことですし、また怒りのも変わります。その怒りが、今回の事態を生み出した国ではなく、医療機関にその思いをぶつけてしまう。そんな事例も起きてきています。また、京都市が行っている住民向けの集団接種もその規模の縮小、中止を余儀なくされています。西陣地区での集団接種も、予定されていた7月31日と8月1日の集団接種が中止になってしまいました。今後8月以降も集団接種は行うと京都市は言っていますが、国からのワクチンの供給量によっては中止などの対応をせざるを得ない可能性もあります。国は、この無計画なワクチン政策についてしっかり説明して謝罪する必要があります。国は早く安定したワクチンの供給を再開させなければなりません。
少し厳しい、そして重たい話から始まってしまいました。
気を取り直して8月のレシピを紹介しますね。
8月のレシピは、「おうちバル開店!」をテーマに紹介します。
そしてそのレシピは「全部まとめて炊飯器でポン」というレシピです。すべての料理を炊飯器で一気に下ごしらえするというレシピです。
その8月の献立は、
・辛くないよだれ鶏
・チキンライス
・ポテトサラダ
・ジャーマンポテト
・パプリカのはちみつレモンマリネ
・コーンボール
・ガスパチョ
の七品です。
炊飯器の中の具材は、
米 1合
鶏モモ肉 1枚
ウインナー 2本
玉ねぎ 1/2個
赤パプリカ 1/2個
じゃがいも 1個
黄パプリカ 1/2個
人参 1本
トウモロコシ 1/2本
です。
次回から、この一つ一つのレシピを紹介しますね。そうそうこれらの具材を炊飯器で炊くときは、お米1合分をたくためのお水も入れて炊いてくださいね!
8月のレシピ第一弾「ノンアルコールカクテル」
7月に入って、ムシムシ暑い日が続きます。雨の影響で熱海では悲しい雨の災害が出てしまいました。被害を受けた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
8月のレシピは「おうちバル」をテーマに家でみんなで楽しく一緒に作るレシピを管理栄養士さんが考えて下さいました。
管理栄養士さんからこんなメッセージを頂きました。
「8月は「おうちバル」としました。
本当に先の見えない中、暑い夏もやってきます。できることを楽しんで日々を過ごせればと思います。 今回は丸ごと炊飯器で調理するので、包丁の出番も少なく(人参・玉ねぎは軟らかくなってからつぶせば大丈夫)、難しい火加減もなく、普段料理をしない人でも、お子様でもチャレンジしてみてください。
合わせた飲み物もノンアルコールカクテルにしたので、子どもも一緒に。つくる人も一緒に。
おうちでバルの雰囲気を味わっていただければと思います。」
ということで、皆さん一緒に作ってみて下さいね。
8月のレシピの第一弾は「ノンアルコールカクテル」です。
まだまだ皆で集まって、楽しく飲んだり食べたりできない自粛が続いています。お酒もお店でゆっくり楽しむことはまだまだできない状況です。そんななか、家で楽しくノンアルコールカクテルを作って飲むのもいいのかなあと思います。場合によっては少しアルコールを加えて本当のカクテルにして飲むのもいいかなあと思います。
では、そろそろレシピを紹介しますね。
「ノンアルコールカクテル」
サングリア
材料
・ぶどうジュース
・フルーツミックス缶 ・りんご ・パイン
①フルーツを食べやすい大きさに切っていれる。
②ぶどうジュースを注ぐ。
※果物はお好きなもので、炭酸を入れたり大きな器で作っても。今回はフルーツミックスゼリーを使って、ゼリーを底に・フルーツを刻んで使いました。
モヒート
材料
・ミント・ガムシロップ・ライム(レモン)果汁・炭酸
①器にミントの葉を入れシロップを入れ押しつぶす。
②ライムと炭酸を入れる。
ピニャコラーダ
材料
・パイナップルジュース ・ココナッツミルク
①器にパイナップルジュースとココナッツミルクを2:1で混ぜる。
肛門科を受診し難いのは?
肛門科を受診し難い理由は何かなあと考えてみました。
肛門科を受診しにくい理由は何かなあと考えてみると、やはり男性女性にかかわらず、一番は「恥ずかしい」がやはり多いと思います。
きっと、恥ずかしいが、それ以上に診察を受けなければならない理由がなければ受診し難いのだと思います。例えば痛みが激しかったり、出血が多くびっくりしたり、その出血がとても不安に感じたりしたときは、受診のきっかけになると思います。また長年肛門の病気に悩まされ、「もうそろそろ治さなければ」といったように、恥ずかしさを上回る理由があって初めて受診できるといったことがあるのだと思います。
でも私たち肛門科医にとっては、何か不安なことや心配なことがあったら、悩まずに受診して相談してほしいなあと思っています。そのためにいかに受診しやすい環境を作っていくかを考えています。
そのためには、ホームページなどで、院内を紹介したり、診察の仕方や段取りなどをあらかじめ知ることができるようにすることもその一つだと思っています。
また、渡邉医院では、Twitterによる相談もしています。受診はしたいけどやっぱり行きにくい、でも心配、不安がある。誰に相談したらいいのかわからない。そんな時にTwitterでの相談を利用してもらっているのだと思います。そういった相談が肛門科への受診のきっかけになるといいなあと思います。そして実際、受診につながってくださった方もいらっしゃいます。
このように私たち肛門科医は、なかなかかかりにくい肛門科を受診しやすい科にしていかなければならないと思っています。
次に多いと思う肛門科を受診し難い理由は、「怖い」があると思います。
診察はどんなふうにされるのだろうか?診察は痛くないのか?受診したらすぐに手術されるのではないか?どんな処置をされるのか不安?など、診療に関しての不安からくる怖さもあるのだと思います。
やっぱり「肛門科を受診するとすぐに切られる。」といったイメージがあるのかなあと思います。
このことに関しても診察はどのように進めていくのか、処置はどんなものがあるのかなど、あらかじめホームページなどにアップしておくことも大切なのかなあと思います。
また、受診してすぐに手術ということになるのはごくわずかです。
どうしても受診してすぐに手術になる病気の一つに肛門周囲膿瘍があります。
肛門周囲膿瘍は放っておくとどんどん膿が広がってしまいます。肛門周囲膿瘍だけは、その場ですぐに切開して膿を出さなければなりません。それ以外はその場で手術ということにはなりません。
時々「受診したら、何も説明もなく輪ゴム結紮された。」などとお話しされる患者さんもいます。これはとてもまずいと思います。
内痔核や裂肛そして痔瘻などの肛門の病気は基本的に良性の病気です。癌などとは違います。ですから、肛門の病気の治療は、いまあるいやな症状を取り除くのが目的です。
患者さんにしっかりと自分の病気は何なのか、そして今どのような状態なのかをしっかり知ってもらって、そしてそのいやな症状を取り除くにはどんな方法があるのかを説明して、納得してもらってからの治療になります。
ですから手術が必要な状態でも、まずはいったん手術の必要性をお話しした後、自分で考えてもらって、「よし、しっかり手術して治そう。」と思っていただいてからの手術、治療になります。
反対に、患者さんは手術だろうと思って受診されても診察すると、手術は必要なく、それ以外の治療法で治すことができることもあります。
まだまだ、その人その人で肛門科を受診し難い理由はあると思います。
「恥ずかしがらずに受診してくださいね。」と言っても、私たち肛門科医が「恥ずかしがらずに受診できる」そんな環境をしっかり作ってあげないと、ただただ言葉だけになってしまいます。
まだまだ肛門科、受診し難い診療科です。受診しやすい環境を作るように今後も努力しなければと思います。
ワクチン供給が不透明に。なぜ?
今日で6月が終わります。1年の半分が終わります。とても早く感じます。
でも新型コロナウイルスの感染が拡大して約1年半、まだまだ収束は見えてきません。
ワクチン接種に関しても、混乱をきたしています。ワクチンの供給が不透明になっています。
64 歳以下の人たちを対象とした新型コロナワクチン接種が本格的に始まろうとしています。でもこの時期に、7月以降のワクチン供給が追いつかず、不足するという報道がなされています。 これまで、京都府や京都市をはじめ各市町村では、当初はワクチンの供給量が少ない中、京都府医師会や各地区医師会の先生方を中心に、供給量の少ないワクチンを無駄にせず、有効に接種して、人々の命や健康、そして暮らしを守ろうとワクチン接種体制を作り上げ、難局を乗り越えてきました。なかなか通常の診療の枠ではワクチン接種ができないため、診療が始まる前の早朝や午前の診療が終わった、本来なら休憩時間を使い、また休日を返上して、本当に地域の先生方は生命をかけてたたかってこられています。また、国からの職域接種の要請に応え、企業、大学なども職員やその家族、あるいは学生を守りたいという思いでワクチン接種に向け、模索しながらそして悩みながら、接種体制を計画し、体制を整えつつありました。
6月 30日時点で京都府内においても供給量減の影響が出始めています。京都市では、64 歳以下の「かかりつけ医」がいない方を対象に地域の医療機関で接種が受けやすい ようにと、京都府医師会が 28 日から運用を開始した LINE 活用の予約新システムが、 開始後数時間で受付を停止しました。国からのワクチン供給量が見通せず、京都市が 医療機関への配布ワクチンを制限したためです。個別接種を行っている医療機関では、 2回目接種が本当に行えるのかという不安が広がっています。そのため、新規のワクチン接種の予約受付を躊躇しなければならない状況になっています。
地域の住民に向けての集団接種は8月以降も引き続き開催される予定ですが、これもワクチンの供給量によっては規模の縮小や時間の短縮を考えなければならい状況です。そのような流動的ななか、集団接種に出務して下さる医師や看護師さんを募集してシフトを組んでいかなければなりません。
職域接種の関連では、ある大学で予定されていた職域接種 について、すでに申請したものの厚生労働省より職域接種の一時保留の通知があったこと。また別の大学では、7月1日から接種開始で準備を進めていたものの、厚生労働省から7月上旬のワクチン供給が難しいと連絡があったことなどが両大学のホームページで報告されています。また、別の大学関係者からは、「そもそも職域接種は 政府からの要請であったはずで、授業や試験などの本来業務と調整しながら準備を進 めてきた。開始予定日を示しているということは人員確保など手配がすんでいるとい うこと。そのタイミングでワクチンが供給されないというのはどういうことか」という憤りの声もでています。
なぜこのような状況になってしまったのか?国はワクチンを「打って、打って、打ちまくれ」と旗をふり、行き当たりばったりのワクチン政策をしていたようにしか見えません。ファイザーのワクチンもモデルナのワクチンも2回接種が必要です。このことはわかっているはずです。2回目分のワクチンも滞りなく供給できる体制を取りながら、計画をもってワクチン接種は進めなければなりません。ただただ「打ちまくれ」ばいいのではありません。
このことは、オリンピックのボランティアの方たちのワクチン接種に関しても同様です。
オリンピックが開催される時期は以前から決まっていたはずです。開催されるか中止かのどちらか。それでも開催日や開催期間は以前からわかっていました。開催されなかったとしても、開催することを想定して、ボランティアやオリンピックに関係する人たちへのワクチン接種は前もって、すでに今の時期には完了していなければ、オリンピック期間前に抗体はできません。ボランティアの方々は、何備えもなく、無防備に新型コロナウイルス感染の可能性のある中に送り込まれてしまいます。オリンピック担当大臣の言っていることは理解不能です。本当に新型コロナウイルスのこと、ワクチンのことがわかって国民に向けて喋っているのか不安です。「安心、安全なオリンピック」を謳っていたのなら、なぜ、このような基本的な、しかも一番大切なことを置き去りにしてしまったのでしょうか?
新型コロナウイルス感染拡大が始まり、約1年半が過ぎます。今からでもいいです。これまでの経験を生かして、後手後手の対策にならないように、国には頑張ってもらわなければなりません。