子供の裂肛は慢性化するの?

12月になりました。今年も後1か月。早いような気もしますが、今年はコロナコロナの1年でした。新型コロナウイルス感染の第3波が襲っている中、まだまだ収束も見えてきません。これからクリスマスや年末年始、お正月を迎えようとしていますが、私たちはこれまで経験したことが無い年末年始、そしてお正月を迎えることになります。でも、暗いことばかり考えていても仕方がありません。これから訪れるクリスマスなど、今までは違いますが楽しく過ごす計画をねるのもいいかなあと思います。
今回は、寄せられた質問にお答えしようと思います。こんな質問が来ました。「子供の切れ痔は何か塗り薬貰えますか?」という質問です。この質問の答えは「ハイ」です。基本的に裂肛に出す軟膏は渡邉医院では大人も子供も一緒です。子供が使えない軟膏は当院にはありません。
でも自分では塗れないお子さんもいるので、ご両親に塗ってもらうことになります。子供と言っても生後間もない赤ちゃんも便の具合で切れてしまうことがあります。ただ、お子さんに軟膏をつけるとき気を付けて欲しいことがあります。痛みもなく何ともなくても毎回お尻を広げて軟膏を付けると、やっぱり子供は嫌がります。軟膏を付ける場合は、排便時に痛かったり血が出た時だけでいいです。それ以外はあまり神経質にならずに軟膏を付けずにいても大丈夫です。
子供も大人と同じように切れ痔、裂肛になります。原因は大人と一緒で、便が硬く便秘だったり下痢が原因になります。ですから、一番の治療は大人と一緒で排便の状態を良くしてあげることです。子供は大人と違って必要な水分量が多く必要です。しっかりと水分を摂らせることが大事です。大人を小さくしたのが子供ではありません。体に含まれる水分の量も大人とは違い、多く水分が含まれています。
また、便秘が頑固な場合は、緩下剤を飲んで楽に便が出るようにしてあげるのも大切かなあと思います。渡邉医院では緩下剤として酸化マグネシウムを処方しています。子供もこの酸化マグネシウムを内服することが出来ます。
渡邉医院では粉薬の酸化マグネシウムしか置いていません。子供が粉薬を飲むのが苦手とおっしゃる親御さんもいらっしゃいます。そんな時は、コップの中に水を入れ、その中に酸化マグネシウムを入れてよくかき混ぜて飲ませて下さいと言っています。酸化マグネシウムは水に溶けますし、無味無臭なので、こうやって飲んでも大丈夫です。返って水分を摂る量が増えていいかもしれません。
具合良く便が出るようになることで、便秘は治っていきます。また、便が柔らかくなって、排便しても痛みがなくなると、子どもたちは、便をするのが怖くなくなり、嫌にならないので、便秘はさらに改善されると思います。
さて、大人には慢性の裂肛があります。でも子供にはまず、慢性の裂肛はありません。なぜならば、大人の場合は、出来上がった肛門が切れたり治ったりすることで慢性化していきます。これに対して子供の場合は子供の成長と共に肛門も成長していきます。傷がついても、肛門も成長していくので慢性化はしません。ですから排便の状態を良くしてあげるだけでよくなて行きます。また子供の場合は裂肛の治りも早いようです。
また時々お母さんが、お子さんに裂肛が原因での皮垂が気になり、お子さんと一緒に受診されることがあります。何か悪いものでもできたのかと心配されてのことだと思います。
また、できた皮垂は切除しなければならないのかと心配されて受診されます。子本的に皮垂は悪いものではありません。切除することは有りません。また子供の場合は、先ほどお話したように、子どもの成長と共に肛門も成長していきます。ですから、今ある皮垂もお子さんの成長、そして肛門の成長と共に皮垂の大きさが変わらなくても相対的に小さくなるので、気にならなくなると思います。
このように同じお尻の病気でも大人と子供では少し違った経過をとることもあります。
消炎鎮痛剤は我慢せずしっかり内服して下さいね!

今日は11月28日、もうすぐ12月になります。
渡邉医院の山茶花も沢山の花が咲きました。山茶花の下にある手水鉢にも山茶花の花が浮かび、趣があります。
今、新型コロナウイルスの感染第3波の中、年末年始の過ごし方をどうするか悩まれている方も多いと思います。いつもと違うクリスマス、年末、そしてお正月になるんだなあと思います。
手洗いうがい、そしてマスクの着用など、一人一人の感染対策をしっかりしていく必要があります。
そうは言っても12月。自粛の中でも楽しい時を過ごしたいなあと思います。
今日は術後の痛みに関して、痛み止め、消炎鎮痛剤の内服の仕方についてお話したいと思います。
消炎鎮痛剤。字のごとく、炎症や腫れをとって、痛みを抑える、この二つのことを目的として内服してもらっています。
手術の当日は、手術後1時間後にまずは1回目の消炎鎮痛剤を内服してもらっています。渡邉医院では局所麻酔で手術をします。局所麻酔は大抵1時間で切れてきます。その時に肛門の括約筋が締まってくることで痛みが出ることがあります。そこで、麻酔が切れる1時間後にまずは内服してもらっています。この場合、痛みがあっても無くても内服してもらいます。「先取鎮痛」ということがあります。痛みが出る前に前もって痛みをとることをすることで、痛みが楽になるということです。痛みが出てから内服するよりは痛みの出る前に内服したほうが痛みが楽になります。
また、手術当日は、夕食後、寝る前、そして次の日の朝の計3回消炎鎮痛剤を内服してもらっています。これも先ほどと同じ様に、痛みがあっても無くても内服してもらいます。
術後1日目から3日間は毎食後に内服してもらいます。これは消炎鎮痛剤の消炎と鎮痛の二つの目的で内服してもらいます。そして3日目以降は痛い時に頓服として内服してもらいます。
内痔核に対して痔核根治術を行った場合、術後の腫れが出ることがあります。ただこの腫れに対してはヘモナーゼという腫れを予防したり、腫れをとってくれる内服をしていること、そして一番腫れに効くのが入浴です。渡邉医院では術後1日目から入浴をしてもらっています。入浴することで、術後に傷が腫れた人も、腫れが引いてくれます。また、入浴することで肛門の内肛門括約筋の緊張がとれしかも血液の流れが良くなるので、痛みがある人も、入浴することですごく楽になります。ですから、消炎鎮痛剤はその「鎮痛」の目的だけで内服してもらうようにします。
内痔核の術後などで痛みを感じる時間帯も決まっています。一つは排便時と排便後の痛みです。そしてもう一つは夜中や朝方に痛みが出ます。肛門の手術だけでなく、痛みは朝方に出ることがあります。ですから、排便時に痛みがあったり、夜中や朝方に痛みがあれば悩まず消炎鎮痛剤を内服してもらいます。「痛みがあるけど、痛み止め飲もうかなあ?どうしようかなあ?」と迷った時は消炎鎮痛剤を内服してもらうことにしています。
というのは、痛みというストレスが加わることで、血液の流れが悪くなったりして傷の治りそのものが悪くなります。昔は、「痛いのを我慢したほうが早く治る。」と言われたりしましたが、そんなことは有りません。もし本当に痛みを我慢したほうが早く治るのであれば、我慢のし甲斐があります。でも痛みを我慢したほうが治りは悪くなります。我慢せずに楽に治す方が直りがいいです。
でも時々、「痛い時に飲んで下さいね。」と言うと、痛みを我慢してしまう患者さんがいます。我慢せずに痛いときは消炎鎮痛剤を内服して痛みをとり、楽になおして欲しいです。その方が傷の治りもいいです。また、手術の後も術後7~10日過ぎると痛みはスッと楽になっていきます。この間の痛みをしっかりとることが、術後の傷の治りにもいいです。
手術後は我慢せずに消炎鎮痛剤をしっかり内服して楽に治していきましょうね。
母のローバーミニが~!!

先日、認知症の母をショートステイの施設に迎えに行った後、しばらく母と一緒に過ごし車に乗っての帰り道、何か「カラカラ」と車体の下から変な音がしてきました。何かひっかけたのかなあと思って車体の下を覗いてみると、マフラーがぽっきり折れてしまっていました。JAFさんに連絡して、夜一人で待っている時、母からもらった?まだ借りている?ローバーミニを見ながらの思いをお話します。
今、乗っているのは母が生前父と乗っていた白色のローバーミニ。もう20年は乗っている古い車です。父が脳梗塞で倒れて体が不自由になった時に、京都の町、どんな狭い道でも入っていけるようにと買ったのがこのローバーミニ。父もシティーハンターの冴羽涼が乗っていた子のローバーミニ。気に入っていました。その頃の母は、白髪で、皆から「白髪の老婆が白いローバーに乗っている。」と言われてました。
大分古いですし、やはりローバーミニ、時々いろんなところが壊れて、そのたびに修理をして乗っていました。そうしているうちに段々愛着もわき、とことん乗ろうと思っています。
JAFさんのお世話になるのは、ローバーミニで今回が2回目です。というか、ローバーミニでしかJAFさんにお世話になったことは有りません。
1回目は交差点の真ん中で急にエンジンが止まって、何とか動いてくれて無事交差点を脱出した後、JAFさんに来ていただいてディーラーさんに運んでもらったこと。
今回が2回目です。ショックというよりは、「まただなあー」と言った感じ、JAFさんには、「出来の悪い息子の面倒を見るって感じで巣よね。手間がかかる分愛着がわきますよね。」と。全くその通り。壊れたところを治していくたびに段々愛着がわいてきて手放せなくなってしまっている自分を感じることが出来ます。また、父や母が大切にしていた車だと思うとなおさらです。
JAFさんに、「30年以上会員されているんですね。」と。30年かあ。私が京都に帰ってくる前から会員なんだと思うとともに、この間2回だけなんだと思いました。でも、こんな時のJAFさん。本当に安心ですし、助かる心強い存在です。しかも皆さんいい人ばかり気持ちが和みます。JAFさんの積載車の助手席に乗せてもらって運ぶのですが、何時も見るしか意図は全然違う。高い位置から大きな窓。いつもとは違う景色に感動します。大分紅葉が進んできている京都の街並みを見ながらディーラーさんへ。なにか気もいい。楽しい時間でした。
ディーラーさんから電話があって、マフラーは根元から折れてなく、一部分を交換するだけで治りそうとのこと。またその部品の在庫を聞いていただいたら、在庫ありとのこと。直ぐに取り寄せ治してくれることに。よかった。早く退院して、戻ってきてくれそうです。やはり京都の町。ローバーミニのような小さな車が便利。早く帰ってきて欲しいなあ!
12月の献立を紹介します。

12月はクリスマスをイメージにレシピを紹介してきました。今回は、その12月のレシピを使っての献立です。
12月のレシピを集めると、いい感じにクリスマスパーティーの雰囲気満点になります。是非作ってみて下さいね。
12月の献立は、
・スタッフドバケット(2種)
・スパゲティツリー
・ピクルス
・厚揚げのテリーヌ風
・スパイシーチキン
・揚げないミニコロッケ(5種)
の6品です。
お正月風のアレンジ
11月ももう半分が終ってしまいました。あっという間に1年が過ぎていきます。特に今年は新型コロナウイルスの感染拡大で。コロナコロナ、そして自粛自粛と私たちの生活暮らしはこれまでとは全く異なったものになってしまいました。
まだまだ新型コロナウイルス感染の収束の見通しはつきません。これまで同様に基本的な感染予防、うがいや手洗い等しっかり取り組んでいかなければと思います。
渡邉医院もこれまでの新型コロナウイルス感染対策に加え、これからの季節、季節性のインフルエンザの流行が重なることなども考え、いろいろ工夫をしています。待合室等には空気清浄機やサーキュレーターを設置して換気。これから寒さが厳しくなる中、暖房しながらの換気。待合室の患者さんには少し寒いと思いますが、感染防止を。またエアコンにウイルス対策用のフイルターを付けたりしています。また、待合室に入る前に、自動で消毒液が出て手をかざすだけで体温が測定できる器械を設置予定です。また診察室で患者さんに病状を説明する机の上には小型の光媒体の空気清浄機を準備しています。また、外来や診察室の蛇口はセンサー付きの触らずに水が出る蛇口にもしました。
渡邉医院だけでなく、全ての医療機関が新型コロナウイルスやインフルエンザの感染防御対策を行っています。
患者さんの中には、医療機関を受診することで、院内感染を起こしてしまうのではないかと心配され、本当は受診しなければならないのに受診を控え、病状が悪化してしまう方もいらっしゃるようです。医療機関もしっかり対策を行っています。必要な時には迷わず医療機関を受診して下さいね。こういった感染対策を患者さんも医療機関もしっかり行っていても感染してしまうことは有ります。それが感染症だと思います。そのような場合は無理をせずしっかり早期に治療していくことが大事だと思います。
10月後半から11月に入って、新型コロナウイルス感染の第3波が来ている状況です。
私達一人一人、できる感染対策はしっかり行っていきましょう。また、これまでも感染された方への誹謗中傷。様々な職種の対しての風評被害がこれまでも起きてきています。
私たちが戦わなければならないのは新型コロナウイルスです。そこを私たちはしっかり意識しなければならないと思います。私たちは新型コロナウイルスだけでなく、「私たちの心を蝕むウイルス」に対してもしっかり対応して、抑え込んでいかなければならないと思います。
12月のレシピとは全く関係ないことを書いてしまいました。今日は認知症の母の家で、母と一緒に過ごしています。自分にとって大切な人の笑顔を何時までも見続けられるよう日々を過ごしていきたいと思います。今、私たちの本質が問われている時だと思います。
12月は家族で集まることも多くなると思います。12月の献立の様に、皆で楽しく食卓を囲む。そんな一時を持ってくださいね。
「揚げないミニコロッケ5種」のレシピを紹介します。

12月のレシピはクリスマスをイメージしてのレシピを紹介しています。
今回は「揚げないミニコロッケ5種」のレシピを紹介します。
レシピの様に爪楊枝などに刺して、一口サイズにすると簡単に食べれて、パーティ気分になりますね。なかなか今のこの時期、皆でパーティは難しいかもしれませんが、きっと楽しいひと時を作ってくれるのではないかと思います。
みんなで食べるものに、焼き肉やお鍋もありますが、チーズフォンデュや串カツなども皆で揚げながら食べるのも楽しいですよね。
私が小学生の頃、誕生日など、友達や皆が集まるときに母が作ってくれて今でも覚えているものがあります。小さく一口サイズに握ったおにぎりの上に焼いたソーセージをのせて爪楊枝で固定。これをたくさん作ってくれたのを憶えています。皆でワイワイしながら一口で食べれる。今日のレシピと一緒に作ってみたいなあと思います。
今回もケチャップライスのコロッケがありますが、初めてライスコロッケを食べたときは衝撃でした。「ご飯のコロッケか~」という感じでした。でもトマトソースやケチャップのご飯にチーズが入っていて、それをコロッケの様に上げる。食べると中のチーズがトロっと出てくる。美味しい。しばらくははまっていました。
コロッケもいろんな具材でできるんだなあと思います。じゃがいもだけでなく、かぼちゃだったり、おからだったり。またポテトサラダのコロッケだったり。いろんな食材を試してみるのもいいかもしれませんね。
ではそろそろレシピを紹介しますね。
「揚げないミニコロッケ5種」
材料(作りやすい量)
衣
パン粉
サラダ油
A(ケチャップライス)
ご飯 1杯
ハム 1枚
玉ねぎ 1/8個
塩胡椒
ケチャップ 大さじ1
B(ひよこ豆)
ひよこ豆 1/2缶
マヨネーズ 大さじ2
塩胡椒
パセリ
C(かぼちゃ)
かぼちゃ 1/8
塩
D(ブロッコリーポテト)
じゃがいも 1個
ブロッコリー 4切れ
マヨネーズ
塩胡椒
E(えび)
えび 4尾
塩胡椒
ケチャップ
(作り方)
<衣>
パン粉に油をかけてこげないように茶色になるまで炒める。
これを丸めた具にまぶしてコロッケにする。
A:炒めて丸める
B:ひよこ豆は一度茹で、つぶして味付けして丸める。
C:一口大に切ってレンジで軟らかくし、皮を取って味付けし丸める。
D:じゃがいもはレンジで軟らかくしマヨネーズで混ぜる。ブロッコリーをゆでてしっかり水気を切り、じゃがいもで包んで丸める。
E:塩胡椒で炒める。周りにケチャップをぬって衣をつける。
「厚揚げのテリーヌ風」のレシピを紹介しています。

webでの学会が終り、今日はとてもいい天気です。散歩気分になりますね。
渡邉医院のハナミズキの葉の赤さもどんどん深くなってきています。また山茶花の蕾も少し赤くなってきました。
今日は「厚揚げのテリーヌ風」のレシピを紹介します。
「厚揚げでテリーヌ?テリーヌ、テリーヌと言っているけど、テリーヌって何?」と思ったので少し調べてみることにしました。
テリーヌは本来は陶器でできていたり、琺瑯引きの鋳鉄でできた容器のことを言うようです。そして長方形の形をしたものをテリーヌ型というのが一般的だそうです。ですから、テリーヌは長方形の形をした容器のことをさすようです。
そして、料理のテリーヌは、このテリーヌ型の容器に入れて作ったものを言うようです。
フランス料理では、レバーやミンチ。フォアグラや野菜、そして魚介類等もこのテリーヌ型の容器に入れて調理したものということのようです。ですから、テリーヌ型に入れた具材をオーブンで蒸し焼きにしたり、具材と一緒にゼラチンを入れて冷やして固めたものもテリーヌと呼ぶようです。
今はテリーヌいを頼むと、切って食卓に出てきますが、本来は、このテリーヌ型の容器に入れたまま食卓に出てくるようです。
テリーヌは高級なフランス料理というイメージがありますが、もともとは、中世のヨーロッパで保存食として作られていたものだそうです。冬場の食糧が不足する時期に、余った肉y多野菜、魚介類などを具材にしてテリーヌ型の容器に入れ、焼き上げたものが始まりのようです。1週間ほど保存がきくので、家庭の保存食のような感じだったようです。
今回のレシピは「厚揚げのテリーヌ風」。和と洋が組み合わさったレシピになっています。
厚揚げも煮たり焼いたりだけでなく、フランス料理にも変身できるのですね。私は厚揚げ、焼いて生姜や茗荷をのせてお醤油かけて食べるのも好きです。
ではレシピを紹介しますね。
「厚揚げのテリーヌ風」
材料(作りやすい量)
厚揚げ 2枚
コンソメ 1/2個
★ツナ缶 1缶
★マヨネーズ 大さじ2
キウイ 1/2個
生ハム 4枚
(作り方)
①厚揚げの上の皮だけ切り取る。
②皿に入れコンソメをかけてレンジで1分温めてる。
冷ましておく。
③★をなめらかになるまで混ぜる。
④キウイは5mm暑さの半月切にする。
⑤②の水気を切り、③と④のせ、もう一枚の厚揚げを豆腐面が下になるように重ねて半分に切る。
⑥⑤を生ハムで巻く。
⑦食べやすい大きさに切る。
「第75回日本大腸肛門病学会を終えて。Part2

今回は「第75回日本大腸肛門病学会を終えて。Part2」を報告しますね。
今年はwebでの学会だったので、直接先生方とあってお話はできませんでしたが、コンピューターの画面に知っている先生の顔が映ると、久しぶり肝と懐かしさが
湧いてきます。いつもだったらこの後先生方と飲みに行ったりして楽しいひと時を過ごしていたんだろうなあと思うと少し残念です。
さて、昼からのパネルディスカッション「大腸肛門機能以上の評価と治療」に参加する前に幾つかの口演を視聴しました。
その一つは「内痔核に対するフェノールアルモンド油(パオスクレー)を用いた硬化療法の有用性の評価と無効症例の検討」です。
その結語は、「内痔核に対するPAOを用いた硬化療法は、特に出血例に対して有効であり、合併症もなかった。しかし、進行度が3度で病悩期間の長いものには無効の症例も認められた。」というものでした。
渡邉医院では積極的にパオスクレーによる痔核硬化療法を行っています。私の祖父のころから痔核硬化療法を始めています。渡邉医院は90年すぎていますから、90年以上前から痔核硬化療法を行っていることになります。パオスクレーが出来る前は独自に痔核硬化剤を作って使っていました。そういったこともあって、痔核硬化療法に関しては渡邉医院は歴史と経験が豊富だと思います。
パオスクレーの一番の適応は出血であることは間違いありません。パオスクレーは出血している内痔核には良く効き、パオスクレーの痔核硬化療法で内痔核の出血は治まります。ただ、脱出してくる内痔核に対してもある程度有効です。でも十分に効果を出すには、局注するパオスクレーの量が大切です。
やはり1箇所の内痔核に対して5ml以上はしっかり打ちたいです。5ml以上と未満ではやはり効果が違います。特に脱出してくる内痔核に対しいては量が大事です。発表では全体で4mlとのことでした。やはりパオスクレーの量が少ないのではないかと思いました。
渡邉医院では1箇所の内痔核に5mlを打つようにしています。ですから3箇所の場合は15ml打つことになります。ただ、1回で15mlを打つことが出来ないので、2回に分けてしっかり局注することにしています。
もう一つ気になった口演が「温水洗浄便座使用状況と肛門疾患の関連についての考察」という演題でした。
温水洗浄便座が登場して50年以上も経つんだなあとと思ったのと、日本国民の約7割が使用しているとのことでした。戸川純の「おしりだって洗ってほしい」というCMは衝撃的でした。
私も以前日本大腸肛門病学会で温水洗浄便座に関しての発表をしました。温水で洗うことで肛門の血流が行くなるという内容の発表でした。
ただ、洗浄便座によって肛門の具合を悪くすることがあります。この口演の考察のところに、「洗浄便座を日常的使用している患者では掻痒や便もれといった症状を訴える割合が比較的高く、一部の肛門疾患の増悪の要因となる可能性が示唆され、正しい使用方法の指導が必要と考えられた。」としていました。その通りだと思います。
清潔にしようと思い、洗浄する際の水圧が段々強くなり、しかも長い時間洗浄してしまうことがあるようです。強い水圧で洗浄すると、そのことで肛門を傷つけたりすることがあります。また直接肛門に水が当たると、直腸の中に洗浄水が入っていってしまいます。直腸に入った水はどうなるかと言うと、あとから出てきます。そのことで反対に肛門が汚れたり、ただれて皮膚炎になる可能性もあります。また、口演の考察にあった様に、直腸内に水が入ってその水が出てくるときに便もれのような症状が出ることもあります。きれいにしようと一生懸命洗ったことが、反対にそのことが原因となって、肛門が汚れたり、便もれのような症状が出たり皮膚炎の原因、そして増悪に繋がってしまいます。やはり温水洗浄便座は軽く洗ってサッと拭くことに心がける必要があります。
午後からのパネルディスカッション「大腸肛門機能異常の評価と治療」では大腸の動きや肛門の状態を評価する様々な検査などが紹介されました。
なかなか渡邉医院のような小さな診療所ではできないなあと思う検査でした。でも、必要と思われる患者さんはこのような検査などをしてもらい、大腸の動きなどの状態を診てもらい、正しい治療へとつなげていかなければならないと思いました。
そのパネルディスカッションの中で「刺激性下剤依存症とその治療」という演題がありました。センナ、アロエ、ダイオウなどの刺激性の下剤を長期間連用すると、耐性が生じ、次第に大腸内外平滑筋間のアウエルバッハ神経叢が障害され、重度になると障害は不可逆性となって大腸通過時間が遅延してさらに多量の下剤を要する悪循環に陥るとしています。刺激性下剤を内服することで、大腸の動きを悪くしてしまい、そのことが元に戻らない状態になってしまうということです。やはり、便秘を治す適切な下剤を適切に内服して便秘を治すことの重要性、そして医師も安易に刺激性下剤を処方しないようしていくことが必要であるという話をされました。便秘は焦ることなくじっくり治していく必要があります。
最後に、午前中の演題等が終った後、製剤メーカーが主催のセミナーがあります。その中で講演していた医師の話の中で印象に残ったのが食事に関してです。今、コロナ禍のなかで、一人で食事をする「孤食」が増えてきているという指摘がありました。皆で楽しく食事をするときは「主食、主菜、副菜」といったバランスのいい食事がとれるのに対して、「孤食」ではそういったバランスの良い食事が摂れず、栄養面だけでなく便秘にも悪影響がでるというお話でした。まだまだ収束がみえないなか、食事のことも気を付けていかなければならないなあと感じました。
第75回日本大腸肛門病学会を終えて。Part1

第75回日本大腸肛門病学会が終了しました。本来なら、今年は横浜での開催予定でした。新型コロナウイルスの感染拡大のためwebでの開催となりました。
先生方の熱気、息づかいを聞きながらの学会ではなかったのですが、webでの開催ならではのいい点もありました。LIVEでの講演やシンポジウム、ワークショップ以外の発表は何時でもどこでも好きな場所で視聴できるのは良かったかなあと思います。またweb配信サイトは12月27日の日曜日まで視聴することが出来るのでもう一度確認したいことがあればできます。この点もwebでの開催の利点かなあと思います。
ただ学会場での独特の熱気。これは味わうことはできません。また、発表後の直接先生に質問もできません。学会が終ってからの懇親会での先生方の話を聞くのも勉強になるのですが、それもありません。この点については少し、いや大分物足りないところがあります。年に1回の学会場で会う先生方との会話も、学会の楽しみです。
さて、来年は広島での開催になります。この1年でどうなっているのかわかりませんが、どんな形であれ、学会には参加して、しっかり勉強しようと思います。
今日14日は休診にさせてもらいました。今回の学会での内容、感じたことをしっかり報告したいと思います。
今年の学会はやはりweb形式であったためか、また学会そのものの開催がどうなるかということもあったのか演題は少なかったように思います。特に肛門に関しての演題は少なかったです。
昨日は、シンポジウム「全周性に脱出する痔核に対する手術のポイント」に参加しました。 全周性と言うよりは3箇所の脱出する内痔核に関しての発表が多かったように思います。
3箇所の内痔核の手術の場合はやはり、どのように内痔核を剥離して切除するかのデザインが重要になってきます。それぞれの内痔核を切除する創がつながってしまうと、術後の治りが悪くなってしまいます。また、内痔核を切除することのみに重きを置いて、切除後の肛門上皮が少なくなってしまうと、術後の狭窄にもつながります。また内痔核の根部結紮をする高さが同じ高さで結紮してしまうと、3箇所の結紮した部分が三角形の様に狭窄を起こすこともあります。やはり、3箇所以上の内痔核の手術を行う場合は、内痔核を同切除する科のデザインが重要です。これには熟練と経験がものを言ってくると思います。でも、そのことがだれにでもできるようにすることが手術の標準化につながっていきます。どのように切除するのかのデザインの標準化を検討しなければなりません。
また3箇所の内痔核だけではなく、内痔核の脱出と伴って全周性に外痔核部分の腫脹があるものもあります。この場合は内痔核を同切除するのかと共に、外痔核部分の腫脹をどう切除していくのかも重要です。外痔核部分の手術の仕方によっては、術後皮垂を作ることにもなります。
内痔核に対しての痔核根治術はオールマイティーの治療方法であるのですが、まだまだ改善の余地はあります。今後、このことに関してはしっかり検討していきたいと思います。
14日土曜日は、まずはパネルディスカッション「ALTA療法の功罪」に参加しました。
ALTA療法は、ジオンという痔核硬化剤を使って四段階注射法という方法で痔核硬化療法をする方法です。今まで痔核根治術をしなければならなかった第Ⅲ度以上の内痔核に対してALTA療法を行うことで、手術をしなくても治すことが出来るようになりました。手術とは違い傷を作ることなく治すことが出来ます。ですから簡単に言うとALTA療法の「功」は、傷を作ることなく治すことが出来るということです。ですから手術と違い痛みがありません。排便時も傷がないので排便時の痛みもありません。とても楽に内痔核を治すことが出来ます。
しかし、ALTA療法の適応を見間違えると、内痔核が治るばかりか悪化してしまうこともあります。また、ALTA療法を行う際に副反応もあります。代表的なものにはALTA療法施行中、施行後の血圧低下や徐脈。また直腸潰瘍や狭窄などがあります。また施行後に2週間以内に38℃以上の熱発を起こすこともあります。いずれの副反応も保存的に経過を診ることで自然に治っていきます。
ただ、こういった副反応があることをしっかり念頭に置いてALTA療法の治療に臨まなければなりません。医師は、「注射を打つだけで治る。」と安易に行うことはいけません。痔核根治術等、基本的な手術手技はしっかりマスターしてなければなりません。そしてさらに大事なことが、この内痔核がALTA療法の適応であるか、手術が必要なのかをしっかり診断でき、判断できる、そういった「見極める」ことができる技量を持っていなければならないということです。
ALTA療法は「功」の方が大きな治療法です。その「功」をもっと生かせるようにさらに検討していくことが大事です。
「スパゲティツリー」と「ピクルス」のレシピを紹介します。

12月のレシピは、クリスマスをテーマに紹介しています。
クリスマスの思い出というと、やはり私が子供の頃の事ばかりを思い出します。小さい頃の印象は何時までも残るものなのでしょうか?
今回の思い出はチョット苦しい思い出です。
この思い出も、甲府にいた時の思い出です。せっかくのクリスマスの日、インフルエンザにでも罹ったののでしょうか?周りがグルグル回るほど熱を出してしまいました。ずっと布団の中で寝ていると、何か息が苦しくなってきました。子供ながらに、「酸素が足らない!」「やばい!」と感じたようです。その時目に入ったのが飾りつけをされたクリスマスツリー。
12月のレシピの第一弾で紹介したように、この頃のクリスマスツリーは本物のモミの木。その頃の子供の発祥は凄い。「木の緑は二酸化炭素を吸って酸素に変えてくれる!」と考え、しんどい中、這ってクリスマスツリーの元まで酸素を求めていきました。気分的なこともあったのだと思いますが、何かとても楽になった気分になったような記憶があります。モミの木が暮れたクリスマスプレゼントは酸素でした。その時の私はモミの木に助けられたと感じていたのでしょう。
今回はチョット苦しい思い出でした。
ではそろそろレシピを紹介しますね。今回は、「スパゲティツリー」と「ピクルス」のレシピです。「スパゲティツリー」は子供も大人も楽しめると思います。是非作ってみて下さいね。
「スパゲティツリー」
材料(作りやすい量)
スパゲティ 50g
ジェノベーゼソース 大さじ2
トマト(小) 1個
飾り用パプリカ(黄) 少々
オリーブオイル 少々
作り方
①スパゲティを1分長めに茹でソースで和える。輪切りにしたトマトに盛り付けてパプリカをさした爪楊枝でとめる。仕上げにオリーブオイルをかける。
「ピクルス」
材料(作りやすい量)
カリフラワー 1/4個
ブナピー 1/2袋
大根 3cm
パプリカ(黄) 1/4個
パプリカ(赤) 1/4個
かんたん酢 大さじ2
粒胡椒 2個
作り方
①カリフラワー・ブナピーは茹でて水気を切る。
②5cm角に切ったパプリカ・大根と漬ける。
正月用アレンジ:パプリカ(赤)と大根だけ盛り付ける。
「スパイシーチキン」のレシピを紹介します。

12月のレシピはクリスマスをテーマに紹介しています。第二弾は「スパイシーチキン」です。
やっぱりクリスマスはチキンが定番ですよね。渡邉家も子供たちがいるときは、クリスマスの時は骨付きもも肉を焼いて食べていました。クリスマスでなくても時々ケンタッキー・フライド・チキンが食べたくなりますよね。そろそろクリスマスに向けてCMが始まるのかなあとも思います。
また、運動会など、なにかお弁当を持っていく行事ごとには鶏の「チューリップ」も定番だったような気がします。
私が中学生だったか、高校生だったか、家でのクリスマスパーティで七面鳥を頼んだことがありました。それをみた父が「七面鳥の取り分けは、外科医の私の出番かなあ!メスは使い慣れている。」といって取り分けてくれました。「さすが外科医!」。見事なナイフさばきで取り分けてくれました。父親って、何かこういった時に主張してきますよね。すき焼きの時に肉を焼いたり味付けするのも父の役目でした。何か家庭での行事ごとは自分が中心でやらなければと思っていたのでしょうか?ですから今、私の家でも、すき焼きの時は私が肉を焼いたり味付けに担当をしています。皆さんの家ではどうですか?
今年はなかなか外に出かけることはできないなあと思います。でもクリスマス。どこかに出かけなくても家庭で楽しい思い出作りはできますね。
ではそろそろレシピを紹介しますね。
「スパイシーチキン」
材料(作りやすい量)
手羽元 6本
塩 小さじ1/2
★小麦粉 大さじ2
★コンソメ 小さじ1/2
★カレー粉 小さじ1/2
サラダ油
(作り方)
- ①手羽元に塩をして10分置き、水で洗う。
- ②水から入れ沸騰してから弱火で20分ゆでる。
- ③水気を取り、★をつけ、少し多めの油で揚げ焼きにする。
<お正月風アレンジ>
- ①,②は同じ。
水気を切り、袋にしょうゆ
大さじ1とはちみつ大さじ1
を入れて空気を抜き漬ける。