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2022.06.03

完治に向けて。私の現状と今後。動画メッセージ

2022.06.02

いよいよ5クール目の治療、その後完治を目指す治療へ

 6月になりました。季節は一気に進んでいますね。

 私は今、悪性リンパ腫の抗がん剤治療のために入退院を繰り返しています。

どうしても入院しているときは、病棟内エアコンが効いているので、快適です。329日に入院をしたのですが、この間、私の中では季節は全く進んでいませんでした。でも4クール目が順調に終わり、来週の月曜日から5クール目の抗がん剤投与になりますが、一旦自宅に戻ってきています。やはり、暑くなってきていますね。季節は確実に進んでいます。

 どうしても入院治療していると体力が落ちてしまいます。この落ちてしまった体力をアップさせるために毎朝、近くの賀茂川を散歩しています。その時の風景を絵にしたのがブログでもご紹介している風景画です。
 まだ朝なので、自宅に帰るころには額に薄っすら汗をかきますが、吹いてくる風は、まだまだとても心地いいです。

 さて、今の私の状況をお話しします。

 悪性リンパ腫の治療、完解を目指して今抗がん剤による化学療法を行っています。この治療は全部で5クール行います。

 現在4クールが済み、残すは来週月曜日からの5クール目を残すところです。

 今のところ、強い副作用もなく、順調に治療が進んでいます。2クール目が終わった後に治療効果を診た造影MRIでは、脳の視床下部近くにあった腫瘍もほぼ消失しました。今回の5クール目が終わった後、再度造園MRIで治療効果を診ます。おそらく、腫瘍は消失して完解状態になっています。

 ただ、治療はここでやめることなく、完治を目指していきたいと思います。まだ詳しい日程等は主治医と相談していませんが、完治に向けて自家血移植を行う予定です。造血幹細胞移植には、同種造血幹細胞移植と、自家造血幹細胞移植があります。
 白血病患者さんはドナーからの同種造血幹細胞移植です。また、抗がん剤による治療効果が出にくい方や、抗がん剤治療でいったん完解された方が再度再発された時にも行うようです。

 私が行うのは、自分の造血幹細胞をあらかじめ採取しておいて、その造血幹細胞を移植する方法です。

 このように、これまでは、発症した悪性リンパ腫の治療、完解を目指す治療を5クールしてきました。来週からはその治療の5クール目です。それが終わり、治療効果を診る造影MRIで完解が認められたら、今度は完治を目指す治療として、私は自家血幹細胞移植を受けることになります。 

 もうしばらく治療はかかります。完治して復帰したいと思います。皆様には、本当にご迷惑をおかけしていますが、もうしばらくお待ちください。しっかり完治して「シン・渡邉医院」を再開したいと思います。

2022.05.30

動物の便の排出時間は12±7秒

 こんばんは。5月も明日1日残して終わってしまいますね。私は今悪性リンパ腫に対しての抗がん剤治療で入院中です。入院していると、エアコンが効いているので、暑さは感じず快適です。329日に入院したのですが、病棟の中はその時のままです。全く季節は進んでいません。今私は5クール予定のうち、今日で4クールが済みました。特に強い副作用所なく、順調に治療は進んでいます。いつもですが、1クール終わって、特に強い副作用等がなければ一旦退院です。ですから明日私は退院。次は66日の月曜日に5クール目に向けて再入院します。その後の治療予定はその時に主治医と相談することになります。
 必要な治療はしっかり受け、完治して復帰したいと思います。渡邉医院は休止中でご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
 Twitterでの相談していますのでお尻のことで何か心配なこと不安なことがあれば、遠慮なく相談してくださいね。

 今回は先日行われた日本大腸肛門病学会主催の第31回教育セミナーの内容を前回と今回とで報告したいと思います。今回はとても興味深く面白かった便秘についての話です。これまで私がブログにアップしている内容に違いはないので、今回はその私のブログにさらに付け加えて、のことに関してお話しします。

 便秘に関しての基本は同じで変わったわけでなく、具合よく便が出るには、①便のもとになる食物繊維があり量があること。②便の中に十分な水分が含まれていること。そして③大腸が具合よく動く。この三つは変わりません。

 さて今回のタイトルですが「動物の排便時間は12±7秒」と衝撃的なものとしました。

 やはり野生の動物、排便にあまり時間をかけていると、周りには沢山の天敵がいます。弱肉強食の世界です。排便も早くサッと済ませて長居をしない。そして直ぐに逃げられるようにする。そのために短いんだろうということです。それと比べて皆さんはどうでしょうか。野生動物並みに「排便時間12±7秒」と言う方、おられるかもしれませんが大抵はそうではないと思います。短時間で気持ちよく出るようにしたいものです。

 今回お話しする新しい内容は短鎖脂肪酸と、胆汁酸の便に与える影響についてです。

 もう少しだけ、違うお話を続けます。

 「ストレスは便秘の原因。」と良く言われますが、本当にストレスがかかると便秘になるのかというお話です。

 マウスの実験で、ストレスをかけたストレスマウスと、まったくストレスをかけないストレスフリーのマウスに関して調べた実験です。
 すべての結腸の上皮細胞にグアニリンとウログアニリンという物質が発現します。
 グアニリンとウログアニリンは腸管内に水分を増やして便の中の水分量を増やしてくれる物質です。
 ストレスをかけたストレスマウスでは、このグアニリンが有意に減少している。このために腸管内の水分量が減り、このことが便の中の水分量も減らすことになり便秘になるという実験結果でした。
 このように、やはりストレスも便秘になるということが証明されたわけです。なかなかストレスを取り除くことはできませんが、うまく解消していく方法を見つけ、便の調整をしたいものですね。

 もう一つ、直腸に便が残ったままになっていると、「便がしたい。」という便意がなくなるということです。私のブログでもお話ししたことがあります。ただ、直腸にコロコロの便だからスッキリ出ずに残り、このことで「便がしたい」と言った便意が出なくなるだけではないそうです。
 下痢の時も直腸に来た下痢を力んで出した時も、完全に下痢便が排出できずに、直腸内の下痢の一部が力むことでS状結腸に戻ってしまう。この下痢がまた直腸に降りてきて何回も排便したくなるといった症状になるようです。これらの完全に便が直腸内から排泄できないことを「不完全排泄」と言います。やはり便の量を増やして、形のある柔らかい便がスッと「完全排泄」できるようにしたいものです。

 さて、本題からずれて長く鳴ってしまいました。本題の短鎖脂肪酸と胆汁酸に関しては次回にしたいと思います。

2022.05.30

入院中、絵を描いてみましたー風景画編ー爽やかな風に吹かれて 動画編

2022.05.29

第31回教育セミナー(日本大腸肛門病学会主催)を終えて。

 さて、今私は悪性リンパ腫に対して抗がん剤投与の4クール目のため入院しています。4クール目もこれまで同様に、特に強い副作用もなくいつも言ってますが、「私はとても元気」です。しっかり治療して復帰していきたいと思います。皆様には本当にご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 さて、今日は日本大腸肛門病学会主催の第31回教育セミナーに参加しました。今回の病気、入院前に申し込んでいたものでした。朝の9時から午後1335分まで長時間に渡ってのセミナーでした。

 今回の肛門科のセクションは、肛門科を専門医している先生方に向けたセミナーと言うよりは、内科の先生や、肛門の診察をしない先生方に向けての肛門科からのある意味メッセージと言った内容でした。

 講演されている先生がこんなことをおっしゃっていました。「患者さんにとっては見せたくない部分、医師にとってはあまり見たくない部分」と。なかなか内科の診察の流れの中で「胸の音を聞いてみましょう。」とか、「お腹の動き具合を聴診してみましょう」とか、「お腹の具合を観ましょうね。」とかで、胸をはだけていただいたり、服をたくし上げてお腹を診せてもらったりはします。ただ、この診察の流れで、「ではお尻を出して下さい。肛門を診てみましょう。」とはなかなかいきません。

 でも、肛門内に指を入れて診察する指診だけでも様々なことがわかります。時々糞便栓塞と言って、直腸に便が詰まって受診される患者さんがいらっしゃいます。症状としては、肛門がとても痛い、便がだらだら下痢状に出る。」などの症状を訴えられ、場合によっては救急車で運んでこられる患者さんもいらっしゃいます。こんな場合、肛門が痛いならば、肛門の座薬か軟膏を処方しておくだけ、また患者さんの訴える下痢状の便がだらだら出るには下痢止めを処方してしまう。そんな変な治療になってしまいます。

 肛門が痛いのは、直腸に硬い便が詰まってしまって肛門の外側がパンパンに腫れあがっているための痛み。下痢状の便がだらだら出るのは直腸に便が詰まっているために、其の脇を下痢状の便が出ているため。全く違います。チョット肛門を診てあげて、それだけでももうわかります。さらに指を挿入すると、直腸内に硬い便が詰まっていることが指を入れた瞬間わかります。そうすれば直腸にある硬い便を崩して、あるいは摘便してあげて、残った便をグリセリン浣腸で出してしまう。そうすると肛門の痛みもなくなり、お腹もスッキリして患者さんはスッと楽になります。

 このように、指を入れて肛門や直腸を指診するだけでもいろんなことがわかります。

 さらに肛門鏡で肛門や直腸の中を観察することで病気を早く見つけることもできます。特に出血です。出血したという患者さんに肛門鏡を入れ観察すると、直腸内に多量の血塊が残っている場合があります。このような場合は大腸憩室縁からの出血を疑ったり、直腸の粘膜に炎症などがあれば潰瘍性大腸炎などもわかります。病気の早期発見や治療中の状態などを診ていくこともできます。

 このように、指を入れる、肛門鏡を入れて観察するだけで多くの情報を得ることができ、診断治療に繋がっていきます。そんなことで、私からも肛門指診、直腸指診、そして肛門鏡検査をお願いしたいと思います。

 少し長く鳴ったので、セミナーの肛門科のセクションはこの辺で終わりにしたいと思います。

 次回はセミナーの中で面白かった「便秘」に関してのお話をしたいと思います。

 

 

 

 

2022.05.27

抗がん剤「オンコビン」と便秘を考える

 私は現在、悪性リンパ腫に対して抗がん剤による化学療法5クール予定中4クール目を入院して行っています。4クール目もこれまで同様に順調に、強い副作用もなく進んでいます。今回の4クール目も週明けの月曜日にリツキサンの投与を行い終了となります。

 さて、抗がん剤投与で副作用といろいろ辛いことはあると思いますが、やはり便秘はその中でも上位を占めるのではないでしょうか?

 私はこれまでたまに出なくて硬い便が出ることはありますが、慢性の便秘ではありません。ですから慢性便秘の患者さんがどんなふうに辛いのかを身をもって体験したことはありません。ただ、今回抗がん剤投与、特にオンコビン(ビンクリスチン)の投与を受けているのですが、便は出てはいるのですがスッキリ出ないといった状況です。やはり便秘と言う副作用があるため、前もってマグミット(酸化マグネシウム)を処方していただき飲んではいるのですが、いつものような快便ではありません。

 感じとしては、食事を摂ると、まずは腸が張ってきます。パンパンになるような感じがします。そしてなんとなく便意を感じ始めます。便が出るのかなあと思ってトイレに行ってもすぐに出ません。気持ちとしては、「もうそこに来ているのなら、早く出てよ!」と言った感じです。しばらく待っていると便意が来て、ぐっと腹圧をかけてみても最初は出ない。またしばらく待ってを3回ぐらいした後、やっと出てきます。本当に「そこにいるなら早く出てきてよ!」と言った感じです。しかも便が硬いわけではありません。柔らかいけど出にくい。スッキリ出たわけではないので、またしばらく待っていては出す。そんな感じになっています。日頃渡邉医院に受診されている慢性便秘の患者さんもこんな感じなのでしょうか?そうであれば便は出ていても辛い。もっとスッキリ1回で出て欲しいと思います。

 さて私の場合は抗がん剤、オンコビンによる副作用による排便障害です。便は出ていますがこれはもう排便障害と診断していいと思います。現在マグミットで治療中といったところです。

 オンコビンがどうして便秘を引き起こすかです。

 オンコビンは「ツルニチニチソウ」と言う植物に含まれる成分から生成された抗がん剤です。

 オンコビンは自律神経に障害を起こします。自律神経は腸管の蠕動運動を支配する神経です。この自律神経が障害を受けることによって蠕動運動が悪くなり便秘になります。また蠕動運動が鈍くなることでガスも溜まってお腹も張ってきます。このことがさらに便秘を助長していきます。

 また抗がん剤投与で食欲がなくなり食事や水分の摂取量が少なくなってしまいます。このことも便秘の原因になります。

 またそもそも抗がん剤投与以前に、病気になったことへのストレス、入院することによっての環境の変化など精神的なストレスも便秘には大きく影響をしていると思います。

 さてここで今一度便秘に関しておさらいしてみたいと思います。

 慢性の便秘は大きく3つに分類されます。

  • ①弛緩性便秘;筋力が低下し、蠕動運動が衰えて便を出す力が弱まった状態。高齢の方や出産回数の多い女性に多く見られます。
  • ②痙攣性便秘;ストレスなどが原因になることが多く、ストレスによって自律神経が乱れ、蠕動運動が悪くなり便秘になる。
  • ③直腸性便秘;直腸までは便が来ているにもかかわらず、その便が排出できない状態。便意を我慢すると直腸で便が硬くなり、直腸に便を残したままにすると、便がしたいという便意が弱くなってしまう。

 やはりいずれの慢性便秘に対しても、具合よく便が出るためにはこれまでもお話ししてきたように、便の中に程よく水分が含まれ、便の量を増やすために食物繊維を摂るそして大腸が具合よく動くようにする。この三つがそろうようにしなければなりません。このことに関してはこれまでのブログなどを参考にしていただければと思います。

 やはり、抗がん剤による便秘、これをすれば良くなるといった特効薬は在りません。屋はロ位日頃から便の調子を良くするように心がけたり、緩下剤を内服したりして、通常時の便秘を治し、排便の調整をしておくことがやはり大事になってきます。そして抗がん剤投与を受ける際はまずは酸化マグネシウムなど塩類下剤から初めて、それだけではどうしても出ない場合は大腸刺激性下剤、ラキソベロンなどを追加していくのがいいと思います。

 抗がん剤での治療。これだけでも大変です。それに加えて頑固な便秘が加わるとさらにしんどくなります。便秘に関してはしっかり緩下剤を内服してスッキリ出るようにしておきたいものです。 

 最後にオンコビンの投与を受けているものからアドバイスです。
 ①便はやはり柔らかい方がいい。緩下剤を処方してもらって少し柔らかめにして、そこまで来た便を楽に出す。
   ②便がしたいなあと思ったら、迷わずトイレに行く。トイレに行ってもすぐに出てこず、しばらくのんびり便座に座って   いる。
 ③少し出たから、もういいやと言わずに、もうしばらく便座に座って便意が出てこないか待ってみる。

 こんな感じで、入院して治療をしているので慌てること、時間を気にすることはありません。スッキリ便を出してしまいましょうね。

2022.05.26

水性色鉛筆で「蘭」の絵を描いてみました。動画編

2022.05.25

渡邉医院付属Twitter相談所の活用を!

 5月ももう直ぐ終わり、6月梅雨の季節に入ります。昨日今日とまだまだいい天気が続いていますね。私は今、悪性リンパ腫に対して抗がん剤治療のために入院しています。病院内はエアコンがついていて快適ですが、外は日中熱くなるんでしょうね。マスクもしなければなりません。細目に水分をととって熱中症対策をとったり、マスク着用の緩和が検討されています。国からの通知をしっかり見てこれからムシムシする梅雨、そして夏に向けて熱中症にならないようにマスクの着脱に気を付けましょうね。

 さて私は今行っている抗がん剤投与をまず5クール行います。今回はその4クール目です。今のところ強い副作用も出ず、すごく順調に進んでいます。残りの1クールをしっかり取り組み、必要な治療はしっかり行い完治してから復帰していきたいと思います。その間渡邉医院は休止状態です。皆様には本当にご迷惑をおかけしています。申し訳ありません。私が完治して、今はやりの言葉では、「シン・渡邉医院」となって再開するのをお待ちください。治療の進み具合にもよりますが、91日を「シン・渡邉医院」の再開の日にしたいと思い、取り組んでいます。

 さて、休止になったからではないのですが、渡邉医院ではTwitterで私自身に相談できるようにしています。

 これは、肛門科はまだまだ敷居が高いようです。なかなか肛門の具合が悪くても肛門科を受診できずにためらっている方もいらっしゃいます。また誰に相談していいのかわからない、あまり誰とも相談したくないと、自分一人で悩んでいる方も多いと思います。そんな時ネットで情報を集めると思うのですが、ただ、検索した内容が本当に正しいことを発信しているのか、間違った内容ではないか。またネット検索で自分の都合のいい方向に話しを持って行ってしまったり、反対に悪い方へ悪い方へ持っていく、ますます悩んでしまうという方もいらっしゃると思います。また、不安になること、心配になることは一つだけではありません。その時その時自分の置かれた状況によって悩み事は変化していきます。こういった悩みや不安に対して一方的な情報の発信だけでは解決できません。その時に感じている心配なこと、不安なことを解決していかなければなりません。そういったことを考えて、Twitterでの相談を開始しました。今後LINEでの同じような私と直接相談できるシステムに変更していくのでその際は活用してください。

 さて、悪性リンパ腫に罹患した当初は、右目動眼神経麻痺があり、右目の瞼が下がり見えない状態でした。そして両目を開けると、ものが二重に見える複視。されに左目も次第に悪性リンパ腫に侵され見えにくくなってきて、メールを読んだりメールを打ったりすることはできず、さらに字も見えず書けずといった状態になり、Twitterでの相談も一時中止にしていました。しかし、治療が進み、まだ遠くを見ると複視があるのですが、目の前の景色、例えば食事をしたり、PCをいじったりするとき、そしてこの感じだと肛門の診察や治療する範囲に関しては以前より良く見えるようになってきました。そういうこともあってTwitterでの相談を再開しました。入院中も変な言い方ですが、私はとても「元気」です。入院治療中もTwitterでの相談を行っています。この間も何人かの方の相談を受けています。何か肛門のことで心配なこと不安なこがあれば遠慮なくTwitterで相談してくださいね。

 そのような中、とてもうれしいメールが届きました。

 手術をして、しっかり治そうと思うが不安。麻酔の痛みや術中の痛み、さらに術後の痛みや日常の生活にどのように戻っていくか、本当に心配されて相談に来られました。これまでお話ししたように肛門の病気や治療、ましてや手術などになると、その時その時にいろんな不安や心配事、悩みが出て聞くることは当然です。ただこのことを主治医と一緒にゆっくりお話しできればいいのですがなかなかそうもいきません。そんなこともあってご相談に乗りました。一つ一つ不安の感じられることに対してお答えし、スッキリしていってもらいました、そして最後にこんなうれしいメールが私のもとに届きました。このメールをみた時、「やっぱりTwitterでの相談を続けて、そして再開して良かったと感じました。本当にこの方には感謝です。内容はこんな感じです。

 

『うわー!! 本当にスッキリしました。!! わかりやすいし、とても納得して治療に励めます!!! 仰るとおり、スッキリと治して温泉旅行を目標に頑張ってみたいと思います。

Twitterと言うものを軽く見てました。ここまで感動してスッキリするのは本当にびっくりです。

ありがとうございます!!』

 でした。このメールの内容を、今でも一人で悩んでいる方々に知っていただいて、一人で悩まずTwitterでの相談をしてほしい。診察や治療はできませんが、相談するだけで、心の重荷がスッとおります。そこでそんな方々のために、ひと肌脱いでいただこうとメールを下さった方にこんなメールをお送りしました。私は意外と思いつくとすぐに実行してしまいたいタイプで、本当に夜中だったのに、ご迷惑を顧みずにこんなメールをお送りしました。

『夜中にすみません。一つお願いがあります。あなたの「Twitterというものを本当にびっくりです。」の部分を引用してブログを書いてアップしていいでしょうか?ブログ以外には引用しません。またアップした内容を見て削除した方がよいと言うことでしたら、即削除いたします。やはり、肛門の病気、肛門科を受診することがまだまだ敷居が高いようです。受診をためらい一人で、誰に相談していいのかわからずに悩んでいる方や、診察を受けたが、その内容が良くわからない。手術に向け不安がある。術後どうなるのか?等、その時その時に様々な不安が出てきます。主治医とゆっくり  話ができればいいのですが、それもままならない。そんな方々に渡邉医院のTwitterでの相談が役に立てばと思い始めました。あなたのこの言葉。悩んでおられる方々に力を与えてくれると思います。ご検討いただきお返事を下さい。よろしくお願いいたします。夜中に長文、申し訳ありませんでした。』と言う内容です。

 そうすると朝、さっそくメールを下さり快諾してくださいました。感謝感激雨霰です。

 夜中に送ったメールに朝にもう返事をいただく。ましてや相談内容を個人が特定できないことなら使って下さってかまわないと。でもそこまでは大丈夫です。でもメールを下さった方のこのメールできっと多くの方が勇気づけられ、Twitterでの相談を利用して下さると思います。そしてこの方同様にスッキリして、心の重荷を下ろされることでしょう。本当にありがとうございました。

 さて、私の治療はもう少し続きます。中途半端な治療でまた休んで渡邉医院も休止では困ります。しっかり治し完治して渡邉医院を再開していきたいと思います。「シン・渡邉医院」の再開です。一応私の予定では91日です。治療の進み具合で多少変わると思いますが多少伸びてもしっかり完治して復帰したいと思います。それまでは、「渡邉医院付属Twitter相談所」と言うことで遠慮なく活用してくださいね。よろしくお願いいたします。そしてメールを下さった方にはもう一度感謝申し上げます。ありがとうございました。

2022.05.23

抗がん剤投与に向けて準備していること。

 皆さんこんにちは。5月ももう直ぐ終わり6月になります。

 昨日、日中は良く晴れていてとてもいい天気でした。少し歩くと額に汗ばむほどでした。

 夜になると天気は一転して激しい雷を伴った雨、これにはびっくりしました。

 今日はまた打って変わっていい天気ですね。

 私は悪性リンパ腫に対して抗がん剤投与のため、今日再入院をしました。まずは全部で5クールを行うのですが、今回は4クール目です。渡邉医院を休止してからもう直ぐ2か月がたちますが、治療はどんどんスピードアップしていく感じで、残すところ今回を含め後2クールになりました。

 治療の方もとても順調に進んでいます。また治療の効果が症状が良くなっていく実感として感じることができます。このことは本当に力になります。そして、抗がん剤による治療が、ワクワク楽しいもの?になってきます。

 初回の緊急入院の時と違って、4クール目ともなれば、だんだん入院の準備も慣れてきます。前日に必要なものを鞄に詰め込む。入院するというよりは、遠足に行く、合宿に行くといった感じです。

 入院の際にもっていくものもだんだんわかってきました。

 抗がん剤、特にメソトレキセートの大量療法をしているので、副作用が出ないように早く血中濃度を下げなければなりません。そのために大量の輸液と利尿剤を投与します。そして自分自身も水分をしっかり摂るようにしなければなりません。抗がん剤の治療当初は病院にあるお茶を飲んでいました。でもお茶を飲んでいるうちに、だんだんお茶が辛くなってきました。そこで次回からは、お茶ではなく、「美味しいお水」のようにお水をとるようにしました。そして前回はいろんな味や香りの紅茶を持っていき飲むようにしました。だんだん生活の知恵です。今回も紅茶のティパックに加えて、スティック型のココアやお湯をかけるだけでできる「命」のトマトスープなどを持ってきました。

 そして、この準備のために土曜日に妻と一緒に買い出しに行ってきました。

 前述しました、紅茶やココア、そしてトマトスープ以外に、ご飯の時にと塩昆布、少しお腹がすいた時のために、一口サイズのクッキーなどを購入したのですが、ふと、「抗がん剤を投与しに治療入院するのに、なんか遠足や合宿に行くみたいだ。」と思い、そのことを妻に話し、二人で大笑いしました。こんな感じで悪性リンパ腫への抗がん剤治療が進められるのも、抗がん剤による副作用も強くなく、順調に進んでいるからなんだなあと感謝しています。

 さて、どうしてもこれまでの3クール、抗がん剤の治療の治療による効果は本当に順調で十分に出ています。ただ入院して治療して、一旦退院なる際はどうしても体重が減ってしまいます。そして体力も落ちる。1クールを終えていったん退院する目的の中に、私は体重を増やし元の状態にすること、そしてできるだけ体力を回復させること。このことがいったん退院の目的であって、次のクールへの準備になると考えています。

 ですから、退院して、自宅でゆっくりベッドで休んでいるというわけではありません。診療所を休止にしていますので、診療所に郵便物が来ていないか、また様々な書類がまだ届くのでその処理。今回は診療所の玄関前だけですが落ち葉が沢山落ちていたので庭の掃除。そして朝夕の散歩。また、妻は仕事に行くので、その後にお風呂の掃除や掃除機をかけたり、極力普段通り、いや、普段やっていないことをしっかりこなしています。

 万歩計を観てみると、退院している間はほぼ毎日約10000歩は歩いいたようです。

 このようなことで、体重も退院前の体重に戻り、体力もある程度戻って心身ともに万全の状態で今回の4クール目に臨んでいます。

 また時々、「入院中は眠れますか?」と聞いてくださいます。でも、尿量の確保のために12時間ごとに時間約300400ml尿が出るので、寝ている暇はありません。でもそれが入院の目的です。寝るために入院しているわけではありません。ですから私としてはよるゆっくり眠るということは、一切考えていません。「。眠れるときに眠る。」です。

 その止めにも退院中の体力アップは必要だと思います。

 今回は4クール目に備えての私の思いと、行っていることを紹介しました。

 さて、前回3クール目の目標は、「入院中に絵を1枚描く。」でした。今回4クール目の目標を何にしようか、今考え中です。また決まりましたら発表しますね。

 

2022.05.19

謎が解けた!

 昨日、今日ととてもいい天気が続いています。私も3クール目の抗がん剤の治療が順調に終えて、今、一旦退院して自宅で療養しています。悪性リンパ腫に対しての治療も順調に進み、主治医の先生からは、「無傷でここまで治療が進みましたね」と。抗がん剤による骨髄抑制など副作用も出ず順調に進んでいるという意味です。そこで「無傷の3連勝宣言」を出しました。(笑)

 悪性リンパ酢の方はとても順調に治ってきています。でもやっぱり体力は落ちています。昨日今日と少し隊員中に体力アップを図ろうと、朝散歩に行くことにしました。家の近くに賀茂川があるので、河川敷を散歩しています。様々な花が咲いています。木々も青々としてきました。草木や、川の流れの音、そして心地よい爽やかな風。心癒されますし、力が湧いてきます。退院中は天気さえ良ければ続けていきたいと思います。

 さて、FacebookTwitterで病院の売店の近くに、病気に関しての様々な冊子が置いてあり、そこに「リンパ腫」という冊子があり、内容が面白く勉強になったということをアップしました。 その冊子を通じて、今回複視というものが二重に見えるといった症状で初めて医療機関を受診しましたが、それ以前に悪性リンパ腫の兆候としての自覚症状がったことがわかり、複視になるまでの一連の症状が悪性リンパ腫に繋がっていたんだということがわかり「謎が解けた!」と言う気持ちになりました。これまでの症状が

と複視の発症までの経過がスッキリしたので、少しそのことに関してお話しします。

一番納得した症状が「寝汗」でした。「寝汗」は、複視が出る約2週間前からはじまりました。しかもそのかく寝汗の量が非常に多かったです。毎日タオルを持って、特に腰から上の汗が多く、夜中時々目を覚まし、タオルで体を拭きながら寝ていました。「お酒を飲んだせいかなあ。」とか思ったり、「今日はそんなに寝汗かかなかったなあ。」と思ったりしながら過ごしていました。でもこれも悪性リンパ腫の症状でした。

ネット検索してもすぐには悪性リンパ腫に到達することはできません。では難しく、「寝汗」で検索するとなかなか「悪性リンパ腫に到達しません。例えば「寝汗」と検索すると、「過度なストレスによって、自律神経に乱れが生じることで寝汗が出る。」など、悪性リンパ腫はなかなか出てきません。でも「悪性リンパ腫」で検索すると「寝汗」がすぐに出てきます。このように、症状をネットで検索もその理由を明確に知ることは難しいものです。熱もでたりします。

複視になる目の日頃から37℃少しの微熱もありました。そしていきなりの複視でした。

 FacebookTwitterで紹介した「リンパ腫」の冊子を読むことで、複視になるまでの様々な症状が一つにつながり、謎解きミステリーのように「謎が解けた」という気分です。「寝汗、熱、体重減少。」はチョット注意が必要ですね。冊子には診断や治療方法、再発など、本当にわかりやすく書いてありました。

 簡単に悪性リンパ腫の症状に関して紹介します。

 リンパ組織とは、リンパ節、胸腺、脾臓、扁桃腺などのことです。リンパ組織は是ン真にあり、リンパ球は血液を介して全身をめぐり、体を守ってくれます。ですから、リンパ腫はすべての部位に出現する恐れがあります。また、目や肺、胃や腸などのリンパ外組織にしこりができるタイプもあります。私の場合は脳の下垂体の近くに腫瘍として悪性リンパ腫が出ました。また目にもでてきていました。

 症状としては、首や脇の下、足の付け根などリンパ節の多いところに腫れや痛みのないしこりが現れます。また原因不明の発熱が続いたり、急に体重が減少したり、私のように「ひどい寝汗」と言ったものがあります。

 リンパ腫には「ホジキンリンパ腫」とそれ以外の「非ホジキンリンパ腫」の二つに大きく分けられ、日本人の場合は、「非ホジキンリンパ腫」が約95%と圧倒的に多いとのことです。このタイプによって進行の仕方や治療方法が異なってきます。

 今回は肛門の病気とは全く関係のない「悪性リンパ腫」に関してのおはなしでした。参考になればと思います。

 

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医院情報

院名 渡邉医院
住所 〒602-8462
京都府京都市上京区浄福寺通今出川下ル
竪亀屋町255
TEL 075-441-4303

診療時間

診療時間 日・祝
9:00~12:00

※術後の患者さんも緊急対応いたします。
※日曜日・祝日は休診です。
※△は手術日となります。
※第3土曜日は休診にさせていただきます。
※完全予約制ですので、必ずお電話して頂き、予約してからの受診をお願いいたします。
予約の電話受付は平日12:00-14:30です。