第31回教育セミナー(日本大腸肛門病学会主催)を終えて。
さて、今私は悪性リンパ腫に対して抗がん剤投与の4クール目のため入院しています。4クール目もこれまで同様に、特に強い副作用もなくいつも言ってますが、「私はとても元気」です。しっかり治療して復帰していきたいと思います。皆様には本当にご迷惑をおかけして申し訳ありません。
さて、今日は日本大腸肛門病学会主催の第31回教育セミナーに参加しました。今回の病気、入院前に申し込んでいたものでした。朝の9時から午後13時35分まで長時間に渡ってのセミナーでした。
今回の肛門科のセクションは、肛門科を専門医している先生方に向けたセミナーと言うよりは、内科の先生や、肛門の診察をしない先生方に向けての肛門科からのある意味メッセージと言った内容でした。
講演されている先生がこんなことをおっしゃっていました。「患者さんにとっては見せたくない部分、医師にとってはあまり見たくない部分」と。なかなか内科の診察の流れの中で「胸の音を聞いてみましょう。」とか、「お腹の動き具合を聴診してみましょう」とか、「お腹の具合を観ましょうね。」とかで、胸をはだけていただいたり、服をたくし上げてお腹を診せてもらったりはします。ただ、この診察の流れで、「ではお尻を出して下さい。肛門を診てみましょう。」とはなかなかいきません。
でも、肛門内に指を入れて診察する指診だけでも様々なことがわかります。時々糞便栓塞と言って、直腸に便が詰まって受診される患者さんがいらっしゃいます。症状としては、肛門がとても痛い、便がだらだら下痢状に出る。」などの症状を訴えられ、場合によっては救急車で運んでこられる患者さんもいらっしゃいます。こんな場合、肛門が痛いならば、肛門の座薬か軟膏を処方しておくだけ、また患者さんの訴える下痢状の便がだらだら出るには下痢止めを処方してしまう。そんな変な治療になってしまいます。
肛門が痛いのは、直腸に硬い便が詰まってしまって肛門の外側がパンパンに腫れあがっているための痛み。下痢状の便がだらだら出るのは直腸に便が詰まっているために、其の脇を下痢状の便が出ているため。全く違います。チョット肛門を診てあげて、それだけでももうわかります。さらに指を挿入すると、直腸内に硬い便が詰まっていることが指を入れた瞬間わかります。そうすれば直腸にある硬い便を崩して、あるいは摘便してあげて、残った便をグリセリン浣腸で出してしまう。そうすると肛門の痛みもなくなり、お腹もスッキリして患者さんはスッと楽になります。
このように、指を入れて肛門や直腸を指診するだけでもいろんなことがわかります。
さらに肛門鏡で肛門や直腸の中を観察することで病気を早く見つけることもできます。特に出血です。出血したという患者さんに肛門鏡を入れ観察すると、直腸内に多量の血塊が残っている場合があります。このような場合は大腸憩室縁からの出血を疑ったり、直腸の粘膜に炎症などがあれば潰瘍性大腸炎などもわかります。病気の早期発見や治療中の状態などを診ていくこともできます。
このように、指を入れる、肛門鏡を入れて観察するだけで多くの情報を得ることができ、診断治療に繋がっていきます。そんなことで、私からも肛門指診、直腸指診、そして肛門鏡検査をお願いしたいと思います。
少し長く鳴ったので、セミナーの肛門科のセクションはこの辺で終わりにしたいと思います。
次回はセミナーの中で面白かった「便秘」に関してのお話をしたいと思います。
抗がん剤「オンコビン」と便秘を考える
私は現在、悪性リンパ腫に対して抗がん剤による化学療法5クール予定中4クール目を入院して行っています。4クール目もこれまで同様に順調に、強い副作用もなく進んでいます。今回の4クール目も週明けの月曜日にリツキサンの投与を行い終了となります。
さて、抗がん剤投与で副作用といろいろ辛いことはあると思いますが、やはり便秘はその中でも上位を占めるのではないでしょうか?
私はこれまでたまに出なくて硬い便が出ることはありますが、慢性の便秘ではありません。ですから慢性便秘の患者さんがどんなふうに辛いのかを身をもって体験したことはありません。ただ、今回抗がん剤投与、特にオンコビン(ビンクリスチン)の投与を受けているのですが、便は出てはいるのですがスッキリ出ないといった状況です。やはり便秘と言う副作用があるため、前もってマグミット(酸化マグネシウム)を処方していただき飲んではいるのですが、いつものような快便ではありません。
感じとしては、食事を摂ると、まずは腸が張ってきます。パンパンになるような感じがします。そしてなんとなく便意を感じ始めます。便が出るのかなあと思ってトイレに行ってもすぐに出ません。気持ちとしては、「もうそこに来ているのなら、早く出てよ!」と言った感じです。しばらく待っていると便意が来て、ぐっと腹圧をかけてみても最初は出ない。またしばらく待ってを3回ぐらいした後、やっと出てきます。本当に「そこにいるなら早く出てきてよ!」と言った感じです。しかも便が硬いわけではありません。柔らかいけど出にくい。スッキリ出たわけではないので、またしばらく待っていては出す。そんな感じになっています。日頃渡邉医院に受診されている慢性便秘の患者さんもこんな感じなのでしょうか?そうであれば便は出ていても辛い。もっとスッキリ1回で出て欲しいと思います。
さて私の場合は抗がん剤、オンコビンによる副作用による排便障害です。便は出ていますがこれはもう排便障害と診断していいと思います。現在マグミットで治療中といったところです。
オンコビンがどうして便秘を引き起こすかです。
オンコビンは「ツルニチニチソウ」と言う植物に含まれる成分から生成された抗がん剤です。
オンコビンは自律神経に障害を起こします。自律神経は腸管の蠕動運動を支配する神経です。この自律神経が障害を受けることによって蠕動運動が悪くなり便秘になります。また蠕動運動が鈍くなることでガスも溜まってお腹も張ってきます。このことがさらに便秘を助長していきます。
また抗がん剤投与で食欲がなくなり食事や水分の摂取量が少なくなってしまいます。このことも便秘の原因になります。
またそもそも抗がん剤投与以前に、病気になったことへのストレス、入院することによっての環境の変化など精神的なストレスも便秘には大きく影響をしていると思います。
さてここで今一度便秘に関しておさらいしてみたいと思います。
慢性の便秘は大きく3つに分類されます。
- ①弛緩性便秘;筋力が低下し、蠕動運動が衰えて便を出す力が弱まった状態。高齢の方や出産回数の多い女性に多く見られます。
- ②痙攣性便秘;ストレスなどが原因になることが多く、ストレスによって自律神経が乱れ、蠕動運動が悪くなり便秘になる。
- ③直腸性便秘;直腸までは便が来ているにもかかわらず、その便が排出できない状態。便意を我慢すると直腸で便が硬くなり、直腸に便を残したままにすると、便がしたいという便意が弱くなってしまう。
やはりいずれの慢性便秘に対しても、具合よく便が出るためにはこれまでもお話ししてきたように、便の中に程よく水分が含まれ、便の量を増やすために食物繊維を摂るそして大腸が具合よく動くようにする。この三つがそろうようにしなければなりません。このことに関してはこれまでのブログなどを参考にしていただければと思います。
やはり、抗がん剤による便秘、これをすれば良くなるといった特効薬は在りません。屋はロ位日頃から便の調子を良くするように心がけたり、緩下剤を内服したりして、通常時の便秘を治し、排便の調整をしておくことがやはり大事になってきます。そして抗がん剤投与を受ける際はまずは酸化マグネシウムなど塩類下剤から初めて、それだけではどうしても出ない場合は大腸刺激性下剤、ラキソベロンなどを追加していくのがいいと思います。
抗がん剤での治療。これだけでも大変です。それに加えて頑固な便秘が加わるとさらにしんどくなります。便秘に関してはしっかり緩下剤を内服してスッキリ出るようにしておきたいものです。
最後にオンコビンの投与を受けているものからアドバイスです。
①便はやはり柔らかい方がいい。緩下剤を処方してもらって少し柔らかめにして、そこまで来た便を楽に出す。
②便がしたいなあと思ったら、迷わずトイレに行く。トイレに行ってもすぐに出てこず、しばらくのんびり便座に座って いる。
③少し出たから、もういいやと言わずに、もうしばらく便座に座って便意が出てこないか待ってみる。
こんな感じで、入院して治療をしているので慌てること、時間を気にすることはありません。スッキリ便を出してしまいましょうね。
水性色鉛筆で「蘭」の絵を描いてみました。動画編
渡邉医院付属Twitter相談所の活用を!
5月ももう直ぐ終わり、6月梅雨の季節に入ります。昨日今日とまだまだいい天気が続いていますね。私は今、悪性リンパ腫に対して抗がん剤治療のために入院しています。病院内はエアコンがついていて快適ですが、外は日中熱くなるんでしょうね。マスクもしなければなりません。細目に水分をととって熱中症対策をとったり、マスク着用の緩和が検討されています。国からの通知をしっかり見てこれからムシムシする梅雨、そして夏に向けて熱中症にならないようにマスクの着脱に気を付けましょうね。
さて私は今行っている抗がん剤投与をまず5クール行います。今回はその4クール目です。今のところ強い副作用も出ず、すごく順調に進んでいます。残りの1クールをしっかり取り組み、必要な治療はしっかり行い完治してから復帰していきたいと思います。その間渡邉医院は休止状態です。皆様には本当にご迷惑をおかけしています。申し訳ありません。私が完治して、今はやりの言葉では、「シン・渡邉医院」となって再開するのをお待ちください。治療の進み具合にもよりますが、9月1日を「シン・渡邉医院」の再開の日にしたいと思い、取り組んでいます。
さて、休止になったからではないのですが、渡邉医院ではTwitterで私自身に相談できるようにしています。
これは、肛門科はまだまだ敷居が高いようです。なかなか肛門の具合が悪くても肛門科を受診できずにためらっている方もいらっしゃいます。また誰に相談していいのかわからない、あまり誰とも相談したくないと、自分一人で悩んでいる方も多いと思います。そんな時ネットで情報を集めると思うのですが、ただ、検索した内容が本当に正しいことを発信しているのか、間違った内容ではないか。またネット検索で自分の都合のいい方向に話しを持って行ってしまったり、反対に悪い方へ悪い方へ持っていく、ますます悩んでしまうという方もいらっしゃると思います。また、不安になること、心配になることは一つだけではありません。その時その時自分の置かれた状況によって悩み事は変化していきます。こういった悩みや不安に対して一方的な情報の発信だけでは解決できません。その時に感じている心配なこと、不安なことを解決していかなければなりません。そういったことを考えて、Twitterでの相談を開始しました。今後LINEでの同じような私と直接相談できるシステムに変更していくのでその際は活用してください。
さて、悪性リンパ腫に罹患した当初は、右目動眼神経麻痺があり、右目の瞼が下がり見えない状態でした。そして両目を開けると、ものが二重に見える複視。されに左目も次第に悪性リンパ腫に侵され見えにくくなってきて、メールを読んだりメールを打ったりすることはできず、さらに字も見えず書けずといった状態になり、Twitterでの相談も一時中止にしていました。しかし、治療が進み、まだ遠くを見ると複視があるのですが、目の前の景色、例えば食事をしたり、PCをいじったりするとき、そしてこの感じだと肛門の診察や治療する範囲に関しては以前より良く見えるようになってきました。そういうこともあってTwitterでの相談を再開しました。入院中も変な言い方ですが、私はとても「元気」です。入院治療中もTwitterでの相談を行っています。この間も何人かの方の相談を受けています。何か肛門のことで心配なこと不安なこがあれば遠慮なくTwitterで相談してくださいね。
そのような中、とてもうれしいメールが届きました。
手術をして、しっかり治そうと思うが不安。麻酔の痛みや術中の痛み、さらに術後の痛みや日常の生活にどのように戻っていくか、本当に心配されて相談に来られました。これまでお話ししたように肛門の病気や治療、ましてや手術などになると、その時その時にいろんな不安や心配事、悩みが出て聞くることは当然です。ただこのことを主治医と一緒にゆっくりお話しできればいいのですがなかなかそうもいきません。そんなこともあってご相談に乗りました。一つ一つ不安の感じられることに対してお答えし、スッキリしていってもらいました、そして最後にこんなうれしいメールが私のもとに届きました。このメールをみた時、「やっぱりTwitterでの相談を続けて、そして再開して良かったと感じました。本当にこの方には感謝です。内容はこんな感じです。
『うわー!! 本当にスッキリしました。!! わかりやすいし、とても納得して治療に励めます!!! 仰るとおり、スッキリと治して温泉旅行を目標に頑張ってみたいと思います。
Twitterと言うものを軽く見てました。ここまで感動してスッキリするのは本当にびっくりです。
ありがとうございます!!』
でした。このメールの内容を、今でも一人で悩んでいる方々に知っていただいて、一人で悩まずTwitterでの相談をしてほしい。診察や治療はできませんが、相談するだけで、心の重荷がスッとおります。そこでそんな方々のために、ひと肌脱いでいただこうとメールを下さった方にこんなメールをお送りしました。私は意外と思いつくとすぐに実行してしまいたいタイプで、本当に夜中だったのに、ご迷惑を顧みずにこんなメールをお送りしました。
『夜中にすみません。一つお願いがあります。あなたの「Twitterというものを…本当にびっくりです。」の部分を引用してブログを書いてアップしていいでしょうか?ブログ以外には引用しません。またアップした内容を見て削除した方がよいと言うことでしたら、即削除いたします。やはり、肛門の病気、肛門科を受診することがまだまだ敷居が高いようです。受診をためらい一人で、誰に相談していいのかわからずに悩んでいる方や、診察を受けたが、その内容が良くわからない。手術に向け不安がある。術後どうなるのか?等、その時その時に様々な不安が出てきます。主治医とゆっくり 話ができればいいのですが、それもままならない。そんな方々に渡邉医院のTwitterでの相談が役に立てばと思い始めました。あなたのこの言葉。悩んでおられる方々に力を与えてくれると思います。ご検討いただきお返事を下さい。よろしくお願いいたします。夜中に長文、申し訳ありませんでした。』と言う内容です。
そうすると朝、さっそくメールを下さり快諾してくださいました。感謝感激雨霰です。
夜中に送ったメールに朝にもう返事をいただく。ましてや相談内容を個人が特定できないことなら使って下さってかまわないと。でもそこまでは大丈夫です。でもメールを下さった方のこのメールできっと多くの方が勇気づけられ、Twitterでの相談を利用して下さると思います。そしてこの方同様にスッキリして、心の重荷を下ろされることでしょう。本当にありがとうございました。
さて、私の治療はもう少し続きます。中途半端な治療でまた休んで渡邉医院も休止では困ります。しっかり治し完治して渡邉医院を再開していきたいと思います。「シン・渡邉医院」の再開です。一応私の予定では9月1日です。治療の進み具合で多少変わると思いますが多少伸びてもしっかり完治して復帰したいと思います。それまでは、「渡邉医院付属Twitter相談所」と言うことで遠慮なく活用してくださいね。よろしくお願いいたします。そしてメールを下さった方にはもう一度感謝申し上げます。ありがとうございました。
抗がん剤投与に向けて準備していること。
皆さんこんにちは。5月ももう直ぐ終わり6月になります。
昨日、日中は良く晴れていてとてもいい天気でした。少し歩くと額に汗ばむほどでした。
夜になると天気は一転して激しい雷を伴った雨、これにはびっくりしました。
今日はまた打って変わっていい天気ですね。
私は悪性リンパ腫に対して抗がん剤投与のため、今日再入院をしました。まずは全部で5クールを行うのですが、今回は4クール目です。渡邉医院を休止してからもう直ぐ2か月がたちますが、治療はどんどんスピードアップしていく感じで、残すところ今回を含め後2クールになりました。
治療の方もとても順調に進んでいます。また治療の効果が症状が良くなっていく実感として感じることができます。このことは本当に力になります。そして、抗がん剤による治療が、ワクワク楽しいもの?になってきます。
初回の緊急入院の時と違って、4クール目ともなれば、だんだん入院の準備も慣れてきます。前日に必要なものを鞄に詰め込む。入院するというよりは、遠足に行く、合宿に行くといった感じです。
入院の際にもっていくものもだんだんわかってきました。
抗がん剤、特にメソトレキセートの大量療法をしているので、副作用が出ないように早く血中濃度を下げなければなりません。そのために大量の輸液と利尿剤を投与します。そして自分自身も水分をしっかり摂るようにしなければなりません。抗がん剤の治療当初は病院にあるお茶を飲んでいました。でもお茶を飲んでいるうちに、だんだんお茶が辛くなってきました。そこで次回からは、お茶ではなく、「美味しいお水」のようにお水をとるようにしました。そして前回はいろんな味や香りの紅茶を持っていき飲むようにしました。だんだん生活の知恵です。今回も紅茶のティパックに加えて、スティック型のココアやお湯をかけるだけでできる「命」のトマトスープなどを持ってきました。
そして、この準備のために土曜日に妻と一緒に買い出しに行ってきました。
前述しました、紅茶やココア、そしてトマトスープ以外に、ご飯の時にと塩昆布、少しお腹がすいた時のために、一口サイズのクッキーなどを購入したのですが、ふと、「抗がん剤を投与しに治療入院するのに、なんか遠足や合宿に行くみたいだ。」と思い、そのことを妻に話し、二人で大笑いしました。こんな感じで悪性リンパ腫への抗がん剤治療が進められるのも、抗がん剤による副作用も強くなく、順調に進んでいるからなんだなあと感謝しています。
さて、どうしてもこれまでの3クール、抗がん剤の治療の治療による効果は本当に順調で十分に出ています。ただ入院して治療して、一旦退院なる際はどうしても体重が減ってしまいます。そして体力も落ちる。1クールを終えていったん退院する目的の中に、私は体重を増やし元の状態にすること、そしてできるだけ体力を回復させること。このことがいったん退院の目的であって、次のクールへの準備になると考えています。
ですから、退院して、自宅でゆっくりベッドで休んでいるというわけではありません。診療所を休止にしていますので、診療所に郵便物が来ていないか、また様々な書類がまだ届くのでその処理。今回は診療所の玄関前だけですが落ち葉が沢山落ちていたので庭の掃除。そして朝夕の散歩。また、妻は仕事に行くので、その後にお風呂の掃除や掃除機をかけたり、極力普段通り、いや、普段やっていないことをしっかりこなしています。
万歩計を観てみると、退院している間はほぼ毎日約10000歩は歩いいたようです。
このようなことで、体重も退院前の体重に戻り、体力もある程度戻って心身ともに万全の状態で今回の4クール目に臨んでいます。
また時々、「入院中は眠れますか?」と聞いてくださいます。でも、尿量の確保のために1~2時間ごとに時間約300~400ml尿が出るので、寝ている暇はありません。でもそれが入院の目的です。寝るために入院しているわけではありません。ですから私としてはよるゆっくり眠るということは、一切考えていません。「。眠れるときに眠る。」です。
その止めにも退院中の体力アップは必要だと思います。
今回は4クール目に備えての私の思いと、行っていることを紹介しました。
さて、前回3クール目の目標は、「入院中に絵を1枚描く。」でした。今回4クール目の目標を何にしようか、今考え中です。また決まりましたら発表しますね。
謎が解けた!
昨日、今日ととてもいい天気が続いています。私も3クール目の抗がん剤の治療が順調に終えて、今、一旦退院して自宅で療養しています。悪性リンパ腫に対しての治療も順調に進み、主治医の先生からは、「無傷でここまで治療が進みましたね」と。抗がん剤による骨髄抑制など副作用も出ず順調に進んでいるという意味です。そこで「無傷の3連勝宣言」を出しました。(笑)
悪性リンパ酢の方はとても順調に治ってきています。でもやっぱり体力は落ちています。昨日今日と少し隊員中に体力アップを図ろうと、朝散歩に行くことにしました。家の近くに賀茂川があるので、河川敷を散歩しています。様々な花が咲いています。木々も青々としてきました。草木や、川の流れの音、そして心地よい爽やかな風。心癒されますし、力が湧いてきます。退院中は天気さえ良ければ続けていきたいと思います。
さて、FacebookやTwitterで病院の売店の近くに、病気に関しての様々な冊子が置いてあり、そこに「リンパ腫」という冊子があり、内容が面白く勉強になったということをアップしました。 その冊子を通じて、今回複視というものが二重に見えるといった症状で初めて医療機関を受診しましたが、それ以前に悪性リンパ腫の兆候としての自覚症状がったことがわかり、複視になるまでの一連の症状が悪性リンパ腫に繋がっていたんだということがわかり「謎が解けた!」と言う気持ちになりました。これまでの症状が
と複視の発症までの経過がスッキリしたので、少しそのことに関してお話しします。
一番納得した症状が「寝汗」でした。「寝汗」は、複視が出る約2週間前からはじまりました。しかもそのかく寝汗の量が非常に多かったです。毎日タオルを持って、特に腰から上の汗が多く、夜中時々目を覚まし、タオルで体を拭きながら寝ていました。「お酒を飲んだせいかなあ。」とか思ったり、「今日はそんなに寝汗かかなかったなあ。」と思ったりしながら過ごしていました。でもこれも悪性リンパ腫の症状でした。
ネット検索してもすぐには悪性リンパ腫に到達することはできません。では難しく、「寝汗」で検索するとなかなか「悪性リンパ腫に到達しません。例えば「寝汗」と検索すると、「過度なストレスによって、自律神経に乱れが生じることで寝汗が出る。」など、悪性リンパ腫はなかなか出てきません。でも「悪性リンパ腫」で検索すると「寝汗」がすぐに出てきます。このように、症状をネットで検索もその理由を明確に知ることは難しいものです。熱もでたりします。
複視になる目の日頃から37℃少しの微熱もありました。そしていきなりの複視でした。
FacebookやTwitterで紹介した「リンパ腫」の冊子を読むことで、複視になるまでの様々な症状が一つにつながり、謎解きミステリーのように「謎が解けた」という気分です。「寝汗、熱、体重減少。」はチョット注意が必要ですね。冊子には診断や治療方法、再発など、本当にわかりやすく書いてありました。
簡単に悪性リンパ腫の症状に関して紹介します。
リンパ組織とは、リンパ節、胸腺、脾臓、扁桃腺などのことです。リンパ組織は是ン真にあり、リンパ球は血液を介して全身をめぐり、体を守ってくれます。ですから、リンパ腫はすべての部位に出現する恐れがあります。また、目や肺、胃や腸などのリンパ外組織にしこりができるタイプもあります。私の場合は脳の下垂体の近くに腫瘍として悪性リンパ腫が出ました。また目にもでてきていました。
症状としては、首や脇の下、足の付け根などリンパ節の多いところに腫れや痛みのないしこりが現れます。また原因不明の発熱が続いたり、急に体重が減少したり、私のように「ひどい寝汗」と言ったものがあります。
リンパ腫には「ホジキンリンパ腫」とそれ以外の「非ホジキンリンパ腫」の二つに大きく分けられ、日本人の場合は、「非ホジキンリンパ腫」が約95%と圧倒的に多いとのことです。このタイプによって進行の仕方や治療方法が異なってきます。
今回は肛門の病気とは全く関係のない「悪性リンパ腫」に関してのおはなしでした。参考になればと思います。
絵を描くことってー3クール目を終えてー
絵を描くことって
「やっぱり上手だな~。私が一生懸命描いても、今のお父さんの絵に全く届かないよ。」
「やっぱり、絵って得意不得意あるよ。ちなみに外科医って割と絵を描くの上手な人多いよ。」
「そうなんだね。細かいところまでみたり、細かい作業がとくいなのかな?」
「そうだね。でも絵って、お父さんが描くみたいに、細かく描くからいいてわけではないよ。自分の思いを思いっきりぶつける。そのことが絵に勢いを持たせ、その勢いに感動するから、いろんな表現があると思うよ。自分らしい自分にしか描けないものが。」
「じゃあ、自分の絵でいいんだね。」
「そうだよ。そっくりそのまま精密画みたいに描く必要は全然ないよ。何か伝えたいところを強調するでいいんじゃない。また、キャラクター―もそう。可愛いだけでなく、味のあるキャラクターが愛されると思うよ。だって、最初の頃のミッキーマウス、なんだこれって感じだったじゃない?でもみんなに何かを感じさせたんだよ。」
「じゃあ、私の絵心でもなんとかなりそうだね。」
「全然大丈夫だよ。自信もってね!『これでいいのかなあ?』と縮こまって描くよりは、『これでどうだ!』という感じで描いた方が相手にしっかり伝わると思うよ。
「確かに!自信をもって描くわ!今度描いたら見てね。」
「了解です!」
父と子の会話でした。
今日はちょっと変わった始まり方をしてみました。
さて、私の治療も順調に進み3クール目が明日終わります。これまでの経過はとても順調で、主治医の先生からは「無傷で治療、進んでますね。」とそこで、「無傷の3連勝」宣言をしました。
実際、3クール目の抗がん剤投与の前にこれまでの治療効果を見るために造影のMRIを撮影しました。右側が前回のMRI、左が今回のMRIですが、中央の白い部分の上の方の白い部分ですが、明らかに縮小しています。もっと言うと消失しているといってもいいです。
このように明らかに抗がん剤による化学療法の治療の効果が画像上でも出ています。また自分の感じる自覚症状も良くなっています。この実感も力になります。
そんなこともあって、今回の3クール目の目標は、この入院中に1枚絵を描くでした。
昨日から書き始めたのですが、入院前、ものが二重に見える複視、右目の動眼神経麻痺があり、しかも左目にも悪性リンパ腫の影響が出て見えにくくなり、メールなど打てる状況でなかったのに、よくまあ目標を「入院中に絵を1枚描く。」と言った無謀な目標を立てたもんだと我ながら驚いています。
さて、今回もいつも私が絵を描く時と同じように、昨日はまずはシャーペンで大まかな下書きをした後にボールペンでさらにしっかりとした下書きを描き上げました。
次に今日から色付けです。いつも使っているのは水彩色鉛筆です。
まずは全体を薄い色で塗りました。引き続いて2回目の色付けです。濃いところを濃く薄いところは薄く濃淡をつけていきます。水彩色鉛筆なので、塗った後、指などで軽くこするとグラデーションが出ます。
本来なら、この後水を浸した筆でさらに色を塗っていくと水彩画のようになっていきます。
今日はそこまでたどりつく前に暗くなってしまったので、その工程は、明日3クール目の鳥の抗がん剤、リツキサンの投与が終わってから「水彩化」したいと思います。
一応、ほぼ完成しているので紹介しますね。
治る実感が力になる!
今、Twitterでの相談を受けています。悪性リンパ腫に対して入院して抗がん剤による化学療法を行っている真っ只中ですが、とても治療が順調で、変な表現ですが私はとても元気です。Twitterでの相談などで患者さんと繋がっていることができる。そのことが私にとってとても力になります。通常の診察とは違って、治療はできませんが時間はたっぷりあります。文章でのやり取りにはなりますが、ブログを検索してもらったり、関連した内容のYouTubeをみてもらったり。図書館、映像資料館併設渡邉医院Twitter分院といった感じで、遠慮なく何かお尻の具合で心配なこと、不安なことがあれば相談してくださいね。治療などの兼ね合いで、直ぐにお返事できないこともあると思いますが、その際はご容赦下さいね。
さて、Twitterで、こんな質問を受けました。「抗がん剤の治療は、もっと大変だと思ってました。でも先生の投稿をみているとそんなことなさそうな感じを受けます。先生、周り人たちに心配かけないようにと無理されていませんか?」です。私も、最初はどうなるのかと思っていました。全然なんとも無いと言うと嘘になります。でも大丈夫です。周りの人たちに心配かけないように、無理して頑張っているわけではありません。本当にこれまでの3クールは抗がん剤の治療が順調に進んでいます。入院する前の方がもっと辛かった。
おそらく、治療することによって、自分が感じる症状。その症状が実感を持って良くなっていく。この「実感!」がものすごく力になります。次はどこが良くなるのかなあと思いめぐらすことがとても楽しい。ですから、この「実感」を感じることができること、この楽しみが、抗がん剤の治療の楽しみへと繋がっていきますし。「治そう!」という力に変わっていきます。
例えば、肛門科を受診した。出血があるのに治療をしても治まらない。やはり治っていく実感がなく不安へと変わっていきます。そんな時はもう一度、診断が正しいのか、ほかに治療をしなければならない病変が隠れていないのかを確認する必要があります。そうして治療をすることで「出血が治まった。」という「実感」も持って治療を続けて欲しい。又、出血が治まったと思って治療をやめるとまた出血。これを繰り返す。これも治ったという「実感」がありません。そんな場合は、本当に今行っている治療だけでいいのか?別の治療法を行う必要があるのではないかと顧みる必要があります。
さらに、手術をした。医師は「もう治っている。気のせいだ。時間が解決する。」と言うが患者さんはやはり何らかの症状が残り、それが術後具合よく治っていく、または治ったという「実感」が得られない。やはり、肛門の手術。毎日患者さんが使うところ。「良くなっていかない。」。「治った感じがしない。」。「まだ傷があるような何時がする。」等、患者さんが感じる「実感」、これはとても大切なことだと思います。なぜスッキリと、具合よく治っていく「実感」を持ってもらうことができないのか。必ずそこには原因があります。私たち医師は、その原因をしっかり診断し、治していかなければなりません。そして治ってきた、治っているという「実感」を患者さん医持ってもらうことで、不安を解消でき、より良い方向へ導くことができると思います。
私も復帰したら、今回の悪性リンパ腫の一連の治療経験を生かして、これまで以上に、患者さんに「実感を持って治っていく」、そんな治療を提供できるようにしていきたいです。
「治る実感が力になる。」
初めての収入0の生活
さて、ゴールデンウイークも終わり、しばらく祝日の無い日々がつづいていきます。
仕事、仕事の毎日が続きます。私は今は、悪性リンパ腫に対しての治療で入院して、仕事からは全く離れています。
やはり、仕事をしておられる方が入院して治療する。これはとても大変なことだと思います。
まだ、予定入院の場合は仕事の段取りを付けたり、前もって入院に対して準備をしてからの入院になります。それでもその段取りが大変です。ましてや緊急で入院となるともっと大変です。
今、私は複数人部屋に入院しています。ですからどうしても周りの入院患者さんと医師との会話が漏れ聞こえてしまいます。
急に熱が出て、緊急入院になった患者さんは、今日明日の仕事をほっぽり出しての入院。早く退院しないと仕事が困ると。その訴え良くわかります。
例えばチームで行っている仕事であれば、一人抜けると大変ですが、それでも何とか仕事を回していけます。でもこれがお一人でやっている方は、自分一人が動けなくなれば全く仕事は進まなくなるばかりか、後退もしくは0になってしまいます。収入もなくなり日々の生活にも困る。またいったん失ったお客さんを取り戻すことは、本当に至難の業。ですから、本当に自分の命を削って仕事をしている。そんな方が、今の日本には大勢いらっしゃるのだと思います。
本来ならばそのような事態に落ち込んだ時、国が責任をもって日々の生活を保障していく。病気になってもしっかり治してから仕事に戻れるようにする体制。また基礎に持病があったり、いつ具合が悪くなるかわからない病気があっても、具合が悪くなったとしても、そのことに心配することなく、元気なとき、仕事ができているときから常に国や自治体がサポートしてくれる。そんな社会が本当は必要なのではないでしょうか。
今の日本、全てのことを自己責任にすり替えている。「自分のことは自分で守れ、地域で助け合え、どうしようもなくなったら最低限の保障を国がしてやる。」。そんな社会では、本当に安心して暮らすことができません。本当に早く社会保障が充実した社会、日本になって欲しいと思います。そのためにも私たちは医師として頑張っていきたいと思います。
さてそうはいっても私も収入0になります。収入0の生活、初めての経験です。
渡邉医院は保険診療です。入院の際の差額ベッドや診断書などは自費になります。でもそれは患者さんを診察して初めて入ってくる収入です。
私も体調を崩したのは3月。休診にしたり、手術をキャンセルしてもらったり、患者さんには、本当にご迷惑をかけました。申し訳ありませんでした。そんなこともあって、通常の診療の半分以下です。また4月以降休診にしていますので診察することによって得られる診療報酬は全く入ってこなくなり、収入は本当に0になります。ただ少し助かるのは診療報酬の振り込みが2か月遅れで振り込まれてくるということです。
ですから、まったく診療をしていない4月には、4月後半に2月の診療報酬が入ってきます。また半分以下ですが、5月後半には3月分の診療報酬が入ってきます。ここから、スタッフの給料や健康保険料、厚生年金を払うことができました。また、医院で抱えているローンやリース代、減るとは言っても光熱費などどうしても渡邉医院そのものを維持していく支出があります。そして6月からは全く診療報酬は入ってきません。ただ加入していた休業補償と傷病手当が入ってきます。私はなにを考えていたのか、がん保険等生命保険には一切加入していませんでした。いまさらながらですが、皆さんは入っておいてくださいね。
このように生まれて初めて、収入0の生活が始まります。ですから順調に治療を進めて、できるだけ早く、できれば今私が考えている9月1日の渡邉医院再開を目指していかなければなりません。ただ、9月の診療報酬は11月に振り込まれます。したがって9月1日に診療を開始しても、9月、10月は診療報酬は振り込まれず、窓口負担の収入のみになります。そこは何んとか乗り越えて、9月1日、新しいい渡邉医院の再開!それに向かって頑張っていきたいと思います。
3クール目の目標は、1枚絵を描くこと!
今日、3クール目の抗がん剤投与のために入院しました。
ゴールデンウイーク中は、とてもいい天気でした。2クール目が終わって、その後の経過も良かったので、一旦退院。自宅でのんびりしていました。天気が良かったので、外の空気を思いっきり吸い込もうと、賀茂川まで散歩したりもしました。私にとっては有意義なゴールデンウイークでした。
入院中、少し体重が減りましたが(本当は減って標準体重の近づいた方がいいのかもしれませんが、)、この退院中に、1.5㎏増加して準備万端での3クール目に向けての入院です。
今日は少し天気は悪いですが、私の心は快晴!昨日は、何か合宿にでも行くような気分入院の準備をしていました。悪性リンパ腫に対しての抗がん剤の治療と、その効果を期待して、気持ちはウキウキ、期待とやる気満々での入院です。
さて、今回3クール目の入院中の目標です。以前もブログでこれまで4回の入院に関してお話ししました。いいのか悪いのか、入院の回数が多いと、入院中どう過ごそうか?に対してちゃんと答えが出るようになりました。入院中の過ごし方が上手くなるのでしょうか?前回入院に際して、次に何をするのか。そんなことを「やること帳」に書いておく。そんなことをしています。
さて、今回3クール目の目標ですが、この2週間の間に1枚絵を描く。これが今回の目標です。
以前、私の描いた絵についてのブログをアップしたことがあります。これまで仕事などで忙しくゆっくり絵を描いている時間がありませんでしたが、結構絵を描くことも好きです。
大学時代は美術部でした。
そんなこともあって、今回の目標は絵を描くことです。
少しだけ絵の想い出をお話ししたいと思います。
それは大学時代のことです。
大学に入って初めて油絵を描くことになりました。これまで1回も油絵を描いたことはなく、一体どうやって描いたらいいものか、まったくわかりませんでした。先輩に聞いても、「自分の好きなように描いてみな。」と言うだけ。仕方がないので、周りの人がやっているのを見よう見まねで描いてみました。題材は、テーブルの上にリンゴなどの果実と、ワインのボトルなどを配置した静物画でした。
直接キャンバスに油絵の具で薄く下書きをして、それに油絵の具を上からのせていく。ちょっと違うなあと思ったら、さらにその上から塗り重ねていく。そんな感じで初めての油絵を描いていきました。
さて、美術は年に3回大きな展示会をしていました。春に大学付属病院のロビーを借り手の院内展。夏は画廊を借りての院外展。そして文化祭です。
今回初めて描いた絵は、一番初めに行われる大学付属病院のロビーを借りての院内展でした。
診察に来られた患者さんや入院している患者さん。また、医師や看護師、そしてそれ以外にも多くの医療従事者の方に診ていただきました。もちろん大学関係の方もいらっしゃいました。
そんな中、院内展が終わるころ、美術部の部長が私に近づいてきて、「渡邉君。君の絵を欲しいと言っている人がいらっしゃるがどうする。」と。一瞬何を言っているのかわかりませんでした。私、「欲しいて言って下さる人がいるんですか?」。部長、「そうだよ。」。私、「じやああげたらいいんですか?」。部長、「買いたいとおっしゃっている。」。私「え!」。「そんなん、初めて描いた絵だし、絵を売るプロが描いたわけではないのに。どうしたらいいんですか?いくらぐらいでうればいいんですか?」と聞くと、部長、「うーん、考えてみて。」と。キャンパス代がいくらだったかなあ?絵具どのくらい使ったかなあ?等と考えても全く値段をつけることができませんでした。そうこうしているうちに、部長が「1万円で売って欲しいとおっしゃっている。」と。その言葉にさらにびっくり。「え!1万円?」。「本当にいいんですか?」と。と言うことで、初めて描いた油絵が1万円で売れることになりました。本当にびっくりしたことと、本当に私が描いた絵を、その方は気に入って下さったんだという喜びが沸いてきました。
今はもう、その絵も私の記憶の中に残っているだけです。でも可能なら、もう一度その絵を観てみたいなあと思います。私の描いた絵のどこに魅力があったのか、今もその魅力が輝いているのか。絵を観ながら、その絵を描いていたころの自分を顧みてみたいものです。
と言うことで、今回3クール目の目標は1枚絵を描くこと。またかけましたら報告しますね。