自家血幹移植に向けての入院が9月1日に決定!

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
まだまだ暑い中、皆さんどうお過ごしでしょうか?体調は崩されてないでしょうか?
新型コロナウイルス感染もまだまだ落ち着かない状況ですが、上げ止まりの状況かなあと思います。そろそろ新規感染者も減少していくのではないかと期待しています。
さて、いよいよ自家血幹移植に向けての入院日が9月1日に決まりました。
これまで、寛解導入に向けての5クールの抗がん剤による化学療法で、下垂体近傍にあった悪性リンパ腫による腫瘍も消失し「完全寛解」になりました。そして寛解状態でも、もし残っているがん細胞があればそれを叩く、言ってみればとどめを刺す治療として、2クールにわたって地固療法を行いました。その際に最終的に「自家血幹移植」の時に使う造血幹細胞の採取を行い、これも十分な量の造血幹細胞が採取でき、これまでは本当につまずくことなく順調に治療が進んできました。
地固療法の2クール目が終わり、一旦8月11日に退院し、今は自宅療法を行っています。
悪性リンパ腫には本当になりたくありませんでした。でも悪意性リンパ腫になったことで得るものも多かったと思います。
いよいよ一連の治療の最終段階、「自家血幹移植」に向けての入院が9月1日に決定しました。私にとってはここまでの6カ月間、あっという間の6カ月でした。「よし!いよいよ最後の自家血幹移植だ!」」という気持ち、何か楽しみにしていたものがやっと来たというった気持ちです。
このようにこれまでは、本当に順調に、最短でここまで来れたと思います。このことは、やはり、私の周りでこれまで支えてきてくださった、皆さんのおかげだと思います。感謝いたします。
先日、自家血幹移植に向けての外来受診をしました。主治医の先生も、「これまでつまずくことなく、本当に順調に治療が進みました。最後の自家血幹移植、もう一度気を引き締めて治療に取り組みましょう!」との言葉をいただきました。本当にそうだと思います。ここまでに快復させて下さった先生方、そして私を見守ってきてくださった皆さんのためにもしっかりと最後の自家血幹移植に取り組んでいきたいと思います。
外来受診時の血液の検査では、肝機能は正常。腎機能は現状維持。白血球は4300と正常へと改善。血小板も42.1万と多いぐらいに回復。また貧血の程度もHgb9.9と改善しています。ここに関しては準備万端です。ただ、KL-6といって、間質性肺炎の指標となる数値が800と高値になっています。4月の最初の時よりもだんだん増加しています。正常は500以下です。胸部単純X-Pでは特に異常はないのですが、移植に向けて間質性肺炎がどうか、ほかのリンパ節は腫脹していないかのチェックのために8月30日に胸腹部のCTを撮影することになりました。まずは自家血幹移植に関しては問題はないと思いますが。
さて、これまで7クールにわたっての抗がん剤による化学療法でやはり体力、筋力が落ちています。
今、自宅療養中にこの落ちてしまった体力、筋力をできるだけ入院までに回復させようと追っています。
毎朝約2時間の散歩、その際に鉄棒を使っての腕立て伏せ、また掃除や洗濯、買い物など、できることは行っています。だいぶ体力も筋力もアップしてきたようです。
そのことが一番わかるのが地下鉄の階段の登りです。初めのうちは、階段を登りきるとハアハアと息切れ、そしてその息切れが回復するまでの時間が長かったですが、最近はその生き疑売れも少なくなり、回復までの時間も短くなってきました。「結構回復したなあ!」と感じます。
今回の自家血幹移植、抗がん剤を投与して約1週間程度で骨髄抑制が来て一旦骨髄が「死」にます。そのタイミングに合わせて事前に採取した造血幹細胞を移植します。移植された造血幹細胞は約10日から14日間で骨髄に生着して、血液を作り始めます。生着は白血球の中の好中球が500μl以上となりそれが3日以上続くことです。
大体入院期間は1か月から2か月と主治医の先生はおっしゃいました。私としては最短で回復して復帰したいと思っています。
自家血幹移植を行うことで、どうしても体力、筋力が落ちてしまいます。この落ち具合も復帰に影響します。
今、自宅療養中に私ができること、それは体力、筋力をできる限りアップさせることです。入院中も極端に落ちないようにしていきたいと思いますし、それに向けての対策を練ろうと思います。
3月29日に緊急入院をして、5カ月。いよいよ治療の最終段階。しっかり「自家血幹移植」に取り組み早く回復して、復帰して、渡邉医院を再開したいと思います。
もう一息、頑張っていきたいと思います。
渡邉医院の再開まで、もうしばらくかかります。皆さんにはご迷惑をおかけしていますが、もうしばらくです。よろしくお願いいたします。
77回目の終戦記念日を迎えるにあたって

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
8月15日、77回目の終戦記念日迎えようとしています。
私たちはもう一度戦争のない平和な世界の大切さをしっかり考えなければなりません。
戦後77年が経ちました。でもまだ戦争は終わっていません。77年経った今でも戦争が終わっていない方、戦争の傷を負っておられる方が大勢いらっしゃいます。
一旦戦争が始まれば、たとえ終戦を迎えたとしても永久に戦争は終わることはありません。
戦争は人間を人間でなくしてしまいます。そしてその事を当然のように感じ、そのことに何の疑問を持たなくなってしまいます。
このことは決して防ぐことはできません。
ですからこそ、戦争をしない世界にしなければなりません。
そしてそのためには平和の教育がとても大切になってきます。
戦争の恐ろしさ、醜さ、そして悲惨さを、戦争を知らない人たちに語り、そして継いでいかなければなりません。
戦争はいつの間に私たちの生活の隙間に入ってきます。そして知らないうちに、そして気が付いた時には戦争へと一気に広がってしまいます。どんな些細なことでも、戦争につながることに敏感になり、そしてその芽を摘み取っていくことが大切だと感じます。
患者さんの治療へのモチベーションを上げるには。

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
現在、地固療法の2クール目のために入院しています。おそらく今日あたりが、骨髄抑制のため白血球数が最低値をとると思います。血液検査の結果待ちです。ただ、白血球が減少するのも予定通り、G-CSFの皮下注射をしながら琴髄の回復を「待つ」のみです。
今回は、8月3日水曜日に「クローン病の栄養療法」という講演をWEBで視聴しました。その中で、いかに患者さんの治療へのモチベーションを上げるかについて話された部分が、クローン病かかわらず、全ての病気の治療につながると思い紹介します。
「クローン病の栄養療法」の内容に関しては、クローン病の診察、治療をしていない私でもわかりやすい内容でした。
さて、渡邉医院にもやはりクローン病の患者さんが受診されます。すでに治療をされていて肛門の具合が悪いから受診される方や、肛門疾患が初発症状でクローン病の治療経験がない患者さんも来られます。その場合は、クローン病など炎症性腸疾患を専門にされている先生に紹介して診てもらっています。
やはり肛門疾患で受診されるクローン病の患者さんは裂肛や痔瘻、肛門周囲膿瘍が多いです。一般の方の裂肛や痔瘻とはやっぱり診た時の印象が違います。裂肛の場合は、深い潰瘍状になっていて、スキンタグがあれば、腫れぼったい浮腫状になっています。また痔瘻も二次口が多数認められる患者さんや原発口が触診だけではわかりにくい患者さんもいらっしゃいます。いずれの方もパッとした見た目がやせ形で、栄養状態が悪そうな患者さんが多いです。男性では痔瘻、女性では裂肛が多いです。
クローン病が基礎にある肛門疾患の患者さんは頻回の下痢が続いていたり、腹痛などの腹部所見があります。また原因不明の発熱をしたりします。そして先ほどお話ししたように、いかにも低栄養のやせ形の方が多いです。
こういった肛門以外の症状も聞いてクローン病を疑った場合は、専門医に紹介しています。
クローン病の肛門疾患に関しては、基礎にあるクローン病をしっかり寛解させることで自然に良くなっていくことが多いです。もしそのような方は医療機関を受診して診察を受けてみて下さいね。
大分話が脱線してしまいました。
「クローン病の栄養療法」について少しお話しします。
クローン病の栄養療法には二つあります。経腸栄養と静脈栄養です。クローン病に関しては腹部症状、腸管の損傷がなければ経腸栄養の適応となるようです。
また1日に必要なエネルギーの半分を経腸栄養で補うHalf EDはクローン病が寛解した後の寛解維持期間を優位に延長するということです。したがって、クローン病の寛解維持、術後の再発を抑える意味でもHalf EDは有効とのことでした。
治療方法に関しては、栄養療法と薬物療法の大きく二つに分けられるようで、それぞれの治療する作用部位が違ってきます。栄養療法は食物抗原などが朝刊粘膜から入ってこないようにする目的であり、生物学的製剤は粘膜内での炎症を抑える目的で使います。生物学的製剤によって随分治療方法も変わって来たようです。
そして、クローン病の活動期、寛解導入期、寛解維持の病気によっても治療法が違ってくるそうです。ただ、栄養状態が低いと、生物学的製剤の効き目が悪くなるため、生物学的製剤を導入する前には、ある程度栄養状態が改善していないといけないとのこと。
まずは栄養療法を行って栄養状態を良くして、検査などの結果が出次第生物学的製剤を使うといった流れになるようです。
ただ、EDを飲むことで下痢をするという患者さんもいるようで、たいていが一気に飲んだり、濃い濃度のEDを飲むことで起きるので、飲み方の指導が大事なようです。またEDを飲んでいると飽きるという患者さんもいらっしゃるようで、様々なフレーバーがあったり、ゼリーにしてみるなどの工夫をしているとのことでした。
さて、今回の題名でもあるように、どのようにして患者さんの治療へのモチベーションを上げるかです。
やはり大切なことは、患者さんにわかりやすい説明をするということです。
患者さんにとって、今自分の病気の状況がどういう状況なのか。そして、今何をしなければならないのか。それを十分にわかってもらったうえで、治療の必要性、治療の方法を、これも患者さんにわかりやすく説明する。このことがしっかりできていれば患者さんの治療へのモチベーションが上がってくると思います。
このことはクローン病にかかわらず、全ての病気に共通します。
なかなか先生と話ができていない。自分の状況はどうなのかわからない。本当でこれでいいのか。と言った相談も受けています。
やはり医師、患者さんともに良いコミュニケーションが取れる。そういった環境をしっかり作っていかなければならないと思います。
しんどい時が一番辛い

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
現在入院中ですが、眼科の受診をしてきました。と言うのも、4月6日に左目の手術を受けたからです。視力は裸眼で、右目0.7、左目は1.0と私としてはとてもいい具合になり、それを継続しています。
入院当時は、物が二重に見える複視もありましたが、左目には硝子体内に浮遊物があり、なかなかものも見づらく、書くことさえ困難でした。今のようにパソコンのキーボードを打ったり、スマホの画面を見ることも困難でした。右目は動眼神経麻痺で瞼が下がってくることはありましたが、まだ見えていました。
右目は動眼神経麻痺だけで、浮遊物はなかったので、手術は左目だけでした。
局所麻酔でするのですが、痛みもなく、何か万華鏡を見ているような感じでした。また浮遊物が吸い取られていくのも感じました。硝子体手術をすると後日高い確率で白内障が悪化するとのことでしたので、左目は白内障の手術も一緒に行いました。
さて、その浮遊物のなかに悪性リンパ腫の細胞がやはりあり、それで確定診断がつきました。下垂体近傍に腫瘍として現れた中枢神経原発型悪性リンパ腫と言う確定診断です。
目の方もまだ右眼動眼神経麻痺があるので、複視はあるものの、左目の浮遊物がなくなったので、物はすごく良く見えるようになりました。
左目の手術をすることで、中枢神経原発型悪性リンパ腫と診断できたのと、複視はありますが、目が良く見えるようになった、この一石二鳥でした。その後はこれまでお話しした経過をたどって今に至ります。
今から思うと、3月29日に緊急入院をして、とてもしんどい時期に、入院している患者さんをどうするか。手術を決めている患者さんへの連絡はどうするか。また、その時の状況だと渡邉医院を休止しなければならないこと、それにはこれまで私を支え働いていてくれたスタッフの皆さんを解雇しなければならないこと、また渡邉医院休止の手続きやスタッフの解雇にかかわる厚生年金や医師国保の手続き。また、患者さんが持ってこられる診断書の作成。さらには渡邉医院を休止した後の私たち家族に経済的な不安、問題をどう解決していくのか。などなど、一番しんどい時に様々な書類を書いたり、各方面への連絡等を行っていたなあと思います。今では、入院中、落ち着いて治療に専念でき、「待つ」と言う大切な治療の時間に絵を描いたりして過ごしています。
誰も、いついつからから病気になる等予定を立てることはできません。また緊急入院となればなおさらです。
私だけでなく、全ての方が、自分が一番しんどいときに大変な作業をしなければならないと思います。
一番しんどい時はしっかり休めて、ある程度回復してから書類、手続き、各方面の連絡ができるようになればいいなあとは思いますが、なかなかそうはいかないと思っています。
さて、今回の地固療法が終わったら、最終的には「自家血幹移植」を行って完治を目指します。完治して復帰して、渡邉医院を再開したいと思っています。
この再開する際も様々な書類書き、手続き、各方面への連絡等大変な作業が待っているんだなあと思います。
入院中もしっかり体力をつけるようにして、退院してもしっかり体が動くようにしておかなければと今、思っています。
8月になりました。現在の私の状況報告です。

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
今日から8月になりました。月日が経つのがとても早く感じられます。
その一方、京都でも新型コロナウイルスの新規感染者が連日5000人を超える状況が続いています。第7波の渦中にあります。夏休みやお盆がありますが、基本的な感染防止策を取りながら、楽しい休み、思い出を作って下さいね。そして早く第7波が治まって欲しいものです。
それに加えこの暑さ。熱中症にも注意してくださいね。
さて、現在の私の現状をご報告します。
現在、地固療法の2クール目の最中で入院しています。1クール目の時に十分な造血幹細胞が採取できたので、今回は地固療法のみとなります。
抗がん剤、キロサイド(シタラビン)の投与はすでに終わり、これから骨髄抑制が来て白血球や血小板が減少してきます。その骨髄が回復して、白血球が増えてきたら今回一連の地固量法は終了です。
1クール目の経験からすると、今週の木曜日、金曜日あたりが白血球の最低値になると思います。その際はG-CSFを皮下注射して白血球を増やしていきます。また血小板が1万以下になった場合は血小板輸血を行います。
予測では週末から来週頭にかけて白血球も増えてくると思います。そうしたら一旦退院となります。お盆前には退院できそうです。
さて、今後の予定ですが、2週間ほど間をあけて最終目標の「自家血幹移植」を行います。
主治医から話ですと、自家血幹移植は約1か月程度の入院が必要とのことです。
当初は9月から完治して回復して、渡邉医院を再開する気持ちでしたが、少し遅れてしまうことになりました。
おそらく11月もしくは年内の渡邉医院の再開ができればと思います。
皆様には診察が必要なときに診察できず、本当に申し訳なく思っています。
今後の経過や渡邉医院の再開に関しては、随時ホームページにアップしていくのでよろしくお願いいたします。
診察や治療はできませんが、TwitterやYouTubeでの相談は現在も行っています。お尻の具合の悪い方や、何か心配なこと、不安なことがあれば遠慮なく相談して下さいね。相談を受けることで、患者さんと繋がっている感じがして、私にとってとても支えになりますし、力にもなります。よろしくお願いいたします。
ここまでつまずくことなく、本当に順調に治療が進んでいます。これも皆様のおかげだと思っています。ありがとうございます。ではまた。
R4年8月1日
渡邉医院 渡邉賢治
抗がん剤投与、浮腫、体重増を推察する。

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
現在、地固療法の2クール目を行っています。抗がん剤のキロサイドの投与はすでに終わり、後は骨髄抑制が来て、それが回復するのを「待つ」のみです。治療の方はとても順調です。今回の治療が終わると、いよいよ最後の「自家血幹移植」を行うのみとなりました。
皆さんにはご迷惑をおかけしていますが、もう一息。完治して復帰して、渡邉医院を再開したいと思います。
今回は、私が体験していることを少し推察してみました。何かご意見や、「いやこっちが正しい。」と言うことがあれば教えていただきたいなあとも思います。よろしくお願いいたします。
前回から気が付いたことですが、抗がん剤を投与したり、造血幹細胞を採取する際に、体重が増える言うことです。両足の足の甲の浮腫みもあるのでそのためなのかなあと思っていました。また前回の治療中から、血圧の最高血圧が90mmHg前後と低くなりました。これらのことをどう考えるか推察してみました。
まず抗がん剤投与と造血幹細胞採取と体重に関しての経過を図と一緒に示します。
1回目の地固療法でキロサイドを投与する前は73.4㎏だったのが2日間のキロサイド投与で、75.2㎏と1.8㎏の増加。また造血幹細胞を採取する前は73.5㎏だったのが、採取後は76.6㎏と、ここでは3.1㎏の増加でした。両下肢の候に浮腫は認めましたが、浮腫はそこだけで顔や手などの浮腫は認めませんでした。このころから、通常最高血圧が110mmHg~120mmHgであったものが、90mmHgと低くなってきました。
今回2クール目のキロサイド投与前、自宅で測定した体重が73.3kgで、キロサイド投与後76.1kgまで2.8kg増加しました。キロサイド投与後2日目の体重が75.9kgであったのが、今日3日目は74.7kgと1.2kg減少していました。血圧も最高血圧が110mmHgと上昇しました。昨晩から夜中にかけて尿量も増えた気がします。
こんな経過です。
さて、少し話は変わりますが、「侵襲」という言葉があります。「侵襲」を調べると「外科的手術や処置、薬剤投与などによって生体内に何らかの変化をもたらす行為。」と書いてあります。ですから手術をしたり、体に傷をつけることだけでなく、抗がん剤などの薬物投与も「侵襲」となります。
外科的手術で侵襲を受けると、血管透過性が亢進します。血管透過性が亢進すると水分は血管外に漏出していきます。細胞内でも血管内でもない場所に溜まっていきます。この場所をサードスペースと言います。手術侵襲後は2~3日で炎症反応が治まってくるので、このサードスペースに溜まった水分が血管内に戻ってきます。このことをリフィリング減少と言うそうです。
やはり血管内の水分としてのボリュームが減ると血圧も下がります。
こういったことを考えると、やはり抗がん剤投与は外科的手術に匹敵する侵襲を体に与えるのだと思います。
そこで、今回の私の推察ですが、
抗がん剤、キロサイドの投与による侵襲によって血管透過性が亢進して、その結果、血管外に水分が漏出。そのために血圧低下や浮腫が生じ体重が増加した。投与後2日間が経ち、血管透過性も正常に戻りつつあり、漏出していた水分が血管内に戻り血圧が上昇し、尿量の増加、そして1.2kgの体重減少となった。
こんな感じかなあと推察しています。
ちなみに、浮腫の時、正常なときの5~10%以上の水分の貯留があるそうです。
体重が75.9kgだった時、浮腫による体重増だとすると、その分を計算すると、5%で3.6kg、10%で6.9kgの水分が溜まっていたということになります。
昨日から今日にかけてそのうち1.2kgの水分が体の外に出たことになりますね。