予約してからの受診お願いいたします。
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
今日は申し訳ありませんが、皆さんへのお願いです。
1月の放射線の全脳照射も終わりました。まだまだその影響が出ています。
少しむかつきがあったり、お腹は減って食欲はあるのですが、少し食べると「もういいかなあ」といった感じになります。また、入院中から痛みをコントロールするためにフェンタステープという麻薬が含まれているテープを張っているのですが、その副作用がでてきているのかなあと思います。このテープは後4日間使った後に中止してみようということになりました。また前回入院した原因となった症状がまたでないで欲しいなあと思います。
2月も半ば。まだまだ体調や体力は戻っていません。
そんなこともあって、診療は本当に大きく縮小しています。そのために完全予約制にさせて頂いています。
まずは12時から14時30分の間に渡邉医院に電話していただいて予約を取っていただいてからの受診にして下さい。予約を取っていただいても、私のその日の体調によってはキャンセルさせていただくことがあります。また、予約なしで来られた場合、申し訳ありませんが私の体調、体力が十分になるまで診察をお断りすることになります。申し訳ありませんが予約してからの受診にして下さい。よろしくお願いいたします。
お尻の具合が悪く、早く診察して治療をしたいという思いに答えられず、本当に申し訳ありませんが予約しての受診にして下さい。お願いいたします。
渡邉医院 渡邉賢治
2月になりました。
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
2月になりました。暖かかったり急に寒くなったり、気温の変化に体調を崩しそうな気候ですね。インフルエンザや新型コロナが流行ってきているようです。基本的な感染対策をして、大勢の人が集まる場所や医療機関等にいく時は必ずマスクをしましょう。
さて、私は去年4クール目の化学療法が終わり12月23日に退院してきました。年が明けて、1月は土日を除いた平日に放射線の全能照射を全18回行いました。18回が終わってホッとしています。
大きな副作用は今のところ出ていません。少し食欲が落ちたり、疲れやすかったり、涙や目やにが多く出るといった副作用はありますが、おそらく2月いっぱいで良くなると思います。化学療法が4クール終わり、放射線の全脳照射も終わり、これからどうなっていくのか、不安と期待が入り混じっています。良くなることを願って、まだ動かない両足のリハビリをしていきたいと思います。
渡邉医院は、1月9日から再開しました。化学療法の後であり、1月いっぱい土日以外の放射線療法、そして私の体調等を考え、かなり診療を縮小させていただいています。2月も放射線の全脳照射の影響が出てこないかを見ながら、徐々に診療を拡大していきたいと思います。
診療日に関しては2月も水曜日と土曜日を休診にさせていただきます。3月からは水曜日と第3土曜日を休診にするなど徐々に診療を拡大していきタイト思います。
もうしばらく皆さんにご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。
新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
私の悪性リンパ腫の治療に関してはまだもう少しかかります。
1月4日から、放射線療法を行い、全脳照射を土日以外毎日行い、計18回行う予定です。1月いっぱいかかります。副作用も出ずに無事終わって欲しいと思います。
診療の方もぼちぼち、ゆっくりと行っていきたいと思います。
まだまだ、皆さんにはご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いいたします。
1月1日
渡邉医院 渡邉賢治
今年一年を振り返って
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
今年も残すところ、あと2日となりました。
今年1年間の中どんな1年だったかなぁと振り返ってみると、「こんな1年間ではなかったはずだ。」と言う思いでいっぱいです。
去年、3月悪性リンパ腫の発症が分かり、その治療に入りました。悪性リンパ腫は下垂体の近傍に手を落として現れていました。まずは寛解療法を5クール行い完全寛解になりました。次に地固療法を2クール。この際採取した造血幹細胞を使っての自家血幹移植まで行いました。
この一連の治療で治癒したと思いました。これからは、ある程度診療は縮小しなければならないと思っていましたが、悪性リンパ腫を罹患する前のように、場合によっては、それ以上に楽しい生活が送れると思っていました。そうゆう思いで治療してきました。でも、今年の1月になって診療を再開すると、始めの1ヶ月は、少ししんどいながらも仕事、生活は進んでいきました。それが2月になると右の動眼神経麻痺を発症。激しい腰部の痛みなどが出てきて入院。これ以降入退院を繰り返すことになりました。
自宅にいるより入院している日の方が多い状況。ただこの間、髄液検査をしても、頭部の造影MRIや、造影腰部MRIを行っても、どこにも悪性リンパ腫の最初の所見はありませんでした。でも症状はある。そこで最初の所見はないが、抗がん剤の髄注を行いました。
しかし、9月の入院では痛みが強く、痛み止めが効かない状態でした。全身の倦怠感も強く、夜が来るのが本当に怖かった。精神的にもどんどん病んでいき、精神科の受診もしました。このまま死んでしまうのかと思うようにもなりっました。
このような状況に中、急に、感覚としては数秒の間に両足が痺れ、全く動かなくなってしまいました。
この回の入院では、まずは抗がん剤の髄注を3回行いました。ただ、これでは症状がとれないため抗がん剤の全身投与を4クール行いました。4クールの化学療法ご、入院時の症状は治まりました。やはり、画像診断や髄液検査などではわからなかったが、燻っていた悪性リンパ腫が悪さをしていたんだなあと思いました。
さて、今後の予定では、年明け1月4日から放射線療法で放射線の全能照射を行うことになりました。全部で18回の予定、1月いっぱいで終わります。副作用が出ないで終わって欲しいなあと思います。
今ある症状は、右の顔面神経麻痺と両足が痺れて全く動かないことです。
顔面神経麻痺は段々良くなって行くと思います。ただ、両足の麻痺と、全く動かないことに関しては、リハビリが必要だなあと思います。
今の気持ちとしては、両足の麻痺が取れ足が本当に動くようになるのか。どれくらいの時間がかかるのか。とても不安です。
何も悪いことをしていないのに、どうしてこんなことになってしまうのか、悔しい気持ちがあります。この一年間「どうして!」と思う一年でした。来年は、「この一年間、良かった!」と思える一年になって欲しいです。
化学療法4クールが終わって。
皆さんこんにちは渡邉医院の渡邉です。
化学療法後の一時退院がありましたが、10月22日に緊急入院をして、それ以降悪性リンパ腫の悪化に対しての治療で今まで入院していました。自宅にいるより、病院で入院している期間の方が長い状況でした。
一応、4クール目の化学療法が終え、12月23日の土曜日に退院することになりました。
ただ、退院と言っても完全に治ってスッキリ退院するわけではありません。4クール目の化学療法が終わり、骨髄抑制などの副作用の有無を診てなければ退院いうことになります。
今回の入院期間、3回の髄注、そして4クールの化学療法をおこないました。4クール目だけ骨髄抑制が起き、白血球が1200まで減少しました。白血球を増やす注射をして、回復したので退院となりました。
まだまだ様々な症状が残っています。右の頑迷神経麻痺や一番大変な症状は、腰から下が痺れ、両下肢は全く動かなくなってしまった症状です。痺れに関しては両ふくらはぎから足の裏まで痺れ、痺れによる痛みもあります。
全く足が動かないため、介護認定もしましたが要介護5になりました。
この足のリハビリが大変です。何時になったら痺れや痛みが楽になるのか?本当に両足が動くようになるのか、普通の生活が送れるのかとても心配です。そんな不安を抱えての退院です。
入院中何枚か絵を描きました。絵を描くことで気分が落ち着くので描いていました。絵を描くことに集中することで痺れ痛みが少しは紛らわすことが出来ました。
絵が描けて良かったと思います。
一応23日の土曜日に退院しますが。今回の髄注3回、化学療法4クール。体へのダメージも多いと思います。少しゆっくり休みたい感じです。
年明けからまた治療が始まります。放射線治療で全脳照射を行います。外来通院での治療になります。まだいつから行うのか、全脳照射だけでいいのか?全脊椎照射は必要ないのかを主治医の先生と放射線科の先生とで検討されています。
外来での通院ですが、どんなことが起きるかわかりません。また悪性リンパ腫が悪化する可能性もあります。まだまだ皆さんにはご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
渡邉医院 渡邉賢治
年末年始について
年末年始は下記の通りとなります。
12月30日まで、1月9日から始める予定です。
(ただ、現在悪性リンパ腫の具合が悪く、化学療法中で、渡邉医院は今休診中です。)
私の病気は何?
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
来週の月曜日に再入院して4クール目、最後の化学療法を行います。
今は自宅での療養中でリハビリ等を行っています。
水曜日に一旦帰ってきたときは、この間の長い化学療法などで、精神的にも少し?大分?
まいっていたので、チョット元気がなかったです。4クール目に化学療法そして、年明けからは放射線量。良くなって欲しいなーと思いますが、結構不安もあります。
昨日あたりから少し元気が出てきたかなあと思います。4クール目頑張らなければ。
さて、前回は「何ともないと言われたけれど、本当に何ともないの?」というお話をしました。今回も少し似ているのですが、「私の病気は本当は何?」といった内容でお話ししたいと思います。
時々こんなことを言われる患者さんがいます。「最初に行った病院では肛門ポリープ、次の病院では裂肛。もう一回行ってみると今度は内痔核。一体私の病気は何ですか?」といった内容です。
「いぼ痔だから軟膏出しとくね。」で終わってしまうのも心配ですが、診察をうける度に病名が違う。これも患者さんにとっては、とても心配なことです。
これは、シャークスピアの「木を見て、森を見ず。」です。
おそらくすべての先生が正しいことをおっしゃっているのだと思います。診察をしているときに、どうしても一番最初に目に入ったものに引きずられてしまいます。診察した時に裂肛があればれ裂肛、肛門ポリープがあれば肛門ポリープ、内痔核があれば内痔核に引っ張られそれぞれの病名になってしまうのかと思います。
例えば肛門の診察をする際に肛門鏡を使って肛門の中の状態を診察します。筒形の肛門鏡で診察する際、肛門鏡を挿入して押し込むだけの診察ですと、内痔核の診断や性状は解りません。内痔核の診察をする際は、筒形肛門鏡を挿入して観察するのも大事ですが、抜いていく時の状態を診ることがとても大切です。そして、少し怒責して便をするように頑張ってもらいながら肛門鏡を抜き観察することで、内痔核の有無や、どのように腫れてくるか、脱出してくるかがわかります。
また、肛門鏡でなかを観察した際に大きなポリープがあると、その時点で病名は肛門ポリープになってしまいます。また、痛みがあるということで、裂肛があるとやはり病名は裂肛になってしまいます。
やはり、一つの病気を見つけても、ほかに病変がないかどうかをしっかりと診察しなければなりません。
今回の様なケースでは、おそらく内痔核があったのでしょう。段々腫れが強くなり、排便時に脱出するようになり、そのことが原因で裂肛になる。内痔核が脱出するとやはり裂肛も段々悪くなり、肛門ポリープができてくる。
こんな感じだと思います。それぞれの先生が言っていることは正しいが「木をみて、森を見ず。」です
やはり、肛門ポリープがあれば、肛門ポリープだけなのか、裂肛などほかの病気は無いか。内痔核が原因で悪くなってきたのではないか?など、しっかり診察することで、このようなことは起きなくなると思います。
「木をみて森を見ず。」これはとても大切なことだと思います。
何んともないと言われたけど本当に何ともないの?
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
今回は、傷とか何か肛門に所見がなければ肛門の病気は無いのか?ということについてお話ししたいと思います。
よく患者さんからこんな話を聞きます。
「排便した時に痛みがあって、出血もしたので医療機関を受診したら、何んともないといわれて、注入薬だけもらっただけ。」とか、「排便時に肛門が腫れてきて違和感があるが、何んともないと言われた。」など、自分にはしっかり症状が有るのに、診察を受けると何ともないと言われる。とても不安になりますし、このまま今の症状を受け入れなければならないのかと心配になります。
このことに関して結論から言うと、「診察を受けた時は傷などの所見がなかったというだけです。必ず症状が有る場合はその症状がでる原因があります。原因無くして症状なしです。
例えば裂肛(切れ痔)に関してお話しします。
裂肛は排便時に便が硬かったり、反対に下痢の時に肛門の中の皮膚、肛門上皮に傷がついて痛みがあり、出血する病気です。ですから、転んで怪我をしたと似ているので、傷なので治っていきます。
例えば便が硬くて痛くて出血してもその後の便の調子が良ければ治っていきます。
ただ裂肛は切れたり治ったりしていくうちに段々悪くなっていきます。排便時に痛みがあると、内肛門括約筋の緊張が段々強くなっていきます。切れたり治ったりしているうちに、内肛門括約筋の緊張がつよくなり、裂肛の具合は悪くなり、傷がつきやすくなったり、治り難くなっていきます。裂肛はやはり傷なので、裂肛の具合が悪くても治っていきます。
ですから、肛門科医としては診察時に裂肛がなくても、それはただ単に肛門上皮に傷がないというだけです。内肛門括約筋の緊張はどうか。強くないか。切れやすくなっていないかなどを診察していく必要があります。内肛門括約筋の緊張が強ければ、その緊張をとる必要があります。また、排便の状態が悪ければ、良くしていかなければなりません。診察をしたときに裂肛、傷がなくても「何ともない。」と言わずに、例えば、「内肛門括約筋の緊張が強くなっています。裂肛で切れたり治ったりすると緊張が強くなります。今日は裂肛、傷はありませんが、まずは、内肛門括約筋の緊張をとるように軟膏を付けてみてもう一度受診して具合がどうか診せて下さい。」と言わなければンばりません。また、患者さんも、症状があれば、頻回に受診して診察を受けられたらいいと思います。
また、先日YouTubeにアップしたように、肛門管内外痔核や肛門管外外痔核が腫れたりする場合も1回の診察でわからないことが多いです。症状が有る場合は何回も主治医の先生に症状を訴えることが大事です。医師の方も、1回の診察で何ともないと言わずに、必ず症状が有るときはその原因があるはずだという目で診察し、1回回だけではなく、何回も診察する必要があると思います。
内痔核と肛門管内外痔核と肛門管外外痔核について
3クール目始まりました。
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。今は、一旦退院して今週の月曜日(11月27日)から3クール目の抗がん剤による化学療法のために入院しています。
今年に入ってからの入院は。腰部から臀部にかけての激しい痛みや、肺炎等症状の悪化に対しての治療や悪化した原因は何なのかを調べることもあったため、どうしても入院が1か月を超える長いものになってしまっていました。
今回は、治療目的だけの入院なので約2週間の入院となります。
その後の治療は未定です。
まだまだ現在、両下肢の痺れ、痺れによるピリピリした痛み。そしてまだまだ両下肢とも動かない状況です。リハビリはしていますが、これの回復もまだまだ先になると思います。
ただ、8月からほとんど診察をしていません。自宅にいるよりは、病院に入院している方が長いと思います。できればそろそろ少しでもいいので診察がしたいと思っています。
患者さんとお話をして、患者さんと一緒に治していく。この繋がりが、とても楽しく、幸せを感じます。
そういったことを感じていられるのが生きてるってことだと思います。もうしばらく、そういったことを感じていたいです。
主治医の先生と相談して、診察の再開の時期も決めていきたいなあと思います。