新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
私の悪性リンパ腫の治療に関してはまだもう少しかかります。
1月4日から、放射線療法を行い、全脳照射を土日以外毎日行い、計18回行う予定です。1月いっぱいかかります。副作用も出ずに無事終わって欲しいと思います。
診療の方もぼちぼち、ゆっくりと行っていきたいと思います。
まだまだ、皆さんにはご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いいたします。
1月1日
渡邉医院 渡邉賢治
今年一年を振り返って
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
今年も残すところ、あと2日となりました。
今年1年間の中どんな1年だったかなぁと振り返ってみると、「こんな1年間ではなかったはずだ。」と言う思いでいっぱいです。
去年、3月悪性リンパ腫の発症が分かり、その治療に入りました。悪性リンパ腫は下垂体の近傍に手を落として現れていました。まずは寛解療法を5クール行い完全寛解になりました。次に地固療法を2クール。この際採取した造血幹細胞を使っての自家血幹移植まで行いました。
この一連の治療で治癒したと思いました。これからは、ある程度診療は縮小しなければならないと思っていましたが、悪性リンパ腫を罹患する前のように、場合によっては、それ以上に楽しい生活が送れると思っていました。そうゆう思いで治療してきました。でも、今年の1月になって診療を再開すると、始めの1ヶ月は、少ししんどいながらも仕事、生活は進んでいきました。それが2月になると右の動眼神経麻痺を発症。激しい腰部の痛みなどが出てきて入院。これ以降入退院を繰り返すことになりました。
自宅にいるより入院している日の方が多い状況。ただこの間、髄液検査をしても、頭部の造影MRIや、造影腰部MRIを行っても、どこにも悪性リンパ腫の最初の所見はありませんでした。でも症状はある。そこで最初の所見はないが、抗がん剤の髄注を行いました。
しかし、9月の入院では痛みが強く、痛み止めが効かない状態でした。全身の倦怠感も強く、夜が来るのが本当に怖かった。精神的にもどんどん病んでいき、精神科の受診もしました。このまま死んでしまうのかと思うようにもなりっました。
このような状況に中、急に、感覚としては数秒の間に両足が痺れ、全く動かなくなってしまいました。
この回の入院では、まずは抗がん剤の髄注を3回行いました。ただ、これでは症状がとれないため抗がん剤の全身投与を4クール行いました。4クールの化学療法ご、入院時の症状は治まりました。やはり、画像診断や髄液検査などではわからなかったが、燻っていた悪性リンパ腫が悪さをしていたんだなあと思いました。
さて、今後の予定では、年明け1月4日から放射線療法で放射線の全能照射を行うことになりました。全部で18回の予定、1月いっぱいで終わります。副作用が出ないで終わって欲しいなあと思います。
今ある症状は、右の顔面神経麻痺と両足が痺れて全く動かないことです。
顔面神経麻痺は段々良くなって行くと思います。ただ、両足の麻痺と、全く動かないことに関しては、リハビリが必要だなあと思います。
今の気持ちとしては、両足の麻痺が取れ足が本当に動くようになるのか。どれくらいの時間がかかるのか。とても不安です。
何も悪いことをしていないのに、どうしてこんなことになってしまうのか、悔しい気持ちがあります。この一年間「どうして!」と思う一年でした。来年は、「この一年間、良かった!」と思える一年になって欲しいです。
化学療法4クールが終わって。
皆さんこんにちは渡邉医院の渡邉です。
化学療法後の一時退院がありましたが、10月22日に緊急入院をして、それ以降悪性リンパ腫の悪化に対しての治療で今まで入院していました。自宅にいるより、病院で入院している期間の方が長い状況でした。
一応、4クール目の化学療法が終え、12月23日の土曜日に退院することになりました。
ただ、退院と言っても完全に治ってスッキリ退院するわけではありません。4クール目の化学療法が終わり、骨髄抑制などの副作用の有無を診てなければ退院いうことになります。
今回の入院期間、3回の髄注、そして4クールの化学療法をおこないました。4クール目だけ骨髄抑制が起き、白血球が1200まで減少しました。白血球を増やす注射をして、回復したので退院となりました。
まだまだ様々な症状が残っています。右の頑迷神経麻痺や一番大変な症状は、腰から下が痺れ、両下肢は全く動かなくなってしまった症状です。痺れに関しては両ふくらはぎから足の裏まで痺れ、痺れによる痛みもあります。
全く足が動かないため、介護認定もしましたが要介護5になりました。
この足のリハビリが大変です。何時になったら痺れや痛みが楽になるのか?本当に両足が動くようになるのか、普通の生活が送れるのかとても心配です。そんな不安を抱えての退院です。
入院中何枚か絵を描きました。絵を描くことで気分が落ち着くので描いていました。絵を描くことに集中することで痺れ痛みが少しは紛らわすことが出来ました。
絵が描けて良かったと思います。
一応23日の土曜日に退院しますが。今回の髄注3回、化学療法4クール。体へのダメージも多いと思います。少しゆっくり休みたい感じです。
年明けからまた治療が始まります。放射線治療で全脳照射を行います。外来通院での治療になります。まだいつから行うのか、全脳照射だけでいいのか?全脊椎照射は必要ないのかを主治医の先生と放射線科の先生とで検討されています。
外来での通院ですが、どんなことが起きるかわかりません。また悪性リンパ腫が悪化する可能性もあります。まだまだ皆さんにはご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
渡邉医院 渡邉賢治
年末年始について
年末年始は下記の通りとなります。
12月30日まで、1月9日から始める予定です。
(ただ、現在悪性リンパ腫の具合が悪く、化学療法中で、渡邉医院は今休診中です。)
私の病気は何?
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
来週の月曜日に再入院して4クール目、最後の化学療法を行います。
今は自宅での療養中でリハビリ等を行っています。
水曜日に一旦帰ってきたときは、この間の長い化学療法などで、精神的にも少し?大分?
まいっていたので、チョット元気がなかったです。4クール目に化学療法そして、年明けからは放射線量。良くなって欲しいなーと思いますが、結構不安もあります。
昨日あたりから少し元気が出てきたかなあと思います。4クール目頑張らなければ。
さて、前回は「何ともないと言われたけれど、本当に何ともないの?」というお話をしました。今回も少し似ているのですが、「私の病気は本当は何?」といった内容でお話ししたいと思います。
時々こんなことを言われる患者さんがいます。「最初に行った病院では肛門ポリープ、次の病院では裂肛。もう一回行ってみると今度は内痔核。一体私の病気は何ですか?」といった内容です。
「いぼ痔だから軟膏出しとくね。」で終わってしまうのも心配ですが、診察をうける度に病名が違う。これも患者さんにとっては、とても心配なことです。
これは、シャークスピアの「木を見て、森を見ず。」です。
おそらくすべての先生が正しいことをおっしゃっているのだと思います。診察をしているときに、どうしても一番最初に目に入ったものに引きずられてしまいます。診察した時に裂肛があればれ裂肛、肛門ポリープがあれば肛門ポリープ、内痔核があれば内痔核に引っ張られそれぞれの病名になってしまうのかと思います。
例えば肛門の診察をする際に肛門鏡を使って肛門の中の状態を診察します。筒形の肛門鏡で診察する際、肛門鏡を挿入して押し込むだけの診察ですと、内痔核の診断や性状は解りません。内痔核の診察をする際は、筒形肛門鏡を挿入して観察するのも大事ですが、抜いていく時の状態を診ることがとても大切です。そして、少し怒責して便をするように頑張ってもらいながら肛門鏡を抜き観察することで、内痔核の有無や、どのように腫れてくるか、脱出してくるかがわかります。
また、肛門鏡でなかを観察した際に大きなポリープがあると、その時点で病名は肛門ポリープになってしまいます。また、痛みがあるということで、裂肛があるとやはり病名は裂肛になってしまいます。
やはり、一つの病気を見つけても、ほかに病変がないかどうかをしっかりと診察しなければなりません。
今回の様なケースでは、おそらく内痔核があったのでしょう。段々腫れが強くなり、排便時に脱出するようになり、そのことが原因で裂肛になる。内痔核が脱出するとやはり裂肛も段々悪くなり、肛門ポリープができてくる。
こんな感じだと思います。それぞれの先生が言っていることは正しいが「木をみて、森を見ず。」です
やはり、肛門ポリープがあれば、肛門ポリープだけなのか、裂肛などほかの病気は無いか。内痔核が原因で悪くなってきたのではないか?など、しっかり診察することで、このようなことは起きなくなると思います。
「木をみて森を見ず。」これはとても大切なことだと思います。
何んともないと言われたけど本当に何ともないの?
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
今回は、傷とか何か肛門に所見がなければ肛門の病気は無いのか?ということについてお話ししたいと思います。
よく患者さんからこんな話を聞きます。
「排便した時に痛みがあって、出血もしたので医療機関を受診したら、何んともないといわれて、注入薬だけもらっただけ。」とか、「排便時に肛門が腫れてきて違和感があるが、何んともないと言われた。」など、自分にはしっかり症状が有るのに、診察を受けると何ともないと言われる。とても不安になりますし、このまま今の症状を受け入れなければならないのかと心配になります。
このことに関して結論から言うと、「診察を受けた時は傷などの所見がなかったというだけです。必ず症状が有る場合はその症状がでる原因があります。原因無くして症状なしです。
例えば裂肛(切れ痔)に関してお話しします。
裂肛は排便時に便が硬かったり、反対に下痢の時に肛門の中の皮膚、肛門上皮に傷がついて痛みがあり、出血する病気です。ですから、転んで怪我をしたと似ているので、傷なので治っていきます。
例えば便が硬くて痛くて出血してもその後の便の調子が良ければ治っていきます。
ただ裂肛は切れたり治ったりしていくうちに段々悪くなっていきます。排便時に痛みがあると、内肛門括約筋の緊張が段々強くなっていきます。切れたり治ったりしているうちに、内肛門括約筋の緊張がつよくなり、裂肛の具合は悪くなり、傷がつきやすくなったり、治り難くなっていきます。裂肛はやはり傷なので、裂肛の具合が悪くても治っていきます。
ですから、肛門科医としては診察時に裂肛がなくても、それはただ単に肛門上皮に傷がないというだけです。内肛門括約筋の緊張はどうか。強くないか。切れやすくなっていないかなどを診察していく必要があります。内肛門括約筋の緊張が強ければ、その緊張をとる必要があります。また、排便の状態が悪ければ、良くしていかなければなりません。診察をしたときに裂肛、傷がなくても「何ともない。」と言わずに、例えば、「内肛門括約筋の緊張が強くなっています。裂肛で切れたり治ったりすると緊張が強くなります。今日は裂肛、傷はありませんが、まずは、内肛門括約筋の緊張をとるように軟膏を付けてみてもう一度受診して具合がどうか診せて下さい。」と言わなければンばりません。また、患者さんも、症状があれば、頻回に受診して診察を受けられたらいいと思います。
また、先日YouTubeにアップしたように、肛門管内外痔核や肛門管外外痔核が腫れたりする場合も1回の診察でわからないことが多いです。症状が有る場合は何回も主治医の先生に症状を訴えることが大事です。医師の方も、1回の診察で何ともないと言わずに、必ず症状が有るときはその原因があるはずだという目で診察し、1回回だけではなく、何回も診察する必要があると思います。
内痔核と肛門管内外痔核と肛門管外外痔核について
3クール目始まりました。
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。今は、一旦退院して今週の月曜日(11月27日)から3クール目の抗がん剤による化学療法のために入院しています。
今年に入ってからの入院は。腰部から臀部にかけての激しい痛みや、肺炎等症状の悪化に対しての治療や悪化した原因は何なのかを調べることもあったため、どうしても入院が1か月を超える長いものになってしまっていました。
今回は、治療目的だけの入院なので約2週間の入院となります。
その後の治療は未定です。
まだまだ現在、両下肢の痺れ、痺れによるピリピリした痛み。そしてまだまだ両下肢とも動かない状況です。リハビリはしていますが、これの回復もまだまだ先になると思います。
ただ、8月からほとんど診察をしていません。自宅にいるよりは、病院に入院している方が長いと思います。できればそろそろ少しでもいいので診察がしたいと思っています。
患者さんとお話をして、患者さんと一緒に治していく。この繋がりが、とても楽しく、幸せを感じます。
そういったことを感じていられるのが生きてるってことだと思います。もうしばらく、そういったことを感じていたいです。
主治医の先生と相談して、診察の再開の時期も決めていきたいなあと思います。
一旦退院して、3クール目に備えます!
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
今回の入院で化学療法を2クール終りました。一旦明日退院して、今度は11月27日に再入院します。そして3クール目を行うことになりました。
今回も腰の痛みなどいろんな症状が出ました。に来るの化学療法を終えて症状は随分良くなってきました。完璧ではありません。ただ治療をして症状が良くなっていくと言う事はやはり今年に入って3月から何度も入退院をしてきました。この原因が悪性リンパ腫の再発だったと言う結果にもなりました。MRIや髄液検査、血液検査等で再発の所見はありませんでしたが、やはりどこかにくすぶっていた悪性リンパ腫が悪さをしたのだと考えられます。
今回も10月12日から入院をして、明日11月19日、長い入院になりました。入院中両下肢のしびれが出現し、当初は、両足とも全く動かすことが出来ませんでした。トイレにも行けず、ポータブルトイレと紙パンツで過ごし、やっと病室の中のトイレまで杖などを使いながら行くことができるようになりました。まだまだ全然歩くことができません。
介護保険に申請して、介護用のベッド、手すり、車椅子などを借りることができました。一旦家に帰るのですが、家での生活が少し不安です。しっかりリハビリをして杖をついて歩けるようにまではなりたいと思います。
今回、1番辛いのが、両足のしびれとそれによってほとんど動かすことができないことです。少しでもしびれが取れて足が動くようになってほしいです。まだ両手がちゃんと動きます。パソコンやタブレットでキーボードもちゃんと打つことができます。タブレットで絵を書くこともできます。この両手だけはこのままの状態でいて欲しいです。しびれたり動かなくなったりしないでほしい。それを願うばかりです。
もうしばらく渡邉医院は休診します。12月の半ばごろから再開できればいいなと思っています。ただどれだけの診察ができるかは心配です。しっかりと診察ができるといいなと思っています。
保険証は、私たちの誇り!
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
現在、くすぶっていた悪性リンパ腫の治療のために入院しています。なかなか腰から臀部にかけての痛みがすっきり取れずやはり、夜から夜中朝方に痛みが来ます。渡邉医院で手術したあかねさんにも人間痛みを感じる時間帯があり、夜夜中朝方に痛みを感じますとお伝えして痛いときにはしっかりと痛み止めを飲むようにとお話ししています。病気は違いますが、やはり痛みは夜夜中朝方にくるんですね。実感しています
また、術後の痛みに関しても、術後1週間から10日を過ぎるとすっと痛みが楽になりますとお話ししています。1回目の化学療法が先週の金曜日1週間過ぎてきました。そろそろしっかり効果が出てくれたらいいなと思います。今週の金曜日に2クール目の化学療法を行います。この2回でしっかりと効いて、症状が良くなってくれたらいいなと思います。期待してます。
さて、こうして私がしっかりと診察してもらい、治療を受け、病気を治していくことができるのは、やはり皆さん、国民の皆さんが保険料を払って見ず知らない人の命や健康、そして生活を守るために、社会保障を重視するために払っている保険料によって私も救われています。いつどんな時に病気になったりするか分かりません。そんな時に安心して以上受けられるそういった制度が国民皆保険制度です。そして皆さんが払ってくださっている。その証として、保険証が発行されます。言ってみれば、私たち一人一人が見ず知らずの人たちのために払い、この国に住むすべての人達が安心して生活して病気になったときには、健康保険を使い治療し治すことができるその証が保険証です。とても大切な私たち国民みんなの思いが詰まっている証明書です。私たちの誇りです。そういった意味合いのあるとても大切な保険証を今国は廃止しようとしています。絶対に許す事はできません。私たちはこの大切な保険証を守るためにさらに取り組みを強めていかなければならないと思います。
今、少し体調の良い時にタブレットで笑を書いています。夕焼けと自転車、犬の絵、そして今は子猫の絵など少しずつ書いています。日中は2回ほど歩いてリハビリをしています。結構今回はちょっと辛い治療になっていますが頑張りたいと思います。もうしばらくお待ち下さい。.」