終戦記念日を迎え

戦争は私たちの心の隙間から、いつの間にか私たちが気がつかないうちに進み、一旦戦争が始まると、私たちの意思とは関係なく広がっていく。ですから、戦争に進んでしまうどんな小さなことも早く見つけ、それを排除しなければなりません。
今、大きな声で小さな声を押しつぶす。弱者は強者を心優しく穏やかにし、強者は弱者を守るのが本来の姿。今の時代、国の姿勢を見ても、強者は弱者を押し潰して行くようになってしまっているのではないでしょうか。
今の国は、単なる閣議決定が国方針となりその方針が押し進められてしまう。これまでのあらゆる政策の暴慢な国の進め方を見ると、日本もいつの間にか戦争ができる、そして戦争をする国になってしまうのではないかと危惧します。この動きを食い止めて行くことが私たちがしなければならないことだと思います。
今、世界では戦争によって、多くの人々の命や生活、そして夢が奪われています。戦争の無い平和な世界を作るには、私たち一人ひとりが平和を願いそのためにできることをしっかり行なっていくことが大切です。そのためには、さまざまな情報をしっかり自分自身で確かめ、場合によっては批判的な目で見て行くことも必要だと思います。最近のメディアは、人々を不安にするような、扇動するような調子で報道しているように感じます。もう少し、事実をしっかり伝えて欲しい、そして今、さまざまなことが起きている中、大切な事をしっかり伝えて欲しいと願います。
私たち医療に関わるものは、目の前の患者さんをしっかり診て治療をしていく。そして今壊されつつある社会保障を守り、充実させ絵行くことが、我々の使命だと思います。
「一人で見る夢は夢でしかない。みんなで見る夢は現実になる。」
私たち一人一人戦争の無い平和な社会を願い、それに向けて出来ることをすることが大事だとお思います。
終戦記念日を迎えて。
8月18日までお盆休みを頂きます。19日月曜日から再開いたします。

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
お盆の期間になりました。皆さんはどうお過ごしでしょうか。
私は、自宅でゆっくりしています。
去年の12月23日に退院して、1月から診療を開始しました。診療はかなり縮小していますが、これまで約8か月、体調を崩すことなく仕事、生活を送ることが出来ました。
これまで、こんなに長く体調を崩すことなく診療を続けることが出来た経験はありません。去年を振り返ると、去年の8月から12月まで計5回も入退院を繰り返していました。
このまま再発なく、寛解状態が続いてくれればと願っています。
さて、そんなこともあり、今年のお盆休みはしっかりとらせていただこうと思います。
お盆休みは8月18日まで休ませていただき、8月19日の月曜日から診療を再開いたします。
この1週間、しっかり体調を整え、後半戦に臨みたいと思います。
よろしくお願いいたします。
渡邉医院 渡邉賢治
母に会って

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。8月も2週も終わり、お盆の時期になりました。皆さんは今年のお盆はどのように過ごされるのでしょうか?実家に帰る、旅行に行く、自宅でゆっくりする。どうでしょう?
渡邉医院は私がアクセリンパ腫になる前は、お盆休みを取らずに診療をしていました。
今年は、しっかり休ませてもらうことにしました。8月13日から8月17日までの期間、1週間のお休みをいただくことにしました。
体調は両足が十分に動かない以外はとても良くなってきています。去年の12月23日に退院して7ヶ月の間、どんどん体調は良くなり、診療は縮小していますが、この間病状が悪化して休むということもなく診療を続けています。悪性リンパ腫になって、これだけ長い期間休むことなく診療を続けられたのは初めての経験です。後はこの猛烈な暑さの夏を乗り越えられたらと思います。そんなこともあって、今年はしっかり休ませてもらいます。
さて、久しぶりに妹が2月に帰ってきた実家に行きました。とても快適な空間に変わっていました。玄関は変わりなく、玄関框が高く杖を使いながら上がれるか心配していましたが、全然大丈夫、上がることができリハビリの成果かと思いました。
妹と一緒にお昼ご飯を食べた後、グループホームに入居している母に会いに行くことにしました。
新型コロナウイルスが今、感染拡大しているので、面談室での面談をお願いしました。
約1年ぶりの再会でした。1年前、母が左の大腿骨骨折で入院となった時、入院に必要なものをグループホームから病院にまで運びました。その頃はまだ補助的に杖を使って歩行していたのでなんとか運ぶことができました。夏の暑い日、汗をかきながら運んだ記憶が鮮明です。その後すぐに私も体調を崩して入院する羽目になてしまいました。それから約1年間、会うことができませんでした。2本の杖で歩けるようになたことと、妹が京都に帰ってきてくれたことで母の面会が可能とりました。
90歳になった母。車椅子に乗って、頭を垂れて目を閉じ寝ているようでした。時々目を開けるのですが、声かけに応答することはなく、また寝てしまうとういう状態。でもまあ1年前とそれほど変わっていないなあと思いました。ただ、やはり歩くことができないので、足は腕かと思うほど細くなっていました。ただそんな足も動かし、車椅子からずれていく姿勢を戻そうとしていましたが、足を動かせば動かすほど、ますますずれて行く。でも、手を握ると反射なのか握ってきます。声は聞こえているのかなあと思いますが、どうかなあ?
そんな母を見ていると、母は母の世界で穏やかに生きているんだなあと思い、心優しい、ほっとしたような気持ちになりました。
母に会いに行けることができることがわかったので、これからは時々母に会いに行こうと思います。
夏季休業のお知らせ
渡邉医院です。
当院の夏季休診についてお知らせいたします。
休診
8/11(日)〜8/18(日)
8/19(月)より通常診療いたします。
よろしくお願いします。
絵が好きで良かった

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
7月も後半。毎日暑い日が続ますが、体調は大丈夫ですか。私は今のところ、大丈夫です。
それよりも、私の周りにある物が次々と調子が悪くなっています。
まずはエアコン。全く動かなくなってしまいました。次にFacebook。全く使えなくなりました。今調べているところですが、ダメです。次はテレビが映らなくなってしまいました。以前からアンテナの具合が悪く、今度具合が悪くなったら、家の中のアンテナの配線を壁を壊してみなければならないと言われていたのが、とうとうその日がきたようです。
こんな感じで、私の周りの物が次から次へと具合が悪くなっていきます。なんか私の身代わりになってくれているのではないかと考え絵しまい、今度は私自身の調子が悪くなるのではないかと少し心配になります。
こんなことを考えるのもテレビが映らず、本当に静かな家の中で一人でいるせいかなあと思います。
絵を描くのも、絵を描くことに集中して、そんな不安を取り除こうとしているのかもしれません。
音楽を聴きながら絵を描く。一見優雅に見えますが、不安を取り除く手段としているのかもしれません。でも、本当に絵を描くことが好きで良かったとおもおいます。絵に助けられているのかなあと思います。これからも描き続けていくんだなあと思います。
7月になり、体調良好!

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
7月になりました。梅雨に入って雨が続き蒸し暑さもあり、体調を崩さないで下さいね。
私にとっても退院して6ヶ月が過ぎました。この間入院することもなく、体調も崩れることなく、徐々にですがかなり良くなってきました。体力はどうかなあと思いますが、両足がうまい具合に動かないだけで、上半身はほぼ元に戻ったのではないかと思います。とてもいい感じです。
診療も随分拡大してきました。1月は1日5~6人しか診察できなかったのが、今では20人以上診察できるようになりました。予約制にさせてもらって、すぐにいて欲しいと言う方をすぐに診ることができず、予約が随分先になったりして、まだまだご迷惑をおかけしています。ただ、予約制ですが、肛門が腫れてとても痛い場合は、すぐに処置をしなければならないこともあります。そんな時は、渡邉医院にすぐに電話していただき「めちゃくちゃ痛い」と伝えてもらい、その光次の日には診察できるようにしたいと思います。
今はまだまだ、自宅と診療所をタクシーで行き来するだけで、自宅に帰ると両足が動かないため、もう外にっは出ることができません。自宅でできることをしています。
まずは大事なリハビリ。月曜日はリハビリの先生が自宅に来てくださり、先生と一緒にリハビリ。それ以外の日は、休みの日は午前と午後の2セット、私が考えたリハビリ?筋トレ?を約30分間、診療のある日は帰ってきてから1セットを行なっています。足が動いていた時は、1時間ぐらいのウオーキングをしていましたが、今は家の中だけのリハビリです。
それと、私は絵を描くのが好きなので、少しずつ描いています。下書きから仕上げまでの過程を何枚か写真に撮り、それを使って動画を作る。とても面白いです。最近では花の絵、私の机の上の絵、そして実家の前に止めたminiの絵。miniは母が乗っていたものですが、今はもうありません。miniの絵の前までは水彩色鉛筆で書いていましたが、miniはクレパスを使ってみました。実は、明治安田生命の「第4回大人の塗り絵コンクール」で特別賞をいただき、その賞品としてクレパスをいただきました。それを使いました。初めてのクレパス。なかなか難しいですが面白いです。
まあこんな感じで、悪性リンパ腫になる前には行なっていなかったこと、お昼にパスタなど簡単な料理もして、結構楽しんでいます。
さて、もう少し足が動くようになって、診療所の体制も整えたら手術も再開していきたいなあと思っています。
患者さんへの説明の時に使う図

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
今回は、患者さんに病気を説明するときに使う図を紹介します。
これまでは、患者さんに病気の説明や治療を説明する際に、私が実際に紙に図を描きながら説明してきました。ただ、字が汚かったりして読みにくかったり、図がわかりにくかったり、また私の方から字を書くので、患者さんにとっては字が反対になってしまい、後から見ても分かりにくかったと思います。
そこで、いつも描いている図をPowerPointで作り、見やすくしました。またそのに追加のメモを書くことで、今までよりもよりわかりやすく、また、家に帰ってから見直してもわかるようになったと思います。
まず内痔核編です。
こんな感じです。やはり排便する際の力みが強いと内痔核になりやすく。あまり力まずにすっと出るようにするのが大事です。また治療は内痔核の程度で決まり、手術等になるのは第3度以上の内痔核の場合です。内痔核があるからすぐ手術にはなりません。
次は血栓性外痔核です。
血栓性外痔核は急に血栓が詰まって腫れて痛い病気です。でも、基本は自然に腫れが治り、痛みがとれ、決戦は徐々に解けて吸収して治ります。腫れをとり痛みをとるために消炎鎮痛剤の坐薬を使ったり、お風呂でよく温めてあげるとよくなります。
次は裂肛です。
裂肛は、便が通るときにできた傷です。便が硬かったり、反対に下痢の時も傷がつきます。また柔らかい便でも出にくくて頑張った時などにできます。ですから、傷なので治っていくはずです。でもそれが治りにくくなる原因が痛みです。痛むことで肛門の括約筋の緊張が強くなります。繰り返すことで段々括約筋の緊張が強くなります。悪循環になります。この悪循環を断つことが治療になります。
最後に痔瘻です。
痔瘻はまずは肛門腺に細菌感染を起こして炎症を起こし化膿する肛門周囲膿瘍から始まります。ただ、肛門周囲膿瘍になったからと言って、必ず痔瘻になるわけではありません。約70%の人は、その後何の症状もありません。約30%の人が痔瘻に移行していきます。
こんな感じで、必要なことをこの図に追加して説明していこうと思います。早速今日からつかてみました。