医師・医学者として「セキュリティ・クリアランス法案」を認めない
ゴールデンウィーク
ゴールデンウィーク、皆さんはどうおすごしですか?楽しい思い出を作ってられると思います。
私は、なかなか人が多いところにはいくことができません。杖、もしくは車椅子の移動なので。あと、まだまだ免疫力がありません。やはり人混みを避けた方が安全です。でも何かこの連休中にしたいなあと思い、3日の日には妻の誕生日のお祝いと言うことでいつもおお世話になっているご飯やさんにいきました。また、4日は自宅から近い太田神社にかきつばたを見にいきました。歩けるところまで歩こう、出来れば太田神社まで2本の杖で行こうと頑張ったのですが、もう少しのところで車椅子のお世話になりました。やっぱり室内と違って凸凹しているし、歩道も含めて微妙な道の傾きが歩くのに苦労します。でも太田神社の近くまで歩けたのは地震になります。太田神社の中は頑張って2本の杖であまり人がいなかったので歩きました。そして、見事に咲いているかきつばたを見ることができました。癒される。
かきつばたを見ることができました。帰りは車椅子に乗って妻に押してもらって帰りました。
今日5日は、伊勢丹に行って、昼食をとり、車椅子で催事場で開催されていた「リト@葉っぱ切り絵展」を見ました。ADHD(注意欠如.多動症)である葉っぱ切り絵アーティストの展示で、一枚の小さな葉っぱを使っての葉っぱきりの作品。優しく、心温まる、癒しの作品ばかりでした。
自身のADHDによる偏った集中力を前向きにとらえ、その個性を生かして独学で制作をスタートしたそうです。
ADHDといった病気を持ちながら、逆にそれを自分の個性、強みにして自分の世界を表現する。とても素晴らしいことだと思います。様々な病気を持っている方がいます。その病気を受け止め、今自分が何ができるかを考え実行できる。そんなふうに私も生きていきたいなあと感じました。
ゴールデンウィーク、もうすぐ終わりますが、私にとってとても楽しい、有意義なゴールデンウィークになりそうです。
財務省の診療所偏在対策の問題点
子ども・子育て支援金制度の問題点
「便」について
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
今日は、本当に久しぶりに「便」についてお話ししようと思います。
便はその約80%が水分でできています。どんなにコロコロの硬い便でも約70%の水分が含まれています。残り20%は、そのうちの1/3は食事を摂った後の食物の残渣(食べかす)、1/3が腸内細菌、そして残りの1/3が脱落した腸の粘膜です。
理想の便は柔らかくて形のある便です。硬すぎるといくら頑張っても出なかったり、反対に柔らかすぎても出し難いことがあります。なかなか難しい所です。いつも具合よく出る人は、排便に関して何も悩まず極々当たり前のことのように便が出ます。反対に便秘の人は毎日の弁の具合に悩んで一喜一憂してしまいます。またそのストレスがさらに便秘を悪くして行ってしまいます。
まずは緩下剤等を内服して楽に便が出るようにするといいと思います。
下剤を飲むと癖になる、お腹が痛くなると言うことで、食事や水分を摂ることでなんとか弁を出そうとされる方がいますが、まずは緩下剤を内服して便が出るようになってから焦らず食事や水分の摂り方を工夫していくといいと思います。
具合よく便が出るには、便の中に程よく水分が含まれていて(80%)、そし便の元になる食物繊維を摂り、量のある弁にする。便の量が増えると、便そのものが大腸を刺激して大腸の動きをよくしてくれます。
さて、食物繊維には水溶性の食物繊維と、不溶性の食物繊維があります。それぞれ役割が違います。
水溶性食物繊維は便を柔らかくしたり、便の滑りを良くして出やすくします。不溶性食物繊維は便の量を増やし、そのことによって腸を刺激して動きを良くします。
水溶性食物繊維には、麦類、海藻類、果物、根菜類があります。また不溶性食物繊維には穀類、野菜、豆類、キノコ類があります。それぞれを具合よく摂ることが大事だと思います。
ではどの位の食物繊維が必要かというと、1日の食物繊維の摂取量の目標は、男性で21g以上、女性では18g以上になります。では、現状ではどの程度食物繊維を私たち日本人が摂っているかというと、平均14g前後と目標値には達していません。意識して食物繊維を摂る必要があると思います。
例えば、キウイフルーツは1個で約2gの食物繊維が摂れます。朝ごはんの時にヨーグルトと一緒にキウイフルーツを食べるのもいいかなあと思います。また、嫌いな方もいらっしゃると思いますが、納豆も1パックで食物繊維が3g摂ることができます。
サラダも野菜だけのサラダではなく、キノコ類や海藻類を混ぜたサラダにしたりすると、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が摂れていいなあと思います。色々工夫してみてくださいね。
ゴールデンウィークになりました。
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
いよいよゴールデンウィークに入りました。皆さんはどうお過ごしですか?旅行に行かれる方、自宅でゆっくりされる方、近場に遊びに行かれる方、色々だと思います。でも皆さん楽しいゴールデンウィークをお過ごしくださいね。
私は予定はありませんが、今年のゴールデンウィークはゆっくり休ませてもらおうと思います。
1月から診療を始めて4ヶ月が過ぎ、いよいよ5ヶ月目に入ります。
段々未知の世界に入っていきますが、今のところ体調も大丈夫です。自信が持てるようになってきました。
徐々に外来の診察する患者さんの人数は増やしてきていますが、まだまだ予約が取り難いとか、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんがご理解お願い致します。
また、手術に関しても、肛門周囲膿瘍など、緊急の手術はしていますが、内痔核や裂肛、痔瘻など予定の手術はまだ行なっていません。早く手術をしてすっきり治してしまおうと受診された患者さんには、すぐに治すことができず申し訳ありません。
内痔核からの出血や軽度の脱出に対してはパオスクレー(5%フェノール・アーモンドオイル)による痔核硬化療法は行なっています。
また、早く手術して治したいという患者さんは、信頼できる医師に紹介もしています。手術に関してもご迷惑をおかけしていますが、よろしくお願いいたします。
もう少し両足が動くようになり、体調もしっかりしてから手術も始めていきたと思っています。
去年までは、退院してすぐに手術等を行なってきました。そうすると、1ヶ月も経たないうちに体調を崩して入院してするということを繰り返し、患者さんにご迷惑をおかけしてきていました。このようなことが起こらないように、今年の1月からは体調のことを考え、徐々に診療を拡大していくようにしました。
渡邉医院の体制も整え、前の状態に近ずけていきたいと思います。
ゴールデンウィークの休診のお知らせ
京都市上京区の渡邉医院です。
ゴールデンウィーク期間中の休診についてお知らせいたします。
休診日
4月29日(月)休診
4月30日(火)診療
5月1日(水)休診
5月2日(木)診療
5月3日(金)〜5月8日(水)休診
よろしくお願いいたします。
4月 新しい出会い
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
4月は色んなことが変わっていく月です。別れもあれば新しい出会いもあります。
私の主治医も4月から変わりました。最初の診察。初顔合わせ。私のこれまでの経過と今後についての話になりました。
まずは当日の血液検査の結果。血液の検査では特に変化はなく、落ち着いている。腫瘍マーカーは少し高値だが、あまり変動はない。
今の一番の症状は腰から臀部にかけて痺れていること。そして両足が痺れて動かないこと。移動は車椅子か2本の杖で行なっていること。そして右目の動きで上向きの動きが不十分で両目で上の方を見ると福祉があること。日常の生活には支障無い。
こんなことを話していて、最後に主治医が、「今後のことはどのように考えてられますか?」と質問された。それに対して私は、「去年12月23日に退院した時は、桜が見れるかなあと思っていました。そして、次の月、次の月が無事に迎えることができるかを不安に感じていました。最近だいぶ自信がつき、不安は減ってきました。このまま寛解状態が続いてくれればと願っています。次は、夏を越すことができるか?と考えています。ただ、今年1年もたないかもしれないことは覚悟しています。」と。主治医は、「このまま簡易状態が長く続いていくことを望みますが、自家血幹移植を行い、放射線療法を行い全ての治療をして行なってきました。次に再発症状を起こした時、全ての治療を行った後、どのような治療をするか?とても難しいです。そのことを理解してください。」と。そうなった時は、その時の事。その時にできる治療を行なっていくだけかなあと思います。最初の診察だったのでそこまでの話しをすることになったのだと思います。
今思う事は、このまま今の寛解状態が続いて欲しいこと、そして早く歩けるようになりたいこと。
4月も半ば
4月ももう半ば。今年は桜を見ることができた。2年ぶりの桜。
そう言えば、父も桜を楽しみにしていたが、桜を見ることなく他界した。
桜の花は、とても美しく咲き誇るが、一気に散っていく儚さも感じる。
私にとって桜は色んな思いを呼び起こす。これからもずっと。
前回の入院は様々なことを経験した。
一番怖かったのが、私自身が精神的におかしくなってしまうのではないかということだった。
痛みがあり、その痛みがなかなか改善されない。最終的には麻薬を使って痛みをコントロールした。夜は眠れず、夜が来ることに恐怖を感じた。段々、自分が精神的におかしくなっていくのを感じた。精神科の先生にも診てもらい、まずは眠ることが大事と睡眠導入薬を処方してもらい、不安が強い時に内服する安定剤も処方してもらった。
悪性リンパ腫の再発の所見はなかったが、もう一度抗がん剤による化学療法を4クール行った。化学療法の効果も出てきて徐々に痛みが軽減し、夜も眠れるようになった。
病気への恐怖もあるが、自分がどんどん精神的に壊れていくのがとても怖く、初めての経験だった。
今はもうテープ型の麻薬の痛み止めも使うことなく経過してしている。よかった。
去年の12月23日に退院して、1月から少しづつ診療を再開した。当初は2月は体調は大丈夫だろうか?3月はどうか?桜は見れるか?など常に不安を感じながら診療していた。でも今は、大丈夫だ!体調も段々よくなっていく。やって行けそうだと段々自信がついてきた。
主治医の先生から、「以前は自家血幹移植をした後再発した場合、余命6ヶ月と宣告していた。」と言われた。今は私のように、再度の化学療法、放射線の全脳照射などがあり、以前とは違ってきている。再発?してからもう6ヶ月以上経っている。でも私は全ての治療を行なっているので次はどうするか課題はある。
このまま寛解状態が長く続くことを祈るばかりだ。あまり無理をせず、生きていきたいなあと思う。
今は、朝起きると生きていることを感じる。朝のコーヒーの香りが心地いい。朝食も美味しい。仕事にも行ける。何気ない生活が送れることに喜びを感じる。
玄関前のモッコウバラ、蕾がたくさんついている。今年はたくさんの花が咲くかな。
桜
今日は、リハビリがてら近くの公園まで行ってみた。室内では2本の杖を使って歩いていたが、1人で外を杖を使って歩くのは始めて。室内と違って、ちょっとした凸凹に足?杖がとられる。まだまだ外を自由に歩くのは先のことかなあと思う。リハビリ頑張らなければ。でもなんとか公園に無事到達。
公園に行った目的は、リハビリだけではなく、公園に咲く桜を見に行こうと思ったから。
2年前の3月。悪性リンパ腫の治療のため桜を見ることなく入院。去年も体調を崩して入院。2年間桜を見ることができなかった。2年ぶりの桜。
毎年、花見をして楽しんだ後、食事をして桜を楽しんでいた。今年も花見をして食事は無理かなあ。花見の名所に行くのもちょっと無理かなあと思っている。
公園に行くと2本ある桜の木の1本がほぼ満開だった。2年ぶりに近くで見た桜。とても綺麗に咲いていた。
今日は1人だったけど、妻ともう一度、桜を見に行きたいなあ。