新着情報

2024.08.12

8月18日までお盆休みを頂きます。19日月曜日から再開いたします。

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
お盆の期間になりました。皆さんはどうお過ごしでしょうか。
私は、自宅でゆっくりしています。
去年の12月23日に退院して、1月から診療を開始しました。診療はかなり縮小していますが、これまで約8か月、体調を崩すことなく仕事、生活を送ることが出来ました。
これまで、こんなに長く体調を崩すことなく診療を続けることが出来た経験はありません。去年を振り返ると、去年の8月から12月まで計5回も入退院を繰り返していました。
このまま再発なく、寛解状態が続いてくれればと願っています。
さて、そんなこともあり、今年のお盆休みはしっかりとらせていただこうと思います。
お盆休みは8月18日まで休ませていただき、8月19日の月曜日から診療を再開いたします。
この1週間、しっかり体調を整え、後半戦に臨みたいと思います。
よろしくお願いいたします。

 渡邉医院   渡邉賢治

2024.08.10

肛門周囲膿瘍ー原発口、原発巣、二次口

2024.08.09

母に会って

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。8月も2週も終わり、お盆の時期になりました。皆さんは今年のお盆はどのように過ごされるのでしょうか?実家に帰る、旅行に行く、自宅でゆっくりする。どうでしょう?

渡邉医院は私がアクセリンパ腫になる前は、お盆休みを取らずに診療をしていました。

今年は、しっかり休ませてもらうことにしました。8月13日から8月17日までの期間、1週間のお休みをいただくことにしました。

体調は両足が十分に動かない以外はとても良くなってきています。去年の12月23日に退院して7ヶ月の間、どんどん体調は良くなり、診療は縮小していますが、この間病状が悪化して休むということもなく診療を続けています。悪性リンパ腫になって、これだけ長い期間休むことなく診療を続けられたのは初めての経験です。後はこの猛烈な暑さの夏を乗り越えられたらと思います。そんなこともあって、今年はしっかり休ませてもらいます。

 さて、久しぶりに妹が2月に帰ってきた実家に行きました。とても快適な空間に変わっていました。玄関は変わりなく、玄関框が高く杖を使いながら上がれるか心配していましたが、全然大丈夫、上がることができリハビリの成果かと思いました。

妹と一緒にお昼ご飯を食べた後、グループホームに入居している母に会いに行くことにしました。

新型コロナウイルスが今、感染拡大しているので、面談室での面談をお願いしました。

約1年ぶりの再会でした。1年前、母が左の大腿骨骨折で入院となった時、入院に必要なものをグループホームから病院にまで運びました。その頃はまだ補助的に杖を使って歩行していたのでなんとか運ぶことができました。夏の暑い日、汗をかきながら運んだ記憶が鮮明です。その後すぐに私も体調を崩して入院する羽目になてしまいました。それから約1年間、会うことができませんでした。2本の杖で歩けるようになたことと、妹が京都に帰ってきてくれたことで母の面会が可能とりました。

90歳になった母。車椅子に乗って、頭を垂れて目を閉じ寝ているようでした。時々目を開けるのですが、声かけに応答することはなく、また寝てしまうとういう状態。でもまあ1年前とそれほど変わっていないなあと思いました。ただ、やはり歩くことができないので、足は腕かと思うほど細くなっていました。ただそんな足も動かし、車椅子からずれていく姿勢を戻そうとしていましたが、足を動かせば動かすほど、ますますずれて行く。でも、手を握ると反射なのか握ってきます。声は聞こえているのかなあと思いますが、どうかなあ?

そんな母を見ていると、母は母の世界で穏やかに生きているんだなあと思い、心優しい、ほっとしたような気持ちになりました。

母に会いに行けることができることがわかったので、これからは時々母に会いに行こうと思います。

2024.08.01

お尻が痒い!!

2024.07.30

夏季休業のお知らせ

渡邉医院です。

当院の夏季休診についてお知らせいたします。

休診

8/11(日)〜8/18(日)

8/19(月)より通常診療いたします。

よろしくお願いします。

2024.07.22

絵が好きで良かった

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。

7月も後半。毎日暑い日が続ますが、体調は大丈夫ですか。私は今のところ、大丈夫です。

それよりも、私の周りにある物が次々と調子が悪くなっています。

まずはエアコン。全く動かなくなってしまいました。次にFacebook。全く使えなくなりました。今調べているところですが、ダメです。次はテレビが映らなくなってしまいました。以前からアンテナの具合が悪く、今度具合が悪くなったら、家の中のアンテナの配線を壁を壊してみなければならないと言われていたのが、とうとうその日がきたようです。

こんな感じで、私の周りの物が次から次へと具合が悪くなっていきます。なんか私の身代わりになってくれているのではないかと考え絵しまい、今度は私自身の調子が悪くなるのではないかと少し心配になります。

こんなことを考えるのもテレビが映らず、本当に静かな家の中で一人でいるせいかなあと思います。

絵を描くのも、絵を描くことに集中して、そんな不安を取り除こうとしているのかもしれません。

音楽を聴きながら絵を描く。一見優雅に見えますが、不安を取り除く手段としているのかもしれません。でも、本当に絵を描くことが好きで良かったとおもおいます。絵に助けられているのかなあと思います。これからも描き続けていくんだなあと思います。

2024.06.30

7月になり、体調良好!

 皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。

 7月になりました。梅雨に入って雨が続き蒸し暑さもあり、体調を崩さないで下さいね。

 私にとっても退院して6ヶ月が過ぎました。この間入院することもなく、体調も崩れることなく、徐々にですがかなり良くなってきました。体力はどうかなあと思いますが、両足がうまい具合に動かないだけで、上半身はほぼ元に戻ったのではないかと思います。とてもいい感じです。

 診療も随分拡大してきました。1月は1日5~6人しか診察できなかったのが、今では20人以上診察できるようになりました。予約制にさせてもらって、すぐにいて欲しいと言う方をすぐに診ることができず、予約が随分先になったりして、まだまだご迷惑をおかけしています。ただ、予約制ですが、肛門が腫れてとても痛い場合は、すぐに処置をしなければならないこともあります。そんな時は、渡邉医院にすぐに電話していただき「めちゃくちゃ痛い」と伝えてもらい、その光次の日には診察できるようにしたいと思います。

 今はまだまだ、自宅と診療所をタクシーで行き来するだけで、自宅に帰ると両足が動かないため、もう外にっは出ることができません。自宅でできることをしています。

 まずは大事なリハビリ。月曜日はリハビリの先生が自宅に来てくださり、先生と一緒にリハビリ。それ以外の日は、休みの日は午前と午後の2セット、私が考えたリハビリ?筋トレ?を約30分間、診療のある日は帰ってきてから1セットを行なっています。足が動いていた時は、1時間ぐらいのウオーキングをしていましたが、今は家の中だけのリハビリです。

 それと、私は絵を描くのが好きなので、少しずつ描いています。下書きから仕上げまでの過程を何枚か写真に撮り、それを使って動画を作る。とても面白いです。最近では花の絵、私の机の上の絵、そして実家の前に止めたminiの絵。miniは母が乗っていたものですが、今はもうありません。miniの絵の前までは水彩色鉛筆で書いていましたが、miniはクレパスを使ってみました。実は、明治安田生命の「第4回大人の塗り絵コンクール」で特別賞をいただき、その賞品としてクレパスをいただきました。それを使いました。初めてのクレパス。なかなか難しいですが面白いです。

 まあこんな感じで、悪性リンパ腫になる前には行なっていなかったこと、お昼にパスタなど簡単な料理もして、結構楽しんでいます。

 さて、もう少し足が動くようになって、診療所の体制も整えたら手術も再開していきたいなあと思っています。

2024.06.27

患者さんへの説明の時に使う図

 皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
 今回は、患者さんに病気を説明するときに使う図を紹介します。
 これまでは、患者さんに病気の説明や治療を説明する際に、私が実際に紙に図を描きながら説明してきました。ただ、字が汚かったりして読みにくかったり、図がわかりにくかったり、また私の方から字を書くので、患者さんにとっては字が反対になってしまい、後から見ても分かりにくかったと思います。
 そこで、いつも描いている図をPowerPointで作り、見やすくしました。またそのに追加のメモを書くことで、今までよりもよりわかりやすく、また、家に帰ってから見直してもわかるようになったと思います。
 まず内痔核編です。

 こんな感じです。やはり排便する際の力みが強いと内痔核になりやすく。あまり力まずにすっと出るようにするのが大事です。また治療は内痔核の程度で決まり、手術等になるのは第3度以上の内痔核の場合です。内痔核があるからすぐ手術にはなりません。

 次は血栓性外痔核です。

血栓性外痔核は急に血栓が詰まって腫れて痛い病気です。でも、基本は自然に腫れが治り、痛みがとれ、決戦は徐々に解けて吸収して治ります。腫れをとり痛みをとるために消炎鎮痛剤の坐薬を使ったり、お風呂でよく温めてあげるとよくなります。

次は裂肛です。

裂肛は、便が通るときにできた傷です。便が硬かったり、反対に下痢の時も傷がつきます。また柔らかい便でも出にくくて頑張った時などにできます。ですから、傷なので治っていくはずです。でもそれが治りにくくなる原因が痛みです。痛むことで肛門の括約筋の緊張が強くなります。繰り返すことで段々括約筋の緊張が強くなります。悪循環になります。この悪循環を断つことが治療になります。

最後に痔瘻です。

痔瘻はまずは肛門腺に細菌感染を起こして炎症を起こし化膿する肛門周囲膿瘍から始まります。ただ、肛門周囲膿瘍になったからと言って、必ず痔瘻になるわけではありません。約70%の人は、その後何の症状もありません。約30%の人が痔瘻に移行していきます。

こんな感じで、必要なことをこの図に追加して説明していこうと思います。早速今日からつかてみました。

2024.06.27

便秘フォーラムに参加して 高齢者の便秘を中心に

 皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
 もうすぐ退院してから6ヶ月が経ちます。体調はずいぶん良くなり、食事も美味しく食べれます。少し気をつけないと、食べ過ぎてしまいます。また睡眠もよくとれ、夜中に1回程度起きますが、その後もぐっすり眠れます。また、毎日最低1回は、私の考えたリハビリ?筋トレを約30分かけて行なっています。まだまだ杖を使っての歩行ですが、それも随分安定してきています。
 診療ももう息切れすることなくできるように、次の段階にギアを入れ替えていこうと思います。
 ここまで回復したのも皆さんのおかげだと思っています。ありがとうございます。

現在、渡邉医院は予約制になっていますが、肛門が腫れて痛いという症状があるときは、渡邉医院に電話していただいて、「痛い!」と言って場合によっては当日の診察に来てもらえればと思います。

さて、今回は便秘フォーラムに参加して勉強したことを箇条書きですがご紹介します。

1)まず、便秘と便秘症は違うと言うことです。
 便秘は、便が硬いとかスッキリ出ないとかの状態を言います。便秘症は便秘によって生活の質が起きるなどの症状が出ることをさします。
 また、高齢者の場合は、排便時のいきみが強いと心臓への負荷がかかります。いきみによって血圧がガリ、その状態がしばらく持続します。また、強くいきむことで脳梗塞などにもなる可能性があります。このようなことでトイレで倒れると言うことにつながってしまいます。
 便秘症は命に関わると言うことです。
 やはり排便は「いきまない排便」を目指すことが大事です。

2)加齢と便秘に関しては、どうしても加齢と共に便秘の方が増えてきます。これは加齢によって大腸の機能が低下することによります。例えば腸管の粘膜や筋層が萎縮してしまう。また、アウエルバッハ神経叢が減少して腸管の動き、蠕動が悪くなるなど、加齢による腸管の器質的な片亜が起きることによって便秘になります。

3)睡眠と便秘に関しては、ぐっすり眠れることで便がスッキリ出るとのことでした。

4)サプリには注意。
  様々な多くのサプリがあるのでどれが効くかはなかなか判断できないとのことでした。またサプリの効果を検証する場合、対象者が50人以下の場合、統計学的に良い結果が出る可能性があり、50人以上では効果が統計上悪くなるなど、対象者の人数で結果が変わってしまうこともあるため注意が必要とのことでした。

5)水分をとることは便秘にいいのかは、やはりしっかり水分をとったほうが良いとのことでした。

6)では運動は便秘にいいのか?に関しては、30分程度歩くなどの有酸素運動は良いとのことでした。

7)下剤の服用率は、他のお薬と比較すると18%とかなり少ないとのことでした。やはり下剤は毎日しっかり飲むことが大事です。私がいつも言っていることですが、便が出ないから下剤を飲んで出す、出ないから飲んで出すでは、本当に出なくなると飲んでも出なくなることがあります。一旦硬くなった便を柔らかくする薬はありません。具合よく出るように毎日内服することが大事です。

8)最後に問診のポイントです。問診の際は便の回数、便の硬さ、スッキリ感の三つがポイントで、週に何回便が出るか、便は柔らかいか、スッキリ出るかを聞くことが大事です。

 箇条書きですが、参考になればと思います。

2024.06.19

乳幼児の便秘症

こんにちは。渡邉医院の渡邉です。

今日は水曜日、休診日です。少し勉強をしようと思います。

私の専門ではないのですが、乳幼児の便秘症について勉強してみました。

時々渡邉医院にも便秘の子どもが受診されることがあります。緩下剤を処方することもあるのですが、最終的には「かかりつけの小児科の先生とよく相談してくださいね。」ということになります。でも少しはアドバイスができればなあと思います。

さて、なるほどと思う言葉が目に飛び込んできました。それは「うんちの呪いを断ち切ることが治療の肝」という言葉です。なるほどと思いました。やはり硬い便が出た時の痛みが怖くなって便が出せなくなるということはよくあると思いました。

 便塊が直腸に溜まったままになって(便栓塞)、出せない。出したときに痛みがあり出したくなくなる。また直腸に便塊が溜まる。この負の連鎖を断ち切ってあげることが治療にとって大事なことだと言うことです。

 さて、便秘症は大きく二つに分類されます。一つは何らかの病気、基礎疾患があって器質的な異常があって便が出ない器質的便秘症と、もう一つは、基礎疾患を除外した機能性便秘症です。

 そして、乳幼児便秘症には便秘の発症時期で特徴があるとのことです。

  • 1)離乳食開始前(生後6カ月まで)の便秘症では、何らかの器質的な疾患が背景にある可能性があり、そのことを考慮しなければならない。
  • 2)離乳食開始後(生後6カ月から12か月)の便秘症では、離乳食開始に伴って便が硬くなる。
  • 3)トイレトレーニング時期(2歳~3歳)の便秘症は、トレーニング中に硬便が出て排便時に痛みがあり、排便に関しての恐怖心を抱いてしまう。
  • 4)保育施設や幼稚園、小学校へ通い始めた時期(4歳~7歳)の便秘症は、自宅以外でのトイレではい便することが怖い、嫌だ、恥ずかしいことが原因

このように発症時期で便秘症の原因に特徴があるとのことです。4)の学校のトイレで排便することに関しては、私自身の経験上よくわかります。

 小学校で便がしたくなって、学校のトイレに行きたくなくて家まで帰って排便。学校では私がいなくなったのを心配して探して下さり、ご迷惑をかけたことを記憶しています。

 なかなか難しいですが、どこのトイレでも排便できるということはとても大事だなあと思います。

 話は変わりますが、地震や水害で非難された人たちにとって清潔なトイレが直ぐに設置されることは、とても大事なことだなあと思います。

 さて、乳幼児の便秘症の診断ですが、便秘症が発症した年齢が4歳未満では1週間の排便回数が2回以下、過度の便貯留の既往があるなどの症状が1か月以上続く場合は便秘症と診断するということです。ただ、様々なケースがあるので、排便が困難な状況をしっかり診ていくことが必要とのことです。

 便秘症と診断した後、便秘症の原因が器質的疾患によるものか、そうでないかを確認する必要があります。そのためには「警告症状」があるかないかを確認することが重要とのことです。「警告症状」とは、①生後24時間~48時間以降の胎便の排泄の遅延。②生後2カ月以内の血便。③成長障害または体重減少などを伴う。こういった例の患者さんは基礎疾患を除外するために専門医を受診することを進めるとのことです。

 また、牛乳アレルギーによる便秘症があるとのことです。

 完全母乳栄養から混合栄養や粉ミルクに変えた時に発症する便秘症です。牛乳の蛋白質に感作されることによって便秘を発症します。便秘症に対しての標準治療で改善がない場合は、牛乳の摂取制限を検討して、24週間の牛乳蛋白除去により便秘の改善を図るとのことです。

 治療に関しては、直腸に便塊が残ったままになると、直腸からさらに水分が吸収されますます便が硬くなり、その硬便を排出する際に痛みが伴います。この痛みのため排便を我慢してしまうようになる。この負の連鎖を断ち切ってあげることが大事です。この負の連鎖、「うんちの呪い」を断ち切るために、第一選択となる治療はグリセリン浣腸とのことです。

 軽症例やグリセリン浣腸に抵抗がある場合は、緩下剤を使うそうです。

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診療時間 日・祝
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