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2019.10.22

患者さんの不安を取り除くには。

 患者さんが治療を受けるとき、特に手術を受けるとき、麻酔の痛み、手術の際の痛み、そして術後の痛みなど多くの不安を抱えています。漠然とした怖さもあると思います。
 病気の説明やそれに対しての治療方法、手術方法などをしっかりとお話しますが、どんなにお話して説明しても、絶対に不安や怖さを取り除くことはできないと思っています。

 そんななか、患者さんは自分の病気を治そうと手術を受ける決心をされます。手術を受ける不安や怖さがある以上に、今の病気をしっかり治しておきたいという思いが勝るのだろうなあと思います。手術をして治そうと思う気持ちを私たち医師は真摯に受け止め、その決意にしっかり答えなければならないと思います。

どこから不安は生まれるのか?

 ではどこから不安や怖さが生まれてくるのでしょうか?
 それは医師の説明を聞いても、それは話だけを聞くことです。また、いくら図に書いて説明してもそれは二次元の紙の上だけのこと。実際にどのように手術が進んでいくのか、そして術後はどのように経過していくのかなど、まったく患者さんは解らないところにあるのだと思います。
 頭では理解していても、実際に現実ではどうなるのかが解らない、そしてイメージがわかないところにあるのだと思います。

あらかじめ経験できない、経験が生かせない。

 話は変わりますが、例えば知らない場所に初めて出かけるとき、周りに見える景色は初めての景色、どのくらいで到着するのかなど考えると、到着までの時間がすごく長く感じることがあります。2回目に行くと、周りの景色は知っているし、だいたいどのくらいで着くのかも予想できます。始めていくときよりもすごく早く到着するような感じになります。やはり、一度経験したことを2回目以降経験するときは、これまでの経験を生かすことができますし、不安はある程度取り除くことが出来ます。でも手術となると、何度も経験するわけにはいきません。できれば1回の手術で完治させたいです。また手術は何回も経験するものではありませんし、一度経験すると二度としたくないと思う方がほとんどだと思います。

不安を取り除くには、具体的な数字を示してイメージが湧くようにすること。

 ではその初めての手術の不安や怖さを少なくさせる方法は何でしょう。

 やはりその一つは、麻酔はどうするのか、局所麻酔ならば、最初は麻酔の針をさす痛みがありますが、麻酔したところを麻酔していくので、途中からは麻酔が効いてくるので麻酔をする痛みもとれること。また、手術の方法やどのように手術が進んでいくのか。またどのくらいの時間で終わるのか具体的な数字を伝える、例えば1箇所の内痔核を手術する時間は10分程度、3箇所の場合は約30分とか。また実際に手術をしている時は、今どのくらい進んで、後何分ぐらいで終わるかなど、やはり具体的な数字を伝え、患者さんがイメージできるようにすることも大切だと思います。
 また術後の経過も同様に具体的な数字で伝えること。
例えば術後の痛みに関しては、局所麻酔は1時間で切れること。その時肛門が締まってくるので、痛みが出ること。でも1時間たって麻酔が完全に切れたほうが痛みが楽になることを伝える。
 そしてその痛みに対しての対象方法はどうするのか。術後1時間後には、痛みがあっても無くても消炎鎮痛剤を内服すること。術後3時間後には消炎鎮痛剤の座薬を挿入すること。その後は痛みがあっても無くても消炎鎮痛剤の内服を夕食後、寝る前、そして次の朝に内服して痛みに対処していくことをお話する。また、排便時の痛みに関しては、96.5%の患者さんが、術後7~10日過ぎるとスッと痛みが取れること。

 また術後の出血に関しては、術後1時間後に出血の有無を看護師が確認し、術後3時間後には医師が出血の有無を確認すること。そして3時間後の出血が無ければ大丈夫であること。
 また、術後の出血に関しては、内痔核の場合は、術後24時間までに起きる早期出血と、術後約7日目頃に起きる晩期出血の二つの出血が止血処置を必要とする出血であること。そして、晩期出血は約1%であること。
 どうしても排便の時は便が傷を擦って出てくるので、出血することがあるがこれは大丈夫であること。でも心配な時は迷わず出血が大丈夫なものなのかそうでないのかを聞いて欲しいということ。患者さんが感じるであろう不安を、その不安が出る前に先手先手で適切にタイミングで話をしていくことが大切だと思います。

患者さんが不安を感じるであろうことを、不安を感じる前に先手先手でお話する。

体験者の話を聞くことも不安を取り除く方法。

 また、渡邉医院の談話室に、患者さんが手術など入院中のことや、これまで痔で悩んでいたことを書いたノートが置いてあります。体験者の話を聞くことも患者さんの安心感いつながることがあります。やはり、実際に体験した人の話を聞くことは説得力があります。「早くこのノートを見ておいたらよかった。」という患者さんもいます。ただ、個人個人で術後の経過が違うこともお話しなければならないと思います。

患者さんが必要とするときに正しい情報をタイミングよく伝えること。

やはり、正しい情報を患者さんが必要な時にしっかりと伝えていくことが、患者さんの不安や怖さを取り除く方法になるのだと思います。

2019.10.22

「11月の献立」を紹介します。

 11月のレシピのテーマは「秋の和食」これまで紹介した11月のレシピで作る献立を紹介します。
 献立の中に「むかご玄米ご飯」があります。そこで、「うん?むかごって何?」と言うことで「むかご」を調べてみました。


 むかごを一見すると、何か豆のようでもあり、小さな芋のようでもあり、何だろうと思います。むかごは、山芋や長芋の「栄養繁殖器官」と乗っていました。またまた「栄養繁殖器官って何?」です。栄養繁殖器官は胚や種子を経由しないで、根や茎、そして葉などの栄養器官から、次の世代の植物が繁殖する無性生殖である。と書いてありました。むかごは葉から形成されるものや茎から形成されるものがあるようです。山芋や長芋のむかごは茎が肥大してできたものだそうです。ですから、むかごを土に植えておくとやがて芽がでて山芋や長芋になっていきます。


 さて、むかごの収穫期は何時かと言うと、晩秋ごろから山芋や長芋の茎にできてきます。9月ごろから11月ごろまで収穫期が続くそうです。むかごの旬は10月ごろで、味も美味しくなり、栄養も豊富になるとのことです。むかごの栄養素の一つにアミラーゼがあります。人間では唾液の中や膵液の中に含まれる消化酵素の一つです。でんぷんに含まれているアミロースやアミロペクチンを分解してブドウ糖やオリゴ糖を作る大切な酵素です。
 もう一つの栄養素にアルギニンがあります。アルギニンは免疫力を高める効果があります。こういったことから疲労回復や生活習慣病の予防効果もあるようです。
 そろそろ11月の献立と「むかご玄米ご飯」のレシピを紹介しますね。

11月の献立

・牡蠣の柚子胡椒焼き・小松菜とひじきの白和え・沢煮椀・むかご玄米ご飯・柿プリンの計6品です。
 1人分 約650kcal、たんぱく質 21g、食物繊維 10gです。

「むかご玄米ご飯」

玄米     2合
むかご    100g
水 玄米モードの2合の水加減
  
鍋の時は600ml程度   
塩      適宜

「作り方」

  1. ①玄米は4時間以上水につける。
  2. ②むかごはすり鉢かざるに入れてこすりながら洗う(土臭さ軽減のため)
  3. ③玄米モードで炊飯器で炊く。

*土鍋で炊くときは中火で沸騰させ、その後弱火にして25分程度、蒸気が出なくなったら強火で10秒、火を止めて10分蒸らす。
④塩を混ぜて装う。

2019.10.20

渡邉医院の中庭に山鳩の巣が。

 看護師さんが、渡邉医院の中庭を見て「山鳩が巣を造っててますよ。」と。私は造っているところを見ることが出来ませんでしたが、二羽の山鳩が交互に木の枝などを持ってきて、中庭の紅葉の木に巣を造っていたそうです。出来上がった巣を見てみると、自分の体と比べて、何か少し小さい。しかも木の枝でつくっていて、直ぐに壊れてしまいそうな巣でした。こんな簡素な巣で大丈夫なのかなあと思う巣でした。山鳩は枝を一つ一つ運んできて作っていくようです。せっかく運んできた枝を落としてはまた運びを繰り返して作ったようです。調べてみると、巣を造るのに必要な枝は100200本だそうです。外から見ると簡素で壊れてしまわないかと思う巣ですが、意外と巣造りに使う枝は多いんだなあと思います。でも100回以上枝を運び巣を造る。大変な作業ですね。

 山鳩の繁殖のピークは8月から10月だそうです。もうすぐ10月も終わります。ぎりぎりの巣作りと繁殖ですね。山鳩のことを少し調べてみました。

 山鳩は雄と雌の一対が巣を造り、卵を産んで温める。そして雛を育てるまで二羽が協力して行うそうです。雛を巣立たせるには、産卵から巣立ちまで30~35日程度かかるようです。そうすると、今からだと11月の終わりになってしまいますね。産卵から雛の巣立ちまでを営巣と言うそうです。繁殖はほとんど年中可能で、年に何度も営巣を行うことが出来るそうで、京都での観察では、多くのつがいが年に何度も営巣を行い、年に6~8回も営巣をするつがいもいるそうです。

 以前も中庭に山鳩が巣を造ったことがありますが、巣立ちにはたどり着きませんでした。今回はどうなることやら。せっかく巣を造り、今、卵を交代で抱いています。無事巣立ちまでたどり着いてくれればと思います。

 さて、巣を造る場所選びは、雄が巣を造る候補地を探し、そこで雌を呼ぶようです。その候補地を雌が気にいると、雄は雌をその場所に残し、巣を造るための枝などの巣材を集めてくるそうです。そして雄は持ってきた巣材を雌に渡すことで巣作りが始まるとのことです。

 雌が雄から受け取った巣材を使って巣を造るのですが、その際に下に落としてしまった枝などの巣材は雌は拾うことはせず、雄が拾いまた雌に渡すといったことを繰り返すそうです。雄が巣の材料を運び、雌が巣を造るといった役割分担の様です。こういった巣作りを一か所だけでなく、何か所か行い、複数の巣を造って、その中の一つの巣を選んで産卵するそうです。

 今日、診療所の二階の窓から巣を覗いてみると、卵を抱く山鳩がいました。渡邉医院の中庭に作った巣を産卵の場所として選んだということですね。渡邉医院の中庭は、周りは建物に囲まれていて、紅葉の木以外にも複数の木が茂っています。また、玄関側の通り庭には井戸水が湧き出ていて、手水鉢に絶えず新しい井戸水が流れています。水には困らないし、周りから見えにくいところにあります。今出川通りから少し南に下がっただけで、あまり車の音などもせず、静かな環境です。きっと天敵のカラスなどから身を隠すのにもってこいの場所なのかもしれません。また実際、待合室の窓や二階の窓から巣も見ても、周りに溶け込んでいて、よく見ないとわからないように上手に巣を造っています。

 今、中庭の山鳩の巣には卵があるのが確認できました。確認できたのは1個ですが、通じよう1~2個の卵を産むそうです。そして昼間は雄が卵を抱いて、夜は雌が抱いているそうです。卵から雛が孵るのは15日程度だそうで、そうすると11月初めに雛が孵ることになります。その後15日ぐらいで雛は巣立つそうです。でも、無事に巣立つ雛は約23%程度で、後は卵や雛が天敵に捕食されてしまったり、卵が放置されたり、卵や雛が巣から落ちてしまったりしてしまうようです。そういえば以前、巣から落ちた雛を巣に戻してみましたが、その後巣立つことはありませんでした。自然はとても厳しいものです。

さて、渡邉医院の中庭に巣を造った山鳩。そして今親に抱かれている卵。無事に雛がかえって巣立って欲しいものです。

2019.10.20

「沢煮椀」のレシピを紹介します。

 台風19号が大きな傷跡を残しながら過ぎ去って1週間になります。まだまだ被害の全貌は明らかになっていません。また復興はまだまだの状況だと思います。
台風の被害を受けた皆さんには深くお見舞い申し上げます。また早い復興をお祈り申し上げます。
 10月も半ばを過ぎて、季節は秋。涼しくなってきました。今日は日中は少し暑かったですが、朝夕はグッと冷え込むようになりました。
 渡邉医院の玄関先のハナミズキも段々色づいてきました。秋ですね。
 11月のテーマは「秋の和食」です。今日は「沢煮椀」のレシピを紹介しますね。管理栄養士さんからの一言でもありますが色んな具材が入っていて、豚肉のうま味もあって、ご飯のおかずにもなりますね。野菜もしっかり摂れていいですね。
 では「沢煮椀」のレシピを紹介します。

「沢煮椀」

1人分 約90kcal、たんぱく質 4g、食物繊維 2g

材料(2人分)

白菜       3g 
大根       3g
えのき      20g
ごぼう      20g
人参       15g
青ねぎ
豚肉       30g
★小麦粉     適宜
だし汁
薄口しょうゆ   少々
塩        少々

作り方

  • ①野菜はすべて千切りにする。
  • ②鍋にだしを入れを入れて煮る(青ねぎ以外)。
  • ③豚肉も細切りにし小麦粉をまぶす。
  • ④②がやわらかくなればを入れ薄口しょうゆ・塩で味を整える。
  • ⑤器に盛り青ねぎをのせる。

 

管理栄養士さんから一言

沢煮椀
「沢」とは「たくさんの」という意味でいっぱいの具が入った汁物です。具が多く豚肉のうまみがあるのでおかずにもなるし、減塩にもなります。
お野菜は冷蔵庫に残っているものやカット野菜でも作れます。

 

2019.10.18

「小松菜とひじきの白和え」のレシピを紹介します。

 今回は「小松菜とひじきの白和え」のレシピを紹介します。
 日本大腸肛門病学会学術集会に東京に行ってもう1週間。あっという間の1週間でした。先週の金曜日。台風19号が近づいての雨。今日も秋雨前線の雨。まだまだ台風の被災地の被災状況もわからず、復興はまだまだ進んでいない中での今日の雨。被災された方々にはとって追い打ち。この雨で新たな被害が出ないことを祈るばかりです。

 さて、今回のレシピは「小松菜とひじきの白和え」です。
 白和えを調べてみると、白和えと一緒に覚えておいた方がいいという言葉に「和え衣」がありました。和え衣とは和え物を作るときに欠かすことが出来ない、砂糖、塩、酢、醤油、味噌などの調味料と風味豊かな食材など、具材にからみやすいものとを合わせて作ったものだそうです。そして「白和え」は白い豆腐や白胡麻などで作ったこの「和え衣」と野菜などを混ぜ合わしてつくる料理です。
 若い頃はこの白和えの美味しさが分からなかったですが、年を取ってくると、その美味しさが分かってきました。ご飯にも合うし、お酒のつまみにもいいですよね。
 今回の白和えにはひじきが入っています。便の量を増やすのには海藻類やキノコ類がいいです。シメジなどのキノコを加えるのもいいかもしれませんね。
 では「小松菜とひじきの白和え」のレシピを紹介しますね。

「小松菜とひじきの白和え」

1人分 約100kcal、たんぱく質 6g、食物繊維 2g

材料(2人分)
小松菜(ゆで)  60g 
 ほうれん草・春菊・人参など他の野菜でも
ひじき煮     30g

白和え衣     
★豆腐     100g
★砂糖     小さじ1
★味噌     小さじ1
★練りごま   小さじ2

作り方

  • ①豆腐はペーパータオルで包んで電子レンジにかけ水切りする。
  • ②①を崩し★を入れて泡だて器でなめらかになるまでよく混ぜる。
  • ③ゆでて3cm程に切った小松菜とひじき煮を入れて混ぜ合わせる。

管理栄養士さんからの一言
白和え
 
今回は練りごまを使いましたが、ごまを炒ってすり鉢でするとさらに香りがよくなります。また、ピーナッツクリームと豆腐を合わせたり、ごまの代わりにきな粉を使ってもおいしくできます。
 白和え衣は栄養豊富で、材料をまとめてくれるので食事量の少なくなった方・飲みこみにくい方にも食べやすいです。

 

2019.10.18

「牡蠣の柚子胡椒焼き」のレシピを紹介します。

 11月のレシピは「秋の和食」をテーマにしています。これまで紹介した3品はスウィーツでした。今日はかきはかきでも牡蠣の方。「牡蠣の柚子胡椒焼き」のレシピを紹介します。

 牡蠣と言えば、姫路に大学時代の親友がいます。時々その親友が牡蠣を送ってくれます。殻付きの生の牡蠣を送ってくれるのですが、一番最初に送ってくれた時は、どうやって殻を開けたらいいのか、何を使って開けたらいいのかわからず四苦八苦。一つの牡蠣の殻を開けるのに結構時間がかかっていました。最近は開けるこつを憶えて、わりと早く開けることが出来るようになりました。経験は物を言うです。やっぱり新鮮な牡蠣は美味しいです。そのままレモンを絞ってズルズルっと食べる。磯の香もしてとても美味しい。一気に食べてしまいます。また牡蠣のお鍋も美味しいですね。牡蠣フライもいいですよね。ソースでもいいし、タルタルソースもいいですね。
 さて今日は「牡蠣の柚子胡椒焼き」。焼いた牡蠣もいいですよね。
 ではそろそろ「牡蠣の柚子胡椒焼き」のレシピを紹介しますね。

「牡蠣の柚子胡椒焼き」

1人分 約180kcal、たんぱく質 5g、食物繊維 2g

材料(2人分)
牡蠣      6個
★柚子胡椒  小さじ1/2
★小麦粉   大さじ1
★水     小さじ2
サラダ油   適宜
付け合わせ
 さつまいも
 人参
 大根
*付け合わせ用ソース
  マヨネーズやポン酢

作り方

  • ①牡蠣はきれいに洗い、水気を取る
  • ②★を混ぜにつけて油を引いたフライパンで焼く。
  • ③レンジでやわらかくした付け合わせも焼く。

 

管理栄養士さんからの一言
牡蠣
 
牡蠣は栄養の豊富さで「海のミルク」とも言われていますが、即エネルギー源となるグリコーゲンが多く体力・免疫力に効果が期待でき「天然の栄養ドリンク」とも言えそうです。
 アミノ酸のコハク酸はうまみ成分であるとともに体力回復に、またタウリン、亜鉛、銅、鉄、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB12、葉酸なども多く肝臓の働きや造血作用も助けてくれます。

2019.10.18

私達が守るものは。

 私たち医療にかかわるものがなぜ戦争のない平和な社会を作るりくみに関わらなければならないのかを少し考えてみたいと思います。

 私たちが、「戦争反対!平和な社会を!」と声を上げたり、政治に対して何かものを言ったりするとき、何か特別なことをしているような印象をもつ方がいます。またそういったことをする人は特別な人たちなのではないかと思う人もいると思います。でも本当にそうでしょうか?自分の感じること、思っていることを素直に声にする。いろんな人たちに聴いてもらうことは極々自然なことだと思います。もっと自分の感じる思いをしっかり声を上げて伝えることは自然な私たちの権利だと思うことが必要だと思います。

 さて、私たち医療にかかわるものの責務は憲法25条を実現させ守ること、社会保障を充実させることです。でも憲法25条だけを単独で実現させることはできません。

 やはり、だれもが健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有するためには、国そのものが平和でなければなりません。そして、個人として尊重され、幸福を求める権利が保障され守られていなければなりません。

こういったことからも、私達医療に係るものは患者さんや国民の健康を守るには平和な国造り、そして憲法を生活に生かす。そういったことを日々の生活のなかで考えていかなればならないのだと思います。

 では憲法25条を実現させる、社会保障を充実させる取り組みをする。なにか漠然としています。では一体私は何を守りたいのか。私は医師です。目の前にいる患者さんの命、健康を守りたい。そして私を支えている診療所のスタッフの生活を守りたい。そして家族を守りたい。

 今、守りたい母はかなり認知症が進んでいます。私のこともどこまでわかっているかはわかりません。でもそんな母が小さな子供を見つめる穏やかな、そして優しい眼差し。そして母が見せる笑顔。たまにこんなに笑うかと思うほどに、顔をクチャクチャにしてまで笑う母。私はそんな母の笑顔が大好きです。そして、その母の笑顔をずっと見ていたい
 でも戦争が出来る国にしていこうとする動き。そして戦争になると、まずは私の母や、障害のある人たち、本来は国が責任を持って守り支えていかなければならない人たちがまず初めに犠牲になってしまいます。そして戦争に向かう社会では必ず優生思想が大きく私たちの前に現れてきます。とても怖い社会です。
 まだまだそんなことにはならないと思っていても、また、時の為政者が「戦争をすることなどない。」、「憲法を変えても戦争するわけではない。」と言っても、戦争はその姿を見せることなく、私たちの心の隙間にスッと入り込んでいつの間にか戦争へと導いてしまいます。ですからどんな些細なことでも戦争へ進む目はみんなの力で摘み取っていかなければなりません。

 私たちの守りたいものはなに。一人一人の思いいがみんなの思いに繋がります。そしてその力で私たちの目指す平和な社会にしていきましょう。

 

2019.10.14

「栗の渋皮煮」のレシピを紹介します。

 11月のレシピ。まずは甘いスウィーツから紹介しています。
 今日は、「栗の渋皮煮」のレシピを紹介しますね。


 栗は以前もお話したと思いますが、母がとても好きで、ご近所の方が下さる栗をむいて栗ご飯にしてくれていました。栗ご飯美味しいですよね!でも栗は甘くするのもいいですよね。もうすぐ、本当に早いですがお正月のお節料理の中の栗きんとんや黒豆と一緒に甘く煮た栗。押しいですよね。お菓子ではマロングラッセやケーキのモンブラン。甘いお菓子もいいですよね。
 そうそう、今日、久しぶりにデパート(昔は百貨店ていってましたよね。)に行きました。食器などを売っているところを見ていると、栗を剥く道具や銀杏の殻を割る道具が売っていました。こんな道具も売っているんだと思いました。
 それでは「栗の渋皮煮」のレシピを紹介しますね!

「栗の渋皮煮」

材料(作りやすい分量)  

栗     1kg
重曹    大さじ2
砂糖    400g
ブランデー  お好みで

作り方

  • ①栗を熱湯につけてそのまま冷めるまで置いておく

(鬼皮がむきやすくなります)
②渋皮に傷をつけないようにおしりのほうから鬼皮をむきます。
③鍋に②とたっぷりの水と重曹大さじ1を入れ火にかける。20分ゆでる。
④崩れないように水に取り、やさしく筋を取り、きれいな水につけます。
⑤③をもう一度繰り返します。
(栗の硬さ、筋の残り具合でもう一度繰り返す。)
⑥ひたひたの水と砂糖の1/3を入れ10分煮ます。
⑦ひたひたを保ちながら(水が足りなければ足し)砂糖1/3を足し10分煮ます⑧最後の砂糖を入れ10分煮ます。
⑨ブランデーをいれて一煮立ちさせ、一晩おいておく。
⑩保存袋に移し汁ごと冷凍します。
(冷凍することによりしっとりします)

 

2019.10.14

「無花果の赤ワイン煮」のレシピを紹介します。

 今日は「無花果の赤ワイン煮」のレシピを紹介しますね。
 11月は「秋の和食」をテーマにレシピを紹介しています。前回は「柿のプリン」のレシピを紹介しましたが、今回もスウィーツをもう1品紹介します。


 ところで、イチジクは「無花果」と書きます。どうして「花の無い果」と書くのだろうと思い調べてみました。そういえばイチジクの花、私は見たことがありません。調べてみると、私は知らなかったのですが、私達が食べているイチジクですが、果実ではなく、イチジクの花に当たる部分を食べてるということです。果実の様に見える部分は、本当は花軸が肥大化したもので、イチジクを切った時に粒粒の様に見えるのがイチジクの花だそうです。「無花果」と書くのは、実際に花が咲かないのではなく、「実」の中に無数の白い花を咲かせるため、外から見えないので「無花果」と書くようです。イチジクの花、見たことがなかったのも当然ですね。
 私が小さかったころ、小学生の低学年の頃、私の家の近くにイチジクの木がありました。イチジクの実をとったり、葉や茎を切ると白い汁が出てきました。触るとネバネバしていて痒くなったことを記憶しています。アダムとイブのアダムの絵にイチジクの葉を付けているのを見て、「痒くならないのかなあ」と心配したのを憶えています。
 この白い液体ですが、蛋白質分解酵素・フィシンというものだそうです。イチジクが害虫から身を守るための防衛物質だそうです。
 そろそろ「無花果の赤ワイン煮」のレシピを紹介しますね。

「無花果の赤ワイン煮」

材料(作りやすい分量)
  
いちじく(小さいもの)8
砂糖        50g
赤ワイン     100ml
レモン汁     小さじ1

作り方

  • ①いちじくがちょうど並ぶ小さめの鍋に、いちじく・赤ワイン・砂糖を入れふたをして弱めの中火で煮ます。(皮はむいてもむかなくても。写真はむいてません)
  • ②やわらかくなればレモン汁を入れます。

*いちじくが終わりかけの小さいものがコンポートには向いてます。
*出来立てもおいしいですが冷蔵庫で冷やし2日から1週間くらいが味がなじんできます。ヨーグルトやアイスクリームと一緒にどうぞ。

管理栄養士さんから一言

いちじく
水溶性食物繊維のペクチンやカリウム、鉄、カルシウムのほかに女性ホルモンと同じ働きをする栄養素もあり、便秘、下痢、むくみ、老化防止、胃もたれ防止にも効果が期待できます。
傷みやすいので早めに食べること。食べ過ぎないことが大切です。

 

2019.10.14

「柿プリン」のレシピを紹介します。

 昨日のワールドカップラグビー、日本対スコットランドの試合。とても素晴らしい試合でした。そして日本チームのベスト8進出おめでとうございます。
 力と力がぶち当たる力の入った試合でした。ホワードが開いての攻めをしっかり食い止める、何度も何度も相手の攻撃を体を張って止める。そして、そこから出たボールをしっかり繋いでトライにつなげる。チームが一つになってトライへとつなげていく。この姿に私たちは感動を覚えるのだと思います。また試合が終わった後の選手たちの顔。とてもいい表情をしていました。感動しました。
 ベスト4をかけた南アフリカとの試合は、20日の日曜日。また応援したいと思います。
 さて、11月のレシピのテーマは「秋の和食」です。そのまず第一弾は、スウィーツから紹介したいと思います。


 その一つ目のスウィーツは「柿のプリン」です。柿もプリンになるんだと思いました。でも柿は和食にもよく合うと思います。柿を使っての白和えなども美味しいです。
 パリパリっと硬い柿も美味しいですし、熟しきった少しドロッとした柿をスプーンで食べるのも美味しいですよね。
 後で管理栄養士さんからの一言でも紹介しますが、柿には様々なビタミンが含まれているようです。また食物繊維も豊富で便秘にもいいようです。でも柿の中にはタンニンが含まれています。タンニンは2日酔いの予防や改善、余分な脂肪を燃焼する効果もあり、高血圧や動脈硬化といった生活習慣病の改善の効果もありますが、摂りすぎると便秘になることがあります。ではどの程度の量が目安かを調べてみると、200g前後を目安のとありました。200gと言うと、小さめの柿だと2個分、大きい柿だと1個分となるそうです。これを目安にしてくださいね。
 それでは「柿のプリン」のレシピを紹介しますね。

「柿のプリン」

1人分 約50kcal、たんぱく質 2g、食物繊維 1g

 材料(2人分)
柿      1個 
牛乳     柿の半分
柿の甘みによって砂糖を加えてください。

作り方

  • ①柿と牛乳をミキサーにかける。
  • ②器にそそぎ冷蔵庫で冷やす。

*柿のペクチンによって固まります。
*ムースほどのやわらかいプリンです。

管理栄養士さんからの一言

 
柿は「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われ、ビタミンCはかんきつ類の2倍も含まれています。他にもビタミンA、K、B1、B2も多く、疲労回復や風邪の予防、タンニン、カリウムには二日酔いの回復効果が期待できます。
 栄養豊富でおいしい旬の柿ですが食べすぎにはご注意ください。

 

 

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医院情報

院名 渡邉医院
住所 〒602-8462
京都府京都市上京区浄福寺通今出川下ル
竪亀屋町255
TEL 075-441-4303

診療時間

診療時間 日・祝
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※術後の患者さんも緊急対応いたします。
※日曜日・祝日は休診です。
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