裂肛の分類と診断(臨床外科)
今回は以前、「臨床外科」という雑誌に原稿依頼を受けて書いた「裂肛の分類と診断」を紹介します。 少し長いですが、図も多く、見ていただけるとわかりやすいのではないかと思います。 【要旨】 裂肛は日常の診療でよく遭遇する疾 […]
皮垂を切除した405例の検討(臨床肛門病学、第7巻1号、2015)
今回は臨床肛門病学、第7巻1号、2015年に投稿した「皮垂を切除した405例の検討」の論文を紹介します。 皮垂はskin tag、スキンタグとも呼ばれています。肛門にできるしわのことですが、その原因には内痔核や裂肛、 […]
当院におけるDay Surgery の検討(第53回日本大腸肛門病学会)
今回は「当院におけるDay Surgeryの検討」についての発表内容を紹介します。 Day Surgeryとは日帰り手術のことです。この発表は今から19年前の発表です。この時期は時代はDay Surgery、日帰り手 […]
温水洗浄便座使用時における肛門粘膜下の血流量の変化について(第53回日本大腸肛門病学会)
今回は、「温水洗浄便座使用時における肛門粘膜下の血流量の変化について」の発表内容を紹介します。 以前、「温水洗浄便座の功罪」についてお話しました。温水洗浄便座を使い際は気を付けて使わないと、肛門や直腸に傷をつけたり、 […]
痔核根治術後の疼痛についてー特に術前肛門内圧による疼痛の比較検討ー(第54回日本大腸肛門病学会)
今回は、「痔核根治術後の疼痛についてー特に術前肛門内圧による疼痛の比較検討ー」の発表を紹介します。 新しい発表から順次過去の発表へと、遡って紹介しているので、学会の若い番号から順次みていただくと、私の痔核根治術後の疼 […]
痔核根治術後疼痛の検討ー最大肛門静止圧との関連ー(第55回日本大腸肛門病学会)
内痔核に対して痔核根治術を行った後の痛みの強さの差に、内肛門括約筋の緊張の強さが影響してきます。内肛門括約筋の緊張が強いほど、手術を行った後の痛みが強い傾向があります。 痔核根治術を行う際に、術前、術後に内肛門括約筋 […]
痔核根治術後疼痛に対するニトログリセリン軟膏の術前投与の影響ー特に最大肛門静止圧との関連ー(第56回日本大腸肛門病学会)
内痔核に対して痔核根治術を行う際に、術後の痛みをどう軽くするかが、私たち肛門科にとって大きな課題です。 術後の痛みの原因には切除する内痔核の個数も影響してきます。切除する内痔核が1か所ですむか、2か所以上になるかでも […]
痔核根治術、術前および治癒時での最大肛門静止圧の比較(第57回日本大腸肛門病学会)
今回は内痔核に対して痔核根治術を行った際の手術前と治癒時の最大肛門静止圧に関して検討した発表を紹介します。 最大肛門静止圧は、内肛門括約筋の緊張の度合いを知るために測定します。裂肛などで、排便時に痛みがあると内肛門括 […]
裂肛に対して側方皮下内肛門括約筋切開術(LSIS)が最大肛門静止圧に与える影響。(第58回日本大腸肛門病学会)
裂肛は、排便時の痛みによって内肛門括約筋の緊張が強くなってきます。内肛門括約筋の緊張が強くなることで、排便時の痛みが強くなったり。、排便後の痛みの持続時間が長くなってきます。また内肛門括約筋の緊張が強くなることで、排便 […]
内痔核に対して結紮切除術(LE)施行後の疼痛に関しての、短期入院と長期入院とでの比較検討較検討。(第59回日本大腸肛門病学会)
内痔核に対して結紮切除術を施行する際に、術後の出血とともに、術後の疼痛管理が重要になってきます。患者さんにとって術後の出血や痛みは手術をうける際の不安の原因にもなります。また日帰り手術を行う際には、医師の目の届かないと […]