戦争は私たちの心の隙間から、いつの間にか私たちが気がつかないうちに進み、一旦戦争が始まると、私たちの意思とは関係なく広がっていく。ですから、戦争に進んでしまうどんな小さなことも早く見つけ、それを排除しなければなりません。
今、大きな声で小さな声を押しつぶす。弱者は強者を心優しく穏やかにし、強者は弱者を守るのが本来の姿。今の時代、国の姿勢を見ても、強者は弱者を押し潰して行くようになってしまっているのではないでしょうか。
今の国は、単なる閣議決定が国方針となりその方針が押し進められてしまう。これまでのあらゆる政策の暴慢な国の進め方を見ると、日本もいつの間にか戦争ができる、そして戦争をする国になってしまうのではないかと危惧します。この動きを食い止めて行くことが私たちがしなければならないことだと思います。
今、世界では戦争によって、多くの人々の命や生活、そして夢が奪われています。戦争の無い平和な世界を作るには、私たち一人ひとりが平和を願いそのためにできることをしっかり行なっていくことが大切です。そのためには、さまざまな情報をしっかり自分自身で確かめ、場合によっては批判的な目で見て行くことも必要だと思います。最近のメディアは、人々を不安にするような、扇動するような調子で報道しているように感じます。もう少し、事実をしっかり伝えて欲しい、そして今、さまざまなことが起きている中、大切な事をしっかり伝えて欲しいと願います。
私たち医療に関わるものは、目の前の患者さんをしっかり診て治療をしていく。そして今壊されつつある社会保障を守り、充実させ絵行くことが、我々の使命だと思います。
「一人で見る夢は夢でしかない。みんなで見る夢は現実になる。」
私たち一人一人戦争の無い平和な社会を願い、それに向けて出来ることをすることが大事だとお思います。
終戦記念日を迎えて。