渡邉医院は昭和6年に開業しました。今年で93年になります。
祖父が開業し、それを父が引き継ぎ、そして今の私。肛門科一筋でぶれることなく診療を続けてきました。父が脳梗塞で倒れた時も、その日のうちに私が京都に帰ってきて夕方の診療から引き継ぎました。この93年のなかで、去年、一昨年と私の悪性リンパ腫の治療のため、渡邉医院はほぼ休診状態となりました。これまでの渡邉医院の歴史の中で初めてのことでした。
今年1月から再開し、徐々に診療を拡大してきています。体調も良くなってきていて、今後さらに診療を拡大していける、そんな自信がついてきています。ただ、悪性リンパ腫、また体調が悪くなり、入院治療が必要になることは必至です。この時も渡邉医院を休診にすることなく肛門科を続けていかなければならないと思っています。
そのためには、私の身に何かおきても大丈夫なように、肛門科を継承していかなければなりません。渡邉医院93年で築き上げてきた診察、治療、手術などを伝えていかなければなりません。
私がまだまだ診療ができるうちに、今後も肛門科が続いていくように。