皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
久しぶりのブログのアップです。
いよいよ5月が終わり、梅雨入り6月です。季節の変わり目、皆さん体調を崩されていませんか?
私は、5月8日に38℃代の熱発、次の日には平熱まで解熱していましたが、またその夕の土曜日、5月13日に再度38℃代の熱発。また頻回の下痢が続くようになりました。
5月16日の血液内科の診察の際、血液検査でCRPが23と炎症反応が強く現れました。また、その影響か腎機能、肝機能も悪化してしまいました。
4月1日に渡邉医院を再開して約1か月、前回も1月に再開して約1か月で再入院。又この二の舞になるのかとショックと不安がありましたが、何とか体調も戻ってきました。鬼門の1か月何とか乗り切れそうな感じです。まだまだ体調は安定しないんだなあと感じています。今年の夏を乗り越えられたら、安定するのかなあと期待しています。
新型コロナウイルスが5類になり、社会はマスク着用は自己判断になるなど、感染対策が緩和されてきました。ただ、私のように免疫力が落ちている基礎疾患を持っている方や、高齢者の方はまだまだ新型コロナウイルスに感染することを脅威に思って生活をしています。
さて、私も1回目の入院は悪性リンパ腫をしっかり治してしまおうというモチベーションで治療に臨みました。目の前にある治療をしっかり行っていく。それを目標にしていました。ですから、常に前向きな姿勢で治療を受けることが出来ました。ただ、2回目の入院は、「どうして!」、「再発してしまったのか?」、「案内頑張ったのにどうして!」といった気持ちがでて、1回目の入院治療よりネガティブな感情をもっての治療でした。
やはり1回目より、2回目の方が辛いと思います。
このことは、肛門の手術をした患者さんにとっても同じことです。
例えば内痔核の手術をする。1回目の手術では、「今まで悩んでいた嫌な症状が、手術を頑張ればよくなるんだ!」、「手術をしてスッキリするんだ!」、「よーし。そのためには頑張ろう!」といったポジティブな気持ちで手術を受けることが出来ます。さして、このポジティブな考えが、やっぱり術後の傷の治りを良くしてくれます。病は気からという言葉がありますが、やっぱりその言葉通り、「治そう!」という気持ちが傷の治りを良くしてくれます。
そんな時、術後の出血を起こし、止血処置が必要になった時、「どうして?」、「また手術?」といった気持ちになります。また、内痔核の術後、肛門狭窄を起こしてしまうことがあります。そんな時は、「頑張って手術をしたのに、また肛門の狭窄を解除しなければならないんだ。」、「また術後痛いんだろうなあ。」といったネガティブな考えになってしまいます。これは当然なことだと思います。
そんな時、私たち医師は1回目の手術がどうだったのか、どうしてもう一度手術をしなければならないのかを、しっかり患者さんに伝える必要があります。また2回目以降の手術を行うとどのようになるのかも伝えることが大事になります。
1回目の手術より2回目以降の手術の方が患者さんにとっても医師にとってもとても辛いことです。ですから、しっかり患者さんと話をして、患者さんの気持ちをポジティブなるよう努めることが私たち医師に課せられた責務だと思います。