渡邉医院、1月5日が仕事始め。今週から予定の手術を始め渡邉医院も本格始動となりました。入院患者さんもいらっしゃり、通常の診療に戻りました。今年はゆっくりと休ませてもらい、エネルギー満点での本格始動です。予定手術等が始まると、やはりピリッとした緊張感が診療所全体に、そして私やスタッフにも出てきます。とても良い環境です。この緊張感も今年1年しっかりと持続させて、患者さん皆さんにより良い医療を提供していきたいと思います。
さて、今週になって寒さも厳しく、京都も雪が積もりました。渡邉医院も雪化粧でした。
毎年この時期は雪が降っているようで、過去のFacebookを見ると、雪化粧の渡邉医院の写真がアップしてありました。
寒さはちょっと辛いですが、雪化粧の渡邉医院も趣があっていいなあと思います。
今年になって2週間がたちました。去年の10月以降感染者が落ち着いていましたが、オミクロン株の感染拡大によって、年を越してここほんの数日間で急激な感染者の増加となりました。第6波が来たなと思います。
第4波、第5波では、感染された方が入院する病床がなく、自宅療養となる。そんな病床の逼迫による医療崩壊が起きていました。今回は、病床を確保していても、感染された患者さんの治療にあたる医療従事者が感染や濃厚接触者などによって治療にあたれないといった医療崩壊が懸念されます。また、感染力が強いということもあって、自宅療養によって家族内感染が広がる心配もあります。やはり感染拡大を抑えるという意味では、自宅療養ではなく、臨時の入院医療施設や宿泊施設での隔離、そして隔離だけでなく、必要な医療を患者さんに提供していくことが必要なのではないかと思います。
3回目のワクチン接種の前倒し、また経口抗ウイルス薬の承認によって処方投与ができるようになるなど、これまでとは違った展開になっていくのではと、希望を持っています。経口での治療薬が出ることで、これまで何の武器を持たずに新型コロナウイルスに挑んでいた開業医が武器を持って挑むことができるようになりました。どの医療機関でも経口抗ウイルス薬を処方して、必要な患者さんに十分に投与できるような体制を国や行政に構築してもらうように要請したいと思います。
さて、私たちは、これまで通りにマスクや手洗い、そして嗽など変わることのない大切な基本的な感染対策を今後もしっかり行っていきたいと思います。
まだまだ先が見えないことが多いです。でも新型コロナウイルスに対抗する新しい希望も見えてきました。
今年も1年が本格的に始まりました。明るく、希望の持てる、そしてすべての人が安心して暮らせる、そんな1年にしていきたいと思います。
今年も渡邉医院、よろしくお願いいたします。
令和4年1月15日
渡邉医院 渡邉 賢治