11月は「和食月間」をテーマにレシピを紹介していきます。
今回は「亥の子餅」のレシピを紹介します。
後で管理栄養士さんからの一言でも紹介しますが、私は「亥の子」という行事があることを初めて知りました。少し「亥の子」に関して調べたことを紹介します。
日本には、昔から地方によっていろいろな行事ごとがあります。「亥の子」もそんな行事に一つだそうです。
「亥の子」は、亥の月の最初の亥の日のことで、その日に行われる行事のことを言います。
十二支を旧暦の月に当てはめると、1月は寅、2月は卯、3月は辰という具合に当てはめていくと、旧暦の10月が亥になります。「亥の月」は旧暦の10月、現在は11月が亥の月になります。その11月の最初の亥の日が「亥の子」となるそうで、今年は11月3日の土曜日がその日に当たります。
「亥の子」の由来は中国の「亥子祝」と言われていて、亥の月の亥の日、そして亥の刻(21時から23時にあたるそうで)に穀物を混ぜ込んだ餅を食べると病気にならないという風習があったそうで、無病息災を願う儀式だったそうです。
また、イノシシは子供をたくさん産むこともあって、子孫繁栄を願う意味もあったようです。
日本には「亥の子」は平安時代に伝わり、最初は宮中での行事であったものが、収穫時期の収穫のお祭りとして庶民にも広がっていったようです。
今日、紹介する「亥の子餅」はイノシシの子供の形を模していて、昔は田の神様へのお供えとしていたようです。その後、無病息災、子孫繁栄を祈り「亥の子餅」を食べるようになったそうです。
11月の最初の土曜日です。是非作ってみてくださいね。
「亥の子餅」
1個分 150kcal 食物繊維 3g
材料(作りやすい量)
★白玉粉 80g
★上新粉 40g
★砂糖 40g
★水 230㏄
あん 200g
くるみ 30g
きなこ 適量
シナモン 少量
作り方
① ★を深めのどんぶりに入れよく混ぜる。ラップをしてレンジで2分チン。一度出してよく混ぜ、ラップをして1分チン。透明感があり、つやが出るまで1~2回繰り返す。
② 皿にきな粉とシナモンをしき、①を出して冷ましておく。
③ あんにくるみを混ぜ10等分して丸める。
④ 10等分し③を包む。
⑤ 焼いた金串で筋をつける。(なくてもよい)
管理栄養士さんから一言
亥の子餅
亥の子は亥の月の最初の亥の日のことで、今年は11月3日になるそうです。
中国の無病息災を願う儀式から始まり、イノシシにあやかって子孫繁栄を願い、
収穫の時期なので収穫祭も兼ね、火の使神から炬燵開きが行われるなど時代によって
さまざまな意味を持って行事が行われ、亥の子餅も食べられているようです。