渡邉医院

8月6日被爆80年を迎え

被爆80年を迎えて

 80年前の今日8月6日に広島に原子爆弾が投下され、一瞬にして多くの人々の命、生活、そして夢、未来を奪い去ってしまいました。そして大切な人の命を失ってしまいました。またそれだけでなく、原子爆弾による放射線によって様々な病気で今尚苦しんでいる人々がいます。そしてその影響はその方々の子供、孫にまで影響を及ぼし続けています。

私の父も、広島に原爆が投下された時、江田島の海軍兵学校にいました。ガスタンクが爆発したのか、何が起きたのかと思い外を見ると、巨大な原爆雲を見たそうです。京都に帰ってくる際、原爆によって何もなくなってしまった広島の悲惨な情景を見ながら帰ってきたそうです。被爆後80年、被爆した方々が段々お亡くなりになっていく中、私たちはこの原爆投下によってもたらされた悲惨な経験を忘れることなく引き継いでいかなければなりません。

そして二度と被爆者を出さない、大切なものを奪わせない、世界にしなければなりません。

しかし今の情勢を見ると戦争や紛争によって多くの方々の命が奪われています。

私たちは分断や差別する世界ではなく、すべての人がお互いを尊重し認めあう世界にしなければなりません。

日本は世界で唯一の被爆国として先頭に立って核兵器廃絶を訴えていかなければなりません。そして日本は早く核兵器禁止条約に批准し、核の傘のもとでの平和ではなく、核兵器を廃絶し、憲法第9条のもとで核兵器のない平和な世界にしていかなければなりません。

そして私たちは、これからも核兵器を廃絶し平和な世界、すべての人々が優しさに包まれる世界にしていかなければなりません。

すべての人々が周りの人への思いやりを持つことでその世界は実現していくと思います。