渡邉医院

「がんになったライオン」の裏話を聴いて

皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。

 9月がもうすぐ終わろうとしています。朝夕は少し涼しくなってきましたが。まだまだ日中は暑く、残暑が厳しい中体調を崩さず過ごしてられるでしょうか?

 私はどんどん体調も良くなってきています。9か月間体調が悪く診療を休むことなく過ごしてきました。自家血幹移植後、このように長い期間入院することなく生活している。我ながらすごい!と思っています。このまま寛解状態が続いてくれればと思っています。

 さて昨日、第17回京都民医連中央病院主催の地域連携の会に行ってきました。行ってみようと思ったのが、テーマが「いのちの足音をはじめて聞いた。がんに時間を奪われて」で、その第3部の特別記念講演「緩和について語るときに絵本ができること~『がんいなったライオン』の裏話~」という講演があったからです。

 というのも、facebookやXにも投稿したのですが、「がんになったライオン」という動画がYouTubeにアップされていて、その内容が私が悪性リンパ腫になって、これまでの経過中の私の気持ちにドンピシャリ当てはまっていて、その内容に「そうそう、わかるわかる、そうなんだよね。」という気持ちで動画を観ました。その「裏話」ということでとても興味を抱いて参加しました。まだまだ足が十分に動かないので、妹を誘って車椅子で連れて行ってもらいました。

 緩和ケアに関して、がんの末期気になってはじめて行うのではなく、がんと診断された早期から緩和ケアを進めていく大切さがよくわかりました。また、がんと戦っている患者さんだけでなく、その姿を見守っている家族の緩和ケアをして患者そして家族の方を含めて支えていく。慰労だけでなく、さまざまな方法で支えていく。繋がっていくこと、その関係の大切さを改めて確認することが出来ました。よければ「がんになったライオン」の動画をYouTubeでご覧ください。