皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
今回の入院、なかなか難渋しています。強い症状があるのですが、その原因が分かりません。今年の3月から入退院を繰り返していますが、悪性リンパ腫の再発かどうかもはっきり分からない状況で治療を進めています。今回もそうです。腰部から臀部にかけての強い痛みや両下肢のしびれ。また顔の全体、特に右側のしびれなどいろんな神経症状が出ています。ただその原因が分かりません。これまでは腰部から臀部にかけての痛みに関しては髄注による対症療法を行ってきましたが、症状は繰り返すばかりです。
痛みに対しての緩和医療をを始めましたか、まだまだうまくコントロールできていません。同じことを繰り返していても仕方がないということで、主治医の先生と相談して、本来ならば、原因がわかって、その原因に対しての治療と言う順番で進むことが順番です。ただ今年の3月からいろんな検査をしていますが、原因が分かりません。やはりもう一度全身的に抗がん剤の投与をしてみてはどうかと言うことになりました。私もそれに対して賛成の意見です。いちど診断的治療になりますが、抗がん剤の全身投与、化学療法を行って見ることにしました。
今回の治療で症状が治るようでしたら、血液の検査や髄液の検査、造影の頭部MRI、腰部MRIなど検査ではわからなかったけども、悪性リンパ腫がくすぶっていたと言うことになります。
今回は、大量メソトレキセートによる化学療法です。メソトレキセートの排泄を促さなければならないので、輸液の量も多くなります。ですから中心静脈カテーテルを挿入しました。また雪の量が多くなるので、尿量も増えてトイレに行く回数が増えます。両方の下肢がしびれていて動かないので、トイレに行くのが大変なので、尿道カテーテルも挿入してもらいました。準備万端整えて、今日、大量メソトレキセートによる化学療法を無事終了しました。激しい副作用もなくよかったです。今回の治療で、症状が取れ良くなってほしいなぁと思います。
すぐには良くならないと思いますが、今後副作用が出てこないか、症状が取れてくるかゆっくり見ていきたいと思います。