渡邉医院

今の私の状況のまとめ。

 皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です

今現在の状況がわからなくなってきたので、これまでの経過等をまとめてみました。

 1)今回の初発症状

  ①左外典神経麻痺による複視。

  ②激しい腰の痛み。この際に項部硬直あり。

2)現在明らかにある症状。

  ①肥大外転神経麻痺による複視。

  ②右腰部から臀部にかけて、そして左大腿部にかけての張り感と痺れそして痛み。

歩行時にも痛みあり。

  ③頭重感、頸部後頭部にかけての張、痛み。

3)これまでの検査の結果。

  ①頭部造影MRI:悪性リンパ腫の再発を疑わせる所見はなし。

  ②髄液検査:

    1,髄液中の細胞数、蛋白量の増加。

    2,髄液のフローサイトメトリーでは、前回のような悪性を疑わせる所見はなし。

    3,髄液中のウイルス抗体はすべて陰性。

④血液検査

    1.異形成の強い、athersな血球はない。

    2.激しい腰の痛みの原因が悪性リンパ腫の骨転移なのかをみるために、パラソルモン の血中濃度を測定。この間血中のCaが増加してきているため。
パラソルモンは副甲状腺から分泌されるホルモン。血液中や体液中のカルシウム濃度を一定に保つ役割。
パラソルモンが低地の場合、悪性腫瘍のこと転移を疑わせる。

     パラソルモンは正常。このことから悪性リンパ腫の骨転移の可能性は低い。

⑤腰部の造影MRI

    腰部の造影MRIにおいても明らかな腫瘍や悪性を疑わせる所見は認めなかった。

4)治療

 ①髄注

   11回目はステロイドの髄注。

   22回目はステロイド、メソトレキセート、キロサイドの髄注。

   33回目の髄液検査を来週月曜日に行う。1回目の髄液検査で髄液中の細胞数の増加、 蛋白の増加を認めていたが、2回の治療で改善しているかどうかの効果判定と再度ステロイドの髄注。

 ②抗がん剤の内服

   1,ベレキシブル 6錠/日の内服。

 ③右腰から臀部、下腿にかけての張感、痺れ感、痛みに対しては、鎮痛剤のトラマールの内服で痛みをコントロールする。

5)その他の症状

  頭部、両耳介部、鼻根部に掻痒を伴う皮疹。
  この皮疹に関してはべレキシブルの副作用の可能性もあるため、広がっていくかどうか経過観察。

  口の中がねばねば

  鼻閉

 6)今の状況

 ①左目の外転神経麻痺があるが、その原因は不明。

 ②激しい腰の痛みの原因も不明。

今回の症状に関しての確定診断はできていない。

7)今後

今後は、悪性リンパ腫の再発をまず疑って、べレキシブル内服を続けていく。それ以外の抗がん剤投与や放射線療法などに関しては、再発が確定していないこと、どこに病変があるのかわからないことから過剰な治療になる可能性もあり行わず、べレキシブルの内服で経過を診ていく。