皆さんこんばんは。渡邉医院の渡邉です。
いよいよ悪性リンパ腫の最後の治療、「自家血幹移植」に向けての入院が9月1日に決定しました。
それに向けて、自分のできることはしっかりと行っていきたいと思います。
さて、自家血幹移植によって完治を目指すのですが、やはり移植関連死が約5%以下という頻度ですが、やはりあります。好中球が減少することでの感染症や、腎臓や肝臓などの臓器障害。また採取した造血幹細胞が生着しないなど、様々な原因で起きると思います。
渡邉医院で内痔核に対して痔核根治術を行った場合、約1%ですが、術後7~10日目頃に内痔核の動脈を結紮した部分から動脈性の出血、晩期出血があって、どうしても止血処置が必要になります。100人に1人です。移植関連死は約5%以下、100人に5人以下。渡邉医院での晩期出血の頻度の5倍になります。100人に5人以下。多い気もします。
そんなこともあって、以前、移植関連死が起きた場合はどうするか、相続税はどうなるか、渡邉医院はどうするか等、税理士さんにも相談しながら、妻と話し合ってしっかり方向性を決めました。やはり5%以下の移植関連死ですが、ここまでの準備をして臨みます。
また私自身できることは、これまでの治療で落ちた体力や筋力をアップすることです。後は感染症に気を付けるために、基本的な感染予防策をしっかりとる。こんなところだと思います。
一旦退院しているときの私の生活を少し紹介しますね。
今日は、妻の勤務が昼からだったので、ゆっくり休んでもらおうと、妻が寝ている間に散歩に。今日は午前5時に目が覚めたので、5時半ごろに出発。約二時間程度のウオーキングと、ウオーキングのルートに鉄棒が2箇所あって、その鉄棒を使っての60回の腕立て伏せ。また、退院後一番大変なのが地下鉄の階段の登り。散歩のルートの中に地下鉄の階段の上り下りを入れています。
家の帰ると、もう全身ずくずくの汗まみれ、シャワーに入るのですが、その時にお風呂の掃除。朝ごはんは、退院中は私が担当するので、コーヒーを入れて朝食の準備。食後は毎食後私がリハビリがてら食器洗い。
今日は、実家と渡邉医院に郵便物が来ていないか、何か連絡事項が届いていないかなど確認に行きます。この時も体力アップのため徒歩とバス、地下鉄で行きます。
今日はしませんでしたが、診療所の庭掃除をすることもあります。今日は何故か事務所の鍵が動かなくなっていて、何とか修理して動くように直すことができました。この鍵を治すということをするだけで汗ダラダラ。最後に植木鉢の花や観葉植物に水を上げて終了。そして帰宅。こういった実家と診療所に行くのは週2~3回程度です。
自宅に帰って、少しテレビを見ながら休憩。今日はドラマの「ガリレオ」を見て、涼しくなった頃からお買い物。
今日はねぎと、ジャガイモ、果物、ヨーグルト等を買いに行く。
いつもは夕食は妻が仕事から帰ってから作ってくれるのですが、今日は夜勤。自分で何とかして食べる。そして今行っているブログの更新等。今日はこんな感じで1日が終わっていきます。
こんな風な生活を退院時にはしています。
でもこういった普通の生活が送れることに、本当に喜びを感じます。何気ない毎日が本当に大切なんだなあと思います。
また、最近気が付いたのですが、誰かに「〇〇をしておいてくれる?」と頼まれても。「え~。今~?」と言うことがなくなりました。頼まれると、即答で「了解!」です。私自身に何か頼まれ、それをすることがとても幸せな感じがします。まあ、仕事をしていないので、私には十分な時間があるということもあると思いますが。でもそういった頼みごとをこなしていくことも、体力や筋力アップにつながると思っています。
悪性リンパ腫になって、本当に何気ない毎日の生活を送ることの大切さ、幸せを強く艦居るようになりました。
さて、自家血移植に向けた入院、9月1日まで後、今日も入れて8日間。特別なことはしませんが、これまでお話ししたような、普通の生活を大切にして、充実した日々を過ごしていきたいと思います。