2月の最後のレシピは「蔵出し焼きりんご」です。寒い時期に焼きりんご。ホット一息付けそうですね。
りんごには食物繊維のペクチンが含まれています。肛門科的には、便秘の解消にとてもいいと思います。特にりんごの皮に、このペクチンが多く含まれています。ですから本当は皮ごと食べるとペクチンは沢山摂ることができます。でもりんごは皮を剥いて食べたいですよね。調べてみると、りんごを100℃以上で加熱すると、ペクチンが6-9倍にもなるという研究結果があるそうです。
また、りんごは、「一日一個のりんごは医者いらず」という諺があります。この諺は。イギリスのウエールズが由来とされています。原文では「An apple a day keeps the doctor away」です。
これは、りんごには食物繊維のペクチンだけでなく、抗酸化作用のあるりんごポリフェノールや、疲労の原因である乳酸を減らすりんご酸、そしてビタミンやミネラルも含まれています。こういった体に良いということで、「一日一個のりんごは医者いらず」と言われるようになったのだと思います。
今回のレシピは「蔵出し焼きりんご」です。焼くことで生でシャキシャキした食感で食べるのとはまた違った食感を楽しむことができます。また甘さも違った感じになると思います。
さて、「蔵出しりんご」って何と思って調べました。「蔵出しりんご」は、秋に収穫したりんごを温度の変化が少ない蔵でじっくり寝かせたりんごだそうです。寝かせることで、熟成されて、甘みと酸味が調和していて、さらに収穫仕立てのフレッシュな感じを保っているりんごだそうです。焼きりんごなどの、熱を加えるレシピにはいいのかなあと思います。
今の寒い時期、温かい焼きりんごを食後やおやつとして食べるのもいいなあと思います。
熱を加えてりんごのレシピでは私はアップルパイが好きです。シナモンの薫りもいいですよね。生クリームやアイスクリームも好きなので、トッピングするのもいいです。今回の「蔵出し焼きりんご」も管理栄養士さんのコメントにもありますが、アイスクリームを添えるのもよさそうです。
是非作ってみて下さいね!
ではそろそろレシピを紹介しますね。
「蔵出し焼きりんご」
材料
りんご 1~2個
シナモンスティック 1/3本
バター 10g
オリーブオイル 大さじ1
酒(日本酒または白ワイン)大さじ2
はちみつ 大さじ2
ドライクランベリーやレーズン 適宜
作り方
①リンゴは種部分のみ取り除き、くし形に切る。(8等分をさらに半分にカットする)
②フライパンにオリーブオイル、バター、シナモンスティックを入れて火にかけ、リンゴを加える。
③混ぜながら全体に油がからんだら、酒とはちみつを加え蓋をして蒸す。
④時折混ぜて火が通り透き通ったらドライフルーツを加え、水気を軽く飛ばして火を止める。
管理栄養士さんから一言
出来上がりはしばらく鍋に置いてから盛り付けると、味がなじみます。
アイスクリームを添えると立派なデザートに。寒い日の紅茶のお供にいかがでしょう。