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2021.11.09

「粕漬け3種(豆腐・鮭・アボカド)」のレシピを紹介します。

 12月のレシピは「うちからあったか酒かす三昧」をテーマに紹介しています。

 今日はその最後のレシピを紹介します。取を取るのは「粕漬け3種」です。粕漬けするのは、豆腐に鮭、そしてアボカドです。

 私が小さいころ、箱に粕漬けされた鮭をいただいたのを焼いて食べさせてもらったことを思い出しました。鮭をはじめ、魚を味噌漬けしたりしたものを焼いて食べる、ただただ塩焼きするのとは、ちょっと風味が違って美味しいですよね。

 粕漬けは、魚や野菜を漬けた保存食で、古く平安時代の文献にも粕漬けの記載があるそうです。古くから日本にある伝統的な食べ物だそうです。
 熟成させたもろみを絞って日本酒を作る際に残ったものが酒粕です。発酵することによってうま味が増し、栄養もたっぷり残ります。ですから、粕漬けは美味しさだけでなく、体にも良いそうです。
 魚の粕漬けは、酒粕からアスパラギン酸やグルタミン酸などのうま味が魚にうつり、さらにほのかな酒の風味が魚の臭みを取ってくれるそうで、魚の味をいっそう引き立ててくれるそうです。私が感じる、ちょっと風味が違って美味しいは、正しいようです。
 また、酒粕にはビタミン、ミネラル、食物繊維、アミノ酸などが、魚にはたんぱく質やビタミン、ミネラル、良質な油などが含まれているそうで、やっぱり含まれている成分が、貧血予防や動脈硬化の予防など、それぞれ体には良く働いてくれます。

 さて、今回のレシピで気になるのがアボカドの粕漬けです。
 アボカドはまぐろの刺身と一緒に食べてもおいしいです。こんな時は、アボカドは野菜なのか魚なのかと思います。一緒に食べる食材を引き立ててくれるような気がします。
 また、アボカドを鉄板で焼いて、塩で食べても美味しいです。そのアボカドの粕漬け、どんな感じに仕上がるのか楽しみです。

さてそろそろレシピを紹介しますね。

「粕漬け3種(豆腐・鮭・アボカド)」

材料(2人分)

<粕床>   
 酒粕  150
 味噌  大さじ2
 みりん 大さじ2

<漬ける材料>
木綿豆腐   100
生鮭     2切れ
アボカド   1/2

その他、豚肉・鶏肉・鯛・鯖などをつけて焼いてもおいしいです。
人参・大根・きゅうり・セロリ・おくらなどは焼かずにそのまま切って漬物としてもおいしいです。

作り方

  • ①粕床の材料をよく混ぜる。

 硬さはみりん(酒)で調整する。

  • ②漬ける材料の下処理をする。

・豆腐は2cmの暑さに切って水切りをする。
・鮭は水気をふく。
・アボカドは半分に切って皮をむく。
③ラップに①を薄くのばし、②を1つずつ包む。
④冷蔵庫に半日ほど置いておく。
⑤粕床を拭い取り、電子レンジで1分加熱する。
⑥魚焼きグリルでさっと焼く。
*こげやすいので注意してください。

 

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