4月に入った最初は暖かかったですが、昨日今日とまた冷え込んでいます。
4月になり、桜の花は散り、葉桜になってきています。桜の花は散ってきましたが、そのほかの木々たちの若葉は、眩しいぐらい輝いています。渡邉医院の中庭の木々たちの若葉も本当に生き生きと輝き、力強い命を感じます。
5月のレシピは「風薫る季節」をテーマに管理栄養士さんは「たけのこづくし」でレシピを考えてくださいました。
管理栄養士さんからのメッセージを5月のレシピの最初に紹介したいと思います。
管理栄養士さんからのメッセージ
今回は5月としながら「たけのこづくし」にしました。今年のたけのこがいつまで出回るかは少し不安です。
生のたけのこは一時期しか出ず、出ると「食べなくちゃ」と思ってしまう食材です。
生からゆでるのは面倒くさい・難しい印象があるかもしれませんが火にかけて軟らかくなったら放っておくだけです。
もし、えぐみが抜けなければ、鮮度が落ちていたかもしれません。もう一度、ゆでる・冷ますを行ってください。
きっと今しか味わえない味に出会えること思います。
今回のレシピはゆでたたけのこを全部薄味で煮て、それから料理をしたものです。
もちろん市販のゆでたけのこを使っても同様に作れます。先に下味をつけておくことで汎用性が広がります。
もっと簡単に、市販のたけのこ煮をつかうこともできます。
その時の気分で選んでいただければと思います。
たけのこはたくさんの栄養成分も含んでいます。
まずは食物繊維、グルタミン酸、チロシン、アスパラギン酸などのアミノ酸、カリウム、亜鉛、パントテン酸などが多く、低脂質で低エネルギーの食材です。
便秘解消・疲労回復・高血圧予防・細胞の生成・味覚の正常化・ストレス軽減などいろいろな効能が期待できます。
ただし、食べ過ぎには注意が必要です。食物繊維もとり過ぎは不調をきたしますし、 えぐみの素であるシュウ酸やチロシンから生成されるメラニンなど体にとって害になる恐れもあります。
食品はどれも有用な面と不用な面の両方を持っているので同じものを大量にとらず、いろいろなものをとることが大切になります。
では5月のレシピのまず第一弾は「若竹煮・姫皮のメンマ風」です。
「若竹煮」
1人分 約50kcal たんぱく質 5g 食物繊維 5g
材料(2人分)
たけのこ煮 120g
カットわかめ 3g
カットわかめを水で戻し、たけのこ煮に入れて軽く温める。
たけのこ煮(生のたけのこから)
作り方
- ①たけのこの土をおとし先端を斜めに切って縦に半分くらいの切り込みを入れる。
- ②たっぷりの水にぬか(米のとぎ汁)と①を入れて軟らかくなるまでゆでる。
- ③冷めるまでそのままつけておく。
- ④皮を取り、姫皮を外してきれいに洗う。
- ⑤昆布とかつおでだしを取り、塩・しょうゆ・みりんで味付けし④を煮る。
- ⑥だしパックにかつお節を入れ、⑤に入れて一煮立ちさせそのまま冷ます。
姫皮のメンマ風
姫皮 めんつゆ ごま油
①茹でた姫皮を千切りにしめんつゆとごま油で和える。