なかなか肛門の病気に関しては周りの人に相談できずに悩んでおられる方が多いようです。できるだけ、肛門科の敷居は低くして、受診しやすいようにと心がけてはいるつもりですが、なかなかそうはいかないようです。
親にも相談できないという方も多いようです。一端「私は、痔なんだ。」とカミングアウトすると、意外と周りの人から「私もそう!」「私もですよ!」と言う声がどんどん上がってくるようです。皆さんお尻の具合が悪くても一人でグッと悩んでおられるようです。
Twitterでの相談では皆さん同じようなことで悩んでおられます。例えば、「排便の時に肛門が切れて痛い。」とか「便秘で悩んでいます。」。また、「肛門が腫れて痛い。」や「痔瘻になったみたいですが、治療方法は?」。「排便時に肛門が腫れるのですが?」、「排便時に何かイボが出てきます。」のような悩みの相談が多いです。ですから皆さんが同じことで悩んでおられます。自分一人が悩んでいるわけではありません。自分の悩みは、皆の悩みです。ただ、誰に相談したらいいのかがわからなかったり、相談したいんだけど、やはり相談することが恥ずかしいなどが一つ大きな壁になっているようです。
今の時代インターネットが普及して、いろんな情報を収集することが出来ます。ただ情報が多かったり、正しい情報でなかったりします。
時々、渡邉医院を受診された患者さんのなかに、「インターネットで検索したら、怖いことばかり書いてあって、調べれば調べるほど不安になってきました。」とおっしゃる患者さんもいます。
なかなか自分の病気の状態がどのような状態なのか、そして自分の病気が何かを判断するのは難しいと思います。自分の症状とネットでの情報を見比べて、悪い方へ悪い方へと考えていってしまうことも少なくないと思います。
このような状況にあるので、渡邉医院のホームページには正しい情報を載せよう、そして誰が読んでもわかりやすい内容にしようと思っていつもブログをアップしています。
皆さんがどんなことで悩んでいるのかなあと、想像しながらブログを書いています。でもななかな書いてあるだけを読んでも自分の病気と本当にあっているのかどうかわからないことが多いと思います。そういうことも有るだろうと、Twitterでの相談もするようになりました。
できれば実際に診察して、正しい診断をして治療法をお話して、患者さんと一緒に病気を治していきたいと思います。それが一番だと思います。でも最初の一歩。診療所を受診すること。ここに一つ高い敷居があります。いきなり受診するのが心配、不安、そして恥ずかしいとういことであれば、まずはTwitterでの相談をしてみて下さい。今の自分の病状や治療方法がある程度わかるとそれだけでも気持ちが落ち着き、安心できます。そのうえで「よし!治そう!」と決心した時に肛門科を受診してみて下さい。そのタイミングがベストタイミングです。