渡邉医院

ドラマの撮影に関わって。

以前、佐々木蔵之介さんが町者の役で主演するドラマ、「ミヤコが京都にやって来た!」というドラマの医療指導を、ひょんなことからすることになったというお話をしました。

 110日、日曜日の深夜025分スタートの全6話です。秋から冬にかけての京都を紹介するドラマだそうです。評判が良ければ春夏バージョンも考えてられるようです。

 少しですが、私もかかわったドラマなので、好評で、春夏バージョンができればいいなあと思っています。

 さて、今回はその時の撮影で感じたことなどを少しお話しようと思います。

「ミヤコが京都にやって来た!」のホームページがアップされています。まずはどんな内容のドラマ化を少し紹介しようと思います。

 ドラマのホームページには次の様に紹介してあります。

 「京都で暮らす独り身男の元へ…突然、娘がやって来た!
 昔ながらの町並みが残る京都で、小さな開業医を営む柿木空吉(佐々木蔵之介)
もっぱら往診が専門。腕利きの医者でありながら…
 患者のお宅へ診察したついでに、買い物から枯れた盆栽の手入れまで御用聞きさながら、何でも引き受けてしまう人情派。
 そんなある日、空吉のもとへ離婚以来12年間一度も連絡を取っていなかった娘のミヤコ(藤野涼子)が現れる。最後に会ったミヤコは8歳…
 今、目の前にいるミヤコは二十歳になった、まばゆい成人の女性。
突然、京都にやって来た娘に動揺を隠せない空吉。
 そんな父の想いとは別に…ミヤコはしばらく京都にいると宣言。
ミヤコが京都へ来た目的とは…? ミヤコが抱える知られざる秘密とは…?
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年ぶりの再会に、ぎこちなさを抱える父と娘が、美しい京都の町や人情深い人々との触れ合いを通じて、少しずつ心が通じ合ってゆくのです。
 全6話でお送りするハートウォーミングな人情ドラマ。」

と、あらすじがアップされています。

 以前、真矢みき主演の「捜査地図の女」というドラマで、実家の診療所のロケ地として渡邉医院が使われたことがありました。その時のお話を以前しました。いつもと違う世界の事なので、撮影現場を見ているのは、とても新鮮で面白いです。また、今回は医療指導という立場も加わり、以前のロケ地として渡邉医院が使われた時とは違って、一緒にドラマを作っているんだという気持ちも湧いてきました。
 脚本家、演出、監督、俳優さん方、また、撮影の際のセットを作ったりする美術の方、衣装の方、そしてカメラマンや照明さん方などの撮影に関わる人たちなど多くの人たちと一緒になって作り上げていく。それぞれがそれぞれの専門技術をフルに発揮することでいいドラマが出来るのだと思います。このことは私たち医療にもつながるものがあります。

 医療に関しても私一人では、渡邉医院で患者さんを診察し、治療していくことはできません。看護師さんや看護助手さん、そして事務のスタッフ。さらに宿直してくれているバイトの人たちのみんなの力があってこそ成り立ちます。その一人一人の持っている力が十分に発揮されることで良い医療を患者さんに提供できる。ドラマの制作とどこか似ています。

このようなことを、今回のドラマにおいて医療指導をした際に感じたことです。

次回は、実際の撮影がどのように行われていたかをお話したいと思います。