渡邉医院

母のローバーミニが~!!

 先日、認知症の母をショートステイの施設に迎えに行った後、しばらく母と一緒に過ごし車に乗っての帰り道、何か「カラカラ」と車体の下から変な音がしてきました。何かひっかけたのかなあと思って車体の下を覗いてみると、マフラーがぽっきり折れてしまっていました。JAFさんに連絡して、夜一人で待っている時、母からもらった?まだ借りている?ローバーミニを見ながらの思いをお話します。

 今、乗っているのは母が生前父と乗っていた白色のローバーミニ。もう20年は乗っている古い車です。父が脳梗塞で倒れて体が不自由になった時に、京都の町、どんな狭い道でも入っていけるようにと買ったのがこのローバーミニ。父もシティーハンターの冴羽涼が乗っていた子のローバーミニ。気に入っていました。その頃の母は、白髪で、皆から「白髪の老婆が白いローバーに乗っている。」と言われてました。

 大分古いですし、やはりローバーミニ、時々いろんなところが壊れて、そのたびに修理をして乗っていました。そうしているうちに段々愛着もわき、とことん乗ろうと思っています。

 JAFさんのお世話になるのは、ローバーミニで今回が2回目です。というか、ローバーミニでしかJAFさんにお世話になったことは有りません。
 1回目は交差点の真ん中で急にエンジンが止まって、何とか動いてくれて無事交差点を脱出した後、JAFさんに来ていただいてディーラーさんに運んでもらったこと。
 今回が2回目です。ショックというよりは、「まただなあー」と言った感じ、JAFさんには、「出来の悪い息子の面倒を見るって感じで巣よね。手間がかかる分愛着がわきますよね。」と。全くその通り。壊れたところを治していくたびに段々愛着がわいてきて手放せなくなってしまっている自分を感じることが出来ます。また、父や母が大切にしていた車だと思うとなおさらです。

 JAFさんに、「30年以上会員されているんですね。」と。30年かあ。私が京都に帰ってくる前から会員なんだと思うとともに、この間2回だけなんだと思いました。でも、こんな時のJAFさん。本当に安心ですし、助かる心強い存在です。しかも皆さんいい人ばかり気持ちが和みます。JAFさんの積載車の助手席に乗せてもらって運ぶのですが、何時も見るしか意図は全然違う。高い位置から大きな窓。いつもとは違う景色に感動します。大分紅葉が進んできている京都の街並みを見ながらディーラーさんへ。なにか気もいい。楽しい時間でした。

 ディーラーさんから電話があって、マフラーは根元から折れてなく、一部分を交換するだけで治りそうとのこと。またその部品の在庫を聞いていただいたら、在庫ありとのこと。直ぐに取り寄せ治してくれることに。よかった。早く退院して、戻ってきてくれそうです。やはり京都の町。ローバーミニのような小さな車が便利。早く帰ってきて欲しいなあ!