6月のレシピは「トルコ料理」です。トルコ料理は、中華料理、フランス料理と共に世界三大料理の一つに挙げられています。
この世界三大料理はどういった基準で決められたのか少し調べてみました。
基準の一つが、「宮廷料理」であったどうかだそうです。中華料理、フランス料理そして今回のトルコ料理はすべて昔、宮廷で食べられてきた料理です。またそれぞれの国は貿易などの世界との交流の中心地的な役割や、その通り道になっていました。そういったこともあって、世界中の食材や香辛料、そして料理方法などが伝わりやす環境にあったことも理由のひとつだと言われています。そしてそれらが、それぞれの国でさらに発展していったということです。
また、ここで生まれた料理は他の国々にも広まって、他の国の料理の基礎になったとも言われています。中国、フランスそしてトルコはそういった昔は貿易などの物流の要であったり、食文化など様々な文化の要、そしてその文化を広めていく通り道にもなっていたのでしょう。
さて、管理栄養士さんは今回のレシピに次のような思いを込められています。
「自粛が求められ、常時意識していなくてもどこか緊張している気がします。こんな時こそ、気分だけは明るく、食卓で世界旅行はいかがでしょう。調べてみると、食材も夏野菜やなじみのものが多かったので、作り方も材料もシンプルにしてみました。1品でも食卓に乗せていただければ、いつもの食材の違う魅力が見つかるかもしれません。」
まず世界三大料理の「トルコ料理」の第一弾は「チキンケバブ」です。
ケバブとは肉や魚そして野菜などをローストして調理する料理の総称だそうです。
ではそろそろ「チキンケバブ」のレシピを紹介しますね。
「チキンケバブ」
材料(2人分)1人分 約280kcal、たんぱく質17g
鶏モモ肉 200g
★玉ねぎ 1/4個
★にんにく 1かけ
◇ヨーグルト 大さじ1
◇オリーブオイル大さじ1
◇ケチャップ 小さじ1
◇塩胡椒
◇一味唐辛子 小さじ1
◇ドライバジル 小さじ1
(作り方)
- ①鶏モモ肉は一口大に切る。
- ②★はすりおろす。
- ③ビニール袋に①②と◇を入れ、袋の外からよくもむ。
- ④20分ほど漬け込み、フライパンで焼く。
*③までを前日に作る。あるいは③を冷凍保存しておくのも便利です。
⑤レタスを敷いた皿に盛りつける。
管理栄養士さんから一言
ヨーグルトに肉をつけると軟らかくなる。
ヨーグルトの乳酸菌の作用で肉の筋繊維を溶かすことで
肉の中にすき間ができることと、焼いているときに表面を覆っているので
肉の水分が逃げにくくなるからと言われています。
今回は玉ねぎも肉を軟らかくするし、オリーブオイルも表面をコーティングするのでさらに効果が期待できます。