渡邉医院

私のゴールデンウイークの過ごし方

 新型コロナウイルスの感染拡大の中、緊急事態宣言が531日まで延長されました。このゴールデンウイークもどこへも出かけずに自宅で過ごされている方が多いと思います。

 私は入院の患者さんや手術をしたばかりの患者さんの診察のため、午前中は診療所に行って患者さんの診察をしています。休日は午前10時には宿直の方が来て下さるので、それ以降は診療所にいても、自由していることが出来ます。
 3日は診療所の中庭の雑草などが大分伸びていて気になっていたので、草むしりをしていました。木々の葉も落ちていて、落ち葉拾いから始まって、草むしりを。シダがかなり伸びていたので、それを引き抜き。庭もすっきりしました。

 そんな中、庭に花は散っていましたが、たくさんの小さなスミレが育っていました。

 母がまだ診療所の受付に働きに来ていた頃、時々庭の草むしりをしながら、「スミレが咲いていたよ!」と声をかけてくれていました。母は、この小さなスミレがとても好きで、スミレだけは残して庭の草むしりをしていました。
 年に何回か庭師さんが木々の剪定や掃除を、そして肥料を入れに来てくださいます。庭師さんが入ると、渡邉医院の中庭も生まれ変わります。うっそうと茂った木々たちがスッキリします。
 母が庭師さんに、「私その小さなスミレが好きなんですよ。」というと、庭師さんは植木鉢に幾つかのスミレを植えて置いて行って下さいました。庭師さんの母への優しさを感じました。
 以前「スミレの思い出」というブログの中で、母が書いた「スミレ便り」というエッセイを紹介しました。そこに書かれていたことも母がスミレが好きな理由だと思います。またよかったらブログを読んでみて下さいね。

 庭の草むしりをしながら、昔の記憶がいろいろ蘇ってきました。母と一緒に庭掃除をしたこと。旧渡邉医院から今の渡邉医院に立て替えているときのこと。今は亡き父が診療所に来ていて、手術の時は私の手術を見に来ていたこと。診察が終って父と母が二人で帰っていく後ろ姿。楽しかったこと、苦しかったこと、色々思い出しました。
 母がまだ診療所に来ていた時は、診療所のことなど相談して、母も一緒に考えてくれていました。でも今は自分一人で考えて進めていかなければならない。そのことは当然のことですが、誰か相談にのってくれる人がいるということは本当に心強いものです。今も認知症は進んでいますが、母がそこにいてくれることで私をしっかり支えてくれているんだなあと感じます。

 4日は3日に引き続いてもう少し庭の手入れをしようと思っていたのですがあいにくの雨。続きはまた晴れたらしようとあきらめたのと、そんなに長時間していたわけではないのですが、前日の草むしりで、足をはじめとして体中が筋肉痛。こんなに体がなまっていたんだと実感しました。スッキリした渡邉医院の中庭。雨に木々は光輝いていました。
 4日は診察が終って家に帰り、自分の机や机周りの大掃除。雑然としていた机もスッキリ。勉強もできそう。絵も描けそうな状態になりました。よく父が言っていました。「机の上の状態は自分の頭の中と一緒だ。」と。今までは頭の中も雑然としていたんだなあと反省。連休明けは頭もスッキリで再始動です。

 今日5日は車の洗車。洗車していると、水を飲みにきれいな蝶がやってきました。今日は暑かったです。蝶ものどが渇いていたのかなあ。しばらく水を飲み、私の周りをしばらく飛び回ってどこかに行ってしまいました。その後は久しぶりに推理小説を読んで一日が終ろうとしています。出かけることなく自宅でゆっくりのゴールデンウイークですが、いろんなことを考える連休となっています
 明日もう一日休み、7日からは通常通りの診療が始まります。手術の予定も入っています。目の前にいる患者さん一人一人をしっかり診察して治していきたいと思います。気持ち新たに連休明けを迎えたいと思います。