今日は、「風立ちぬ」で描かれている「鯖の味噌煮定食」のレシピを紹介します。
「風立ちぬ」は2013年に公開された、宮崎駿監督のスタジオジブリ制作の長編アニメーションです。
残念ながら、私はこの「風立ちぬ」観ていません。そこでどんな場面でこの「鯖の味噌煮定食」が出てくるのか調べてみました。
主人公の二郎が学生時代に通っていた食道杉屋でいつも食べていたのが今回紹介する「鯖の味噌煮定食」でした。鯖の味噌煮にお豆腐入りのお味噌汁、そして沢庵に白ご飯と言った極々シンプルな定食です。そういえば、私も大学生の頃、が大学の近くに定食屋さんがあって、そこにも鯖の味噌煮定食があったなあと思い出しました。鯖は焼いても、味噌煮でも、また鯖寿司もなんでも美味しくて、私の好きな魚です。鯖料理の定番はやっぱりこの鯖の味噌煮かなあと思います。
調べてみると、いつも鯖の味噌煮定食を食べている二郎に親友である本庄が「また鯖か。マンネリズムだ。大学の講義と同じだ。列強はジュラルミンの時代になっているんだ。たまには肉豆腐でも食え」という場面があるそうです。同じことを繰り返すマンネリも一つの強みかなあと私は思いますが。この鯖の味噌煮定食を食べる場面も、この作品の大事なポイントだそうです。主人公の二郎がこの鯖の小骨に曲線美を見出すという場面だそうです。鯖の小骨の曲線美をヒントに、方眼紙に鯖の骨の形を移して研究を始めたということです。
自然の生み出す形。無駄がなく機能的。そこに美しさがあるのかなあと思います。
話は少し変わりますが、「風立ちぬ」の主題歌は荒井由美の「ひこうき雲」です。今は松任谷由美。私が学生時代はまだ、荒井由美。中央フリーウェイを聞きながら中央自動車道をドライブしたり、横浜の山手に遊びに行ったり。「海を見ていた午後」に出てくる山手のドルフインに行ってソーダ水を飲んだり。懐かしい思い出が蘇ってきます。その頃のことを思い出すとなぜか心がきゅんとなってしまいます。いい思い出があった学生時代でした。
さて、そろそろ「鯖の味噌煮定食」のレシピを紹介しますね。
「鯖の味噌煮定食」
鯖の味噌煮、味噌汁、漬物、ご飯
エネルギー 650kcal たんぱく質 30g
「鯖の味噌煮定食」2人分材料
生鯖 2切れ
しょうが 1かけ
水 大さじ3
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
味噌 大さじ1
しょうゆ 小さじ1
作り方
- ①鯖は塩をしてしばらく置き、出てきた水分をふき取り、お湯をかけて霜降りにする。
*霜降りすることで臭みがとれます。
②鍋に味噌以外の調味料を入れ煮立たせ①と生姜を入れる。
③アルミ箔で落し蓋をして、中火の強火で3分ほど煮る。
④煮汁で味噌を溶き、かけながら煮詰める。
親友の本庄の「肉豆腐定食」
管理栄養士さんからの一言
鯖の味噌煮
鯖はたんぱく質、ビタミンB群やビタミンD、オメガ3脂肪酸を豊富に含み、
味噌煮は煮汁に溶け出た栄養素ももらさず摂れる調理法です。