渡邉医院

3月8日、「ミモザの日」

 毎週月曜日は、渡邉医院の近くの集花園さんという花屋さんが花を活けに来て下さいます。毎週新しい花を活けていただき、医院の雰囲気がパット明るくなります。あまり知らなかった花の名前も集花園の御主人に聞いて大分覚えることが出来ました。本当に感謝です。

 今週は「ミモザの花」を活けて下さいました。私が「ミモザの花ですね。」と言うと御主人が「38日はミモザの日ですよ。」と教えて下さいました。私は初めて「ミモザの日」という日を知りました。どんな日なのかを調べてみました。このことは後でお話します。

 ミモザの花で記憶にあるのが、私が中学校?高校?のころ、宇多野の辺りだったか?もと俳優の家だったところにステーキハウスがあり、家族で食事に行ったとき、そのお店の庭に大きなミモザの木があって、木全体に満開の黄色いミモザの花が咲いているのを見て、これはなんていう木なんだろうと思い、聞いてみたらミモザの木だったことです。凄く大きな木だったような記憶があります。そこに木いっぱいに咲いた小さな黄色い花。今でも鮮明に覚えています。初めてミモザを知った日だったと思います。私にとってミモザは、家族と一緒に食事をした時のミモザ。美味しかった食事の記憶です。

 さて「ミモザの日」について少し調べたことをお話します。

 私の勉強不足ですが、38日は国連が決めた「国際女性デー」の日です。

 その始まりは、190438日にアメリカのニューヨークで女性の労働者が婦人の参政権を求めてデモを起こしたことがきっかけだそうです。このことをうけて、ドイツのクララ・ツエトキンが、1910年にデンマークのコペンハーゲンで行われた国際社会主義会議で「女性の政治的自由と平等のために戦う」記念日と提唱したことから始まったそうです。
 国連は、1975年を国際婦人年として、その年の38日以来この日を「国際婦人デー」と定め、女性の平等な社会参加の機会、環境を整備するように加盟国に対して呼び掛ける日としました。

 まだまだ日本ではジェンダーの公平性が高いとは決していえません。世界経済フォーラムの2018年版「ジェンダー・ギャップ・レポート」によると、日本のジェンダー・ギャップのランキングは149か国中110位。G7諸国では最下位という状況です。日本は、この状況を改善していかなければならないと思います。

 さて、イタリアではこの日、「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」とされ、男性が日ごろの感謝を込めて、母親や妻、恋人、など身近な女性にミモザの花を贈る習慣があります。このことから「ミモザの日」と呼ばれるようになったとのことです。そしてこの日を迎えると街中にミモザの花が見られるようになるそうです。
 街中がミモザの花で彩られる。想像するととても素敵な景色が目に浮かびます。

 ミモザの花言葉は「優雅」、「友情」だそうです。そしてミモザの花の色でも花言葉は違って、オレンジ色は「エレガント」、黄色は「秘密の恋」だそうです。

 日本では、314日のホワイトデーは広く知られています。でもまだまだ「ミモザの日」は知られていないのではないかなあと思います。私だけかもしれませんが。今年はどうでしょう。一度ミモザの花を日ごろの感謝を込めて贈ってみては!