11月のレシピのテーマは「秋の和食」これまで紹介した11月のレシピで作る献立を紹介します。
献立の中に「むかご玄米ご飯」があります。そこで、「うん?むかごって何?」と言うことで「むかご」を調べてみました。
むかごを一見すると、何か豆のようでもあり、小さな芋のようでもあり、何だろうと思います。むかごは、山芋や長芋の「栄養繁殖器官」と乗っていました。またまた「栄養繁殖器官って何?」です。栄養繁殖器官は胚や種子を経由しないで、根や茎、そして葉などの栄養器官から、次の世代の植物が繁殖する無性生殖である。と書いてありました。むかごは葉から形成されるものや茎から形成されるものがあるようです。山芋や長芋のむかごは茎が肥大してできたものだそうです。ですから、むかごを土に植えておくとやがて芽がでて山芋や長芋になっていきます。
さて、むかごの収穫期は何時かと言うと、晩秋ごろから山芋や長芋の茎にできてきます。9月ごろから11月ごろまで収穫期が続くそうです。むかごの旬は10月ごろで、味も美味しくなり、栄養も豊富になるとのことです。むかごの栄養素の一つにアミラーゼがあります。人間では唾液の中や膵液の中に含まれる消化酵素の一つです。でんぷんに含まれているアミロースやアミロペクチンを分解してブドウ糖やオリゴ糖を作る大切な酵素です。
もう一つの栄養素にアルギニンがあります。アルギニンは免疫力を高める効果があります。こういったことから疲労回復や生活習慣病の予防効果もあるようです。
そろそろ11月の献立と「むかご玄米ご飯」のレシピを紹介しますね。
11月の献立
・牡蠣の柚子胡椒焼き・小松菜とひじきの白和え・沢煮椀・むかご玄米ご飯・柿プリンの計6品です。
1人分 約650kcal、たんぱく質 21g、食物繊維 10gです。
「むかご玄米ご飯」
玄米 2合
むかご 100g
水 玄米モードの2合の水加減
鍋の時は600ml程度
塩 適宜
「作り方」
- ①玄米は4時間以上水につける。
- ②むかごはすり鉢かざるに入れてこすりながら洗う(土臭さ軽減のため)。
- ③玄米モードで炊飯器で炊く。
*土鍋で炊くときは中火で沸騰させ、その後弱火にして25分程度、蒸気が出なくなったら強火で10秒、火を止めて10分蒸らす。
④塩を混ぜて装う。