今日は「無花果の赤ワイン煮」のレシピを紹介しますね。
11月は「秋の和食」をテーマにレシピを紹介しています。前回は「柿のプリン」のレシピを紹介しましたが、今回もスウィーツをもう1品紹介します。
ところで、イチジクは「無花果」と書きます。どうして「花の無い果」と書くのだろうと思い調べてみました。そういえばイチジクの花、私は見たことがありません。調べてみると、私は知らなかったのですが、私達が食べているイチジクですが、果実ではなく、イチジクの花に当たる部分を食べてるということです。果実の様に見える部分は、本当は花軸が肥大化したもので、イチジクを切った時に粒粒の様に見えるのがイチジクの花だそうです。「無花果」と書くのは、実際に花が咲かないのではなく、「実」の中に無数の白い花を咲かせるため、外から見えないので「無花果」と書くようです。イチジクの花、見たことがなかったのも当然ですね。
私が小さかったころ、小学生の低学年の頃、私の家の近くにイチジクの木がありました。イチジクの実をとったり、葉や茎を切ると白い汁が出てきました。触るとネバネバしていて痒くなったことを記憶しています。アダムとイブのアダムの絵にイチジクの葉を付けているのを見て、「痒くならないのかなあ」と心配したのを憶えています。
この白い液体ですが、蛋白質分解酵素・フィシンというものだそうです。イチジクが害虫から身を守るための防衛物質だそうです。
そろそろ「無花果の赤ワイン煮」のレシピを紹介しますね。
「無花果の赤ワイン煮」
材料(作りやすい分量)
いちじく(小さいもの)8個
砂糖 50g
赤ワイン 100ml
レモン汁 小さじ1
作り方
- ①いちじくがちょうど並ぶ小さめの鍋に、いちじく・赤ワイン・砂糖を入れふたをして弱めの中火で煮ます。(皮はむいてもむかなくても。写真はむいてません)
- ②やわらかくなればレモン汁を入れます。
*いちじくが終わりかけの小さいものがコンポートには向いてます。
*出来立てもおいしいですが冷蔵庫で冷やし2日から1週間くらいが味がなじんできます。ヨーグルトやアイスクリームと一緒にどうぞ。
管理栄養士さんから一言
いちじく
水溶性食物繊維のペクチンやカリウム、鉄、カルシウムのほかに女性ホルモンと同じ働きをする栄養素もあり、便秘、下痢、むくみ、老化防止、胃もたれ防止にも効果が期待できます。
傷みやすいので早めに食べること。食べ過ぎないことが大切です。