渡邉医院

ONE FOR ALL, ALL FOR ONE

ONE FOR ALL, ALL FOR ONE」

 10月も第2週に入りました。やっと涼しくなってきたかなあと思います。あちらこちらで区民運動会が開催されています。スポーツの秋、食欲の秋になりました。スポーツ界は大変、

 ワールドカップバレーや全国で繰り広げられているワールドカップラグビー、そしてドーハで開催されている世界陸上。ワールドカップバレーとワールドカップラグビーは、ほぼ同じ時間に開催されていて、テレビのチャンネルをあっちこっちに変えながら見なければならないです。いい場面を見逃してしまったり。ですから必ず夜のスポーツニュースをみて、もう一度感動を呼び戻したり。大変!またドーハで開催されている世界陸上は夜中から朝方にかけてテレビで放送されています。テレビは夜中じゅうつけっぱなしになっています。

いずれの大会も素晴らしい試合を繰り広げています。凄い!

 ラグビーは今や凄い人気ですが、私が中学生、高校生の頃は凄い人気でした。中学高校と私は同志社に通っていました。その頃の同志社大学のラグビーは強かった。憧れのスポーツでした。もう終わってしまいましたが、大泉洋主演のドラマ「ノーサイド・ゲーム」は毎週欠かさず見ていました。皆が一つになっていくドラマとっても好きです。米津玄師が歌う主題歌「馬と鹿」のさびとドラマの映像があった時は、毎回涙してしまいました。

 さてラグビーの言葉の中に「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE」という言葉があります。私はこの言葉の意味を、「一人は皆のために、皆は一人のために。」だと思っていました。でも本当は「一人は皆のために、皆は一つの目標のために。」だということを知りました。なるほど、一人は皆のために、そしてその一人一人の力を集めて、皆は一人一人の夢見る目標に向かって進んでいく。ラグビーの試合を見ているとその意味が実感として伝わってきます。フォワードがトライに向けてボールを奪い、そして守。そしてその思いがこもったボールをバックスが繋いでトライにつなげる。やっぱりいい。心にグッときます。

 話は変わりますが、一人一人が悩んでいることや不安なこと。どうしても自分一人の中に閉じ込めてしまいがちです。自分の思いを声に出して叫びたい。でもどう叫んだらいいのか?どこで叫んだらいいのか?自分の思いを聞いてくれる人がいるのか。そんな思いを持ちながら日々過ごしていることが多いのではないかと思います。でもね、きっと自分の感じていることは、他の人たちも同じように感じ悩んでいるのだと思います。そして誰かが自分の感じている思いを声に出して叫んで欲しいと思っているのではないでしょうか?誰かが声を上げることでみんなが一緒に声を上げてくれるのだと思います。その一番最初の一人になるのが難しい。でも声を上げなければ伝わらない。声を上げなければ変わらない。ならば、皆でその最初の一人になればいいと思います。

 昔母が教えてくれた言葉があります。「一人でみる夢は夢でしかない。でも皆でみる夢は現実になる。」この言葉はいつも私の中にあります。そして、「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE」。この言葉を胸に、皆で素晴らしい社会に変えていきたいと思います。