【ドクターズインタビュー】手術について

渡邉医院の“痔の手術”への思い

木造和風・町屋造りの雰囲気が残る19床の入院設備

入院手術でのんびり過ごされることをおすすめしています

渡邉医院の“痔の手術の特徴”を教えてください

痔の手術で最も重要なのが“適切な診断”で、詳細に痔の状態を確認し、効果的な治療・手術の方法を見極めるようにしています。また、様々なケースに対応できるように、いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、切れ痔(裂肛)といった各痔に対応できる技術が磨くために、日々、研鑽を積んでいます。そして、痔の手術を行う時は、患者様への負担を軽くするために、できる限り痛み・出血を抑えるように工夫を凝らしています。

これらに加えて、当院ならではの大きな特徴として、“病床数19床の入院設備”があることが挙げられます。当院では基本的に、痔の手術を受けられる方には入院手術をおすすめしております。木造和風・町屋造りの雰囲気が残る入院設備で、皆様から「田舎に帰ってきたみたいで、落ち着く」と喜んでいただいています。

痔の手術は全例、入院手術となるのですか?

いいえ、日帰り手術も可能です。ですが、入院手術の方が楽だと思うのです。手術翌日に経過を診るためにご来院いただかないといけないので、日帰り手術だとご自宅と当院とを行ったり来たりしなければいけません。また、手術直後はやっぱり不安でしょうし、万が一、何かトラブルが起こった時、日帰り手術だとすぐに対応できません。その点、入院手術ならそばに医師・看護師がいるから安心で、トラブルにもすぐに対応できます。

そして、私が入院手術で一番良いと思うのが、日々の忙しさを忘れて1~2日、のんびり過ごせるからです。ご自宅だとそうはいかず、仕事のことが気になったり、家事をしなければいけなかったりして、ゆっくりと休めないことが多いです。ただ、「介護しないといけない家族がいる」「他所にペットを預けられない」「障害があるので入院が難しい」など、様々な事情で入院するのが難しい方もいらっしゃいますので、そういう場合には日帰り手術で対応しています。

入院手術には色々なメリットがあるのですね

そうですね。のんびりとお過ごしいただける入院手術の方が、術後の治りが良いと感じています。

昔、のんびり入院された方と、日帰り手術を受けられた方・すぐに退院された方との痛み止めの量を調べたことがあるのですが、のんびり入院された方の方が、トータルで痛み止めを服用した量が少なかったという結果が出ました。入院中は良好な状態だった方が、退院後、ちょっと傷が痛むようになったというケースもあり、それは退院してご自宅に戻ると、自分で食事の用意をしなければいけなかったり、ついつい掃除をしてしまったりと、のんびり過ごせなくなることが関係していると思います。なので、基本的には日帰り手術よりも入院手術、そして可能なら数日、のんびりと入院されることをおすすめしています。

 

患者様が「治したい」と思った時が手術のタイミング

“受診=手術”というわけではありません

 

痔の手術を受けるタイミングは、どのように決めるのですか?

手術のタイミングは、患者様が“しっかり治したい”と思った時です。基本的に痔は命に関わる病気ではありませんので、「今すぐ手術しないといけない」ということはありません。

患者様が「手術するかどうか、もう少し考えます」というのなら、それでもかまいませんし、反対に「つらい症状をなくして、すっきりしたい」というなら、仕事や家庭のスケジュールが調整できたタイミングで、入院手術または日帰り手術を受けていただければと思います。勘違いされている方が多いのですが、“受診=手術”ではなく、その方が「根本的に痔を治して、楽になりたい」と思った時に初めて、手術を検討するのです。

実際、皆様どんなタイミングで手術を受けられていますか?

患者様それぞれで色々なタイミングがあります。すごく痛みが強くて「すぐに手術したい」とおっしゃる方もいれば、ずっと軟膏で症状を抑え続けている方もおられます。対症療法を続けていらっしゃる方に「どうですか?」とお聞きすると、「良くもならないけど、悪くもなっていません」と言うので、「では、しっかり治したいと思った時でかまいませんので、手術したいと思った時はご相談ください」とお伝えすることもあります。

あと、切れ痔(裂肛)は良くなったり、悪くなったりを繰り返すことが多いのですが、「そろそろ、しっかり治したいので手術します」とおっしゃるケースもあります。手術のタイミングは医師が決めるのではなく、あくまで患者様次第です。ご本人が「治したい」と思った時が、一番良い手術のタイミングだと言えます。

痔の手術以外に、どんな手術を行われていますか?

「肛門皮垂(スキンタグ)が気になる」とご相談いただいて、手術することがあります。スキンタグの手術を行っていないところも多く、切除せずそのまま置いておかれる方もいるので、よく「他の方はどうしていますか?手術されていますか?」と質問されます。でも、「他の方と比べる必要はありません。ご自身がどうしたいかが大事です」とお答えしています。ご自身の気になる症状をどうしたいのか、そしてスキンタグも良性疾患なので、どのタイミングで手術するのか、全部患者様が決めてかまわないのです。

 

頑張って病気を治そうとしなくていい

入院してのんびりと過ごした方が、術後の治りが良いと言えます

 

痔の手術をご検討中の方へお伝えしたいことは?

「頑張って病気を治そうとしないでください」ということです。痔の日帰り手術だと、ご自宅でのケアなどで患者様の頑張りが必要になりますが、入院手術なら、そうしたことを私たちに任せることができます。「頑張って病気を治そう」と思う方が多いのですが、術後の治りを考えると、頑張らず、のんびりお過ごしいただくのが一番だと思います。

075-441-4303 LINEで相談 痔の手術漫画 youtube twitter
一番上に戻る
一番上に戻る
痔の手術漫画LINEで相談0754414303
渡邉医院 痔のコラム お尻のことでお悩みの方 痔の手術専用NAVI ~監修:渡邉医院~渡邉医院の強み 女性のお尻のお悩みサイト

医院情報

院名 渡邉医院
住所 〒602-8462
京都府京都市上京区浄福寺通今出川下ル
竪亀屋町255
TEL 075-441-4303

診療時間

診療時間 日・祝
9:00~12:00 ✖️

※術後の患者さんも緊急対応いたします。
※日曜日・祝日は休診です。
※第3土曜日は休診にさせていただきます。
※完全予約制ですので、必ずお電話して頂き、予約してからの受診をお願いいたします。
予約の電話受付は平日12:00-14:30です。