渡邉医院の入院設備について
開院当初の雰囲気が残る
木造和風・町屋造りの温かみがある入院設備
19床の入院設備がありますが、開院当初からあったのですか?
開院当初から入院設備があって、建物の老朽化にともない平成10年(1998年)に改築したのですが、木造和風・町屋造りの雰囲気は残しております。
「近代的なものに作り替える」という考えはなかったのですか?
そういう考えはありませんでした。患者様からも「今の雰囲気が良い」と言っていただいていましたし、前院長の父も木造和風・町屋造りの雰囲気にこだわっていたので、当時の雰囲気をできるだけ残す形で改築しました。今の状態でも十分利便性は良いですし、それにいかにも病院らしい白くて無機質な感じだと、なかなかリラックスできませんよね(笑)?入院される方にくつろぎの空間を提供したくて、あえて懐かしい雰囲気の造りとなっています。
入院設備の内容を詳しく教えてください
19床の入院設備で、ベッドだけでなく、畳敷きの個室もあります。特にこの畳敷きの個室が好評で、皆様、「ゆったりくつろげる」「実家に帰省したみたいで、落ち着く」とおっしゃります。お子様と一緒に入院することもできるので、小さなお子様がいらっしゃる方も安心して痔の入院手術を受けていただけます。
術後のケア・食事の準備は私たちに任せて
入院中はゆったりとした時間をお過ごしください
皆様、入院中はどのように過ごされていますか?
痔の入院手術はお昼ごろに行い、手術が終わって3時間くらい安静にしたら、あとは普段通りお過ごしいただけます。横になって休まれている方もおられれば、座ってテレビをご覧になられている方もいます。術後の痛みで苦しんで「うんうん」とうなっているような方は、まずおられません。皆様、のんびりとした時間をお過ごしになられています。
食事も準備していただけるのですか?
当院で準備いたします。これも術後の経過のためには大事で、日帰り手術だとご自分で食事を作らなくてはいけないことがあり、それで治りを悪くしてしまう場合があります。術後、患者様にはお体のケアに専念していただきたいと思っていて、そのため、当院では基本的に入院手術をおすすめしています。ただ、様々な事情により入院するのが難しい方もおられますので、そうした方には日帰り手術で対応しています。
日帰りと入院とで、術後の治りに差があるのですか?
昔、調べたことがあるのですが、日帰り手術を受けられた方と、入院手術を受けられた方とでは、痛み止めを飲まれる回数が違いました。入院手術を受けられた方の方が、お薬の総量が少なかったのです。それは、日常の喧騒を忘れて、お体をゆっくり休められる環境に身を置いたからではないかと思っています。術後の治りだけでなく、心にも良い影響があると思っていて、皆様忙しい毎日を送られていて、なかなか「1日ぼうっとして過ごす」という時間が取れません。せめて、手術を受けられた後くらいは、そうした時間を過ごして、リフレッシュするのも良いのではないでしょうか?
痔を治すためだけでなく
日常の喧騒が忘れられる時間を過ごしてみませんか?
「日帰り?それとも入院?」と迷われている方へお伝えしたいことは?
「日帰り手術の方が楽なのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、今もお話しした通り、術後の治りを考えると入院手術がおすすめです。日帰り手術でも、翌日には診察のためにご来院いただかないといけませんし、ご自宅でのケアなど、患者様にご協力いただかないといけないこともあります。入院すれば、当然診察のために通院する手間はありませんし、術後のケアも私たちへお任せいただけます。
入院された方は皆様、「久しぶりにのんびりできた」「リフレッシュできた」とおっしゃっています。痔を治すために入院するのですが、それだけでなく、忙しい毎日から解放されて羽を伸ばすために、入院してゆったりとした時間を過ごされてみてはいかがでしょうか?