今回は渡邉医院での入院の際に必要な費用に関してお話します。
渡邉医院は内痔核、痔瘻、裂肛などの肛門の良性疾患の患者さんで、入院での手術が必要な患者さんに入院していただいています。内痔核や痔瘻、裂肛に対しての手術点数は前回お話したように、全国一律で決まっていますので、どの保健医療機関でも同じです。入院基本料は、病院や診療所の規模や医師、看護職員等の配置などによって異なってきます。渡邉医院は有床診療所、入院基本料は2週間までは1日722点です。1点が10円なので、722点×10円=7220円です。患者さんの負担割合で、3割負担の方は×30%、2割負担の方は×20%、1割負担の方は×10%となります。
この入院基本料と手術料が主な費用になってきます。あとは、術後の抗生剤の内服薬や術後の処置などに点数が付きますが、術後の処置は52点。内服薬はそれほど高くないので、ほとんどが、この手術料と入院基本料となります。内痔核に対しての痔核根治術、痔瘻に対しての痔瘻根治術、裂肛に対しての裂肛根治術に関して、1泊2日、3泊4日の大まかな概算をパワーポイントで紹介します。
入院手術で、各保険医療機関で入院費用が異なるのは、手術の際の麻酔の方法や、その時の管理料。また医療機関の規模や人員配置の違いで、入院基本料が異なることが大きい理由だと思います。