今年最後のレシピは「おせち」です。今回は、お重⑤揚げ物(ぶりの竜田揚げ・わかさぎの姿揚・ごぼうのから揚げ)と、お重⑥棒鱈・甘煮(金柑の甘露煮・栗の渋皮煮・さつまいものレモン煮)のレシピを紹介します。
前回は私が小さい頃のおせち料理に関して少し思い出をお話ししました。皆さんにもいろんな思い出があると思います。随分今とは違っていたなあと思います。
昔は、12月の中旬ごろに、母方の親戚が渡邉家に集まってお餅つき大会をしていました。お餅つき大会と言っても、電動の餅つき機でつくのですが。前日からもち米を洗って準備をして、当日蒸して餅つきをしていました。
電動の餅つき機でも、やっぱり家でつくと楽しい。皆でワイワイ言いながら、つきたてのお餅を丸めていく。出来立てのお餅は、めちゃくちゃ熱い。それを素早く丸めていく。形良かったり悪かったり。少し大きかったり小さかったり。それぞれいい味を出しています。
お昼ご飯はつきたてのお餅を黄な粉をまぶして食べたり、小さくちぎって大根おろしで食べる。これはいくらでもお腹の中に入っていきます。最後には鏡餅をつくる。すべて終わって、片付けまで終わると今度は皆で宴会。とても楽しい、親戚づきあい。年に1回のお餅つき大会を楽しみにしていました。
このようにお餅つき大会やおせち料理の手伝いをしていくにしたがって新年を迎える気持ちが盛り上がっていったんだと思います。最近はちょっとその盛り上がりが少ないかなあと思います。
さて、そろそろレシピを紹介しますね。
お重⑤揚げ物(ぶりの竜田揚げ・わかさぎの姿揚・ごぼうのから揚げ)
ぶりの竜田揚げ
<材料>
ぶり 2切れ
★生姜(すりおろし) 1かけ
★めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ2
小麦粉 適宜
片栗粉 適宜
<作り方>
①ぶりを棒状に切る。
②★に①を20分以上漬ける。
③②に小麦粉・片栗粉をつけ揚げる。
ごぼうのから揚げ(市販品)
市販の冷凍品を揚げる。
わかさぎの姿揚げ
①わかさぎは塩をしてきれいに洗う。
②めんつゆ・小麦粉・片栗粉を混ぜた衣をつけて揚げる。
お重⑥棒鱈・甘煮(金柑の甘露煮・栗の渋皮煮・さつまいものレモン煮)
棒鱈
さつまいものレモン煮
- ①皮付きのさつまいもはきれいに洗い、1cm幅に切り、水に漬ける。
- ②電子レンジにかけられる器に①と水100ml・砂糖大さじ2・レモン汁・小さじ1を入れ軟らかくなるまで電子レンジにかける。ラップをしたまま冷ます。
栗の渋皮煮
- ①栗は渋皮を傷つけないように鬼皮をむく。
- ②鍋に①とたっぷりの水と重曹を入れ20分ゆでる。
- ③崩れないように水に取り、やさしく筋を取り、きれいな水につける。
- ④②③をもう一度繰り返す。
(栗の硬さ、筋の残り具合でもう一度繰り返す。)
⑤ひたひたの水と砂糖の1/3を入れ10分煮ます。
⑥⑤を後2回繰り返す。
金柑の甘露煮
<材料>
きんかん 1パック
砂糖 きんかんの重さの半分
<作り方>
①金柑はきれいに洗い、ヘタを取る。
②縦に切り込みを入れる(10本くらい)
③鍋に②とひたひたの水を入れ軟らかくなるまで煮る。
④砂糖を入れて10分ほど煮る。
⑤汁に浸ったまま冷ます。