渡邉医院

12月の献立を紹介します。

 12月は「うちからあったか酒かす三昧」をテーマにレシピを紹介してきました。今回はそれを使った献立を紹介します。

 いよいよ今日から、第76回日本大腸肛門病学会が始まりました。今年の学会はどんな感じに開催されるかわからなかったので、WEBでの参加にしました。

 今日は、診療の合間に参加していました。今日の肛門疾患に関しての演題は少なかったようです。

 その中で、「糞便栓塞」についての発表がありました。便が詰まって苦しい病気です。便が詰まってしまうと、それだけでも肛門は痛くなってしまいます。また便が詰まって出なくなると尿まで出なくなってしまいます。発表によると、女性より男性に多いとのことでした。また、この病気があれば糞便栓塞になりやすいといった基礎疾患はないとのことでした。
 また、どうしても高齢者に多い傾向があり、いったん糞便栓塞になってもその後のフォローがなかなか難しいとのことでした。このことは私もよくわかります。糞便栓塞になる方は詰まって苦しくなってからの受診になることが多いです。定期的に受診して、排便の状態をききながら、緩下剤を処方して便が詰まらないようにするといった受診行動が難しいことが多いです。便が詰まるととても辛いのですが、どうしても繰り返してしまうことが多いです。糞便栓塞後に、また便が詰まらないようにしていくことはとても大切なことですが、なかなか難しいのが現状の様です。私は患者さんに、「もしも便が出ないようならば、早めに受診してくださいね。詰まってしまうと今回のように、とても辛いですからね。」とお話ししています。
 さて明日は、休診にさせてもらっているので、朝から学会に参加しようと思います。
 午前中はシンポジウム「裂肛・肛門狭窄の診断と治療」に、午後はワークショップ「大腸肛門機能障害の評価と治療」に参加して勉強しようと思っています。
 昼間のランチョンセミナーは「長いー、長いー便秘の歴史を50分で語る」を聴きに行こうと思います。どんな内容か楽しみです。
 これらの学会の内容に関しては、後日ブログでアップしていきますね。

 さて、12月のレシピを使っての献立ですが、その内容は

・酒かす衣のから揚げ・粕漬け3種(豆腐・鮭・アボカド)・白い野菜のグラタン・人参の初雪和え・ご飯

の全5品です。是非つくってみて下さいね。