3月のレシピ、今日は「生節とふきの炊き合わせ」のレシピを紹介します。
またまた知らない言葉が出てきました。「生節」です。後で管理栄養士さんの一言でも紹介しますが、私も調べてみました。
まず「生節」の読み方です。「なまぶし」かなあと思いましたが、「なまりぶし」でした。
「生節」は生のカツオをさばいた後に、蒸したり茹でるなどの過熱の処理を行った後、一度だけ燻製した加工品だそうです。この燻製の工程を何回も繰り返したものが、カチカチ硬くなった鰹節だそうです。燻製の過程を10~15回繰り返し、カビを付けて天日干しをすると鰹節になるそうです。
生節はそれ自体に味が付いていないので調味料を掛けたり、煮つけやお味噌汁などで美味しく食べれるそうです。調べたレシピには辛子マヨネーズを付けたり、ポン酢と大根おろしで食べたりするようです。今回紹介するレシピはふきとの炊き合わせです。
もう一つ、管理栄養士さんが送って下さったレシピに「早花咲月(さはなさきつき)」という言葉がありました。早く花が咲く月?これも調べてみました。
「早花咲月」は3月の異名でした。3月の異名には他に「夢見月」、「花見月」、「雛月」、「春惜月」などがありました。やはり桜をイメージした言葉のような気がします。様々な草花、自然が芽吹くそして花を咲かせる、そういったほんわかした、柔らかい印象を受けます。日本人の自然に対する思いなどが込められているなあと思います。
では、そろそろレシピを紹介しますね。
「生節とふきの炊き合わせ」
(1人分)エネルギー 約300kcal たんぱく質 25g 鉄 3.8g
材料
生節 2切れ
ふき 2本
焼き豆腐 小1つ
★出し 300ml
★醤油 大さじ2
★酒 大さじ1
★砂糖 大さじ1
作り方
- ①生節はお湯をかけて臭みを抜く。
- ②ふきは茹でて5cmの長さに切り、焼豆腐は一口大に切る。
- ③鍋に★を入れ①を10分ほど煮る。
- ④③に②を入れさらに10分ほど煮る。
管理栄養士さんから一言
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生節・生利節(なまぶし・なまりぶし)
主にかつおを原料に蒸したりゆでたりした加工品で、まぐろや鯖で作られることもあります。
低エネルギー高たんぱく質でビタミン・ミネラルの多さが特徴です。
ビタミンB群は免疫力アップ・疲労回復・脂肪や糖質の代謝に関与し、
血合いに豊富に含まれる鉄分とともに貧血予防に役立ちます。
ビタミンD・カルシウム・マグネシウム・リンはたんぱく質とともに
筋肉・骨の合成に使われます。