渡邉医院

「切干ともやしのもずく酢和え」のレシピを紹介します。

 今週はお盆の期間です。一気に熱くなって、熱中症も心配な時期です。熱中症対策もしっかりとって、この暑い夏を乗り切りましょうね。
 今回、9月のレシピの中には「手作りスポーツドリンク」のレシピもあります。しっかり水分も摂ることが大事ですが、どうしても暑い夏、食欲も落ちがちです。バランスの取れた食事を摂っていくことも大事です。と管理栄養士さんの言葉です。

 今回のレシピを送っていただいた時に、管理栄養士さんからこんなコメントが付いていました。

「コロナ・日照不足・大雨被害と様々な要因でこの夏は野菜が高くなりました。今月中には収まるそうですが台風の時期でもあり影響が残ることも予想されます。
 でも、『しっかり食べて負けないからだづくり』が大切と思い、いつでも安価で安定しているもの・乾物・冷凍などを使ったメニューにしてみました。もちろん旬のお野菜があればその方がよいのですが。
 今年は長い梅雨が明けたと思ったら猛暑で熱中症も心配です。
 しっかり食事を取ることで水分・塩分補給ができ、たんぱく質摂取で筋肉を保つことにより体内の水分保持も期待できます。熱中症予防=水分と思いがちですがまずはバランスの良い食事が大切かと思います。」

 9月のレシピの第一弾は「切干ともやしのもずく酢和え」です。

 もずくは酢の物にしても美味しいですし、私が好きなのはもずくの天ぷらです。天つゆで食べてもいいですし、押しをで食べるのも美味しいです。なんとなくもちもちした食感で美味しいです。あと、もずくのお味噌汁も好きです。ご飯のおかずにもなりそうです。
 肛門科的には便秘にもいいと思います。便の量を増やしてくれます。
 少しもずくのことを調べてみました。

 日本で消費されているもずく95%以上が沖縄産だそうです。しかもその約90%が養殖ものだそうです。たまに行く沖縄料理屋さんにもずくの天ぷらがあるのも納得です。沖縄の言葉では、「もずく」のことを「スヌイ」と言うそうです。

 もずくにはフコダインというものが含まれています。フコダインはコレステロールを下げる働きがあるようです。糖尿病や高脂血症の人にも効果がありそうです。また、抗酸化力強いそうで、癌の予防にも効果があるということです。また先ほどもお話しましたが、便秘などにも有効で町内の環境を整えてくれます。食物繊維が豊富なので、この食物繊維が町内の善玉菌の栄養のもとになります。町内の善玉菌が増えることで腸内の環境が良くなります。

 そろそろレシピを紹介しますね。

「切干ともやしのもずく酢和え」

1人分(作った1/4量) 約70kcal たんぱく質 2g 食物繊維  3g

 材料(作りやすい分量)

切り干し大根    15g
  もどして  80g
もやし      100g
きゅうり    1/2本
もずく酢    2パック
すりごま    大さじ1
ごま油     小さじ2

(作り方)

 *もずく酢を調味料として使うと便利です。

管理栄養士さんから一言

切り干し大根

切り干し大根はカリウム・カルシウム・鉄・ビタミンB1B2・食物繊維の
含有量が多く、価格も安定している優秀食材です。
煮物で食べることが多いですが火を使わない調理にも使えます。
また、酢と一緒に取ることでカルシウム・鉄の吸収がよくなります。