渡邉医院

「5分で巣ごもり朝定食」のレシピを紹介します。

 今日は、一日中激しく雨が降り続けています。本格的に梅雨の時期になりました。

 雨と共に新型コロナウイルスも流されて、綺麗さっぱりして欲しいですが、なかなかそうはいきません。緊急事態宣言が解除されても、まだまだ感染拡大に気をつけて生活をしていかなければなりません。早く今まで通りの日常生活に戻れることを願っています。
 学校も始まり、子どもたちの笑顔が早く戻ってくれればと思います。

 7月のレシピは「朝ごはん」をテーマに管理栄養士さんが考えて下さいました。自粛生活の中、どうしても食生活が乱れてしまっているのではないかと思います。特に朝ごはんが抜けてしまうのではないかと思います。

 肛門科的にも朝ごはんはとっても大切です。朝起きて、何も入っていない胃の中に食べ物などが入ることで、一気にお腹が動き出します。大蠕動が起きます。このことによって、直腸に便が降りてきて、便意を感じスッキリ便が出るようになります。快便を得るためにも朝ごはんは大切です。
 また、朝ごはんを食べることで、これから始まる一日への活力、エネルギーが湧いてきます。私も、朝ごはんを食べないとその日一日全然だめです。どんなことがあっても、何でもいいので朝ごはんを食べています。また朝ごはんを美味しく食べれることで、「今日も元気だ!」と言った感じになります。

 管理栄養士さんからは次のようなメールをいただきました。

「今月は『巣ごもり生活』からリズムを取り戻すための『朝ごはん』で作りました。

『料理の巣ごもり』は朝ごはんにピッタリ!きゃべつの千切りに卵を使ったものが一般的ですが、野菜・きのこなど【緑】×たんぱく質【赤】(卵・チーズ・鯖缶など)と思えば、組み合わせも無限大!ぜひ楽しんで新定番を作っていただきたいと思います。

「起きるのが遅くなり、朝ごはんがなくなり、昼ご飯も簡単に、特に運動することもなくだらだらとおやつを食べ、夕食を食べてから活動的になり夜中まで起きて夜食」知らず知らずこんな生活に近づいていました。

いきなりきちんとしようと思ってもなかなか難しいですが、ゆるんだ生活リズムを戻すには、まずは『朝ごはん』!

朝食をうかがうと「『菓子パンとコーヒー』を食べてます」との回答が多数。菓子パンはお菓子の分類でこれだと食事でなくおやつになってしまいます。食事のとき『赤・黄・緑』と唱えてください。冷蔵庫と相談して足りないものを補うことで食事バランスは整います。無理のない範囲で身体を整えこれからの厳しい夏を過ごしたいと思います。」

 では、7月のレシピの第一弾として、「5分で巣ごもり朝定食」のレシピを紹介しますね。

「5分で巣ごもり朝定食」

エネルギー 約400kcal
たんぱく質    15g 
食物繊維      5g 
野菜摂取量   120g

*市販のお惣菜で味付けいらず。
●味噌汁
*鯖缶・わかめ・麩・味噌を茶碗に入れ、お湯を注ぐ。
●ごはん

小松菜とひじき煮の巣ごもり(1人前)

材料
小松菜(冷凍でも可)  70g
ひじき煮        50g
卵           1個

作り方
皿に3cmの長さの小松菜・ひじき煮・卵をのせラップをして
600wで2分30秒チンする。
*卵は爆発しないように卵黄を爪楊枝で2~3か所さしておく。
*電子レンジの解凍モードか200wで時間をかけて加熱してもよい。

管理栄養士さんから一言
惣菜
市販のお惣菜を使うことで簡単に調理ができますが、そのまま小鉢にすると
塩分が多くなりがちです。今回のように調味料を兼ねて使い、他の食材をプラスすることで栄養バランスもよくなります。
切り干し大根煮、きんぴら、筑前煮などいろいろな惣菜に応用できます。
カット野菜や冷凍野菜を使うことでさらに手軽に使えます。