今回は「鉄火味噌」のレシピを紹介します。
「鉄火味噌」。私は初めて聞いた名前です。鉄火というと鉄火巻を直ぐに思い浮かべます。
鉄火は真っ赤に熱した鉄を示す言葉で、マグロの赤身の赤さをこの鉄火に例えてつけられたという説があるそうです。
では鉄火味噌の鉄火って何なんだろうと調べてみました。
「鉄火」という名前を料理に付けたのはこの「鉄火味噌」が一番最初だったそうです。「鉄火味噌」は豆味噌料理で、色が赤く、辛味があったことから「鉄火」という言葉が付けられたそうです。赤い色、辛味があって食べると体が温かくなる。といったところから真っ赤に熱せられた鉄を指す「鉄火」がつけられたのかなあと思います。
「鉄火味噌」を調べてみると、みじん切りのごぼうや生姜などの根菜を胡麻で炒めて赤みそやみりんなどの調味料を加え、そこに炒り大豆を加えて練り上げた、おかずになる味噌。
滋養豊富で体を温める働きがある。これから2月になって寒さが深まる時期には体が温まりいいですね。
きっとアツアツの白ご飯の上にのせてたべたり、おにぎりの具にするのもいいかもしれません。また、お豆腐にのせてもいいかもしれませんね。お酒の肴にもなるかもしれませんね。
節分の豆撒きで使った豆で作るのもいいですね。
それでは「鉄火味噌」のレシピを紹介します。
「鉄火味噌」
全体量 1200kcal、たんぱく質 60g、食物繊維 38g、食塩相当量 14g
材料(作りやすい量)
煎り大豆 100g
ごぼう 1本
ごま油 大さじ1
赤味噌 120g
砂糖 60g
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
水 大さじ4
作り方
- ①ごぼうを短い千切りにする。
- ②フライパンにごま油を入れ①を炒め、火が通ったら残りのすべての材料を入れとろみがつくまで炒める。
- 管理栄養士さんから一言
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鉄火味噌
「鉄火〇〇」の料理名の最初とも言われています。
豆味噌・大豆を使うことは共通していますが根菜の種類や仕上がりの状態などいろいろあります。
栄養豊富で大日本帝国のレシピ集にのっていたり、マクロビオティック(玄米菜食)の代表的な食養料理だそうです。
節分の豆が残ったら作ってみてはいかがでしょうか。