渡邉医院

「鱧の梅肉フライ」のレシピを紹介します。

 7月最後のレシピは「鱧の梅肉フライ」です。
 京都の夏の味覚というと、やはり「鱧」という声が上がると思います。7月の祇園祭には欠かせない味覚だと思います。
 「鱧」はウナギ目ハモ科に分類されるそうです。1m前後のものが多いそうですが、2.5mにもなる大物もあるそうです。鱧料理というとやはり、「骨切り」。鱧には約3500本もの骨があるそうです。そのうち小骨が約600本もあるとされているそうです。この小骨を上手く処理しないと、鱧を美味しく頂くことはできません。
 「骨切り」は、鱧の薄い皮を残したまま、身の中の小骨を刻んでいく包丁技のことで、この「骨切り」の技術の正確さが鱧料理の良し悪しを決めるそうです。外科医でいうとメスさばきですね。
 鱧料理と言えば、鱧の落としが直ぐに頭に浮かびますが、それ以外にも鱧しゃぶや刺身、鱧の押し寿司もありますね。
 今日は「鱧の梅肉フライ」のレシピを紹介しますね。

「鱧の梅肉フライ」

1人分 約330kcal、たんぱく質 20g、食物繊維 1.7g

材料(2人分)
はも     150g
梅干し 2個
青しそ   3枚
*小麦粉   大さじ1
*卵     1個
*水   1/2カップ
パン粉    適宜
サラダ油   大さじ1
★きゃべつ   100g
★青じそ    2枚

作り方
①   *で衣(バッター液)を作る。
②   鱧は食べやすい大きさに切り、梅肉を塗ってしそをつけ、①をつけてパン粉をつける。
③   サラダ油で揚げる。
④   ★を千切りにし盛り付ける。

管理栄養士さんから一言
はも
京都の夏の食べ物の代表で、疲労回復・動脈硬化予防・骨粗鬆症予防など様々な効果があります。
たんぱく質が豊富で、脂質にはオレイン酸やドコサヘキサエン酸(DHA)を多く含みます。
骨きりして骨ごと食べるのでカルシウムも豊富です。皮にもコラーゲンが多く含まれます。