渡邉医院

「祝い肴3種」のレシピを紹介します。

 今回は「祝い肴3種」のレシピを紹介します。3種は「数の子」、「ブランデー黒豆」、そして「アーモンド田作り」の3種類です。
 「お節料理」は地域やそれぞれの家庭で入っているものが違います。今では、いろんなお店のお節料理を選んで買うことが出来ますが、昔は各家庭でお節料理を作っていたと思います。私も年末大みそかに、母と一緒にお節料理を作っていたことを思い出します。
 いろんな料理がお節料理には入ると思いますが、その中で共通して、そしてお節料理に欠かせない代表的な料理が「数の子、黒豆、田作り」です。この三つの料理を「祝い肴三種」とか「三つ肴」と言うそうです。
 それぞれの料理の意味やいわれを少し調べてみました。
 「数の子」はニシンの卵。たくさんの卵が詰まっていて、その粒が多いことから、「子宝に恵まれるように。」、「子孫繁栄」の願いが込められているといいます。
 「黒豆」は黒豆の「黒」に、邪気を払って不老長寿をもたらす色という意味があるそうです。また、家族が一年間「まめ」に働けるようにとの願いが込められているそうです。
 「田作り」は地方によっては「ごまめ」とも呼ばれるそうです。「田作り」というのは、今年も無事に良い米が収穫できますようにという、豊作祈願の意味が込められていることから「田作り」と呼ばれるようになったそうです。また、「ごまめ」もイワシを肥料にして米を作ったところ、五万俵ものお米が収穫できたということから「五万米」から「ごまめ」になったということです。
 お正月は、こんなことを考えながら食べようと思います。ではレシピを紹介しますね。

「数の子」
 数の子は市販の数の子にかつお節を載せるだけです。

「ブランデー黒豆」

材料(作りやすい量)
蒸し黒豆 1袋
砂糖 大さじ2
水 100㏄ 
しょうゆ 2滴
ブランデー 大さじ2

作り方
①砂糖と水を鍋に入れ半量まで煮詰める。
②蒸し黒豆、ブランデーしょうゆを入れ一煮立ちする。
 時間がたつほど味がしみこみます。お酒を効かせたいときは火を止めてから入れます。

「アーモンド田作り」

材料(作りやすい量)
小魚アーモンド 1袋
しょうゆ 小さじ1弱
みりん  小さじ1弱

作り方
①皿にしょうゆとみりんを入れ、ラップなしで電子レンジにかけ、少し煮詰める。
②小魚アーモンドを混ぜて、バラバラにして乾かす。

どの料理もお酒のつまみにもなりますね!日本酒にも、ワインにも。
是非作って一杯やって下さいね。