今回から3回にわたって、「お手軽おせち料理」のレシピを紹介していきたいと思います。今回は「栗きんとん」と「くわいの素揚げ」のレシピです。
最近では、いろんな種類のお節料理が売られていたり、お正月も早くからお店が開いているので、お正月の準備をしなくても大丈夫になってきているなあと思います。
私が小さい頃は、お正月はお店は締まっているところが多く、年末は母と妹と一緒に年越し年始の買い物に一緒に市場に行ったり、お節料理の準備を一緒に手伝ったりしていたものです。くわいの角を折らないように皮をむいたり、鈴の形に切ったりしました。煮つけに使うニンジンを梅の花のように切ったり、つぼみのように切ったりしていました。また、渡邉家の元旦のお雑煮は、ごぼうと鶏肉のお澄ましですが、その時に使うごぼうの笹掛を作ったり。結構楽しいひと時だった記憶があります。また、年末には母方の親せきが集まって、みんなで餅つき機を使ってたくさんのお餅をついて、丸餅を作ったり、年末年始、家族や親せきが合う年に一度の時期でした。なんか、懐かしく思えてきます。
「くわい」について少し調べてみました。くわいは中国が原産で、オモダカ科の水性野菜。中国と日本でしか栽培されていないそうです。中国のものが白くわい、日本のものが青くわいと呼ばれているいるそうです。日本の青くわいは、勢いよく芽がでることから縁起物としてお正月料理に使われるようです。
では「栗きんとん」と「くわいの素揚げ」のレシピを紹介しますね。
「栗きんとん」
材料(作りやすい量)
焼き芋 1/2本
栗の甘露煮
めんつゆ 小さじ2
水 適宜
作り方
①焼き芋の皮を取りつぶす。
②めんつゆをお湯で割り硬さを見ながら加える。
③栗を飾る
「くわいの素揚げ」
材料
くわい
塩
こしょう
油
作り方
①くわいは皮をむき、薄切りにする。小さいものはまるごと。
②170℃くらいの油で揚げる。
③塩・こしょうをふる。
今回は里芋で作りました。里芋もおいしいです。
「管理栄養士さんから一言」
さつまいも
最近ではいろいろな種類のさつまいもが店頭に並んでいます。
ほくほくしたもの、ねっとりしたものなどお好みのものを探してみてください。
栄養面では食物繊維が多く便をやわらかくする効果のヤラピンも含まれていて
便秘に効果があります。
熱に強いビタミンCも豊富に含まれていて、ビタミンEやβカロテンとともに抗酸化作用
があり老化予防に効果があるといわれています。